松崎伸吾
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松崎 伸吾 東北楽天ゴールデンイーグルス No.47 |
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基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 福島県相馬市 |
生年月日 | 1983年9月17日(24歳) |
身長 体重 |
180cm 90kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2005年 大学生・社会人ドラフト1巡目 |
初出場 | 2006年3月26日 |
経歴 | |
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松崎 伸吾(まつざき しんご、1983年9月17日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属するプロ野球選手(投手)。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] プロ入り前
- 小学時代に兄の影響で少年野球チームに入る。中学時代は軟式野球部でプレーし、本格的に投手を始める。
- 青森の光星学院高等学校に進学。2年夏まで打撃投手。3年夏の甲子園では投手兼一塁手として4番を打ち、ベスト8まで進出。
- 東北福祉大学に進学。1年秋からベンチ入り。読売ジャイアンツに入団した同級生・福田聡志とともに2004年全日本大学野球選手権大会優勝に貢献。同年の春と秋にベストナイン受賞。翌2005年は、日米大学野球第34回大会の全日本大学選抜メンバーに選ばれる。同年秋にベストナイン、また防御率0.48でリーグ最優秀防御率を獲得。大学通算20勝1敗。
- 2005年大学・社会人ドラフトで楽天の1巡目指名を受ける。同ドラフト7巡目指名の井野卓は大学の同級生でバッテリーを組んでいた同僚。
[編集] プロ入り後
開幕一軍となり、開幕2戦目に救援投手として初登板を果たす。最終的に一軍登板10試合、うち8試合に先発した。たが全て早い回に降板し、5回まで持ったのは3度きり。チームメイトの一場靖弘の持つパリーグ新人投手開幕7連敗を上回る新人開幕8連敗と、ワースト記録を更新した。
しかしファームでは好成績を収め、防御率2.55を記録しイースタンリーグ優秀選手賞を受賞した。フレッシュオールスターゲームでも優秀選手賞を受賞。
開幕一軍を果たすも連敗が続き、4月15日にプロ野球タイ記録となるプロ入り11連敗を喫した。
5月18日、フルスタ宮城での千葉ロッテ戦でリリーフ登板し、チームは5-0で勝利。松崎は2回と2/3イニングを投げ、通算23登板目にして念願の初勝利を挙げた。
しかしこの年も5度の先発では防御率9点台で1勝もできず、先発登板13試合でいまだ勝ち星を挙げることはできていない。
[編集] 人物・エピソード
- 速球はMAX148km/h、平均130km/h後半から140km/h半ば。ストレートとスライダーやチェンジアップの制球力を武器にした粘り強い投球が持ち味である。奪三振はあまり多くはなく、球威で詰まらせる投球スタイル。しかし精神的に脆いところがあり、先発として登板するとコントロールを乱してしまうことが多く、打ち込まれる原因になっている。2007年からは速球派を目指し、力のあるストレートで押す投球も見せている。
- 井野卓と共に東北福祉大学のバッテリーが揃っての入団ということになったが、これは1990年の吉田太-矢野輝弘以来のことである。
- 2005年の明治神宮野球大会代表決定戦では、同期入団の青山浩二(当時、八戸大学のエース)と投げ合いを演じた。試合は延長10回の末、6-5で東北福祉大が勝利した。
- 光星学院高校3年時は投手で4番打者であったのだが、背番号は「9」であった。春の県大会まではエースナンバーを背負っていた大野投手と交互に先発していたが、同投手が死球を受け、戦線離脱。それから甲子園まで、ほとんど松崎が一人で投げぬいた。本人はもともとは投手志望で入部したという。投打で活躍して同校の8強入りに貢献した。
- 高校2年次にも夏の甲子園に出場したが、ベンチ入りはしていない。当時一学年上には、後に楽天でもチームメイトとなる根市寛貴や、斎藤広大(後に早稲田大学進学)という二枚看板がいたためレギュラーにはなれなかった。
- 2006年に行われたイーグルスのゴルフコンペに参加。スコアは240で、これはゴルフ初心者としてもかなり多い数字。福盛和男のブログによるとドライバーでもアイアンでも飛距離が同じで、松崎が使って最も飛ばせたものがパターだったという。
[編集] 獲得タイトル・表彰など
- フレッシュオールスターゲーム出場(2006年)
- フレッシュオールスターゲーム優秀選手賞(2006年)
- イースタンリーグ優秀選手賞(2006年)
[編集] 通算成績
年度 | チーム | 背番号 | 試合 | 勝数 | 敗数 | セーブ | 完投 | 完封勝 | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 自責点 | 防御率 |
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2006 | 東北楽天 | 47 | 10 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 31.2 | 45 | 21 | 21 | 2 | 27 | 7.67 |
2007 | 19 | 1 | 6 | 0 | 0 | 0 | 45 | 49 | 26 | 19 | 2 | 25 | 5.00 | ||
通算(2年) | 29 | 1 | 14 | 0 | 0 | 0 | 76.2 | 94 | 47 | 40 | 4 | 52 | 6.10 |
[編集] 記録
- 初登板:2006年3月26日、対日本ハム戦(札幌ドーム)。8回裏から。
- 初奪三振:2006年3月30日、対オリックス戦(フルキャストスタジアム宮城)。1回表、打者平野恵一。
- 初勝利:2007年5月18日、対ロッテ戦(フルキャストスタジアム宮城)。
[編集] 関連項目
監督 |
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19野村克也 |
コーチ |
78橋上秀樹(ヘッド)|71紀藤真琴(投手)|76杉山賢人(ブルペン)|77池山隆寛(打撃)|81関川浩一(打撃補佐) 80西俊児(内野守備走塁)|75佐竹学(外野守備走塁)|70山田勝彦(バッテリー)|73野村克則(バッテリー) |
二軍監督・コーチ |
87松井優典(監督)|82吉田豊彦(投手)|86星野おさむ(打撃)|89永池恭男(内野守備走塁) 85広橋公寿(外野守備走塁)|90芹澤裕二(バッテリー)|84高村祐(育成/投手)|74米田慶三郎(育成/野手) |
投手 |
0佐藤宏志|11一場靖弘|13小倉恒|14牧野塁|16山村宏樹|18田中将大|20長谷部康平|21岩隈久志|22愛敬尚史|26有銘兼久 28片山博視|29林恩宇|30永井怜|34渡邉恒樹|36朝井秀樹|40吉崎勝|41青山浩二|43寺田龍平|45川井貴志|47松崎伸吾 49インチェ|50ドミンゴ|51川岸強|53石田隆司|54木谷寿巳|56戸部浩|57小山伸一郎|59菊池保則|60石川賢|65松本輝 |
捕手 |
27河田寿司|31藤井彰人|37嶋基宏|39井野卓|44中谷仁|48伊志嶺忠|52山本大明|58木村考壱朗|67銀次 |
内野手 |
1塩川達也|2渡辺直人|3吉岡雄二|4高須洋介|6西谷尚徳|7山崎武司|12草野大輔 17フェルナンデス|32沖原佳典|35大廣翔治|38山下勝充|55リック|66西村弥|68枡田慎太郎 |
外野手 |
00森谷昭仁|8礒部公一|9鷹野史寿|23聖澤諒|24山崎隆広|25横川史学 33平石洋介|46鉄平|61憲史|62高波文一|63牧田明久|64中島俊哉 |
育成選手 |
121内村賢介(内野手)|126中村真人(外野手) |
東北楽天ゴールデンイーグルス 2005年ドラフト指名選手 |
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大学生・社会人 - 1巡目:松崎伸吾 / 3巡目:青山浩二 / 4巡目:河田寿司 / 5巡目:西村弥 6巡目:木谷寿巳 / 7巡目:井野卓 / 8巡目:草野大輔 / 9巡目:山崎隆広 |
高校生 - 1巡目:片山博視 / 3巡目:宇部銀次 / 4巡目:枡田慎太郎 |