青山浩二
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青山 浩二 東北楽天ゴールデンイーグルス No.41 |
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基本情報 | |
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出身地 | 北海道函館市 |
生年月日 | 1983年8月12日(24歳) |
身長 体重 |
180cm 80kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2005年 大学生・社会人ドラフト3巡目 |
初出場 | 2006年3月25日 |
経歴 | |
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青山 浩二(あおやま こうじ、1983年8月12日- )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属するプロ野球選手である。ポジションは投手。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] プロ入り前
- 八戸大学に進学し、大学通算20勝無敗の成績を挙げる。2005年の明治神宮野球大会代表決定戦では、エースとして同期入団の松崎伸吾(当時、東北福祉大のエース左腕)と投げ合った。(試合は延長10回の末、6-5で東北福祉大が勝利)
- 2005年の大学・社会人ドラフトにて東北楽天ゴールデンイーグルスから3巡目指名を受け入団。
[編集] プロ入り後
[編集] 2006年
開幕一軍を勝ち取り、ルーキーながら主に中継ぎとしてフル回転する。先発が早く降板した試合では必ずといっていいほどロングリリーフを担当し、交流戦終了時にはチームトップの34試合に登板した。5月31日の阪神タイガース戦でプロ初勝利を挙げる。阪神リードで8回裏2死から登板し、4球しか投げなかったが、9回に味方が逆転したため勝ち投手となった。しかしその後、疲労から徐々に打ち込まれはじめ、8月上旬に二軍落ちとなる。シーズン終盤の9月26日に再び一軍に合流し、最終戦にリリーフ登板、2回を無失点に抑えた。
11月1日、仙台市内の病院で秋季キャンプ練習中に傷めた右ひざ(半月板損傷)の手術を受ける。
[編集] 2007年
開幕ローテーション入りを果たす。開幕2戦目に先発登板し、無死満塁のピンチをG.G.佐藤、中村剛也、細川亨を三者三振に仕留め切り抜けるなど西武打線を6回1失点に抑え勝利投手となり、先発での初勝利を挙げる。5月13日の対オリックス戦(京セラドーム)で、初完投、初完封、初無四球試合を記録した。しかしその後はKOを繰り返して4連敗、先発ローテーションから中継ぎを経て、岩隈久志と入れ替わる形で7月23日に一軍登録抹消。一軍復帰は9月26日となった。
[編集] 2008年
キャンプからクローザー候補として期待がかかっていたが、開幕は中継ぎでスタート。しかし前年のクローザーの小山伸一郎が出遅れ、また開幕から抑えを任されたドミンゴが連続してリリーフに失敗したことからクローザーに抜擢され、3月30日の北海道日本ハムファイターズ戦で3番手として登板し、プロ初セーブを挙げた。
[編集] 人物・エピソード
- スポーツ選手らしからぬ端正な顔つきで、仙台の楽天ファンの女性に特に人気がある。監督の野村克也からは、「歌舞伎役者のよう」[1]、また「ウチのピッチャーは、コントロールが甘いし、顔も甘い!」[2]と言われた。この日の先発は永井怜、抑えが青山だった。
- MAX149km/h、常時140km/h台の速球と球速の違う二種類のスライダーのキレと制球力を武器にする本格派右腕。変化球は130前後~140km/hの高速スライダーと縦に落ちるスライダー、シュート、カーブを主に使用する。また2007年に先発転向してからは、中継ぎ時代のものとは違う握りでのフォークボールをしばしば使用している。
- 2006年6月7日よりブログ(マイペース~青山浩二)を始めた。ブログタイトル「マイペース」は青山が昔から大切にしている言葉でもある。
- 河北新報に毎週掲載されていた企画特集「週刊イーグルス」(2007年4月~9月)。その中に「青山浩二のコージ・コーナー」があり、同球団の中でただ一人専用コーナーを持っていた。
- 2006年の右ひざ(半月板損傷)手術であるが、本人のブログによれば、傷めた状態でも野球はできるがシーズンを通してプレイするためには手術をしたほうがいいと思って決断したとのこと。
- 野村克也監督からよくメンタル面の弱さを指摘される。本人によると、ここぞという時に勝負弱いのは学生時代からだと言い、技術面より、メンタル面を強くすることを心がけているという。
[編集] 登場曲
- 『覇王樹(サボテン)』 湘南乃風 (2007年 -)
[編集] 通算成績
年度 | チーム | 背番号 | 試合 | 勝数 | 敗数 | セーブ | 完投 | 完封勝 | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006 | 東北楽天 | 41 | 42 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 65.2 | 90 | 46 | 18 | 3 | 43 | 5.89 |
2007 | 26 | 4 | 8 | 0 | 1 | 1 | 84.2 | 101 | 62 | 33 | 4 | 44 | 4.68 | ||
通算(2年) | 68 | 5 | 11 | 0 | 1 | 1 | 150.1 | 191 | 108 | 51 | 7 | 87 | 5.21 |
[編集] 記録
- 初登板:2006年3月25日、対日本ハム戦(札幌ドーム)。7回の裏から。
- 初奪三振:同上。7回の裏、打者ホセ・マシーアス。
- 初勝利:2006年5月31日、対阪神戦(阪神甲子園球場)。救援勝利。
- 初完投:2007年5月13日、対オリックス戦(京セラドーム)。
- 初完封勝利:同上。
- 初無四球試合:同上。
- 初セーブ:2008年3月30日、対日本ハム戦(クリネックススタジアム宮城)。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
監督 |
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19野村克也 |
コーチ |
78橋上秀樹(ヘッド)|71紀藤真琴(投手)|76杉山賢人(ブルペン)|77池山隆寛(打撃)|81関川浩一(打撃補佐) 80西俊児(内野守備走塁)|75佐竹学(外野守備走塁)|70山田勝彦(バッテリー)|73野村克則(バッテリー) |
二軍監督・コーチ |
87松井優典(監督)|82吉田豊彦(投手)|86星野おさむ(打撃)|89永池恭男(内野守備走塁) 85広橋公寿(外野守備走塁)|90芹澤裕二(バッテリー)|84高村祐(育成/投手)|74米田慶三郎(育成/野手) |
投手 |
0佐藤宏志|11一場靖弘|13小倉恒|14牧野塁|16山村宏樹|18田中将大|20長谷部康平|21岩隈久志|22愛敬尚史|26有銘兼久 28片山博視|29林恩宇|30永井怜|34渡邉恒樹|36朝井秀樹|40吉崎勝|41青山浩二|43寺田龍平|45川井貴志|47松崎伸吾 49インチェ|50ドミンゴ|51川岸強|53石田隆司|54木谷寿巳|56戸部浩|57小山伸一郎|59菊池保則|60石川賢|65松本輝 |
捕手 |
27河田寿司|31藤井彰人|37嶋基宏|39井野卓|44中谷仁|48伊志嶺忠|52山本大明|58木村考壱朗|67銀次 |
内野手 |
1塩川達也|2渡辺直人|3吉岡雄二|4高須洋介|6西谷尚徳|7山崎武司|12草野大輔 17フェルナンデス|32沖原佳典|35大廣翔治|38山下勝充|55リック|66西村弥|68枡田慎太郎 |
外野手 |
00森谷昭仁|8礒部公一|9鷹野史寿|23聖澤諒|24山崎隆広|25横川史学 33平石洋介|46鉄平|61憲史|62高波文一|63牧田明久|64中島俊哉 |
育成選手 |
121内村賢介(内野手)|126中村真人(外野手) |
東北楽天ゴールデンイーグルス 2005年ドラフト指名選手 |
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大学生・社会人 - 1巡目:松崎伸吾 / 3巡目:青山浩二 / 4巡目:河田寿司 / 5巡目:西村弥 6巡目:木谷寿巳 / 7巡目:井野卓 / 8巡目:草野大輔 / 9巡目:山崎隆広 |
高校生 - 1巡目:片山博視 / 3巡目:宇部銀次 / 4巡目:枡田慎太郎 |