林恩宇
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林 恩宇 東北楽天ゴールデンイーグルス No.29 |
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基本情報 | |
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国籍 | 台湾 |
出身地 | 台南市 |
生年月日 | 1981年3月25日(27歳) |
身長 体重 |
188cm 88kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
初出場 | CPBL / 2005年 NPB / 2007年4月13日 |
経歴 | |
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■Template ■ウィキプロジェクト 野球選手 |
林恩宇 リン・オンユ(エンユウ) |
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出生 | 1981年3月25日(27歳) 台湾 |
職業 | 野球選手(投手) |
各種表記 | |
簡体字 | 林恩宇 |
繁体字 | 林恩宇 |
ピン音 | |
発音転記 | |
英語名 | En-Yu Lin |
林 恩宇(リン・オンユ(エンユウ)、1981年3月25日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する、台湾出身のプロ野球選手(投手)。
目次 |
[編集] 来歴
[編集] 台湾プロ野球
- 2005年、誠泰コブラズに入団。新人王、最優秀選手(MVP)、最優秀防御率に輝く。
- 2006年、最多勝(17)、最多奪三振(152)、最優秀防御率(1.73)、最優秀選手(MVP)を獲得。投手三冠王(最多勝・奪三振・防御率)は台湾プロ野球界で二人目となる快挙。また同年3月に開催されたWBC台湾代表に選出される。 台湾通算:62試合、29勝16敗、14完投、奪三振361、防御率1.73。
- 2006年12月6日、東北楽天ゴールデンイーグルスへの入団が決定。契約金5000万円、年俸4000万円(契約金7000万円、年俸2000万円との報道もあり)の2年契約。
[編集] 日本プロ野球
- 2007年、開幕一軍を果たし先発ローテーションの一人として挙げられるものの、3月25日の練習後に人差し指のマメが潰れている事が判明し出遅れる。4月13日、対日本ハム戦(札幌ドーム)で、来日初先発登板。6回81球を投げ、被安打2の無失点の内容で来日初勝利を挙げる。しかしその後は台湾との気候の違いから調整が上手くいかず投球が不安定なり、更に文化の違いに馴染めずホームシックに陥ったため、5月半ばにファーム降格となる。9月18日に一軍復帰し、その日の日本ハム戦で2番手として登板、復調の兆しを見せた。最終的に8試合に登板し1勝3敗防御率3.63。また同年12月開催のプレ五輪の台湾代表に選出され、第一戦の対韓国戦で先発した。
[編集] 人物・エピソード
- 最速151km/hの速球に加え、 変化球はスライダーとフォークを得意としている。球種は他にカーブとチェンジアップを持つ。
- 2006年シーズンに楽天に入団した左腕・林英傑(リン・インチェ)とは誠泰時代のチームメイトで同い年。左右のエースとして「雙林(ダブル・リン)」と呼ばれた。
- 愛称は「小鶏(シャオチー)」。大学時代に林と顔が似ている先輩が「大鶏」と呼ばれていたことから名付けられた。スタンドで掲げるボードには「小鶏加油」(小鶏 がんばれ、の意)と書いてほしいと語る(2007年楽天イーグルスオフィシャルガイドブックより)。
- 背番号29は、2と9を足せば台湾時代の背番号11になる、という理由から。希望番号は11であったが、楽天の背番号11はすでに一場靖弘が付けていたため、代替案として29となった。
- 「恩宇」の発音は日本人には困難で、入団会見以前は報道機関によってふられる読み仮名が異なっていたが、現在はほぼ「オンユ」で統一されている。しかし、どちらかと言えば「エンユウ」の発音が近い。ローマ字での表記も「En-Yu」である。
- 入団会見の席で掲げた目標は「先発で7勝以上、防御率3点以内」。
- 試合で使用するグラブの親指部分に、母国・中華民国の国旗である青天白日満地紅が刺繍されている。
- 特技はUFOキャッチャー。
- 座右の銘は「簡単に自分を許さない(自分に妥協しない)」。
[編集] 台湾通算成績
- 2005年~2006年:29勝16敗6セーブ 62試合登板 370.1投球回 防御率1.72 361奪三振 14完投 7完封
[編集] タイトル・表彰(台湾)
- 新人王:1回(2005年)
- 最多奪三振:1回(2006年)
- 最優秀選手:2回(2005-2006年)
- 最優秀防御率:2回(2005年-2006年)
- 2006年ワールド・ベースボール・クラシック台湾代表。
- 2007年第24回アジア野球選手権大会台湾代表。
[編集] 日本通算成績
年度 | チーム | 背番号 | 試合 | 勝数 | 敗数 | セーブ | 完投 | 完封勝 | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 自責点 | 防御率 |
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2007 | 東北楽天 | 29 | 8 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 34.2 | 31 | 28 | 15 | 1 | 14 | 3.63 |
通算(1年) | 8 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 34.2 | 31 | 28 | 15 | 1 | 14 | 3.63 |
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
監督 |
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19野村克也 |
コーチ |
78橋上秀樹(ヘッド)|71紀藤真琴(投手)|76杉山賢人(ブルペン)|77池山隆寛(打撃)|81関川浩一(打撃補佐) 80西俊児(内野守備走塁)|75佐竹学(外野守備走塁)|70山田勝彦(バッテリー)|73野村克則(バッテリー) |
二軍監督・コーチ |
87松井優典(監督)|82吉田豊彦(投手)|86星野おさむ(打撃)|89永池恭男(内野守備走塁) 85広橋公寿(外野守備走塁)|90芹澤裕二(バッテリー)|84高村祐(育成/投手)|74米田慶三郎(育成/野手) |
投手 |
0佐藤宏志|11一場靖弘|13小倉恒|14牧野塁|16山村宏樹|18田中将大|20長谷部康平|21岩隈久志|22愛敬尚史|26有銘兼久 28片山博視|29林恩宇|30永井怜|34渡邉恒樹|36朝井秀樹|40吉崎勝|41青山浩二|43寺田龍平|45川井貴志|47松崎伸吾 49インチェ|50ドミンゴ|51川岸強|53石田隆司|54木谷寿巳|56戸部浩|57小山伸一郎|59菊池保則|60石川賢|65松本輝 |
捕手 |
27河田寿司|31藤井彰人|37嶋基宏|39井野卓|44中谷仁|48伊志嶺忠|52山本大明|58木村考壱朗|67銀次 |
内野手 |
1塩川達也|2渡辺直人|3吉岡雄二|4高須洋介|6西谷尚徳|7山崎武司|12草野大輔 17フェルナンデス|32沖原佳典|35大廣翔治|38山下勝充|55リック|66西村弥|68枡田慎太郎 |
外野手 |
00森谷昭仁|8礒部公一|9鷹野史寿|23聖澤諒|24山崎隆広|25横川史学 33平石洋介|46鉄平|61憲史|62高波文一|63牧田明久|64中島俊哉 |
育成選手 |
121内村賢介(内野手)|126中村真人(外野手) |
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5 胡金龍 - 6 陽森 - 7 林智勝 - 8 詹智堯 - 11 林恩宇 - 12 張家浩 - 13 陳鏞基 - 15 陽仲壽 - 17 許竹見 - 18 潘威倫 - 19 林英傑 - 24 林威助 - 27 葉君璋 - 30 黄龍義 - 31 鄭昌明 - 32 黄俊中 - 34 高志綱 - 46 陽建福 - 49 張泰山 - 55 謝佳賢 - 59 朱尉銘 - 63 許文雄 - 69 張建銘 - 70 蔡英峰 - 88 耿伯軒 - 91 陽耀勲 - 97 姜建銘 - 監督 林華韋 - 項 |