名古屋市営地下鉄東山線
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東山線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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路線総延長 | 20.6 km | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
軌間 | 1435 mm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電圧 | 600 V 第三軌条方式 (直流) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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東山線(ひがしやません)は、愛知県名古屋市中川区の高畑駅から同市名東区の藤が丘駅までを結ぶ、名古屋市営地下鉄の路線。正式名称は名古屋市高速度鉄道第1号線。ラインカラーは黄色(菜の花色、ウィンザーイエロー ■)。
全ての駅でトランパスが使用できる。
目次 |
[編集] 路線データ
- 路線距離(営業キロ):20.6km
- 軌間:1435mm
- 駅数:22駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線(直流600V・第三軌条方式)
- 閉塞方式:車内信号式(CS-ATC)
- 最小曲線半径:125m(名古屋~伏見間)
- 最高速度:65km/h
[編集] 概要
名古屋市で初めての地下鉄となった東山線は、建設費抑制のため、トンネル断面との縮小と、車両の小型化が心がけられた。決定された数値は、前例となった東京や大阪と、名古屋の人口の差を勘案した結果と云われている。
名古屋駅と名古屋の都心部である栄を結んでいることから、名古屋市営地下鉄の中で最も利用者が多い路線であり、日本の公営地下鉄では大阪市営地下鉄御堂筋線に次ぐ黒字路線である(参照:日本の地下鉄)。名古屋市内を東西に横断し、一社駅~上社駅間の途中から藤が丘駅までは地上路線の形になっている。また本郷駅~藤が丘駅間で東名高速道路を跨ぐ。
車庫は両端の藤が丘駅と高畑駅にある。かつては栄駅(今の路線の新栄町駅寄り)と池下駅(旧愛知淑徳高等学校・中学校敷地、今の愛知厚生年金会館付近)にあった。 名古屋駅~栄駅間は終日混雑する。また東部(星ヶ丘駅・藤が丘駅方面)も住宅密集地のためラッシュ時は比較的混雑する。一方、名古屋駅以西(中村公園駅・高畑駅方面)は比較的空いているものの、朝の藤が丘方面行きや夜の高畑方面行きはやや混雑する。
藤が丘駅からは、2005年3月6日に開業した愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)に接続し、同年に開催された愛知万博の会場アクセス路線のひとつとなった。 そのため万博開幕後、日本語・英語のほか中国語・ポルトガル語・朝鮮語の計5ヶ国語による車内放送が、名古屋駅発車時(藤が丘行き)と到着時(高畑行き)、藤が丘駅到着時に流れるようになった(ポルトガル語を公用語とする国として最大の人口を擁するブラジルは万博には参加していなかったが、愛知県が日本最大の在日ブラジル人人口を抱えているためと見られ、万博が終わっても中部国際空港が開港したこともあってか、これ以外に地下鉄、名鉄の市内主要駅においても、上記5ヶ国語表示の案内が設置されているところが多い)。
使用されている接近メロディは下りが(藤が丘方面)「ドリーム」、上りが(高畑方面)「イエローライン」である。
[編集] 運行形態
原則全線通しの運転だが、始終発は以下の通り区間運転となる(2008年現在)。
ダイヤは平日朝ラッシュ時は2分間隔、昼間時4~5分間隔、夕ラッシュ時3分間隔、早朝夜間約8分間隔。土休日は朝、夕は4分間隔、昼間時は4~5分間隔である。ただし、休日の昼~夕方は、平日より早く4分間隔になる。
夏休みや冬休みなど長期休暇の場合は、休校日ダイヤとして通学時間帯に若干減便される(お盆・年末年始期間中に実施される平日を含めた土・休日ダイヤとは異なる)。
なお、台風などによる地上区間の運転休止の場合、星ヶ丘駅で折り返しをしている。その際、一社駅から藤が丘駅までは市バスによる代行運転が行われる。
岩塚駅始発の電車は2番ホーム(高畑駅方面乗り場)から発車する場合もある。
[編集] 車両
東山線は建築限界の関係で、使用されている車両の大きさが小さい(車両の長さ15m)のが特徴である。そのため、高頻度で運転されてはいるが、名古屋~栄を中心に、車内は非常に激しい混雑となる。増結すべきという意見も多いが、地下路線であることと、ホームの両端に階段がある駅もあるため、駅設備側の工事が複雑になり、多額の費用がかかるため難しい。
小断面化と軽量化のための工夫が随所に見られ、小径弾性車輪、直角カルダン駆動、モノコック構造の車体、床下機器のボディーマウントなど、市電時代からのアイディアも取り入れた新機軸が多数盛り込まれた。5000形までの電車では、天井の低い室内での蛍光灯の隅配置(天井と幕板の接合部に配置)や、網棚の非設置など、日本ではあまり見られない特徴を持っている。
過去の使用車両
[編集] 歴史
- 1957年(昭和32年)11月15日 1号線として名古屋 - 栄町(現在の栄)間が開業。
- 1960年(昭和35年)6月15日 栄町 - 池下間が開業。
- 1963年(昭和38年)4月1日 池下 - 東山公園間が開業。
- 1966年(昭和41年)6月1日 栄町駅を栄駅、伏見町駅を伏見駅にそれぞれ改称。
- 1967年(昭和42年)3月30日 東山公園 - 星ヶ丘間が開業。
- 1969年(昭和44年)4月1日 中村公園~名古屋間、星ヶ丘 - 藤ヶ丘間が開業。
- 1969年(昭和44年)4月25日 1号線の愛称を東山線と決定。同年5月1日から使用開始。
- 1970年(昭和45年)12月10日 一社 - 本郷間に上社駅が開業。
- 1980年(昭和55年)6月2日 5000形電車営業運転開始。
- 1982年(昭和57年)9月21日 高畑 - 中村公園間が開業。
- 1992年(平成4年)5月17日 5050形電車営業運転開始。
- 2002年(平成14年)9月30日 痴漢行為等迷惑行為防止を目的として平日始発から朝9時まで「女性専用車両」を試行導入。翌年から本格実施。
- 2004年(平成16年)3月27日 保安方式を打子式ATSからCS-ATCに更新。各駅ホームおよび改札口にLED式旅客案内装置の設置。
- 2004年(平成16年)10月6日 藤ヶ丘駅を地名に合わせ藤が丘駅に改称。
- 2007年(平成19年)3月19日 全駅で列車到着前の接近チャイムに代わり接近メロディを導入。
- 2008年(平成20年)3月26日 N1000形電車営業運転開始。
- 2008年(平成20年)5月1日 地上区間である上社 - 藤が丘間において車内灯を消灯して運行(8:00 - 16:00、晴天時のみ)。
- 2008年(平成20年)6月2日 「女性専用車両」を平日の夕方17時から夜21時までにも導入予定。
[編集] 利用状況
名古屋市営地下鉄東山線の輸送実績を下記に表す。表中、最高値を赤で、最低地を緑で表記。
年度 | 年間輸送人員 (千人) |
一日平均輸送人員 (人) |
輸送人キロ (千キロ) |
乗車密度 (人) |
最混雑区間乗車率 (%) |
特記事項 |
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1957年(昭和32年) | ||||||
1958年(昭和33年) | ||||||
1959年(昭和34年) | ||||||
1960年(昭和35年) | ||||||
1961年(昭和36年) | ||||||
1962年(昭和37年) | ||||||
1963年(昭和38年) | ||||||
1964年(昭和39年) | ||||||
1965年(昭和40年) | ||||||
1966年(昭和41年) | ||||||
1967年(昭和42年) | ||||||
1968年(昭和43年) | ||||||
1969年(昭和44年) | ||||||
1970年(昭和45年) | 342,093 | 235 | ||||
1971年(昭和46年) | ||||||
1972年(昭和47年) | ||||||
1973年(昭和48年) | ||||||
1974年(昭和49年) | ||||||
1975年(昭和50年) | 520,408 | 236 | ||||
1976年(昭和51年) | ||||||
1977年(昭和52年) | ||||||
1978年(昭和53年) | ||||||
1979年(昭和54年) | ||||||
1980年(昭和55年) | 560,255 | 265 | ||||
1981年(昭和56年) | ||||||
1982年(昭和57年) | ||||||
1983年(昭和58年) | ||||||
1984年(昭和59年) | ||||||
1985年(昭和60年) | 593,282 | 251 | ||||
1986年(昭和61年) | ||||||
1987年(昭和62年) | ||||||
1988年(昭和63年) | ||||||
1989年(平成1年) | ||||||
1990年(平成2年) | 197,339 | 540,654 | 976,952 | 129,931 | 236 | |
1991年(平成3年) | 206,189 | 1,020,303 | 135,697 | |||
1992年(平成4年) | 198,041 | 984,292 | 130,907 | |||
1993年(平成5年) | 198,494 | 543,819 | 988,865 | 131,515 | ||
1994年(平成6年) | 192,323 | 526,912 | 960,816 | 127,785 | ||
1995年(平成7年) | 193,224 | 527,934 | 970,226 | 129,037 | 213 | |
1996年(平成8年) | 190,685 | 522,425 | 963,762 | 128,177 | ||
1997年(平成9年) | 188,029 | 515,148 | 956,006 | 127,145 | ||
1998年(平成10年) | 186,577 | 511,170 | 949,541 | 126,286 | ||
1999年(平成11年) | 183,023 | 501,433 | 944,258 | 125,583 | 189 | |
2000年(平成12年) | 182,243 | 499,299 | 940,699 | 125,110 | 184 | |
2001年(平成13年) | 176,643 | 483,953 | 909,302 | 120,934 | 185 | |
2002年(平成14年) | 178,709 | 489,614 | 924,794 | 122,944 | 182 | |
2003年(平成15年) | 199,730 | 547,206 | 1,029,188 | 136,878 | 177 | |
2004年(平成16年) | 195,275 | 976,966 | 129,933 | |||
2005年(平成17年) | ||||||
2006年(平成18年) |
[編集] 駅一覧
駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|
H01 | 高畑駅 (中川区役所) |
0.0 | 名古屋市 | 中川区 | |
H02 | 八田駅 | 0.9 | 東海旅客鉄道:関西本線 近畿日本鉄道:名古屋線(近鉄八田駅) |
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H03 | 岩塚駅 | 2.0 | 中村区 | ||
H04 | 中村公園駅 | 3.1 | |||
H05 | 中村日赤駅 | 3.9 | |||
H06 | 本陣駅 | 4.6 | |||
H07 | 亀島駅 | 5.5 | |||
H08 | 名古屋駅 | 6.6 | 名古屋市営地下鉄:■桜通線(S02) 東海旅客鉄道:東海道新幹線・東海道本線・中央本線・関西本線 名古屋臨海高速鉄道:あおなみ線(AN01) 名古屋鉄道:名古屋本線(名鉄名古屋駅) 近畿日本鉄道:名古屋線(近鉄名古屋駅) |
||
H09 | 伏見駅 | 8.0 | 名古屋市営地下鉄:■鶴舞線(T07) | 中区 | |
H10 | 栄駅 | 9.0 | 名古屋市営地下鉄:■名城線(M05) 名古屋鉄道:瀬戸線(栄町駅) |
||
H11 | 新栄町駅 | 10.1 | 東区 | ||
H12 | 千種駅 | 11.0 | 東海旅客鉄道:中央本線 | ||
H13 | 今池駅 | 11.7 | 名古屋市営地下鉄:■桜通線(S08) | 千種区 | |
H14 | 池下駅 | 12.6 | |||
H15 | 覚王山駅 | 13.2 | |||
H16 | 本山駅 | 14.2 | 名古屋市営地下鉄:■名城線(M17) | ||
H17 | 東山公園駅 | 15.1 | |||
H18 | 星ヶ丘駅 | 16.2 | |||
H19 | 一社駅 | 17.5 | 名東区 | ||
H20 | 上社駅 | 18.6 | |||
H21 | 本郷駅 | 19.3 | |||
H22 | 藤が丘駅 | 20.6 | 愛知高速交通:東部丘陵線(リニモ)(L01) |
- 名古屋駅は駅名標は漢字表記だが切符は「なごや」と平仮名で表記される
[編集] 関連項目
- 日本の鉄道路線一覧
- 名古屋市電下之一色線(開業前、車両の試験走行を実施)