名古屋市交通局5050形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名古屋市交通局5050形電車(なごやしこうつうきょく5050がたでんしゃ)は、1992年(平成4年)に登場した名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)東山線用の通勤形電車。
目次 |
[編集] 車両概要
東山線に残っていた300形などの非冷房車を置き換える目的で、1992年(平成4年)から2000年(平成12年)までに6両編成27本(162両)が製造された。
車体や搭載機器は名城線用の2000形をベースとして、前頭形状を5000形に似せてある。座席はバケットタイプだがモケットの色は5000形と同様で、橙色の濃淡で着席区分を表す。また、荷棚のパイプも一般的なレール方向とした(2000形は枕木方向)。車両長は15.58mと小さい。
[編集] 諸元
- 軌間 1,435mm
- 電気方式 直流600V第三軌条方式
- 制御方式 VVVFインバータ制御(GTOサイリスタ素子)
- ブレーキ方式 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
- 主電動機 かご形三相誘導電動機、出力75kW
- 車体 ステンレス鋼
- 編成 6両編成
- MT比(電動車 (M) と付随車 (T) の構成) 4M2T
- 保安装置 ATC(2004年3月27日まで打子式ATS)
- 起動加速度 3.3km/h/s
- 常用減速度 4.0km/h/s
- 営業最高速度 65km/h
- その他 全編成に車椅子スペースとLEDマトリクス式案内装置を設置 5158編成以降にドアチャイムとマップ式案内装置を設置
[編集] 制御装置製造会社
VVVFインバータは落成年ごとに製造会社が異なっている。
- 1992年(5151~5153編成):三菱電機
- 1993年(5154~5155編成):日立製作所
- 1994年(5156~5157編成):三菱電機
- 1995年(5158~5160編成):東芝
- 1996年(5161~5163編成):日立製作所
- 1997年(5164~5167編成):三菱電機
- 1998年(5168~5171編成):東芝
- 1999年(5172~5174編成):日立製作所
- 2000年(5175~5177編成):三菱電機
[編集] 営業区間
[編集] 編成
←藤が丘 5150-5250-5350-5450-5550-5650 高畑→
[編集] 外部リンク
|
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
現役の車両 | ||||||||||
|
||||||||||
過去の車両 | ||||||||||
|