京阪7200系電車
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京阪7200系電車 | |
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京阪7200系7201F(旧塗装) (2008年1月13日、京阪本線大和田駅にて撮影) |
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編成 | 23両 |
起動加速度 | 2.8km/h/s |
営業最高速度 | 110km/h |
設計最高速度 | 120km/h |
減速度 | 4.0km/h/s(常用最大) 4.3km/h/s(非常) |
編成定員 | 8連1100人・7連960人 |
車両定員 | 先頭車130人・中間車140人 |
全長 | 先頭車18900mm・中間車18700mm |
全幅 | 2780mm |
全高 | パンタ付き車4185mm・その他車両4086mm |
編成重量 | 8連時221t |
軌間 | 1435mm |
電気方式 | 直流1500V架線給電 |
モーター出力 | 三相かご型誘導電動機200kw |
編成出力 | 8連3200kw/7連・5連2400kw |
歯車比 | 85/16 6.07対1 |
駆動装置 | TD継手平行カルダン駆動 KD506-B-M |
制御装置 | 4500V3000A GTO素子VVVFインバータ制御ATR-H4200-RG622B(東洋電機製造) |
ブレーキ方式 | 回生ブレーキ優先全電気指令式電磁直通空気ブレーキ HRDA-1 |
保安装置 | 京阪形ATS |
製造メーカー | 川崎重工業兵庫工場 |
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京阪7200系電車(けいはん7200けいでんしゃ)は、1995年(平成7年)に登場した京阪電気鉄道の通勤形電車。
目次 |
[編集] 概要
1995年2月に8両編成2本(16両)、同年12月に7両編成1本(7両)が川崎重工業兵庫工場で製造された。
- アルミ製大型押し出し型材で製造された車体の外観は7000系を改良したもので、正面デザインは丸みを帯びており、これは後に製造された9000系や10000系、京津線用の800系にも受け継がれている。
- 制御装置は東洋電機製造の「ATR-H4200-RG622B」であり、7000系と同一のGTO素子によるVVVFインバータ制御である。そして「回生ブレーキ優先全電気指令式電磁直通空気ブレーキ(HRDA-1)」が一層の省エネを図っている。
- 主電動機は三相かご型誘導電動機「TDK6151-A」で、出力は200KW。
- 補助電源はGTOブースター式SIVの「SVH140-499A」で、140KVA。
- パンタグラフは京阪の標準と言える下枠交差型の「PT-4805-C-M」。
- 台車は、電動車が7000系の改良型の「KW-77B(川崎重工製)」、付随車が同系列と同一の「FS-517C(住友金属工業製)」であるが、ホイールベース(各台車間の距離)は同系列より30cm長い12.6mとしている。
- 運転台のマスコンはブレーキとマスコンが別々の横軸ツインレバー型を京阪で初採用した。最高速度は110(設計上は120)km/h、起動加速度は2.8km/h/sである。
- 内装は7000系から一新され、座席モケットは新柄になり、ドア上部にはLED式案内表示器が設置されている。
- 7000系で廃止されたつり革の跳ね上げ機構が本系列で復活している。
2005年の車両点検の際、座席は日焼けや汚れが非常に目立つため、10000系に使用されている青色の生地へ、地図式LED停車駅案内表示は中之島線開通への対応が煩雑になるためか、7203Fを除き一般的な3色LED表示器に変更されている。一般的な3色LEDではあるが、2器並列させ、左側は種別表示、右側は次駅案内と催し物のお知らせを表示する(同編成は座席モケットのみ変更)。なお、取り外された旧盤面はファミリーレールフェアで販売された。
本系列は普通からK特急までの京阪線のすべての列車種別において使用されている。8連車は基本的には6000系と共通運用である。
[編集] 履歴
- 7201F(7201-7701-7801-7301+7351-7751-7951-7251):1995年1月~2月に搬入し、同月28日に試運転を行い、同年5月1日のダイヤ改正より運行開始。2002年10月30日に転落防止用外幌を取り付けた。2008年5月23日に車体塗装を変更した。
- 7202F(7202-7702-7802-7302+7352-7752-7952-7252):1995年3月6日~8日に搬入し、同年5月1日のダイヤ改正より運行開始。2002年11月15日に転落防止用外幌を取り付けた。
- 7203F(7203-7703-7903+7353-7753-7853-7253):1995年12月に竣工した。2002年12月19日に転落防止用外幌を取り付けた。
京阪の新系列車両は、兵庫県神戸市兵庫区の川崎重工業兵庫工場で製造されるが、完成した7201Fと7202Fの輸送は、阪神・淡路大震災発生と重なり、最初の4両が寝屋川工場に搬入された時点で神戸からの陸上ルートが寸断された影響で、残りの12両は川崎重工業神戸工場の「丙種輸送(船舶による鉄道車両の輸送)用」桟橋からハシケに載せられ、泉大津港まで海上輸送された。このため、史上初めて「海を渡った京阪電車」となった。
[編集] その他
- 7201Fと7202Fは5両運転での運転も可能である。5両編成で「宇治快速」や、1999年9月と2002年3月~4月に交野・宇治両線で運用された実績がある。その後2006年4月にも約6日間5両化され、本線および交野線で運用された(ただし「K特急 おりひめ」と「準急 ひこぼし」には充当されず)。2007年8月10日にも宇治川花火大会輸送の5連確保のため5連で宇治線に入線した(以上は7202F)。2006年8月10日には宇治川花火大会輸送の5連確保のため7201Fが5連で宇治線に入線した。
- 2005年9月30日から12月4日までひらかたパークで開催された「ひらかた大菊人形第94回大会」に合わせて特製ヘッドマークを取り付ける機会があることを見込んでいたため、期間中はPiTaPaのヘッドマークが外されていた。
[編集] 車両の塗装・ラッピング
- 7203Fは、2004年7月から2006年7月までICカード「PiTaPa」の広告列車「e-kenet PiTaPa train」として運行されていた。
- 2006年7月29日から翌2007年1月21日までは、7203Fの車体が「きかんしゃトーマスとなかまたち」ラッピングとなっていた。なお、ラッピング最終日となる2007年1月21日には10000系10003Fとともにラストラン記念運転が行われ、「特急」で運用されたりもした。
- 2008年7月19日から翌2009年1月下旬まで、7203Fの車体が「きかんしゃトーマス」ラッピングになる予定[1]。なお、デザインは2006年の時とは違うものになる。
- 7201Fは、2008年5月23日より新塗装で運用されている。変更時に車両番号のフォントの変更や京阪の新CIロゴへの交換が行われた。塗装変更車はこの編成が最初の車両となった[2]。
[編集] 関連商品
[編集] 脚注
- ^ 「「京阪電車シール&スタンプラリー’08」を開催-7月19日(土)からはラッピング電車も運転-」(PDF) 京阪電気鉄道 2008年6月19日
- ^ 「5月23日(金)、新カラーデザイン車両を初めて営業運転します」(PDF) 京阪電気鉄道 2008年5月21日
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