京阪300形電車 (2代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
300形電車(2代)は、京阪電気鉄道がかつて保有していた電車である。
1965年、300形のうち京阪線で使われていた4輛の機器を利用して301~304が製造された。続いて1967年、同じく300形のうち大津線に転属されて310形に改番されていた4輛の機器を利用して、305~308が製造された。
車体は片運転台貫通形・両開き2扉、窓下のウィンドウシルがないスタイルで、260形4次車(280~286)と同タイプである。260形とともに京津線の急行(後に準急)、石山坂本線の普通に使用された。
登場当時は260形同様、赤と黄色の京阪線特急色に塗装されていたが、1980年代前半に塗装を緑の濃淡の京阪線一般色に変更している。
1970年に集電装置をスライダー式ポールからパンタグラフに変更した際、パンタグラフが運転台側に付けられている。同時に車掌台側の正面窓が1枚ガラスのドロップタイプから、2枚ガラスのユニットサッシに変更されている。
1984年以降、600形への代替に際し、260形との機器の相違から本形式を優先して淘汰することとなり、本形式は1985年までに全車廃車された。車体は冷房改造や前面形状の大幅な変更を受け600形1次車(601~608)に流用されている。
|
|||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
現役の車両 | |||||||||
|
|||||||||
過去の車両 | |||||||||
|