中井貴一
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なかい きいち 中井 貴一 |
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本名 | 中井 貴一(同じ) | |||||||||
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生年月日 | 1961年9月18日(46歳) | |||||||||
出生地 | 日本・東京都世田谷区 | |||||||||
民族 | 日本人 | |||||||||
血液型 | A | |||||||||
ジャンル | 俳優(映画・テレビドラマ・舞台) | |||||||||
活動期間 | 1981年- | |||||||||
活動内容 | 1981年:デビュー 2006年:映画初製作 |
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家族 | 父(佐田啓二)、姉(中井貴惠) | |||||||||
主な作品 | ||||||||||
映画 『連合艦隊』『ビルマの竪琴』 『四十七人の刺客』 『愛を乞うひと』 『梟の城』『壬生義士伝』 『亡国のイージス』『寝ずの番』 『燃ゆるとき』『どろろ』 テレビドラマ 『ふぞろいの林檎たち』 『武田信玄』 『Age,35 恋しくて』『セミダブル』 『ウソコイ』『義経』 テレビコマーシャル 日本中央競馬会 DCカード 三基商事 キリンビバレッジ |
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備考 | ||||||||||
成蹊高等学校在学時インターハイ出場 | ||||||||||
中井 貴一(なかい きいち、1961年9月18日 - )は、東京都世田谷区出身の俳優。本名同じ。血液型はA型。181cm、70kg。所属事務所はオフィス貴貴。
目次 |
[編集] 経歴・人物
[編集] デビューから国民的俳優となるまで
- 父の佐田啓二と姉の中井貴惠も揃って俳優という芸能一家に生を受けた中井は、3歳の誕生日を目前にして交通事故で亡くなった父の17回忌の法要の際に[1]スカウトされる。本格的に俳優としての活動を開始したのは成蹊大学在学中で、映画『連合艦隊』への出演でデビュー。同作品で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
- 1983年にTBS系列で放送された『ふぞろいの林檎たち』で主役を演じた中井の知名度は作品の大ヒットと相俟って急上昇。同作品は約15年に亘って現在までに4シリーズが製作される人気作品となった。1988年に放送されたNHK大河ドラマ『武田信玄』では主役の武田信玄を演じた。40%に迫る平均視聴率と歴代1位である49.2%の瞬間最高視聴率を記録した。これらの活躍で若くして俳優として国民的人気を獲得した。
[編集] 地位確立そしてプロデューサー挑戦へ
- 『忠臣蔵・四十七人の刺客』『壬生義士伝』といった時代劇演じるシリアスなものから『寝ずの番』やDCカードのテレビコマーシャルで見せるコミカルな役柄まで演じこなす幅の広さが観衆・批評家双方の支持を得、活動の場を問わず着実にキャリアを重ねる。先述の『武田信玄』出演後には『激動の1750日』『極道戦争 武闘派』などの仁侠映画にも臆することなく出演した。
- 2004年には中国映画『天地英雄 ヘブン・アンド・アース』に出演。全編に亘り中国語での会話を要求されたが、特訓の末に無事撮影を成功させ海外進出を飾った。この映画の出演をきっかけに「ナショナリズム」や「愛国心」について深く考えるようになったと言い、2005年公開の『亡国のイージス』のような政治色の濃い映画に出演。「日本を敵視する某国のスパイ」の演技も各方面から賞賛された。また、2004年公開の映画『壬生義士伝』では吉村貫一郎役で主演。日本アカデミー賞と日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞を獲得した。(松竹により配給された『壬生義士伝』は興業面でもヒット。デビューに際して謝罪までされた同社に対して20年越しの恩返しを果たした。)さらにテレビドラマにおいても『義経』 (2005年・NHK大河ドラマ)で演じた中井の源頼朝の容貌が肖像画として伝えられているそれと酷似していたことが、その演技とともに大きな話題を呼んだ。
- 2007年公開の日本・中国合作映画『鳳凰』では、主演とともにプロデューサーを務めることが決定。その手腕に業界関係者も大きな注目を寄せている。
[編集] その他
- 若くして亡くなった父の年齢を自らが越えたことで、それまで満喫してきた独身生活との決別を決め2000年の誕生日に結婚した。
- 2006年に出版されたエッセイ『ふぞろいの秘密』によると、テレビドラマ『ふぞろいの林檎たち』で共演した時任三郎と、著者である石原真理子とは所謂三角関係に陥った事があると記されているが真意の程は定かでない。
- 『ふぞろいの林檎たち』を見た若手時代の浜田雅功(ダウンタウン)に、「ピッチリ横分け鼻デカ兄さん」というあだ名を付けられた。
- 同年代であり、いずれも日本を代表する俳優である真田広之や佐藤浩市、『ふぞろいの林檎たち』で競演した柳沢慎吾、さらには同じ世田谷区出身の脚本家・三谷幸喜、お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武らと親交が深い。(木梨は「中井は有馬記念に出るサラブレッド、オレは最終レースの500万下に出るアラブだ。」と語っていた。)
- コマーシャルの出演要請があった際には実際に宣伝する商品を使用し、自分が納得したら正式に出演するというこだわりの持ち主である。
- 人間観察が趣味で、妻と外食している最中でも気になり出すとやめられず、「あの人と食べれば!」と妻に怒られることが多々ある[1]。
- 中国映画『ヘブン・アンド・アース』への出演を迷った時、俳優の高倉健に相談したところ、『外国の映画に1本出ることは、日本の映画に10本出ることと同価値だ』と諭され、出演を決意、単身中国へ向かった[1]。
[編集] 主な出演作品
[編集] 映画
タイトル | 公開年月日 | 役名 | 配給 | 備考 |
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連合艦隊 | 1981年8月8日 | 小田切正人 | 東宝 | デビュー作 日本アカデミー賞新人俳優賞受賞 |
父と子 | 1983年1月15日 | 工藤高志 | 東宝 | |
ふしぎな國 日本 | 1983年4月29日 | 主演 | ||
プルメリアの伝説 天国のキッス | 1983年7月2日 | 東宝 | ||
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 | 1983年12月28日 | 一道 | 松竹 | |
F2グランプリ | 1984年4月14日 | 主演 | 東宝 | |
化粧 | 1984年5月12日 | |||
ビルマの竪琴 | 1985年7月20日 | 水島上等兵 | 東宝 | |
食卓のない家 | 1985年11月2日 | 鬼童子乙彦 | 松竹富士 | |
新・喜びも悲しみも幾歳月 | 1986年6月28日 | 松竹 | ||
キネマの天地 | 1986年8月2日 | 島田健二郎 | 松竹 | |
鹿鳴館 | 1986年9月20日 | 影山久雄 | 東宝 | |
国士無双 | 1986年10月25日 | にせ者 | ||
映画女優 | 1987年1月17日 | 五生平之助 | 東宝 | |
竹取物語 | 1987年9月26日 | 大伴大納言 | 東宝 | |
開港風雲録 YOUNG JAPAN | 1989年9月15日 | 東宝 | ||
東京上空いらっしゃいませ | 1990年6月9日 | 雨宮文夫 | 松竹 | |
激動の1750日 | 1990年9月15日 | 若竹正則 | 東映 | |
極道戦争 武闘派 | 1991年11月19日 | 主演 | 東映 | |
外科室 | 1992年2月8日 | 清長 | 松竹 | |
お引越し | 1993年3月20日 | 漆場賢一 | アルゴプロジェクト | |
結婚「中井・鷲尾御両家編」 | 1993年4月24日 | 松竹 | ||
四十七人の刺客 | 1994年10月22日 | 色部又四郎 | 東宝 | 日本アカデミー賞助演男優賞受賞 |
マークスの山 | 1995年4月22日 | 合田雄一郎 | 松竹 | 日本アカデミー賞主演男優賞ノミネート |
Morocco 横浜愚連隊 | 1996年5月4日 | Movie Bros. | ||
ラブ・レター | 1998年5月23日 | 主演 | 松竹 | |
愛を乞うひと | 1998年9月26日 | 陳文雄 | 東宝 | |
落下する夕方 | 1998年11月17日 | 柴田 | 松竹 | |
残侠 ZANKYO | 1999年2月13日 | 東映 | ||
梟の城 | 1999年9月30日 | 葛籠重蔵 | 東宝 | 日本アカデミー賞主演男優賞ノミネート |
世にも奇妙な物語 映画の特別編 「携帯忠臣蔵」 |
2000年11月3日 | 大石内蔵助 | ||
日本の黒い夏 冤罪 | 2001年3月24日 | 笹野誠 | 日活 | |
ホタル | 2001年5月26日 | 中嶋 | 東映 | |
みんなのいえ | 2001年6月9日 | 彼自身 | 東宝 | |
修羅の群れ | 2002年2月16日 | ミュージアム | ||
竜馬の妻とその夫と愛人 | 2002年9月14日 | 菅野覚兵衛 | ||
陰陽師II | 2003年10月4日 | 幻角 | 東宝 | |
壬生義士伝 | 2003年1月18日 | 吉村貫一郎 | 松竹 | 日本アカデミー賞主演男優賞受賞 |
ロッカーズ ROCKERS | 2003年9月27日 | ギャガ・コミュニケーションズ | ゲスト出演 | |
ヘブン・アンド・アース | 2004年2月21日 | 来栖 | SPE | 中国映画 |
ジャンプ | 2004年5月8日 | シネカノン | 友情出演 | |
亡国のイージス | 2005年7月30日 | 溝口哲也 ヨンファ |
松竹 | 日本アカデミー賞助演男優賞ノミネート |
単騎、千里を走る。 | 2006年1月28日 | 高田健一 | 東宝 | 声の出演 |
燃ゆるとき THE EXCELLENT COMPANY | 2006年2月11日 | 川森潔 | 東映 | |
寝ずの番 | 2006年4月8日 | 笑満亭橋太 | 角川ヘラルド・ピクチャーズ | |
どろろ | 2007年1月27日 | 醍醐景光 | 東宝 | |
HERO | 2007年9月8日 | 滝田明彦 | 東宝 | |
鳳凰 わが愛 | 2007年11月3日 | リュウ・ラン | 角川映画 | 兼プロデューサー |
ザ・マジックアワー | 2008年6月7日 | 磐田とおる | 東宝 | |
次郎長三国志 | 2008年9月20日 | 清水の次郎長 | 角川映画 |
[編集] テレビドラマ
タイトル | 放映年月 | 役名 | 放送局 | 備考 |
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立花登 青春手控え | 1982年4月-9月 | 立花登 | NHK | |
ふぞろいの林檎たち | 1983年5月-7月 | 仲手川良雄 | TBS | |
波の盆 | 1983年11月15日 | 作太郎 | 読売テレビ | |
青春泥棒・徹と由紀子 | 1984年 | 徹 | TBS | |
ふぞろいの林檎たち II | 1985年3月-6月 | 仲手川良雄 | TBS | |
オアシスを求めて | 1985年10月26日 | 織部路音 | NHK | |
男も女もなぜ懲りない | 1987年 | 片山 ヒロシ | フジテレビ | |
NHK大河ドラマ 武田信玄 | 1988年1月-12月 | 武田信玄 | NHK | |
ご存じ!鞍馬天狗 | 1989年1月4日 | 鞍馬天狗 | フジテレビ | |
ふぞろいの林檎たち III | 1991年1月-3月 | 仲手川良雄 | TBS | |
終戦45年ドラマスペシャル 戦艦大和 | 1990年 | 吉岡少尉 | フジテレビ | |
忠臣蔵 風の巻・雲の巻 | 1991年 | フジテレビ | ||
世にも奇妙な物語 第2シリーズ 「もういちど」 |
1991年1月10日 | フジテレビ | ||
NASA 未来から落ちてきた男 | 1991年8月23日 | フジテレビ | ||
運命の逆転 | 1992年4月10日 | 黒沢一彦 | TBS | |
世にも奇妙な物語 冬の特別編 「妄想特急」 |
1992年12月30日 | フジテレビ | ||
じゃじゃ馬ならし | 1993年7月-9月 | 山田隆一郎 | フジテレビ | |
否認 どうして言わないの | 1993年 | NHK | ||
夏子の酒 | 1994年1月-3月 | 佐伯康男 | フジテレビ | |
グッドモーニング | 1994年7月-9月 | 天野憲三 | フジテレビ | |
NHK大河ドラマ 八代将軍 吉宗 | 1995年1月-12月 | 徳川宗春 | NHK | |
Age,35 恋しくて | 1996年4月-6月 | 島田英志 | フジテレビ | |
NHK正月時代劇風光る剣~八獄党秘聞 | 1997年1月2日 | 鶴見源次郎 | NHK | |
ふぞろいの林檎たち IV | 1997年4月-7月 | 仲手川良雄 | TBS | |
セミダブル | 1999年4月-6月 | 神宮寺祥 | フジテレビ | |
世にも奇妙な物語 春の特別編 「奇数」 |
2000年3月27日 | フジテレビ | ||
陽だまりの樹 | 2000年4月-9月 | ナレーター | 日本テレビ | |
ある日、嵐のように | 2001年4月-6月 | 堀井誠 | NHK | |
私を旅館に連れてって | 2001年4月-6月 | 高邑隆一郎 | フジテレビ | |
ウソコイ | 2001年7月-9月 | 鈴懸彰 | フジテレビ | |
NHK大河ドラマ 武蔵 MUSASHI | 2003年1月-12月 | 柳生宗矩 | NHK | |
太閤記 サルと呼ばれた男 | 2003年12月27日 | 松下嘉兵衛 | フジテレビ | |
NHK大河ドラマ 義経 | 2005年1月-12月 | 源頼朝 | NHK | |
積木くずし真相 あの家族、その後の悲劇 | 2005年9月2日・3日 | 野間俊一 | フジテレビ | 特別出演 |
終りに見た街 | 2005年12月3日 | 清水要治 | テレビ朝日 | |
HERO特別編 | 2006年7月3日 | 滝田明彦 | フジテレビ | |
はだしのゲン | 2007年8月10日・11日 | 中岡大吉 | フジテレビ | |
鹿男あをによし | 2008年1月-3月 | オープニングナレーション | フジテレビ | |
風のガーデン | 2008年10月 | 白鳥貞美 | フジテレビ |
[編集] 舞台
[編集] CM
- サントリー『三四郎の夏』
- アサヒビール『モルト』
- マツダ『ファミリア』
- NTT『ハローダイヤル』『100年目の電話生活』
- JRA『あなたがいるから競馬は楽しい』
- 日産自動車『セフィーロ』『ステージア』
- DCカード(1992年~2007年)
- 三基商事『ミキプルーン』
- キリンビバレッジ『烏龍茶 鳳凰』『笹とお茶』
[編集] みんなのうた
以下の2曲を歌っている。
[編集] シングル
[編集] 受賞歴
[編集] 日本アカデミー賞
- 第5回 (1982年)・新人俳優賞(連合艦隊)
- 第18回 (1995年)・最優秀助演男優賞 (四十七人の刺客)
- 第19回 (1996年)・優秀主演男優賞 (マークスの山)
- 第23回 (2000年)・優秀主演男優賞 (梟の城)
- 第27回 (2004年)・最優秀主演男優賞 (壬生義士伝)
- 第29回 (2006年)・優秀助演男優賞 (亡国のイージス)