ファンタジーオデッセイ・シルクロードオンライン
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ジャンル | MMORPG |
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対応機種 | Windows 2K/XP/Vista |
開発元 | Joymax |
運営元 | GameOn |
人数 | 多人数プレイ |
メディア | ダウンロード |
運営開始日 | 2005年12月21日 |
利用料金 | 無料 + アイテム課金 |
対象年齢 | 全年齢 |
デバイス | キーボード、マウス |
必要環境 | CPU Pentium_III800Mhz以上(Pentium_42.4Ghz以上) メモリ256MB(512MB) グラフィックカードGeForce2以上の3D対応(GeForceFX5600以上の3D対応) HDD 4GB以上(4GB以上) DirectX-9.0c(9.0c) |
ファンタジーオデッセイ・シルクロードオンライン(Fantasy Odyssey/SiLKROAD ONLINE)は、韓国のJoymax社が開発したMMORPG、日本では、株式会社ゲームオンが運営をしている。
目次 |
[編集] 概要
7世紀~9世紀頃の交易路シルクロードを題材にしており、唐の首都長安からローマ帝国の首都であったコンスタンティノープルまでの広大なるエリアを交易を交えながらプレイする。また西遊記や千夜一夜物語(アラビアンナイト)の要素も織り交ぜており、天竺(インド)やアラブ地域も含まれる予定である。
[編集] シリーズ作品一覧
現在中国とヨーロッパの2バージョンが公開されている。それ以外にも構想段階ではあるがアラビアや天国・地獄も導入される予定である。
- 中国版‐シルクロードオンライン(2005年12月21日正式サービス開始。長安スタート。)
- ヨーロッパ版‐ファンタジーオデッセイ(2007年7月26日導入。コンスタンティノープルスタート。)
- アラビア版‐タイトル未定(構想としては持ち上がっており、実際一部エリアも導入されているが日本でサービスを行なうかは未定。)
これらは1つのクライアントソフトでまとめられており、起動後どちらをプレイするか選択する仕組みとなっている。
[編集] グラフィック
フル3DCGである上、降雨や降雪などの気象の変化や時間帯によって昼と夜が切り替わるだけでなく太陽や月の位置が変化するなどリアリティに描画されている。そのためグラフィックには定評がある一方で、他のMMORPGと比較するとかなり高いスペックが要求される。グラフィックは設定により4段階(高/中/低/大規模戦闘)が用意されており、さらに遠景や影の描画など細かく設定することができるが、一番低い設定にしても廉価版のPCでは処理落ちが激しくなったり、アプリケーションが強制終了したりすることがある。
[編集] 世界観
中国側が唐、ヨーロッパ側が東ローマ帝国であるため8世紀から9世紀頃と思われる。しかしこの時代にはなかった眼鏡をかけたキャラクターが登場したり(眼鏡が発明されたのは13世紀末頃と言われている)、カラコラムが存在したり(カラコラムはモンゴル帝国の首都であり、宮殿などが建設されたのは13世紀頃になってからである。)と時代設定にばらつきがある。もっとも天使と悪魔など架空の設定もあるため、これらについてはあまり深く考えないほうが良い。
[編集] 課金システム
正式サービス開始時よりアイテム課金制度のみを導入している。有料アイテムさえ購入しなければ無料で遊ぶことができる。運営は「基本料金永久無料」を謳っていることから今後も月額制を導入する予定はないと思われる。1ヶ月に課金できる金額に制限があるものの、家族名義などで複数アカウントを作成・所持していればいくらでも課金できてしまうのでこの制限は有名無実化している。
課金方法やアイテムについては後述のアイテムモールを参照。
[編集] イラスト
ゲーム起動画面は韓国公式のイラストを使用している一方、公式サイトでは碧風羽によるイラストを掲載している。碧風羽のイラストは自サイトを公式サイト内のコミュニティタウンに登録することにより自サイトでも掲載可能[1]であるが、著作権の関係上その審査が厳しい。[2]
[編集] ゲームシステム
[編集] キャラクター
中国とヨーロッパで種族が分かれており、さらに男女各13種類、合計52種類のキャラクターが用意されている。それぞれキャラクターの設定が用意されているが、ゲーム進行上何ら意味がないため気にしなくてもよい。なお、同一種族であれば課金アイテムである「転生護符」を購入・使用すれば性転換を含めてキャラクターの変更をすることができる。
[編集] プレイスタイル
ソロプレイとパーティープレイの両方が楽しめる仕組みになっている。基本的に回復の早く汎用力の聞く中国キャラクターがソロプレイ向き、専門性の強いヨーロッパキャラクターがパーティープレイ向きであるが、パーティーを組む中国キャラクターがいたり、ソロプレイで狩りを行なうヨーロッパキャラクターもいるため固定化はされていない。また、クエストをこなすために中国キャラクターとヨーロッパキャラクターの混合でパーティーを組むケースもある。
[編集] クエスト
各街およびフィールド上にいるNPCキャラクターに話しかけることによりクエストを受けることが可能である。クエストの種類として決められた数のモンスターを倒すか、モンスターを倒すと落とす特殊アイテムを集めるものがほとんどである。クエストの報酬として経験値アップやスキルポイント獲得、レアアイテムの獲得などがある。
[編集] プレイヤーキラー
プレイヤーキラー(PK)は可能であるが、条件によってペナルティが発生する。
- 通常プレイ時
他プレイヤーに対しAltキーを押しながら攻撃することによりPKが可能になる(同じパーティー内だとAltキーを押してもPK不可)。相手を攻撃した場合、まず名前が紫色になり、相手を殺した場合は赤色に変化する。赤色の状態で逆にPKされた場合はペナルティが発生する。[3]紫色になった場合は一定の時間で解除されるが、赤色になってしまった場合一定数のモンスターを狩るか数回死亡し、ポイントをゼロにさせなければ解除されない。
- マント着用時
宝飾店に売られているマントを着用し、かつ相手が色違いのマントを着用していればAltキーを押さなくてもPKが可能になる(金色のマントの場合は同色でも可能)。この場合PKした側にペナルティは発生せず、PKで死亡した側も経験値が減少することはない。但しマントを着用している者同士でPvP(Player versus player)を行なう時に使用されることが多く、片方が対人戦に不同意の状態であるPKで使用されることは少ない。(どちらかがマントを着用していない場合はAltキーを押せばPKできるが、通常プレイ時のPKと同じ扱いになるためペナルティーが発生する。)
- バトルシステム
当ゲームでは「三項システム」などPK行為を推奨するシステムがある。これらバトルシステムに参加している時はPK行為を行なった場合でもペナルティは発生せず、逆に褒章がもらえる時がある。但しこちらもバトルシステムに参加している時点で対人戦を許容していると判断されることから、マント着用時同様PKではなくPvPに分類される。(バトルシステムに参加していない場合はAltキーを押せばPKできるが、通常プレイ時のPKと同じ扱いになるためペナルティーが発生する。)
内容については後述のバトルシステムを参照。
[編集] ステータス
ステータスは力型と知型の2種類のみである。
- 力型:物理攻撃力、物理防御力およびHPに関係する。
- 知型:魔法攻撃力、魔法防御力およびMPに関係する。
レベルが上がるごとにそれぞれ5ポイントずつステータスポイントが使用可能であるが、このうち1ポイントずつが自動的に割り振られるため、プレイヤーが任意に振り分けができるのは1レベルにつき3ポイントのみである。なお、ステータスは一度振られると二度と振り直しが効かない(ステータスを回収するアイテムがない)ため、振り分けには細心の注意が必要である。
[編集] スキル
レベルアップの他にスキルアップがあり、スキルポイントを貯めることによってスキルを上げることができる。ステータスと違い振り直しが可能(課金アイテムおよびクエストアイテムに回収ツールがある)
- 中国キャラクター
職業による分類はないが装備や振り分けによりスキルが決定するシステムとなる。
- 武功系
- 剣術:ノックダウン攻撃や盾防御系など。剣または曲刀を装備することにより使用可能。
- 槍術:スタン攻撃やノックバック攻撃など。槍または大刀を装備することにより使用可能。
- 弓術:遠距離攻撃や連射系など。弓を装備することにより使用可能。
- 気功系
- 氷系:防御力向上や凍結攻撃による攻撃速度低下など。
- 雷術:連鎖攻撃や移動速度向上、感電攻撃による回避力低下など。
- 火術:攻撃力向上や火傷攻撃によるHP減少など。
- 内功:HP回復や蘇生などのスキル。
- スキルにおける注意点
- それぞれにマスタリーレベルがあり、上級レベルを覚えるのにはまずマスタリーレベルを上げる必要がある。
- マスタリーレベルの総合計は300までとなっており、300に到達するとそれ以上マスタリーレベルを上げることはできない。
- ベースレベルとマスタリーレベルの間隔を広げるとスキルポイントが多く入るがその分経験値が下がるためベースレベルが上がりにくくなる。逆にベースレベルとマスタリーレベルの間隔を狭めると経験値が多く入るがスキルポイントが入りにくくなる。
- ヨーロッパキャラクター
シルクロードオンラインのスキルポイント制に加え、職業・装備によりスキルが決定するシステムとなる。大分してアタッカー、キャスター、サポーターの3種類が存在する。
- アタッカー:物理攻撃系。細分してウォーリアーとチェイサーが存在する。
- ウォーリアー:物理攻撃や防御に長けている。ソード、両手剣、アックスを装備することによりスキルが有効になる。
- チェイサー:遠距離攻撃や連射攻撃に長けている。ボウガン、ダガーを装備することによりスキルが有効になる。
- キャスター:魔法攻撃系。細分してウィザードとウォーロックが存在する。
- ウィザード:地・水・火・風の4大元素を基にした魔法攻撃を得意とする。スキルを有効にするにはスタッフの装備が必要。
- ウォーロック:呪いや弱体化など状態異常攻撃を得意とする。スキルを有効にするにはワンドの装備が必要。
- サポーター:攻撃サポート系。細分してバードとクレリックが存在する。
- バード:MPの回復を得意とする。スキルを有効にするにはハープの装備が必要。
- クレリック:HPの回復を得意とする。スキルを有効にするにはロッドの装備が必要。
※ベースレベル×2がマスタリーの制限となっている。それぞれをMAXまで取ると、2つまでのスキルが習得可能となる。(例:ベースレベル10の場合、マスタリー制限は20)
[編集] ギルド
各都市にいるギルド管理人に申請することによってギルドを結成することができる。
- ギルドを設立するためには、ゲーム内の通貨で50万G必要。ギルド設立を申請した者が、そのギルドのマスターになる。
- マスターの変更もできる。変更できる条件は、当該マスター自身によるギルド支配権限の委譲、もしくは一定期間当該マスターがゲームにログインしてない場合において、ギルド内の他のメンバーによる投票。
- ギルドチャットやギルド倉庫の利用等の特典を受けることができる。
- ギルドレベルがあり、レベルが上がるにつれて所属できる人数やギルド倉庫のアイテム収納量の増加など、利用できる特典が増える。
- ギルドレベルをあげるには、ギルドポイントとゲーム内通貨が必要。
- ギルド同士で同盟を組むことができたり、ギルド同士での戦争を行うことができる。
- ギルドの同盟申請・解除、ギルド戦争の申請はギルドマスターのみ実行可能。
- 一度ギルドを脱退すると3日間は他のギルドへ移ることができない。[4]
[編集] アイテムモール
ゲーム画面右下にあるアイテムモールアイコンをクリックすることで、課金アイテムを購入することができる。
- アイテムモールを利用するには公式サイトからGEMを購入する。
- GEMの購入方法については以下の方法がある。
- 費用は1GEM=1円で最小500円から購入することができる。
- 1ヶ月で最大60000GEMまで購入することができる。但し、未成年によるGEM買い過ぎ対策として年齢によるGEM購入制限がある。
- 購入したGEMを使ってアイテムモール内のアイテムと交換することができる。不足した場合は再度GEMを購入しなければならない。
- アイテムモール内のアイテムは以下のものがある。(一部紹介)
- ゴールドタイムチケット…1日用と28日用が存在する。使用することにより1日3時間の制限付きで経験値およびスキルポイントが100%増加する。また廉価版として50%上昇のシルバータイムチケットも存在する。他の経験値アップ系チケットとの併用は不可能。
- スペシャルチケット…ゴールドタイムチケット(28日用)に加え、攻撃力5%アップやダメージ5%吸収、特殊露店看板付与、逆帰還書3枚/日、瞬間帰還書3枚/日、100%復活巻物1枚/日の機能がある。更にスキルポイント加算のための専用クエストを受けられる権利を持つ。他の経験値アップ系チケットとの併用は不可能。
- スキルゴールドチケット…獲得できるスキルポイントが100%増加する。スペシャルチケットやゴールドタイムチケットなどといった経験値アップ系チケットとの併用が可能。また廉価版として50%上昇のスキルシルバーチケットも存在する。他のスキルアップ系チケットとの併用は不可能。
- 自動回復ツール…28日間有効。事前に設定しておけばHPおよびMPが低下した場合や状態異常になった時に自動的に回復薬を発動してくれる。(当然だが回復薬がなくなった場合は回復できない)
- 100%復活巻物…死亡した場合この巻物を使えば消失した経験値が100%戻り、更にその場で蘇生される。(巻物不使用の場合指定された帰還場所へ転送され、そこで蘇生されることになる。)また廉価版として60%回収のできる60%復活巻物も存在する。
- 逆帰還書…最後に帰還書を使用した位置または最後に死亡した場所へ瞬間的に移動できる。また、現在は未導入ではあるが、自分で設定した地域へ移動する機能もある。
- 全体チャット…同シャード内のプレイヤー全員にメッセージを送ることができる。
これらのアイテムはゲーム内で他のプレイヤーキャラクターの出している露店でも売られていることがある。2008年1月現在の相場は1GEM≒10,000Gold程度である(シャードによって若干の差異あり)。ステルス交易のできるEUキャラの導入や共同パーティの改変に伴い相場の高騰が顕著である。[10]
[編集] ペット
攻撃用、拾得用、移動用、運搬用のペットが売られている。これらはいずれも課金アイテムである。
- 攻撃用:召喚アイテムを購入することで使用可能(「ランプの妖精」はプレゼントアイテムのためアイテムモールからは購入不可)。モンスターや敵対職業のキャラに対し、物理攻撃の支援をしてくれる。
- 使用期間は無制限だが死亡してしまった場合、蘇生するには馬屋で売られている蘇生薬が必要になる。
- 更に天竺ミルクを定期的に飲ませないと餓死してしまうので注意が必要である(召喚を解除すれば空腹度は減少しない。また、ペットのレベルが上がると満腹になる)。
- ペットの空腹度が一定の%以下になると能力が半減する。
- 拾得用:それぞれの巻物を購入することで使用可能。敵が落としたお金やアイテムを自動的に拾得してくれる。
- 使用期間28日。トキハカリシの懐中時計(アイテムモール品)を購入することで28日分の使用延長を受けることができる。
- 障害物に引っかかりやすいので注意が必要。また、ごくたまにではあるが動かなくなる事もあるのでリスタートするか一度召喚を解除して再召喚すれば動くようになる。
- 移動用:馬小屋で売られている馬より早く走れ、プレイヤーのレベルによりHPが変動する。レベル5から使用できるのが大きな特徴。キャラクターレベルによってHPの値が変動する。
- 使用期間は特に定められていないが、使いきりのため降りたり解除したりすると消えてしまう。もちろんHPがなくなると消える。
- 運搬用:馬小屋で売られている駱駝や牛より多く積み込め、早く移動することができる。またプレイヤーのレベルによりHPが変動する。職業に就けるレベル20から使用可能。キャラクターレベルによってHPの値が変動する。
- 使用期間は特に定められていないが、使いきりのため召喚を解除すると消えてしまう(降りるだけでは消えない)。もちろんHPがなくなると消える。
これらのペットはアイテムモールで売られている場合のほかにもゲーム内で他のPCキャラクターが出している露店でもまれに売られている。
[編集] チャット
チャットシステムは5種類ある。
- 通常チャット(通称白チャ)…自分を中心にその場にいる全員が見ることができる。見られる距離は短い。
- 囁きチャット(通称ササ)…特定の対象に対してのみ見えるチャット。相手がログインさえしていれば距離に関係なく表示される。但し相手から囁きを遮断されている場合は不可能。
- パーティーチャット (通称PTチャ)…パーティーを組んだ際に使うことのできるチャット。パーティーメンバーにのみ表示される。当該PTに加入していない他のプレイヤーからは見ることができない。
- ギルドチャット(通称ギルチャ)…前述のギルドに加入している全員がみることができるチャット。当該ギルドに加入していない他のプレーヤーからは見ることができない。
- 同盟チャット…ギルドと同盟関係にある他のギルドのメンバーにも見えるチャット。また利用するにはギルドマスターの承認が必要。
- 全体チャット…上記課金アイテムを使用することにより、シャード全域に見えるチャット。但し遮断リストに掲載されている場合は表示されない。
- 学院チャット…後述の学院システムに加入しているキャラクターが使用できるチャット。
[編集] 錬金システム
錬金システムを使って武器・防具・盾・装飾品の装備品をパワーアップすることができる。
- パワーアップするにはそれぞれ対応するエリクシールが必要(たとえば武器をパワーアップするには武器エリクシール、防具をパワーアップするには防具エリクシールが必要。防具エリクシールで武器をパワーアップすることはできない)。
- 錬金ウインドウにパワーアップしたい装備品とエリクシールをセットし、実行ボタンを押す。成功すると白く光るが、失敗すると黒く光る。
- 成功した場合は装備品がパワーアップされるが、失敗するとゼロになる。更にある程度パワーアップされている装備品の場合、失敗すると耐久力が下がったり、場合によっては装備品が消滅してしまう。
- エリクシールを用いてパワーアップされるのは武器の場合は攻撃力、それ以外については防御力のみである。
2006年12月19日より新錬金術システムが導入された。内容については以下の通り。
- エリクシールのほかに錬金石を使っての錬金が可能になる。
- モンスターからドロップした欠片や武器・防具品をロンドにて分解し、元素を生成する。
- 生成した元素をモンスターからドロップした(または露店にて購入したり譲渡された)石板にはめ込み、錬金石を生成する。
- 石板には属性付与の緑板、属性値変化の赤板、特殊な効果を持つ青板がある。
- 錬金石の使用方法はエリクシールと同じ。[11]
[編集] 学院システム
レベル60以上のキャラクター(教授)がレベル40未満のプレイヤー(生徒)に色々とアドバイスするシステム。
- 教授は倉庫管理人に10万ゴールドを支払えば学院を開設できる。
- 教授は学院マッチングに登録し、生徒を最大5人招待できる。
- レベル40から60までのキャラクターは助教授として参加可能、教授は助教授を最大2人招待できる。
- 研修生が卒業すると、教授はそれに応じて名誉ポイントと評価点数を、研修生は経験値を得ることができる。
- 名誉ポイントを多く貯めると印章装備品などと交換可能になる。また評価点数が高くランクインされるとステータスが上昇する。
[編集] ポンdeキャッチ
各街にポンdeキャッチというアトラクションがあり、アトラクションチケットを使用することによりさまざまなレアアイテムを得ることができる。
- アトラクションチケットはアイテムモールで購入する(1枚=500GEM)。
- ポンdeキャッチで得たアイテムは引換所でレアアイテム等と交換する。
- ポンdeキャッチでは必ず何かの1つアイテムが得られる。一次当選と二次当選とがあり、交換玉はそれぞれ赤と緑である。
- 一次当選品は印章武器で、1週間以内なら運営へ連絡帳から専用のメールをすると、当選等級以下の好きな武器への変更が可能である(但し印章の種類や種族は変更できない)。また、二次当選品としてゴールドタイムチケット(56日)や商人の祝福といったレアアイテムを得ることができる。但し一次当選品はなかなか当たらず、二次当選品の中でもエリクシールや回復薬が当たる場合が殆どである。
[編集] ネットカフェサービス
提携しているネットカフェでプレイする場合、以下の特典が受けられる。(2008年1月現在)
- 経験値およびスキルポイントが1.5倍になる。(ゴールドタイムチケットやボーナス経験値アップの併用も可能。)
- 死亡した場合巻物を使わなくても経験値が60%戻り、更にその場で蘇生できる。
- 次元の門の使用料が無料になる。(街から街へ移動する施設で、通常は5000ゴールド支払って移動する。)
- プレイ時間によりポイントが加算され、ポイントに応じて景品がもらえる。(引き換えはゲーム内の取引所で交換可能となる)
- 専用の移動手段であるユニコーンをアイテム交換NPCより無料でもらうことができる。但し、1つしか所持することが出来ず、またネットカフェ内でしか使用したり移動したりができないのでログアウトの際は注意が必要である。
[編集] バトルシステム
ファンタジーオデッセイ・シルクロードオンラインではプレイヤー同士の職業戦および対抗戦が行なわれている。
[編集] 三項システム
シルクロードオンラインでは商人、盗賊、ハンターの3種類の職業がある。各職業はレベル20から就くことができる。職業の基本的な特徴としては以下のとおり。(2007年7月26日現在)
[編集] 商人
商人は交易所において交易アイテムを購入し、別の交易所へ運び収益および職業経験値を得る。
- 盗賊を倒すことで職業経験値を得ることもできる。
- 積荷の量よって☆1から☆5までのランクがあり、ランクが高ければ高いほどNPC盗賊が多く沸く。
- 通常交易において☆1の場合はPC盗賊に襲われない(PC盗賊を攻撃することもできない)
- 但しレベル86以上の場合は例外でPC盗賊に襲撃される。(PC盗賊を攻撃することもできる)
- 通常交易以外にも特価交易というものが存在する。1日4回(14時、17時、20時、23時)特定の交易所にて交易品を購入することができる。
- 特価交易をするためには、事前に該当NPCのクエストを完了させていなければならない(例 飛賊團交易所の場合、アイテム配達および白虎20匹退治)。
- 特価交易において、NPCウインドウを閉じると10分間特価特産品を購入することが不可能になる。
- 特価交易はレベルや☆の数に関係なくPC盗賊に襲撃される。
- 成功すると通常交易より利益は出るが、通常交易の時よりNPC盗賊が多く沸く上PC盗賊にも襲撃されるのでハンターへ護衛を依頼することが望ましい。
[編集] 盗賊
盗賊は商人から交易品を奪い、盗賊村へ運び収益を得る。
- ハンターを倒すことで職業経験値を得ることもできるので、交易時以外でもハンター狩りを行う盗賊もいる。
- 通常交易の場合、☆1商人は直接攻撃できない。但し☆1商人のレベルが86以上の場合は例外で、直接攻撃することが可能。
- ☆2以上の商人はレベルに関係なく直接攻撃可能である。
- 特価交易の場合、商人のレベルや☆の数に関係なく盗賊は商人を直接攻撃することが可能。
- 盗賊村に荷物を運ぶ時専用の帰還書を使用する。盗賊村へ移動するまで5分と長いが他の帰還書と違い動き回ることができる。
- 積荷の量よって☆1から☆4までのランクがあり、ランクが高ければ高いほどNPCハンターが多く沸く。
[編集] ハンター
ハンターは盗賊の手から商人と積荷を守り、積荷を交易所から交易所へ運ばせることによって報酬を得る。
- 盗賊を倒すことで職業経験値を得ることもできるので、交易時以外でも盗賊狩りを行うハンターもいる。
- 護衛している場合、商人の☆やレベルに関係なくハンターはPC盗賊に襲撃される。(無論PC盗賊を襲撃することもできる)。
[編集] 職業における注意
- いずれの職業もそれぞれの組合に加入する必要があり、加入時に(キャラクターのレベル-20)×1万Goldを払う必要がある。
- 仮名をつけないと職装備を身につけることができない。
- 職装備は街中でのみ着脱可能 、パーティーを組んでいるときは着脱不可。
- 一度組合を退会した場合、ペナルティーとして7日間は転職または元の職業の組合に再就職することができない。 [12]
[編集] 要塞戦
各地域に設置された要塞の所有権を争うギルド対抗戦。2007年12月20日にフィールドが公開されたが事情により開催は延期されていた。翌2008年2月19日に修正パッチが適用され、2月23日に第一回要塞戦が開催されている。
- 長安・敦煌・和田の各街に要塞が設置され、ギルド単位での要塞戦ができるようになる(当面は長安のみで行なわれる)
- 開催されるのは隔週土曜日の20時から22時、申請期間は開催日の5日前から前日までである。
- 要塞戦を行うには要塞事務官への申請する必要がある。
- 参加資格はギルドレベル3以上、メンバー数15名以上のギルドに制限され、更に参加費として多額のgoldがかかる。またシャードごとに参加者数は300名までとなっている。
- 攻城側は同盟ギルド以外は敵対関係となる。また守備側は同盟ギルドを含めて敵対関係となる。
- 要塞戦に勝利し、要塞を占領した場合はその街の交易品および次元門ワープに課税することができる。要塞戦の翌日の調整期間を経て、次の要塞戦の期間までに-20%~20%の範囲内で税金を徴収することができる。
[編集] バトルフラッグ
不定期で開催されるチーム対抗戦。当初は期間限定であったが好評であったため、定期化するか検討中である。
- 試合開始前10分前・5分前・1分前に告知が出る。告知後に各街にいるアイテム交換NPCイベント小玉に話しかけることで参加できる。この時マントや職業衣などを装備していると申し込みすることができない。
- 開始時刻になるとバトルフラッグ専用のフィールドへ転移される。龍軍(青)と虎軍(赤)とに分かれ、専用の衣装をまとう。また相手チームとのバランスが取れるよう、それぞれのレベル帯に振り分けられる。開始時刻に街にいなければ転移されず、参加することはできない。
- 試合時間は20分。試合終了後に自陣に旗が刺さっていれば勝利となる。どちらの陣にも旗が刺さっていなければ引き分けとなる。
- まず自陣に湧くモンスターを倒して鍵を入手し、自陣と相手の陣を結ぶ通路の中間にある旗を取りにいく(鍵を入手しないと自陣から出ることはできない)。
- 旗を入手したら自陣の台座まで運び、旗を挿す。時間ギリギリまで持っていてもいいが、60秒経過すると自動的に旗を落としてしまうので再度拾わなければならない。
- 旗を所持しているプレイヤーキャラクターを倒すことでその場に落下した旗を奪うことができる。
- 試合中に死亡しても、経験値の減少やアイテムのドロップなどのデスペナルティを受けることはない。しかし、復活までに30秒間のディレイが発生し、その後自陣からの再スタートとなる。
- 相手チームのプレイヤーキャラクターを倒すとカップがもらえる。試合終了後、アイテム交換NPCに話しかけるとカップ10枚ごとに景品と交換してもらえる。
- バトルに勝利すると1分間その場に留まり、その後勝利チーム専用の景品がもらえる。
- 人気のあるイベントではあるが、フィールドへ転移されない・旗が最初から自陣(または敵陣)に刺さっている・モンスターが現れないなどの不具合が多く発生している。
[編集] 装備
[編集] 中国キャラクター
- 武器
- 武器は剣、曲刀、槍、大刀、弓の5種類から選択。
- 剣または曲刀を装備した場合、盾を装備することができる。盾は防御力向上だけでなくランダムでブロック(ダメージそのものを無効化)をする。
- 槍・大刀は盾を装備できないが剣や曲刀に比べて物理・魔法攻撃力が高い。
- 弓は矢が必要で矢数には限りがある。矢はモンスターからドロップされる。盾は装備できないが遠距離攻撃に長けている。
- ステータスを知力寄りにした場合は剣・槍・弓を、力寄りにした場合は曲刀・大刀・弓を装備することが望ましい。[13]
- 防具
- 防具は鎧、護具、道服の3種類から選択。
- 鎧は物理防御に、道服は魔法防御に長けている。護具は鎧と道服の中間に位置する。
- 鎧と護具は混合で装備できる。鎧と道服、護具と道服の混合装備は不可能。
- 混合せずにフル装備した場合、護具は10%の移動速度増加と消費MP減少が、道服は20%の移動速度増加と消費MP減少の効果がある。
- 装飾
- 装飾は指輪、イヤリング、ネックレスの3種類がある。
- 武器や防具に影響されることなく装備が可能。
- 火傷抵抗や凍傷抵抗などをつけることができる。
- 種類はヨーロッパと同じであるが、中国キャラはヨーロッパの装飾は装着できない。
- 印章
- 武器、盾、防具、装飾にはまれに印章が付与されるものがある。
- 日印、月印、星印があり、星印は通常より、月印は星印より、日印は月印より能力が高い。
- 印章武器は前述のポンdeキャッチの当選景品として入手可能。
[編集] ヨーロッパキャラクター
- 武器
- Lvに応じた武器の装備が可能となっている。(装備自体はマスタリーに依存しない)
- 9種類存在する。キャスター系とサポーター系は武器が固定される。
- ソード:ウォーリアー推奨装備。シールドを装備することができるため、防御力に長けている。
- ブレード:ウォーリアー推奨装備。両手剣。ソードに比べ攻撃力が高いがシールド装備不可のため防御力が劣る。
- アックス:ウォーリアー推奨装備。両手斧。盾装備不可だが武器そのものが防御の役割を果たす。
- ボウガン:チェイサー推奨装備。遠距離物理攻撃が可能。
- ダガー:チェイサー推奨装備。短剣。ウォーリアー系の武器に比べ攻撃速度は速いが物理攻撃力は劣る。
- スタッフ:ウィザード必修装備。特徴はスキルの項目参照。
- ワンド:ウォーロック必修装備。特徴はスキルの項目参照。
- ハープ:バード必修装備。特徴はスキルの項目参照。
- ロッド:クレリック必修装備。特徴はスキルの項目参照。
- シールド:ソード・ワンド・ロッド使用時のみ装着可能、防御力向上だけでなくランダムでブロック(ダメージそのものを無効化)をする。
- 防具
- 防具は重鎧、軽鎧、ローブの3種類から選択。
- スキルマスタリーLvに応じた防具の装備が可能となっている。
- 重鎧:ウォーリアー
- 軽鎧:ウォーリアー、チェイサー、クレリック
- ローブ:ウィザード、ウォーロック、バード、クレリック
- 特徴
- 重鎧は物理防御に、ローブは魔法防御に長けている。軽鎧は重鎧とローブの中間に位置する。
- 重鎧と軽鎧は混合で装備できる。重鎧とローブ、軽鎧とローブの混合装備は不可能。
- 混合せずにフル装備した場合、軽鎧は10%の移動速度増加と消費MP減少の効果が、ローブは20%の移動速度増加と消費MP減少の効果がある。
- 装飾
- 装飾はリング、イヤリング、ネックレスの3種類がある。
- 武器や防具に影響されることなく装備が可能。
- 火傷抵抗や凍傷抵抗などをつけることができる。
- 中国の装飾は装着できない。
- 印章
- 武器、シールド、防具、装飾にはまれに印章が付与されるものがある。
- 日印、月印、星印があり、星印は通常より、月印は星印より、日印は月印より能力が高い。
- 印章武器は前述のポンdeキャッチの景品として入手可能。
[編集] アバター
アイテムモールで購入できるオプションの装備品。中国・EUキャラクターの区別に関係なく着用が可能である。かつてはただの飾りであったが、2007年12月20日のアップデートで仕様が大幅に変更されている。
- 変更前と変更後の比較
- 旧アバターは帽子(兜)のみであったが、新アバターは帽子・衣装・勲章・付着物の4種類のスロットがある。
- 変更前は職業服やマントとスロットが一緒のため混在しての着用は不可であったが、変更後は職業服・マント専用のスロットが別に設置されたため混在しての着用が可能になった。(表示は職業服やマントが優先される。)
- 新アバターは武器屋にて魔法属性やオプションの付与が可能。(旧アバターは不可。また、一度付与されたものは取消不可。)
- アバター一覧
- 旧アバターは「黄河怪の兜」や「樹精の骨兜」など5種類。2007年12月20日のアップデートで販売終了となったが、引き続き使用は可能。
- 新アバターは以下の通り。
アイテム名 | 種類 | 日本における発売期間 | 韓国における発売期間 |
---|---|---|---|
天使羽服 | 衣装 | 2007年12月20日‐2008年1月15日 | 2007年8月29日‐2007年9月13日 |
悪魔羽服 | 衣装 | 2008年4月22日‐2008年6月3日 | 2007年12月12日‐2007年12月26日 |
ハロウィン衣装 | 帽子・衣装・付属物 | (公開予定・時期未定) | 2007年10月24日‐2007年11月14日 |
海賊衣装 | 帽子・衣装 | (公開予定・時期未定) | 2008年2月20日‐2008年3月5日 |
東洋礼服 | 帽子・衣装 | (公開予定・時期未定) | 2008年4月10日‐ |
聖騎士衣装 | 帽子・衣装 | (公開予定・時期未定) | 2008年5月14日‐2008年6月4日 |
[編集] エリアマップ
大きく分けて中国エリア、ヨーロッパエリア、アラビアエリア、ダンジョンエリアが存在する。
[編集] 中国エリア
- 長安(推奨レベル1~20)
長安は中国キャラクターのスタート地点であり、ここから西へと旅をすることになる。ここを基点として、東側は秦始皇陵で行き止まりとなっている。西側は虎が大量に生息する虎穴山があり、またその南には盗賊団のアジトである飛賊團の砦がある。虎穴山の北西にある2箇所の黄河渡口から船を使い、敦煌へ行くことができる。
- 敦煌(推奨レベル21~30)
黄河を渡ると緑の生い茂っていた長安から一変し、草木の殆ど生えない荒地が広がる。中継点である敦煌の街へはかつて強大な力を誇っていたが、現在は妖怪やゾンビとなってしまった匈奴の郷土を越えなければならない。また敦煌の南側は峡谷となっており、妖術や爆弾を使う土鬼という妖怪をかわしながら狭い道を通過する必要がある。
- オアシス王国東部(推奨レベル31~42)
敦煌を西へ抜けるとゴビ砂漠が広がる。そこから北西へ進むと敦煌石窟、南へ進むとタリム盆地がある。タリム盆地には光の当たらない死の渓谷と、盗賊団のアジトである黒漠團の巣窟との2つの道がある。死の渓谷はホタンへ向かうための近道になるが、強力なモンスターが大量に湧く。一方黒漠團の巣窟は遠回りにはなるがモンスターの湧きは死の渓谷ほどではない。タリム盆地を西へ越えるとタリム渡口があり、そこからオアシス王国へ行くことができる。
[編集] ヨーロッパエリア
- 東ヨーロッパ(推奨レベル1~20)
コンスタンティノープルはヨーロッパキャラクターのスタート地点であであり、ここから東へと旅をすることになる。ここを基点として東側はマルマラ海、西側には深い森、南側には神殿や金色に光るリンゴの木がある。リンゴの木の南側に東ヨーロッパの船着場があり、そこからアナトリア半島、つまり小アジアへ行くことができる。
- 小アジア(推奨レベル21~30)
船着場付近はトロイの木馬の残骸が残る砂浜となっており、カニに似たモンスターや海賊が徘徊している。砂浜を越えると東にはアララト山がそびえ立ち、カパドキアや小アジアに封印された堕落天使セニへルの手下となったイビルオーダーたちの要塞がある。それらを越えるとアナトリア高原が広がる。その北には円形劇場があり、その周辺はケンタウロスに似たモンスターが多く徘徊している。南東にはロック山へ向かうための渡航船乗り場が、北東には中央アジアへ向かうための吊り橋がある。
- 中央アジア(推奨レベル31~40)
吊り橋を北東へ進むとサマルカンドの街がある。街の周囲はこの世界一速いと思われる魔鳥が群れを成し、その南には蜂の生息地がある。また東にはパミール高原が広がり、フン族の領地や猩猩、ゴーレムの徘徊する土地となっている。南東にはロック山へ向かうための渡航船乗り場が、東にはタクラマカンへ向かうためのトンネルがある。
[編集] アラビアエリア
- オアシス王国(推奨レベル43~60)
敦煌・オアシス王国東部から更に一変、再び緑の生い茂る草原地帯となり、その中心に湖で囲まれたホタンが存在する。そこから西へ進むと水没した上に氷で閉ざされたカラコラム遺跡があり、氷を使ったモンスターが多く存在する。更に西へ進むとロック山へ向かうための渡航船乗り場がある。
- タクラマカン(推奨レベル61~80)
オアシス王国の北側にある広大な砂漠地帯、タクラマカン砂漠の北側は天山山脈がそびえたつ。かつてはホタン以上の王国(おそらく楼蘭だと思われる)であった形跡が随所に見受けられ、西側にはニヤ遺跡やコロシアムが存在する。更に西側にトンネルがあり、そこから中央アジアへと繋がる。
- ロック山(推奨レベル70~90)
正確にはロック山という地形は存在しないが、位置からしてヒンドゥークシュ山脈の一帯と思われる。中心に大きな山があり、その周辺に4つの峰がある。また山の周辺にはいくつかの村が存在する。なお、NPC盗賊およびNPCハンターが中国版のキャラをベースにしているため中国エリアと思われがちであるが、正確にはアラビアエリアに属する。(但しアラビア版シリーズはまだ発表されていない。)
[編集] ダンジョンエリア
- 敦煌石窟(推奨レベル61~70)
オアシス王国東部の北側にある寺院を模した洞窟。実在する敦煌石窟をもとにしており、4階建・各階4つの部屋にわかれており、さらに2つのルートに分かれている。なお、レベル50未満のキャラクターと馬などの乗り物はここへは入ることができない。[14]
- 秦始皇陵(推奨レベル81~100)
長安北東部にある陵(墓)。実在する秦始皇帝陵をもとにしており、6階建となっている。[15]多くの部屋があり、迷路のようになっているため事前にルートを確認する必要がある。なお、レベル70未満のキャラクターと馬などの乗り物はここへは入ることができない。[14]
[編集] シャード (サーバー)一覧
シャード名 | 日本語 | 公開開始日 | 由来 |
---|---|---|---|
KOUGA | 黄河(コウガ) | 2005年10月6日 | 中国北部を流れる大河。黄河を参照。 |
OASIS | オアシス | 2005年11月1日 | 砂漠の中にある樹木が生えている場所。オアシスを参照。 |
INDUS | インダス | 2005年11月12日 | インド・パキスタンにかつて存在した文明。インダス文明を参照。 |
ROURAN | 楼蘭(ロウラン) | 2005年11月25日 | 新疆ウイグル自治区にかつて存在した都市。楼蘭を参照。 |
KONRON | 崑崙(コンロン) | 2006年2月21日 | 中国西部にある山脈。崑崙山脈を参照。 |
ILIOS | イリオス | 2007年7月26日 | トルコにある遺跡。イリオスを参照。 |
[編集] 日本でのサービス
- 2005年10月6日‐クローズβテスト開始、公式ホームページ開設。
- 2005年10月28日‐クローズβテスト終了。
- 2005年11月1日‐オープンβテスト開始(但しクローズβ参加者限定のみ参加可能)、オアシス王国公開。
- 2005年11月4日‐クローズβに参加しなかった者に対しても参加できるようになる。
- 2005年12月21日‐敦煌石窟エリア公開、アイテムモール(課金システム)公開により正式サービスが開始。
- 2005年12月22日‐ギルドウォーシステム導入。
- 2006年2月21日‐アイテム追加、nProtect GameGuard(セキュリティ対策強化ソフトウェア)導入。
- 2006年3月20日‐タクラマカンエリア公開、8等級装備品公開、キャップ変更(70→80)。
- 2006年4月18日‐ポンdeキャッチ導入。
- 2006年4月25日‐公式サイト内において「シルクロードタウン」公開。
- 2006年7月20日‐ネットカフェサービス開始(7月3日より一部店舗で試験運用)。
- 2006年8月22日‐ロック山エリア公開、新三項システム導入、9等級装備品公開、キャップ変更(80→90)。
- 2006年12月19日‐新錬金術システム導入、露店ネットワーク導入。
- 2007年3月27日‐三項システムの変更、ポンdeキャッチの抽選アイテム変更、Windows Vista(TM)への対応
- 2007年7月24日‐サーバー停止(7月26日まで。既存の5つのシャード全て。アップデート作業及び新サーバー追加作業)。
- 2007年7月26日‐ファンタジーオデッセイ導入、パーティーシステム変更。[16]
- 2007年10月23日‐スキル上限変更(中国69、EU60→中国・EU共に90)、EUキャラ7・8・9等級装備品公開、学院システム導入。
- 2007年12月20日‐要塞戦、ペット3種、アバター1種、アイテム1種の追加実装。[16]
- 2008年2月19日‐要塞戦修正パッチ導入、上級アストラルなどアイテムモール商品追加。
- 2008年4月1日‐それまでシルクロードオンライン用とファンタジーオデッセイ用に分かれていた公式サイトが統合される。
- 2008年4月22日‐秦始皇陵ダンジョンエリア公開、10等級装備品公開、キャップ変更(90→100)。[16]
- 2008年6月3日‐囁き遮断システム追加、スキルポイント獲得クエストの報酬変更。
[編集] 各国のサービス
日本以外でにおいては韓国、台湾、中国、ベトナムで公開されているほか、右記の国以外でも遊べるように国際版が公開されている。各国によってアップデート状況にばらつきがある。一番早いのが韓国であり、日本は韓国よりやや遅れている。なお、日本以外の各国は原則シルクロードオンラインのみとなっており、ファンタジーオデッセイの名前は付かない。
- 運営されている国・地域と特徴
国・地域 | CAP | 運営会社 | 特徴・補足 |
---|---|---|---|
日本 | 100 | GameOn | 日本国外からの接続は遮断される仕組みになっている(このような措置を行っているのは日本版のみ)。また、全年齢を対象にしている関係上無装備時の露出が抑制されている。 |
韓国 | 100 | 韓国YAHOO! | プレイする際には住民登録番号が必要のため実質韓国人のみアカウント作成ができるが、アカウントさえ作成されれば韓国国外からの接続も可能。なお、韓国では露出表現の問題からレイティング(18歳未満のプレイ禁止)がかけられている。 |
台湾 | 100 | 松崗科技 | 携帯電話の電話番号による認証方式のため、プレイする際には台湾の携帯電話が必要。こちらも条件さえ揃っていれば台湾外からの接続は可能。 |
中国 | 100 | 北京世模科技 (CIMO) |
プレイの際チャットなどに金盾がかけられている可能性があるので発言内容には注意。有料版と無料版の2種類がある。 |
ベトナム | 90 | VDC | 「conduongtolua」という名で運営している。 |
国際 | 90 | Joymax | 2008年2月現在30のシャードが設置されている。なお、日本からはゲームの接続や公式サイトの閲覧ができない仕組みになっている(プレイおよび閲覧を行ないたい場合は日本国外のプロキシが必要)。 |
[編集] 世界大会
GNGWCと称し各国の代表が毎年韓国に集結し、対抗戦を行なっている。
- 2006年
日本、韓国、中国、台湾、アメリカ、ドイツ、シンガポールの7カ国・地域の代表が9月23日に集結し行なわれている。日本からはKOUGAシャードで活動するプレイヤーが代表として参加した。
順位 | 国・地域 |
---|---|
1位 | アメリカ |
2位 | 中国 |
3位 | 台湾 |
4位 | 日本 韓国 ドイツ シンガポール |
- 2007年
中国・シンガポールが不参加となり、かわりにベトナムが参加する予定であったが都合により台湾に変更された。またアメリカは北・南米代表、ドイツは欧州代表として参加することになっている。11月に各国・地域で予選が行なわれ、12月に本大会が開催されている。
順位 | 国・地域 |
---|---|
1位 | 韓国 |
2位 | 台湾 |
3位 | 日本 |
4位 | 北・南米 欧州 |
[編集] 今後のサービスについて
[編集] 問題点
[編集] BOT・RMTについてのトラブル
当ゲームはボット(BOT)行為およびリアルマネートレーディング(RMT)は禁止されており、違反者はアカウント停止またはgold没収やPK行為と同等のペナルティを課すなどの措置をとっている。
当初このような違反行為の調査・対策についてはゲームマスター(GM)による巡回およびメンバーサイトからの通報により対応する形を取っていたが、アカウント停止措置をとったとしても再び新たなBOTが沸くなどいたちごっこの状態になり、またGMの目撃および通報によりようやく動くなど非効率な方法だったため対応が遅くなる事も多く、結果として特定の狩り場においてはBOTで溢れかえっている光景をよく目にしていた。このようなBOT行為により狩りを妨害されたりRMT行為によるアイテム相場のインフレなど正規のプレイヤーがストレスを受けることもあり、これが狩り場におけるトラブルや引退する原因になっていた。
このように無法地帯に近い状態が続いていたが、ヨーロッパ実装後の2007年夏頃よりデータログによる調査も行なわれるようになった。また公式サイトから簡単に不正者報告が出来る専用の報告窓口を設けたり、違反行為を行なったものに対しては徹底した処罰を行なうようになった。そのためBOTは急激に減少しており、RMT行為についても取引を停止する業者が現れるなど効果が現れている。
[編集] 課金アイテム問題
課金アイテムについて不透明な点がある。例えばゴールドタイムチケット28日用がアイテムモールで購入した場合1900円であるが、1日3時間しか経験値が2倍にならない。同じゲームオンが運営しているRED STONEのポータルスフィア30日用が2500円であるが、こちらは24時間有効(しかも経験値だけでなくアイテムドロップ率も倍になる)なので割高感が否めない。またスキルの振り替えをする際に多量に必要になるスキル回収薬の価格も他のゲームに比べ割高である。[17] [18]その他にも韓国では無料で標準装備となっている自動回復ツールが課金オプション扱いとなっていたり、使用頻度が高い全体チャットや逆帰還書も課金対象にしているためこれらを揃えようとするとかなりの出費を強いられる。
無課金でプレイしている者は課金者からアイテムをゲーム内の露店で購入することが出来る(一部不可)がアップデート毎に難易度が上がっているうえ三項システムにも有効なため需要が多く、これにより露店での課金アイテムの高騰を招いている。結果無課金でプレイを始めた初中級者は課金アイテムに手が出せなくなり、この層の引退者が増えている状態に陥っている。
[編集] システムトラブル
システムトラブルの多さもさることながらその対応のまずさから批判されることが多い。このうち本項目では主だったトラブルについて記述する。
- 2007年2月6日
「ブラックサンタのメリークリスマス」イベント終了のためのメンテナンスを実施したところ、一部スキルにおいて効果音が鳴らなくなるバグが発生した。ユーザーの指摘によりゲームオンはこの事態を把握していたが、ゲームオン側では対処できず開発元のJoymaxに対応を依頼したため時間がかかり、このバグが修正されたのは発生から1ヵ月半後の3月17日であった。さらにこの修正で今度は力振りキャラクターの与えるダメージが増える一方で知振りキャラクターの与えるダメージが減る状態に陥り、これについても修正されたのがおよそ1ヵ月後の4月10日であった。バグ修正により新たなバグが発生したことと、ライセンスの問題などでゲームオン側が独自に修正できないため時間がかかったことなどがわかり、ユーザーの間では批判される一例となっている。
- 2007年8月13日‐16日
13日の23時30分頃、KOUGAシャードにおいて接続できないトラブルが発生。30分後に回復したものの翌14日の2時頃から再び接続できない状況に陥ったものの、8時頃までされる状況に陥った。さらにメンテナンス終了後に公式サイトで発表された内容は
-
[KOUGA]シャードにおいてサーバートラブルが発生いたしました。
一時的にゲームへ接続ができない、またはゲームから切断される
状況が発生しておりましたが
現在は復旧しており、通常のゲームプレイが可能となっております。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
■日時
・2007年8月13日(月)23時25分頃~23時36分頃
・2007年8月14日(火)8時9分頃~9時10分頃
■該当サーバー
[KOUGA]シャード
と実際は長時間にわたり接続できない状況だったのにもかかわらず1時間しかトラブルが起きていないような表記だったためユーザーからの批判が相次ぎ、その後赤字部分はメンテナンス時間であったと修正された。
その2日後の15日17時頃から今度は一部マップ上の接続についてトラブルが発生したため、運営はハードウェアの交換などを行なったが改善されなかったため22時に急遽ユーザーに対しデバッグを目的とした緊急テストを実施。当初テスト中のデータはロールバックされるとアナウンスされたため、ユーザーは事前に購入した課金アイテムを使用するなどのテストを行った。その後このテストをもとに修正がおこなわれ、16日の朝に完全復旧した。しかし障害が発生する恐れがあるという理由でテスト中のデータはロールバックされずに継続されることになり、このためテスト中に課金アイテムを使用したユーザーなどから批判が相次いだ。これに対し運営は損失したアイテムについて連絡すれば調査の上補償することを発表している。
- 2008年1月15日
この日の定期メンテナンスで「クリスマスイベント」の終了と「バトルフラッグ」イベントを実施する予定であったが、バトルフラッグの調整がうまくいかなかったため本来午後2時に終了する予定であったメンテナンスが午後7時まで遅延した。さらにバトルフラッグに参加登録してもフィールドへ飛ばないバグが発生したため結局バトルフラッグイベントは1ヶ月延期となった。
- 2008年3月11日
11日の定期メンテナンスにおいて要塞戦の税率設定変更などが実施されたが、ROURANシャードにおいて三項システムのハンター報酬が数十倍になるというバグが発生している。このためROURANシャードでは現在キャラクター露店のアイテム販売価格が暴騰しており、ゲームバランスが著しく崩壊する事態に陥った。これに関して運営は3月14日にハンター報酬の過剰受け取り分の回収を発表し、同時にバグが修正されるまでハンターおよび盗賊の報酬を停止することを発表した。
[編集] 脚注
- ^ 但し、ファンサイトキットとして配布したものに限る
- ^ 著作権情報掲載は勿論、他ゲーム絡みの記述や運営批判、内容が希薄と判断された場合はコミュニティタウンの登録を拒否されることがある。
- ^ 経験値減少が通常の死亡時より多くなる、死亡時に所持しているアイテムをドロップする確率が高くなる、マップの都市に入ると一定割合でHPの減少が起こる、一般プレイヤーからのプレイヤーキラー(PK)が可能となる等のペナルティーがある。
- ^ 例外があり、ゲームに接続されていない状態で除名された場合はこのペナルティは適用されない。
- ^ VISA、JCB、MasterCardが利用できる。但し、事前に各カード会社の本人認証サービスへの登録が必要。
- ^ オンライン購入、コンビニ支払い共に利用可能。
- ^ カード型Suicaからは不可能。ビューカードつきの場合はクレジットカードを利用しての購入となる。
- ^ カード型およびモバイルEdy共に利用可能。但し、カード型で支払う場合はPaSoRiが別途必要。またモバイルEdyの場合、ソフトバンクモバイルの携帯からは現在のところ未対応のため注意が必要。
- ^ ガマニアのアカウントを作成し、ポイントをチャージする必要がある。
- ^ 自動回復ツールのように露店で販売できないアイテムもある。但し、それらのアイテムについては、前述のポンdeキャッチにおいて景品として得た場合、NPCと交換する前の状態(交換玉、自動回復ツールなどとしてアイテム化される前の状態)ならば露店にて販売することができる。
- ^ 但し幸運のパウダーは使用できない。
- ^ 以前は簡単に転職が可能であったが、2006年8月22日のアップデートにより変更された。
- ^ ステータスをバランス的に振っていたり、強化や印章武器によって例えば知振りでも剣より曲刀のほうが攻撃力が上の場合があるので必ずしもステータスで分別されることはない。
- ^ a b 乗り物に乗った状態で逆帰還書を使用すると乗った状態で石窟に入ることができる。このことについてゲームオンは仕様であると弁明している。
- ^ このうち5階と6階はユニーク狩りエリアであり、入場には時間帯の制約がある。
- ^ a b c 改めて新しいクライアントをインストールする必要があった。
- ^ スキル回収薬は5個セットで400円であるが、1個につき1レベルダウンのみ回収可能である。高レベル帯でスキルリセットを行なおうとすると100以上のレベルダウンを要求され、数万単位の金額が必要になってくることもある。他のMMORPGではレベルに関係なく1,500~2,000円程度で全スキルリセットが可能なため、如何に当オンラインでのスキルリセットが高額になるかわかる。
- ^ スキル回収薬のほかに再生のポーションでスキルを回収する方法がある。再生のポーションはゲーム内のクエストで獲得可能であるため課金をせずともスキルを回収することが可能であるが、クエストアイテムが揃いにくい、スキルを回収する際スキルレベルに応じたgoldを要求される、回収できるスキルポイントは振り分けたスキルポイントの90%のみで残る10%は損失することがあるなどデメリットが多い。
[編集] 外部リンク
[編集] 日本語以外の言語へのリンク
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正式運営中 | 新・天上碑 - 眠らない大陸クロノス - MU -奇蹟の大地- - RED STONE シルクロードオンライン - RF online Z - Soul of the Ultimate Nation |
運営予定 | (タイトル未定) - A.V.A - WARLORD |
運営中止 | PI STORY |
運営休止・終了 | ミラクルサマナー キュイ |