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Microsoft Windows Vista - Wikipedia

Microsoft Windows Vista

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Windows Vista®
Microsoft Windows NTOS
開発者
マイクロソフト
公式サイトMicrosoft Windows Vista ホーム
リリース情報
リリース日: 2006年11月9日 info
現行バージョン: 6.0 Service Pack 1(Build 6001)(2008年2月4日info
ソースコード モデル クローズドソースシェアードソース
ライセンス Microsoft EULA
カーネル様式: ハイブリッドカーネル
サポート状況
メインストリームフェーズ

Microsoft Windows Vistaマイクロソフト ウィンドウズ ビスタ)とはWindows XPの後継としてマイクロソフトが販売しているPCOSである。開発時のコードネームLonghorn(ロングホーン)。2006年11月30日にボリュームライセンス契約者へ提供が開始され、2007年1月30日に全世界で発売された。

目次

概要

"Vista" という名称はイタリア語で「眺望」という意味を持つ。マイクロソフトによると「混乱を解消し、あふれる情報を整理し、未来を垣間見せる」とのこと。

Windows Vistaの内部バージョンはWindows NT 6.0である。Windows 2000の内部バージョンがNT 5.0、Windows XPの内部バージョンがNT 5.1だったことを考えると、Windows 2000以来の大きなバージョンアップであることが伺える。その変更の多くは信頼性とセキュリティの向上に関する変更である。

マイクロソフトはWindows 2000以前、ほぼ4年のサイクルでメジャーバージョンアップを実施していたが、様々な事情によりXPリリースから過去例を見ない期間OSの新バージョンをリリースできなかった。XPは前世代のOSが経験しなかったブロードバンドインターネット接続時代への対応やウイルス等へのセキュリティ対策など、緊急に対応する必要もあり、マイクロソフトの開発リソースがXPのアップデート開発に優先的に回され、必然的にVista開発が遅れたという説が有力視されている。

このためVistaには多くの新機能をユーザーへ提供しなければならなくなった。このプレッシャー故か、当初の2003年以降、幾度もの延期を重ねた。新機能のテストに予想を上回る期間を割かなくてはならなくなってしまい、その結果またリリース日付が延び、その分新たな機能を追加する、といった悪循環に陥った結果、リリースが大幅に延びた。

さらに、開発当初の段階から発表されていた重要(とされていた)機能、WinFSの搭載が中止となり、Common Security APIなど、標準APIの変更も予定していたが、これもファーストリリースでは提供されず、SP1以降で提供する予定に変更となるなど、さらに一部の新機能搭載を見送る形になりながらも、最終的に一般消費者向けを2007年1月30日へと再延期し、ようやくリリースされた。

セキュリティ機能の初期設定の検討と検査にはNSAが協力している。また、NATOなどの政府関係機関もMicrosoftに対して、検査したいとの申し出を行っている[1]

尚、Windows XPWindows Server 2003まで一般販売店向けパッケージ(いわゆるリテール版)は紙の箱で発売されていたが、Windows Vistaにはプラスチックケースが採用された(同時発売のOffice 2007もまた、プラスチックケースである)。ケースを保管しておく人に配慮したものだとされている。

エディション

Windows Vistaは、世界市場向けに5エディション、地域市場向けを含めると計6エディションがリリースされている。Starterを除く全てのエディションでは32ビット版と64ビット版の両方が提供され、リテール(小売)版Ultimateのみ64ビット版ディスクが付属している。またUltimate以外の32bitリテール版では、実費(送料)負担で64bit版のDVDメディアをマイクロソフトに発注することで64bit版への移行が可能である。

ホームユース

Starter(スターター)
家庭向けの最下位版。新興市場向けの低価格・機能限定版で、Windows XP Starter Editionの後継にあたる。発展途上国を対象としたエディションのため、日本では販売されない。
Internet Explorer 7とWindows Mail、Windows Media Player 11が提供されるが、それ以外の新機能は全く提供されない。また、同時に起動できるウィンドウの数が3つ以内である事、ネットワークや画面解像度、搭載可能なメインメモリの容量などのOSの主要な機能に対して大幅な制限が加えられる。
32ビット版のみリリースされている。
Home Basic(ホーム ベーシック)
家庭向け下位版。Windows XP Home Editionの後継にあたる。
Starterに加え、基本的な機能のみ提供され、セキュリティ性の向上が図られる。なお、Windows Aeroは搭載されず、機能限定版の「Windows Vista スタンダード」が搭載される。
インターネットの閲覧やオフィスソフトの実行を主目的とするユーザー、ロースペックPCにVistaを導入するユーザー、あるいは低価格PCを購入するユーザーを対象にしている。
Home Premium(ホーム プレミアム)
家庭および学生向け上位版。Windows XP Media Center Editionの後継にあたる。
Home Basicの機能に加え、Windows Aeroやファイル単位のデータバックアップ機能、タブレットPC機能、ビジネス向けのエディションにはないメディアセンター機能(HDTVやDVDオーサリング)などが提供される。一方で、ドメインの参加には一定の制限が加えられる。
Windows Aeroを使いたいユーザー、メディアコンテンツやインターネットの利用を中心とするユーザーを対象にしている。現在一般に販売されている殆どのメーカー製パソコンは、このエディションがプリインストールされている。

ビジネスユース

Business(ビジネス)
ビジネス向け下位版。中小規模の企業向けでもあり、一般企業のユーザーを対象としているが、家庭・個人での使用も可能である。Windows XP Professional、Professional x64、Tablet PC Editionの後継にあたる。
Home Basicに加え、ドメインの参加が可能で、リモートデスクトップやデュアルプロセッサ対応、IISP2Pでのミーティング機能等が提供される。Home Premiumと同様にWindows Aeroの機能は搭載しているが、メディアセンター機能は提供されない。
Enterprise(エンタープライズ)
ビジネス向け上位版。ボリュームライセンス契約者のみへの提供となり、パッケージ版は存在しないため通常は手に入らない。大規模なグローバル企業向けで、企業での情報処理技術者を対象としている。
Businessと同じくWindows XP Professional、Professional x64、Tablet PC Editionの後継にあたる。
Businessの機能に加え、Virtual PC、多言語対応、高度なセキュリティ機能、UNIXベースのアプリケーションを実行できる機能などが提供される。

ホーム・ビジネス両用

Ultimate(アルティメット)
家庭向けとビジネス向けの機能を全て搭載した最上位版。
Home Premium、Enterpriseの機能に加え、ゲーム環境への統合機能が提供される。Vistaのエディションの中で唯一32ビット版と64ビット版が同梱されており、Windows Ultimate Extrasによる各種サービスも提供される。また、Windows ReadyBoost対応のUSBフラッシュメモリー等の特典が入ったUltimate αが24,980円で発売されている。
ハイエンドのヘビーユーザーや本格的なパソコンマニア・パソコンゲーマーを対象としている。
Ultimate以下のSKUでは、Anytime UpgradeによってUltimateへのアップグレードが差額を支払うことにより可能だったが、現在はこのサービスは終了している。

市場限定

Home Basic N, Business N
独占禁止法対策のために、EU圏で販売されているエディション。Home BasicおよびBusinessからWindows Media Playerが除かれている。
Kエディション, KNエディション
韓国FTCによってWindowsが独占禁止法違反であるとの判断が下されたために韓国で販売されているエディション。KエディションはOS内に競合他社のインスタントメッセンジャーやメディアプレーヤーへのリンクが含まれている。KNエディションはKエディションに加え、Windows Media Playerが除かれている。

新機能

ユーザインタフェース

Windows Aero
Windows XPのLunaに替わる新しいUI。「エアロ」と発音する。3Dグラフィックを使用し、透過ウィンドウ、フリップ3Dなどの視覚効果が可能(詳細は視覚スタイルの節を参照のこと)。
シェル
スタートメニューが整理され、表示方法やフォルダウィンドウの操作性などが変更された。これにより、一つのアイコンを探すのに微妙なマウスの動きが必要になる一方、マウスの移動距離そのものは若干だが少なくて済むようになった。このため、微妙なマウスの動きが得意なユーザにとっては、従来バージョンに比べて少しだけだが使いやすくなったと考えることができる。
タスクバーの内容がサムネイル表示できるようになった(ウインドウプレビュー機能)。これによりフォルダの中身を表示したり、アイコンの大きさを自由に変更できるようになったため、ファイルやその内容の確認がしやすくなり可視性が向上した。
音声認識
音声認識技術の向上によって音声での文字入力および音声でのパソコンの操作が可能である。
タブレット機能
Windows XP Tablet PC Editionから受け継いだ機能。Home Premium以上に搭載されている。ペンタブレットタブレットPCで動作する。ペンの動きで簡単な操作を行う「フリック」が追加された。
日本語環境の充実
新デザインの日本語フォント「メイリオ」が搭載され、JIS漢字コードJIS X 0213:2004(JIS2004)に対応した。このためJIS X 0213を採用していないOSとの間で一部の字体が異なる。ただし、フォント切り替え機能などを使えば旧字体を使うことは可能だが、マイクロソフトは推奨していない。
搭載フォントセットについて
Windows Vistaの以前の標準フォントセット(MS ゴシック類3種、MS 明朝類2種、Windows Vistaでは加えてメイリオの計6種)にも変更が加えられた。標準フォントセットにJIS X 0221:2001の文字集合とJIS X 0213:2004の追加文字が採用され、字形も旧来のJIS X 0208:1990から、前記の文字集合・追加文字の2つを合わせたJIS X 0213:2004に変更された。
この変更によって、以下のような問題が発生する。
  • Windows Vistaとそれ以前のWindowsで一部字形が異なって表示される
  • 以前のWindowsでは文字そのものが存在せず正しく表示できない
字形の差異を吸収するため、Windows Vistaの標準フォントセットを旧規格に戻す修正プログラムが提供されている。それによって、問題が発生する場合は上記対処によって回避できる。その逆に、Windows XPおよびWindows Server 2003の標準フォントセットを新規格に変更することもできる。変更するためのフォントはWindows Updateからも提供されている。
標準フォントセットに新規格を使用したWindowsでは、サロゲートペア(非BMP面)の文字の表示準備が整い、IMEパッドから呼び出せるようになる。さらにIMEの変換候補に表示させるには、VistaかOffice 2007のIMEが必要になる。
Vistaで化ける字、化けない字も参照。

セキュリティ

ユーザーアカウント制御(UAC)
Vistaでは管理者アカウントであっても通常はユーザー権限で動作し、管理者権限が必要なときにダイアログでその確認を求めるようになった。これにより、システムに変更を与えるプログラムの動作の可否を確認するステップを設けるため、システムに重大な影響のある操作を不用意に行ってしまうということを防ぐことができる。
ユーザーアカウント制御は、ほかの管理者ではない標準ユーザーがログインした状態で管理者のパスワードを入力すると再起動の必要なくその場で管理者の権限を得ることができるため、標準ユーザーからでもソフトウェアなどをインストールすることができるようになった。
この機能はコントロールパネルで無効にすることもできるが、セキュリティを下げてしまうことにつながる。
Windows XPなどUACのないバージョンからアップグレードされたVista環境では、旧環境でインストールされたアプリケーションの動作互換性のために、UACが一部緩和されている。このため、クリーンインストールした環境とアップデートした環境とで、同じVistaでありながらアプリケーションの挙動が異なるといった事態が起きている。
また、ユーザーアカウント制御は、「setup.exe」や「update.exe」などがファイル名となっている場合、あるいはCDのオートランアプリケーションなどに対して自動で動作するように標準で設定されている。これは、セットアップの開始時に管理者の権限が得られずインストールできないという問題を解消するためである。
Internet Explorer 7 の保護モード
UACの関連機能の一つ。信頼済みサイトに登録されていないサイトを閲覧する場合、ステータスバーに「保護モード:有効」と表示され悪意あるプラグインなどからコンピュータ内のファイルなどを操作されることを防いでいる。なお、副作用として保護モードで閲覧中はIMEのプロパティ変更や、辞書登録などが行えず、既に辞書登録済みの単語が変換候補に出ない。共有プリンタから印刷ができない。等の問題が起きている。なおこの機能は上記UACに依存するため、Vistaで動作するIE7にのみあり、UACのない Windows XPやWindows Server 2003用のIE7にはない。
Windows リソース保護
WRPで保護されたファイルは、削除や変更が出来なくなっている。これにより、システムファイルを削除したり改変するような操作の過失や、悪意あるアプリケーションから守られている。この機能は上記UACとは独立して動作しており、たとえ管理者権限を有していたとしても削除や変更が行えない。なお、Windows Updateが行う変更については例外的に許可されている。
また、アプリケーションに偽のレジストリを操作させて本物のレジストリの内容を守る影武者的な機能も持っている。
Windows Defender
スパイウェア(悪意のあるソフトウェア)を検出・削除するアプリケーション。ほかにも、スタートアップアプリケーションの管理やアプリケーションが行った不正な変更の監視なども行うことができる。ちなみに、Windows Defenderのスパイウェア定義ファイルは定期的に自動で最新版に更新される。
保護者による子供のパソコン利用規制機能
いわゆる一部のゲームやアプリケーションの起動、インターネットにおける特定のコンテンツの閲覧を制限させる機能。
ドライブの暗号化
Windows XPまでに搭載されている暗号化ファイルシステムに加え、TPMもしくはUSBメモリと組み合わせて用いるBitLockerと呼ばれる暗号化機能が搭載される(Enterprise、Ultimateのみ)。
サービスとドライバのSession 0 分離
Vistaでは、以前のOSとは異なりサービスやドライバの動作するセッションと、フロントエンドのアプリケーションが動作するセッションが切り離された。これにより、ユーザーが実行した(もしくは、知らずに実行してしまった)悪意あるアプリケーションから実行中のサービスやドライバへ介入する手段が制限された。

システムおよび環境

.NET Framework 3.0
アプリケーション製作環境の新しいバージョン。マイクロソフトの説明によると、この規格で3Dを活用したソフトウェアなどがより簡単に製作できるとしている。
Windows SuperFetch
ユーザーのアプリケーション利用パターンに基づいて必要なデータをメモリ上にキャッシュし、アプリケーションの起動や切り替えの時間を短縮する技術である。
Windows ReadyBoot
Vistaの起動時のブートプロセスを学習し、そのシステムで最適化された起動のパフォーマンスを向上させる機能。
メモリが512MB未満のシステムの場合はWindows XP相当のプリフェッチ行い、システムに 700 MB 以上のメモリが搭載されている場合は、メインメモリのキャッシュを利用してブートプロセスを最適化する。
過去5回のトレース情報を元に、CPUの空き時間を利用し、次回のキャッシュ計画を生成する。
Windows ReadyBoost
フラッシュメモリの記憶領域をキャッシュメモリとして使用し、総合的なパフォーマンスを向上させる。PCに搭載している物理メモリと同じ容量か、それよりも多いものを使用することが推奨されているが、小容量でも効果が出ないわけではない。容量は空き容量が230MB以上のものが必要、設定可能な容量の上限は、32ビットのアドレス長の最大である4GBまで。
Windows ReadyDrive
ハイブリッドHDDをサポートするための機能、またハイブリッドHDDを活用した省電力機能。
DirectX 10.x
新しい表現能力とハードウェアの性能をフルに活用したDirect Xの新バージョン。
マイクロソフトによると、これによってゲームのスピードが向上し、ユーザーは新しい体験を手に入れることが出来るとの事である。

アプリケーションおよびエンターテイメント

Windows Internet Explorer 7
Low-Rights IE、フィッシング詐欺検出機能などによるセキュリティ対策の強化、アルファチャネルPNGへの対応や、CSS2への対応の強化、タブブラウズ機能、RSSリーダー機能が追加された。Windows XP Service Pack 2やWindows Server 2003 Service Pack 1にもInternet Explorer 7は提供されるが、Low-Rights IEはWindows Vistaの特徴であるUACと相乗して機能を果たすために搭載されていない。
Windows Mail
Windowsの旧バージョンに存在していたOutlook Expressに替わってWindows Mailが搭載される。迷惑メール対策の強化などが行われている。
Windows Media Center
Windows XP Media Center Editionのメディアセンター機能を継承(Home Premium、Ultimateのみ)。映像・音楽の再生や録画をリモコンを使って直観的に行える。これは、マイクロソフトがテレビとパソコンを一体化させた新しいエンターテイメント環境を提供するために制作されたものである。今後、日本限定で地上デジタルの録画に対応したVista向けのMedia Centerを提供する事をマイクロソフト日本法人が発表した。
Windows Media Player 11
音楽配信サービス(アメリカ合衆国ではURGE、日本ではMora win)に対応する。ユーザーインターフェイスがバージョン10より大幅に変更され、黒を基調としたクールなデザインが特徴である。
Windows フォトギャラリー
Windows Media Playerの操作感で写真の表示や編集、管理することができ、DVDなどの記録メディアにまとめることもできる。また、エフェクトを交えながらスライドショーを表示したり、画像などを自動修正することができる。
Windows Movie Maker HD
Windows ムービーメーカーの後継版。Vista発売当初には、ムービーメーカーはAeroに対応した高性能なグラフィックカードを装着していないと実行できなかった。しかし、マイクロソフトは顧客の要望に応えるため、Aeroに対応した高性能なグラフィックカードを装着していなくてもムービーメーカーが実行できるバージョンを発表した。
Windows DVD Maker
ムービーメーカーで編集した映像などをDVD-Video形式でDVDに書き出せる。メニューも作成可能。(Home Premium、UltimateのみにDVDメーカーは搭載されている。)
Windows サイドバー
サイドバーには「ガジェット」と呼ばれるミニアプリケーションを利用でき、電卓、時計などのよく利用する機能や、天気やニュース等の情報をシームレスに入手し、表示するための機能。50種類以上のガジェットがWindows Liveでダウンロード可能になっている。このガジェットは個人レベルでも制作可能であり、マイクロソフトは開発ツールなどを提供している。
Windows システム評価ツール(Windows エクスペリエンス インデックス)
このプログラムは、CPU、メモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックス、プライマリハードディスクの5項目に対し、客観的な指標となる数値(サブスコア)を、マシンの処理能力を実測するプログラム(ベンチマーク)によって導き、表示する。また一番低いサブスコアを基本スコアとして表示する。基本スコアがシステム性能の総合的な評価となる。
マシン環境の条件に対して決まった数値をあてて評価とする場合もある。例外的に、DirectXの値が8.1(つまり9.0以下)の場合、グラフィックスの点数は2.0になる、など。
このプログラムはベンチマークだと言われることがあるが、これは間違いである。単に性能を評価するだけではなく、様々なコンピュータの情報を取得して総合的に点数化するものである。
ゲーム
Windows Vistaでは、ゲームとして
  • インクボール(インクペンを使ってボールをゴールまで誘導するゲーム)
  • Chess Titans(チェスゲーム)
  • Purble Place(ノルマを達成するために一定の作業をこなし続けるゲーム)
  • Mahjong Titans(麻雀)
が新しく収録されている。またWindows 3.1以来のマインスイーパソリティアなどの標準ゲームも収録されているが、Windows Vistaではアニメーションやグラフィックが大きく変更され、よりグラフィカルになった。
Windows Ultimate Extras
Windows Vista Ultimateにのみ提供されるWindows Vistaのサービス。Windows Updateと一緒に追加の有無の確認およびインストールができる。
現在は以下のものが提供されている[2]
  • Hold 'EM
  • BitLockerとEFS拡張機能
  • 言語パック - 一台のコンピュータで異なる言語をユーザインターフェースに使用できる。
  • Windows DreamScene - デスクトップの壁紙で動画を再生する機能。
その他
Xbox Liveに標準対応し、次世代DVD規格ではHD DVDのみを標準サポートするなどマイクロソフトの他製品と絡めた戦略が見られる。なお、HD DVD-Videoを視聴するためのデコーダは別途用意する必要がある。
PCI-Expressなどの次世代規格に公式に対応しており、対応ボードが装着してあればそのボードの電力を節約するための設定を行うことができる。

視覚スタイル

Windows Vistaでは、Windows XPのLunaにかわる新しいUIとして、Aeroが導入されている。

Home Basicで標準となるテーマ

Windows Vista スタンダード
Home Basicのデフォルトのテーマ。Windows Aero同様、DWMを用いており、外見もWindows Aeroとほとんど同じではあるが、Windows Aeroのような半透明効果やフリップ機能は利用できない。このテーマはWindows Aeroの機能限定版にあたり、Home Basic以外のエディションには搭載されていないが、「個人設定」→「ウィンドウの色とデザイン」→「透明感を有効にする」のチェックを外せばこのスタイルと同一にする事が可能である。

Home Premium以上のエディションで使用可能なテーマ

Windows Aero
Starter、Home Basic以外のすべてのエディションで利用可能なテーマ。ある程度のGPUの性能を保有するPCの特典としてウィンドウの外枠やタスクバーを曇りガラスのように透過し、更に以下の機能が付け加えられる。
Windows フリップ
Alt-Tabキーによってアクティブなウインドウを切り替える機能。従来は各ウインドウのアイコンとタイトルが表示されるのみだったが、DWMによってウインドウの内容が縮小表示され、より目的のウインドウを選択しやすくなった。
Windows フリップ3D
Win-Tabキーまたはクイック起動ツールバー上のアイコンによってウインドウを3D回転にして表示する機能。発売当初、Windows Vistaの新機能の一つとして頻繁にとりあげられた。
尚、ウィンドウを最大化している場合は透過機能は適用されず、タイトルバーは黒色になる。
Windows Aeroのすべての機能を利用するには、後述の "Vista Premium Ready" にあるグラフィックプロセッサの項に記載される能力が少なくとも必要である。GPUにある程度以上の性能があるのであれば、GPUの能力を利用するようになり、Aeroを有効にした方が描写速度は向上する。そのため、Windows XPで動作速度向上の手段の一つとして用いられてきたクラシック表示が逆にCPUのリソースを利用するようになるため、PCの処理能力は低下する。
Windows Vista ベーシック
ウィンドウが青みがかった乳白色、タスクバーが黒色で表示される。ウィンドウ右上の最大化や最小化や閉じるボタンがWindows AeroやVista スタンダードと若干異なっている。このテーマでは、ビデオカードはWDDM (Windows Display Driver Model)と呼ばれるVista用の新しいドライバのモデルをサポートする必要がない。GPUに十分な性能のないシステムではこのテーマが標準となる。また、通常時はWindows AeroまたはWindows Vista スタンダードを利用している状態で、一時的にDesktop Window Managerが無効化された場合も、このテーマに変更される。
Windows スタンダード
Windows 2000と同色のクラシックスタイルとなる。
Windows クラシック
Windows 95と同色のクラシックスタイルとなる。
エディションによる視覚スタイル
視覚スタイル・エディション Windows Aero Windows Vista スタンダード Windows Vista ベーシック Windows スタンダード Windows クラシック
Ultimate ×
Enterprise ×
Business ×
Home Premium ×
Home Basic ×
Starter × ×

デスクトップ ウィンドウ マネージャ(DWM)

Windows AeroとWindows Vista スタンダードはこの技術を基盤にしている。この技術は、従来のように画面を直接描画するのではなく、画面の構成要素をそれぞれ一度バックバッファに描画しておき、必要になった時点でそれらを合成して出力するというものである。この技術により、ウインドウを三次元空間に並べて一覧表示する「フリップ3D」や下に重なったウインドウを曇りガラスのように透過させる「Aero」といった特殊効果が可能になる(Windows Aeroはこの技術の応用の代表例)。これらの処理はCPUではなくグラフィックカード上で行われるので、この技術によってCPUの負荷も軽減される。また、ウインドウ切り替え時の再描画も発生しない。

ただし、動画再生に広く使われてきたオーバーレイ表示は以前からの告知どおり、Windows Vistaから通常でサポートされないようになり、DWMが有効な環境では利用できなくなった。そのため、オーバーレイを使用したアプリケーションを使う際は一時的にDWMが無効になる。

この機能はStarter以外のすべてのエディションに含まれる。

システム要件

マイクロソフトは、Windows Vistaに関して2種類のシステム要件を公示している[3]

Windows Vista Capable
この要件を満たすシステムはWindows Vistaのどのエディションでも動作し、基本的な機能を利用できることが保証されるが、Windows Aeroなどといった高度な機能を利用するにはさらに上位の要件(Windows Vista Premium Ready)を満たす必要がある。
Windows Vista Premium Ready
この要件を満たすシステムはWindows Vistaの高度な機能を含めたすべての機能を利用することができる。

それぞれの要件の詳細は次のとおりである。

Windows Vistaシステム要件
要件の種類 Vista Capable Vista Premium Ready
プロセッサ 800MHz 1GHz
システムメモリ 512MB RAM 1GB RAM
グラフィックプロセッサ DirectX 9 対応
  • DirectX 9対応
  • ピクセルシェーダ2.0
  • WDDM対応
  • グラフィックメモリ128MB以上
  • 32ビット以上の色深度
HDD総容量 20GB 40GB
HDD空き容量 15GB 15GB
その他
  • DVD-ROMドライブ[4]
  • オーディオ出力
  • インターネット接続

Upgrade Advisor

マイクロソフトから配布されているフリーウェア。このソフトを使用する事でユーザーのニーズに適したエディションや使用している機種で動作するのか、動作する場合はどの機能まで快適に使用出来るのかを検証する事が出来る[5]

このソフトを使用すると使用機種のデータを自動検索してレポートが作成され、機種に適したエディションやそれに必要な要件が表示される仕組みになっている。

但し、このソフトウェアには32ビットのエディションでのみ動作するため、XPとVista以外のOSを使用しているユーザーは、このソフトを使用する事が出来ない。

日本市場ではWindows Vistaはこの条件が高く、一部を除く2005年以前のコンピューターでは一部またはすべてのハードウェアの交換・増設が必要なため、Windows XPのメインストリームサポートの終了が延長された。

サポート

Service Pack 1

Windows Vista Service Pack 1(以下「SP1」)発表前のコードネームはFiji。2007年8月29日、マイクロソフトはSP1のリリースについて発表し、9月24日にβ版をリリースした[6]。公式ブログ[7]によると、SP1にはバグフィックスやパフォーマンス、セキュリティの向上のほか、Windows Vistaで見送られたEFI(Extensible Firmware Interface)やexFATワイヤレスLAN IEEE 802.11n(ドラフト版2.0)への対応、DirectX 10.1のサポートなどが盛り込まれる[8]

そして同12月5日にはリリース候補版を、2008年1月24日には新バージョン「Windows Vista SP1 RC Refresh 2」を、SP1の初期βリリースを既に試している1万5000人のベータテスターに提供した。同2月4日には、Windows Server 2008と共に、正式にSP1開発完了の報告があったが、2月21日、SP1のインストールに必要な3つのアップデートファイルのインストールでトラブルに見舞われ、1つの配信中止を余儀なくされた。3月19日にWindows UpdateとDownload Centerに公開された。自動更新は5月6日から始まった。[9] 利点は、起動およびシャットダウンの高速化や省電力やexfat(fatの4GBの壁を超えることができる)やすべてのハードディスクの暗号化などである。

サポート期限

Windows Vistaの全エディションにおけるサポート期限(メインストリームサポート)は2012年4月10日までとなっている。ビジネスユースのエディションである Windows Vista Business と Windows Vista Enterprise には延長サポート(メインストリームサポート終了から5年)が設定されており、延長サポート期限は2017年4月11日までになる。

Windows Vista Home Basic、Home PremiumおよびUltimateには延長サポートが設定されないので、2012年4月10日までであり、Windows XPの延長サポート期限より2年も短い[10]。Windows XP のサポート期限は発売後に延長(ホームユースのエディションにも延長サポートを設定)する変更が行われているが、これはWindows XPが「延長サポートはコンシューマは対象外」とする規定ができる前に発売された製品であるための特別処置であり、今後同様の措置がWindows Vistaのホームユースのエディションに対して行われる可能性は低い[11]

その他

ライセンス

当初発表されていたVistaのライセンス規約によると、店頭販売版のVistaは新しいPCに移し替えることがただ一回しか許されていなかった。二回目以降にVistaを移し替える場合、電話でマイクロソフトに連絡をとってライセンスの正当性を証明する必要があるとされていた。この規約は強い反発により改定され、複数のPCに同時にインストールしない限りは何回でも移し替えることができるようになった。

DSP版はWindows XPと同様にパッケージ版とは異なったライセンス規約が適用され、新しいPCへの移し変えはできない。ただし、パーツにライセンスが付随しているDSP版は、そのパーツが組み込まれてさえいれば、その他のハードウェア環境がどう変更されようとも構わない。たとえパーツが壊れていても認識さえすればライセンスは継続されるとのこと。

カーネル保護機能

64ビット版VistaにはPatchGuardとして知られるカーネル保護機能がある。これは、カーネルを不正な意図で書き換えられるのを防ぐ機能である。McAfeeなどのコンピュータセキュリティ企業は、これはセキュリティ対策ソフトなどシステムを防御するソフトの動作を妨げる物だと主張し、機能の改正を求めた。これに応え、マイクロソフトは正当な方法でカーネルにアクセスすることを可能にするAPIを追加すると発表した。このAPIは、Windows Vista SP1以降に提供されることがアナウンスされている(ただし、このAPIにアクセスするためにはマイクロソフトと別途契約を結ばなければならない)。これによって、サードパーティはPatchGuardの動作を回避して、従来通りのセキュリティ機能を提供することが可能となる予定である。

ハードウェア要求

Windows Vistaを使用するのに最低限必要とされるメモリは512MBだが、このメモリでは動作が遅いという評価も多い。これは搭載メモリを1GB以上に増量することで解決が可能ではあるが、パソコンの構造などの問題でメモリを追加することが困難な場合もある。この場合、Vistaから新搭載された機能の一つである "ReadyBoost" を利用することが推薦される(詳細はReadyBoostの節を参照)が、メモリ自体を増設するのとは歴然とした効果の差ができてしまう。

Windows Vistaの中核機能は512MBのメモリで動作するが、Windows Aeroなど上位の機能を使用するには最低でも1GBのメモリが必要とされている。これを満たさないシステムでは、これらの機能は自動的にオフとなる。


互換性

XPで動いていた一部のソフトウェアやハードウェア(パソコン本体・周辺機器)がVistaでは使用できない場合がある。この問題は、Vista特有のものではなく、XPの初期の時にも、Windows9x系ソフトに動作しないものが多数発生していた。もちろん、ドライバに関しては、Windows9x系とは全く互換性が無かった。

ソフトウェアの場合、互換モードで実行すれば正しく動作する可能性がある。互換モードはWindows XPだけでなくWindows 95以降のWindowsの各バージョンから選択することができる。 このほか、実行時に管理者権限を要求する設定にすることも可能である。

ハードウェアの場合、その原因はVistaが要求するデバイスドライバモデルの一部がXPのそれと完全に互換ではないためである。 特にWDDMへの対応を要求されるビデオカードやキャプチャカード、サウンドAPIに変更のあったサウンドカード・オーディオカード等の場合に顕著であり、この場合ハードウェア製造者からVistaに対応したドライバを入手する必要がある。

ドライバの不在や不備などが何かと取り沙汰される事も多いVistaだが、Vistaの動作対象となる現行のビデオカードやチップセット等については、それらの製造メーカー側でVista用のドライバを既にリリースしており、特に問題は無い。 またドライバモデルに特に変更の無いストレージカードやネットワークアダプタ、USBデバイス等では、Vista専用のドライバが供給されていない場合やVistaでの動作保証や明示等が無い場合でも、XP/2k用のドライバで動作するデバイスは少なくない。

一方で古いハードウェアなどでは、Vistaへの対応予定のないものもある。また、標準ドライバでハードウェアの基本的な機能は利用できるものの、付属ソフトウェアがVista非対応で利用できない場合も多い。特にテレビ視聴や録画などのビデオキャプチャソフトはWindowsのオーバーレイ表示に頼っているものも多く、Vistaへの対応を放棄する製品や、Vistaに対応していてもAeroを停止しないと動作しないものが多数現れたため、一部メディアの記事やコラム、掲示板などではこれをVistaの互換性の低さの象徴として語る論調が定着している傾向すらある。実際は、オーバーレイそのものに関しては、DirectX8.0SDKリリース時点で、将来的に廃止されることが予告されており、DirectX9.0SDKで既にレガシー扱いになっていた。

具体的なVistaへの対応状況については、ソフト・ハード各社のサイトにて確認すること。

Mac OS X 10.4 Tigerとの比較

Mac OS Xでの機能名 Windows Vistaでの機能名 機能概要 備考・細かな違い
Spotlight Windows Search コンピュータ内のファイルを一発検索 検索窓の類似性。性質は異なり、Spotlightはメタ検索である。
Exposé Windows フリップ3D 実行中のウィンドウを一覧サムネイル表示 フリップ3Dはウィンドウを重ならせてめくっていくのに対し、Exposéはウィンドウを重ならないように全体に並べ、そこから選ぶ方式。Exposéの方が視認性が高く、またQuartzを利用するため要求される負荷がはるかに少ない
Dashboard ガジェット ウィジェットの実行 ガジェットにはウィンドウやデスクトップに重ならないように画面端に置ける“サイドバー”という領域が用意されている。Mac OS Xでは普段は別空間に隠れており、画面には常駐しない。
Aqua Aero 半透明のインターフェース 似てはいるものの、Aero Glassのウィンドウは光を反射する擦り硝子風、Aquaは透明感のあるプラスチック風とアルミニウム風のメタリック調を併用しており、細かな違いが多くある。
Front Row Windows Media Center リモコンなどからコンテンツを再生 Windows Media CenterはVistaの新機能だが、その前身のWindows XP Media Center Editionの発売は2002年である。Macでは専用のリモコンで対応するソフトウェア(KeynoteiLife等)を操作できるなど、細かな違いがある。
Finder Windows Explorer グラフィカル・シェル 階層ごとにファイルをカラム表示する機能や、アイコンのサイズを自由に変更できる機能(これらの機能は初代Mac OS Xから採用されていた)、カラム表示中にファイルをプレビューできる機能など。

この他にも、Windows Calendarチェスなどの付属アプリケーションもMac OS Xのものと類似しているとの意見がある。

しかし、それらの機能はMac OS Xの類似の機能がアップル社によって発表されるよりも前に公表されていた。

例えば、ビデオカードの3Dハードウェアアクセラレータを使用したデスクトップのウインドウの半透明化や3D化は1998年のWinHEC98でGDI 2kとして発表済みであり、ウィジットを構成している技術であるHTML+JavaScriptによるアプリケーション作成は、Internet Explorer 5.0以上をインストールすることで使用可能になるHTML Applications(HTA)の技術とほぼ同じである。

Windows Vistaの検索機能の原形が発表されたのは2003年10月26日 - 30日開催のProfessional Developers Conference(PDC)2003で、このときの発表にはWindows Aero、WPF、WCF、WinFSなどについての説明があり、WinFSの説明の中でVistaの検索機能について言及されている。類似している機能である Spotlight がアップル社によって発表されたのは2004年6月である[12]。 ただし、Spotlightの原形であるSherlock[13]は1998年10月にMac OS 8.5の搭載機能として発表されている。

また逆に、サーバー向けWindowsやVistaでサポートされた "シャドウコピー" と呼ばれるバックアップ機能に類似した機能 "Time Machine" を、Mac OSX 10.5 Leopardで搭載するという例もある。

実際、ファイルシステムをデータベース的にし検索の動的問い合わせを出来るようにした源流は90年代後半のBeOSのBFSだと言える[14]し、文書内容も含めた全文検索をシステム全体にわたって可能にしたシステムはさらに以前からある。

発売後の状況

  • 2007年3月26日発表 - 同年2月28日までの販売数は2000万本突破(単体、パソコンへのバンドル、アップグレード等の合計)[15]

旧バージョンへのダウングレード

マイクロソフトは、Microsoft Windows XPの正規OEMライセンス提供を2008年1月末をもって、またDSP版を2009年1月末を持って終了することを発表する[16]など、旧バージョンのOSは今後徐々にサポートの対象からはずされていく。しかし、システムの相互運用における問題で引き続き旧バージョンを利用したい企業のために、ボリュームライセンスまたはプリインストールで入手した「Business」と「Ultimate」に対してのみ、ダウングレード権が設定されている。

ただし、Microsoft Windows XPの正規OEMライセンス提供は延長され、2008年6月末までになった[17]

対象となるバージョンとダウングレード可能なOSは以下の通りである。

脚注

  1. ^ 米Microsoft, 「Windows Vista」のセキュリティ機能でNSAの関与を認める IT Pro 2007年1月14日閲覧
  2. ^ Extras
  3. ^ Microsoft Windows Vista : Capable PC および Premium Ready PC
  4. ^ 小型(軽量)ノートPCには光学ドライブを内蔵しないものも存在する。要件として外付けの構成も認められている。
  5. ^ Microsoft Windows Vista Upgrade Advisor
  6. ^ Microsoft’s Evolving Approach to Servicing the Windows Platform(2007年8月29日のプレスリリース:英語)。
  7. ^ Windows Vista Team Blog : Announcing Windows Vista Service Pack 1 Beta(公式ブログの2007年8月29日の記事:英語)。
  8. ^ マイクロソフト、“Windows Vista SP1”を2008年第1四半期にリリース(ASCII.jp 2007年8月30日)。
  9. ^ http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/sp1/default.mspx
  10. ^ マイクロソフト Windows XP サポート ライフサイクル
    マイクロソフト Windows Vista サポート ライフサイクル
  11. ^ ライフサイクル ポリシー FAQ
  12. ^ 2004年6月の基調講演のレポート
  13. ^ 【WPCE98】アップル再生を力強く宣言--シラー副社長の基調講演
  14. ^ BFSの開発者によるWinFSへのコメント
  15. ^日本経済新聞』2007年3月27日付夕刊。
    "Windows Vista、発売後1カ月で2000万本を売り上げ" 日経パソコンオンライン. 2007年3月27日閲覧.
  16. ^ マイクロソフト、Windows XPの正規OEMライセンス提供を2008年1月末に終了, ITpro, 2007年8月22日
  17. ^ Microsoft、Windows XPのOEMライセンスを2008年6月30日まで延長, PC Watch, 2007年9月28日

関連項目

外部リンク


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