シュトゥットガルト
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紋章 | 地図 |
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基本情報 | |
連邦州: | バーデン=ヴュルテンベルク州 |
行政管区: | シュトゥットガルト行政管区 |
地域連合: | シュトゥットガルト地域連合 |
郡: | 郡独立市 |
緯度経度: | 北緯 48度46分36秒 東経 9度10分39秒 |
標高: | 海抜 245 m |
面積: | 207.36 km2 |
人口: | 591,528人 (2006年4月30日) |
人口密度: | 2,858 人/km² |
外国人: | 21.9 % (2005年、stuttgart.deより) 23.7 % (2005年、statistik.baden-wuerttemberg.deより) |
郵便番号: | 70001–70619 (旧: 7000) |
市外局番: | 0711 |
ナンバープレート: | S |
自治体コード: | 08 1 11 000 |
UN/LOコード: | DE STR |
市の構成: | 23 市区、 141 小街区 |
市庁舎の住所: | Marktplatz 1 70173 Stuttgart |
ウェブサイト: | www.stuttgart.de |
E-Mail: | post@stuttgart.de |
行政 | |
上級市長: | ヴォルフガング・シュスター (Dr. Wolfgang Schuster) (CDU) |
シュトゥットガルト(Stuttgart)はドイツ連邦共和国の都市。バーデン=ヴュルテンベルク州の州都であり、ドイツ南西部の中心都市。人口は約59万1千人(2006年)。シュツットガルトとも表記される。
ドイツを代表する哲学者であるヘーゲルの出生地。
目次 |
[編集] 地勢・産業
ネッカー川沿いにあるドイツを代表する工業都市で、ドイツでもっとも豊かな地域といわれているバーデン・ビュルテンベルク州の州都である。ダイムラー、ポルシェやボッシュなどドイツを代表する世界的な企業の本社がおかれている。一方、ぶどうなどの栽培も盛んであり、ワインも生産され、農業も盛んな田舎街の側面を併せ持つ。シュトゥットガルトの中央駅のそばには今もブドウ畑が残る。シュヴェービッシュといわれる方言が話され、北部ドイツの人たちからは田舎者と揶揄されることがある。隣接するエスリンゲン、ルードヴィッヒスブルグ、フェルバッハ、ヴァイブリンゲン、などのUバーン(LRT:ライトレールトランジット、ほぼ専用軌道の路面電車)、Sバーン(都市近郊電車)が直通運転される近隣周辺都市を合わせて人口100万人を越えるシュトゥットガルト都市圏を形成する。中央駅正面から歩行者専用道路のケーニッヒストラーセが伸び、通りを進んでいくと左手に新宮殿、広場、旧宮殿、ラートハウス(市役所)、マルクトプラッツ(市場)、ブロイニンガーデパートなどが現われ、市の中心部となる。欧州議会があるフランス・ストラスブールへ車で1時間半、ミュンヘンへ2時間、フランクフルトへ1時間半、スイス・チューリッヒへ2時間半とヨーロッパのへそともいえる絶好のロケーションに位置する。近隣の都市としては、約40キロ北にハイルブロン、35キロ西にシュヴァルツヴァルトの中心都市プフォルツハイム、60キロ北西にシュヴァルツヴァルトを越えライン川沿いにドイツ連邦最高裁判所、連邦憲法裁判所の所在地であるカールスルーエ、35キロ南にロイトリンゲンが位置している。
[編集] 気候・風土
- 気候
- 緯度的にサハリンの旧日本・ロシアの国境(真ん中)程度の緯度にあり、夏至のころは朝4時ころから夜の10時ころまで明るい。逆に冬至のころは朝8時でも薄暗く、日没も午後4時頃と早く、太陽の高度も低い。夏でも気温は30度を超えることは少なく、湿度は低く蒸し暑さを感じることはない。湿度が低いため空の色は抜けるように青い。冬は寒気が来ると-20度になることもある。雪が積もることは少なく、積もっても2-3日ほどで道路の雪は無くなる。
- 風土
- 周辺はネッカー川を中心とする丘陵地帯で、4月になると道路沿いに植えられたリンゴの花がいっせいに咲きほころび、桃源郷を連想させるほど美しい風景が広がる。
[編集] 歴史
13世紀に都市特権を得た。それより徐々に発展するが、17世紀の三十年戦争で荒廃した。19世紀にヴュルテンベルク王国の都となり、19世紀後半より街の工業化が進んだ。
音楽史においては、1834年にシュトゥットガルト会議が開催され、管弦楽における基準ピッチが「ラ(A)」=440Hzと定められた。(のちに1859年のパリ会議、1885年のウィーン会議で「ラ(A)」=435Hzと決議されたが、1939年のロンドン会議で再び440Hzと決議されて現在に至る。)
[編集] 文化・観光
かつてのヴュルテンベルク王国の首都であり、美術館や音楽施設が充実した芸術都市としての性格も有する。シュトゥットガルト室内管弦楽団や、シュトゥットガルト州立歌劇場、シュトゥットガルト・バレエ団の活躍は世界的にも知られる。
ミュンヘンのオクトーバーフェストと並び、ドイツ第2のフェスト(お祭り、祭典)といわれる「カンシュタッター・フォルクスフェスト」は、カンシュタット地区のネッカー川河川敷で開かれるビールとワインで祝う収穫祭である。毎年9月下旬から10月上旬にかけて行われる。また同じ場所で春には、もう少し規模の小さいフリューリング・フェスト(Spring Festival)が開かれる。 また、ヴァイナハツ・マルクト(クリスマスマーケット)(11/23頃から一ヶ月間)はドイツで2番目に古い歴史を有しており、近隣から参加するバスツアー客でごったがえし、凍える冬の寒空の下、熱燗で飲むハーブ入り赤ワイン, キルシュヴァッサーなどの度数の高いシュナップス(スピリッツ)は実に美味しい。
- 観光スポット
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- アルテ・シュロス
- 中央駅より歩行者天国でアクセス。新宮殿の近くに位置し建物内部が博物館になっている。
- マルクト・プラッツ
- アルテシュロスの近くに位置し土曜日、日曜日に朝市が開かれる。ヴァイナハツ・マルクトはここで開かれる。
- ベンツ博物館
- カンシュタッター・フォルクスフェスト会場の対岸のネッカー川河川敷のゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンの奥に位置しベンツの工場内にあるため、正門より連絡バスに乗りアクセスする。正門近くにシュトラーセン・バーンの終点駅がある。(2006年に改修され、位置が工場内部からメルシーデス通りに面した場所に変わり、徒歩で入館できるようになった。入館料は€8(割引料金は€4)である。)
- ポルシェ博物館
- 駅から少し離れるがネッカー川を渡り北上したフォイヤーバッハ地区にある。Sバーン、シュトラーセン・バーンでアクセス可能。
- ヴィルヘルマ動物園
- 国王の夏の離宮が動物園になっている。
- シュトゥットガルトテレビ塔
- 丘陵地帯の頂上部に位置し上部展望台よりシュトゥットガルト周辺を一望できる。
[編集] 交通
- シュトゥットガルト空港
- シュトゥットガルト中央駅
ICE、インターシティなど特急列車が走り、国内はもとよりEU圏内、スイスの主要都市を結んでいる。駅はターミナル駅(終端駅)となっており当駅に停車する長距離列車はスイッチバックして目的地へ向かう。フランクフルト空港-当駅間を結ぶルフトハンザの便名を持つICEAIRailも運行されている。両空港間の距離は約160kmと短く、航空機が40分かかるのに対してAIRailは1時間13分と大差は無い。むしろ市中心部に到着できるので便利である。
屋外広告を殆ど目にすることのないドイツであるが、駅舎の時計塔の上には大きなメルセデス・ベンツ(現地発音はメルシーデス・ベンツ)のマークが誇らしげに回転していて遠くからでもよく目立つ。なお、現在、シュトゥットガルト近郊の鉄道網を抜本的に改革する"Stuttgart 21"プロジェクトが進められようとしており、シュトゥットガルト中央駅に関しても、現在の地上ホームに直交する形で地下駅を建設し、既存の地上ホームを廃止する予定であるなど、その姿を大きく変えることになると思われる。
- アウトバーンA8 A81
- LRT(Uバーン)・シュトラーセンバーンが発達しており、市内各所、および近隣都市を結んでいる。市中心部で路線は地下鉄化しており共に三線軌条の地下路線を走行する。シュトゥットガルトはネッカー川が刻む谷、丘陵地に発達した都市であるため、各路線は登山鉄道並みの急勾配の区間が存在する。乗車券は乗車前に駅の自動販売機で購入するが、検札は無い。ただ抜き打ちで取締りをすることがある。乗車後直ぐに車内備え付けの打刻機で乗車券に乗車時刻を打刻しなければならない。
- 路線バス
Sバーン、Uバーン、シュトラーセンバーンの駅からは路線バスが接続している。乗車券は目的エリア毎に鉄道と共通で通しの乗車券を購入できる。鉄道とバスは完全にリンクしており待ち時間なしで接続している。バスは連接バスが多く運行されている。鉄道は駅で乗車券を購入するが、バスは乗車時に運転手から購入できる。
地下鉄部へ入ろうとする三線軌条を走行するFellbach発Vaihingen行きUバーン |
急勾配を走行するシュトラーセンバーン。三線軌条区間で狭軌側を走る。 |
[編集] スポーツ
- ブンデスリーガ所属のプロサッカークラブであるVfBシュトゥットガルトの本拠地。ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンを本拠地とする。
- 2006年ドイツ FIFAワールドカップの開催都市の一つであり、ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンにて試合が行われた。
[編集] 姉妹都市
- St Helens, Merseyside(イギリス)1948年
- カーディフ(イギリス)1955年
- セントルイス(アメリカ)1960年
- ストラスブール(フランス)1962年
- ムンバイ (旧ボンベイ)(インド)1968年
- Menzel-Bourguiba(チュニジア)1971年
- カイロ(エジプト)1979年
- ウッチ(ポーランド)1988年
- ブルノ(チェコ)1989年
- サマーラ(ロシア)1992年
- 大垣市(日本、岐阜県)
- ジッダ(サウジアラビア)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 公式
- シュトゥットガルト市公式サイト (ドイツ語)
- 日系機関
- 旅行
- シュトゥットガルト - ウィキトラベル
- シュトゥットガルト市観光局 (ドイツ語)(英語)
- ドイツ政府観光局 - シュトゥットガルト (日本語)
- その他