サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド | ||
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ビートルズ の 楽曲 | ||
収録アルバム サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド | ||
リリース | 1967年6月1日 | |
録音 | アビー・ロード・スタジオ 1967年2月1日、2日、3月3日、6日 |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 2分2秒 | |
レーベル | パーロフォン、 キャピトル、 EMI | |
作詞者 | レノン=マッカートニー | |
プロデューサー | ジョージ・マーティン | |
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 収録順 | ||
"サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド" (1) |
ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ (2) |
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド / ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"/"With A Little Help From My Friends" |
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ビートルズ の シングル 収録アルバム 『 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 |
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リリース | 1978年9月30日 | ||||||||||||||||||||||
規格 | 7インチ | ||||||||||||||||||||||
録音 | アビー・ロード・スタジオ February–March 1967 |
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ジャンル | ロック | ||||||||||||||||||||||
時間 | 4分46秒 | ||||||||||||||||||||||
レーベル | パーロフォン R6022 | ||||||||||||||||||||||
作詞・作曲者 | レノン=マッカートニー | ||||||||||||||||||||||
プロデューサー | ジョージ・マーティン | ||||||||||||||||||||||
チャート最高順位 | |||||||||||||||||||||||
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ビートルズ シングル 年表 | |||||||||||||||||||||||
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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)はクレジットがレノン=マッカートニー名義の曲であり、最初に録音され発表されたのは1967年の事であり、アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録された。この曲はアルバムの中で2回登場する。オープニングナンバーとして(「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」とつながっている)と最後から2番目の「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ) 」(「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」とつながっている)としてである。歌詞の中でアルバム内で演奏している架空のバンドを紹介している。
最初のアルバム発表以降、この曲はシングルとして、コンピレーションアルバムの中の1曲として発表され、数組の他のアーティストに演奏された。(ジミ・ヘンドリックス、ポール・マッカートニー、マッカートニーとU2を含む。)
目次 |
[編集] 作品ができるまでと録音
1966年12月、休日が終わりイングランドへ飛んで帰ってくるとき、マッカートニーにアルバム全体でロールプレイを行うというアイディアが浮かんだ。それは各々のビートルズを「ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の一員に置き換えて、観客の前でコンサートを行うという状況である。その思いつきはローディーのマル・エヴァンズがマッカートニーへ純粋に飛行機内で機内食を食べるときにあった容器に「S」と「P」の意味をたずねた。マッカートニーはそれは塩(Salt)と胡椒(Pepper)であると答えた。この話はサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドの枠組みと曲を導いた。[1][2] プロデューサーのジョージ・マーティンによると、曲はアルバムを作る前に録音されたが、彼はこのことがサージェント・ペパーのキャラクターに基づいたコンセプト・アルバムのアイディアを生み始めたとも述べていた。[3]
グループのロード・マネージャー、ニール・アスピノールはペパー軍曹を進行役にするというアイディア、つまりはアルバムの最後にリプリーズを行うことを提案した。[4]彼の日記では、エヴァンズが曲に貢献しただろうとも書いてある。ジョン・レノンはサージェント・ペパーのアイディアはマッカートニーが作ったものだと考えているが、公式なクレジットはレノン=マッカートニーとなっている。[5]曲はアビー・ロードの2番スタジオで録音され、マーティンがプロデュースし、ジェフ・エマリックのエンジニアリングのもと行われた。録音は1967年2月1日に始まり、3回のさらなるセッションのあと、3月6日に終わった。[6]
[編集] 曲構成
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドのアルバムにおいて、曲は観客の賑やかなおしゃべりとオーケストラのチューニング音(2月10日の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のオーケストラ・セッションから取られている[7])で幕を開ける。群衆の音は1960年にマーティンが録音したグーンショウ向けのライヴ録音から取られている。曲自体が始まると、バンドがメンバーを紹介する。[8]曲構成は、
- 導入(インストゥルメンタル)
- ヴァース
- ブリッジ(インストゥルメンタル)
- リフレイン
- ブリッジ
- ヴァース
- 楽器によるブリッジ及び「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」へのつなぎ[6]
曲はG majorの音階にあり、4分の4拍子である。フレンチ・ホルンカルテットは音に厚みを出すために使用されている。[6]
[編集] リプライズ
詳細はサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)を参照
[編集] 発表
この曲は最初イギリスにおいては1967年6月1日に、アメリカにおいては1967年6月2日にサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドのLPで発表された。[6]
ビートルズのEMIとの録音契約が1976年に切れてから、EMIはビートルズのカタログから自由に再発売できるようになり、1978年(オリジナルアルバムの発表から11年後)に「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」がシングルA面として発売された。B面は「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」であった。シングルはキャピトル・レコードによってアメリカで8月14日に発売され(映画「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の発表に近い)、パーロフォンによってイギリスで9月に発売された。[9][10]
国 | チャート | 順位 |
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イギリス | Music Week | 63[11] |
アメリカ | Billboard Hot 100 | 71[12] |
アメリカ | Cash Box | 92[13] |
アメリカ | Record World | 103[14] |
オリジナル録音の曲は以下のビートルズのコンピレーション・アルバム内に収録されている。ザ・ビートルズ1967年〜1970年(1973年)、イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜(1998年)である。リプライズのリハーサルはアウトテイクを集めたアルバム、ザ・ビートルズ・アンソロジー2(1996年)に収録されている。マッカートニーが使っていた「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」や他の曲の歌詞を含むノートが1998年に競売に出された。[15]
[編集] ライヴ演奏
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」はビートルズの手では一度もライヴで演奏されなかった。3人のビートル(ポール・ジョージとリンゴ)にエリック・クラプトンを加えて1979年5月19日、クラプトンの結婚式で演奏された。ジョン・レノンは後にもし招待を受けていれば式に出席していただろうと述べていた。ポール・マッカートニーは1989年9月に始まったワールド・ツアーやその後のツアーで演奏している。[16]マッカートニーとU2はこの曲をロンドン・ハイド・パークで2005年6月2日に行われたLIVE 8の最初に演奏した。[17]「20年前」という歌詞で始まるこの曲は、LIVE 8はライヴエイドからちょうど20年経って開催されたということを祝う意味で選ばれた。[18]シングルはiTunesへチャリティのために発売され、今までで最も早く売れたオンラインの曲としてワールドレコードに輝いた。[19]
1967年、ジミ・ヘンドリックスはシャフツベリー・アベニューにあるサヴィル・シアターにてこの曲をライヴで演奏した。シアターはブライアン・エプスタインから貸し出された。レコードが発売されてからわずか3日後のことであり、マッカートニーが聴衆の中にいた。[20][21] ワイト島音楽祭でのヘンドリックスの別バージョンのライヴ演奏が彼の死後発売されたアルバム、『Blue Wild Angel: Live at the Isle of Wight』に収録された。2006年、リプライズがシルク・ドゥ・ソレイユがリミックスしたアルバム『ラヴ (ビートルズ)|』にて再発表された。このバージョンは他のビートルズの曲からサンプリングされた音を含むリミックスである。
2007年、ブライアン・アダムスとステレオフォニックスはアルバム内の2つのバージョンの曲を「It Was 40 Years Ago Today」というテレビ向けに録音した。このテレビでは現代のアーティストがアルバムの曲をオリジナルと同じスタジオ、録音技術を使って録音するというものである。[22]2007年5月23日、アメリカン・アイドルのシーズン6のフィナーレにてケリー・クラークソンとエアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーがこの曲をビートルズメドレー中に演奏した。[23]
[編集] 脚注
- ^ Miles (1997), pp303-304.
- ^ ”The Beatles Anthology” DVD 2003 (Episode 6 - 0:41:54) Harrison talking about McCartney's idea for Sergeant Pepper's.
- ^ ”The Beatles Anthology” DVD 2003 (Episode 6 - 0:43:13) Martin talking about the song becoming the concept for the album.
- ^ ”The Beatles Anthology” DVD 2003 (Episode 6 - 0:43:21) Aspinall talking about Sergeant Pepper being the compère.
- ^ "Beatles Songwriting & Recording Database" 2007-09-27. 2008-01-13閲覧.
- ^ a b c d Pollack, Alan W. "Notes on "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band" Soundscape. 2007-12-02閲覧.
- ^ Lewisohn (1988), p101.
- ^ "Dubbed applause and music-hall overtones" Scotsman.com: 2007-05-25. 2007-12-02閲覧.
- ^ "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (1978)" IMDb. 2007-03-05閲覧.
- ^ "The Beatles Singles and EP Discography" Beatle Tracks. 2007-03-05閲覧.
- ^ Harry (2000), p261.
- ^ Wallgren (1982), p123.
- ^ Harry (2000), p271.
- ^ Harry (2000), p273.
- ^ "Notebook of lyrics for sale" BBC News: 1998-08-07. 2007-12-02閲覧.
- ^ Epstein, Dan. "Review of Tripping the Live Fantastic" Amazon.com. 2007-12-12閲覧.
- ^ "London Live 8 performances rated" BBC News: 2005-07-03. 2007-12-02閲覧.
- ^ Ansaldo, Michael (2005-07-03). "McCartney, U2 Rock Live 8" Rolling Stone. 2008-02-11閲覧.
- ^ "Paul McCartney In The 'Guinness Book of Records'" Softpedia. 2007-03-03閲覧.
- ^ "The night Jimi Hendrix played tribute to The Beatles" NME News. 2007-12-05閲覧.
- ^ ”The Beatles Anthology” DVD 2003 (Episode 6 - 0:59:39) McCartney talking about Hendrix’s performance at The Saville Theatre.
- ^ "Sergeant Pepper's 40th Anniversary" BBC News. 2007-12-02閲覧.
- ^ ""American Idol" Season 6 Finale - Show" WireImage: 2007-05-23. 2007-12-04閲覧.
[編集] 参考文献
- Davies, Hunter (2004). The Beatles. W. W. Norton & Company. ISBN 978-0393315714.
- Harry, Bill (2000). The Beatles Encyclopedia. Virgin Publishing. ISBN 0-7535-0481-2.
- Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1.
- Martin, George; Hornsby, Jeremy (1994). All You Need Is Ears. New York: St. Martin's Griffen. ISBN 0-312-11482-6.
- Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. ISBN 0-8050-5249-6.
- Spitz, Bob (2005). The Beatles: The Biography. New York: Little, Brown and Company. ISBN 1-84513-160-6.
- The Beatles (2003). The Beatles Anthology (DVD). Apple records. ASIN: B00008GKEG (Bar Code: 24349 29699).
- Wallgren, Mark (1982). The Beatles on Record. New York: Simon & Schuster. ISBN 0-671-45682-2.
[編集] 外部リンク
- Alan W. Pollack's notes on "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"
- Russian version of the song, and others