レコードレーベル
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レコードレーベル (record label) とはレコードの盤面中央部に貼付される、曲目、音楽家、レコード会社名などのクレジットが記載されたラベル紙を原義とする。転じて、レコード会社(音楽ソフトを制作・発売する会社)や、更にその中で音楽的方向性が分かれるセクション(例:エイベックス内のtrax・tuneなど)を指す。
上記の定義から、そこに所属するミュージシャンの音楽とその音楽のジャンル、方向性、規模(メジャーかインディーズか、どれだけのお金をかけているか、など)を(逆説的だが)音楽以外で最も端的に示す指標であるとも言える。 歴史のあるレーベルや、有名なミュージシャンが設置したレーベル、有名なミュージシャンが使用するレーベルはその名前にある種のブランド的な価値が発生することがある。
目次 |
[編集] 代表的な日本のレーベル
[編集] レコード会社でもあるレーベル
- Sony Music Entertainment
- Sony Music Records
- Sony Records(メインレーベル。1991年3月まではCBS/Sony Recordsと称した)
- MASTERSIX FOUNDATION(ロックやヒップホップ等をメインとしたレーベル)
- gr8! Records(ロックなどが中心)
- Niagara Records(大瀧詠一のプライベートレーベルで、かつては、日本コロムピア(現:コロムビアミュージックエンタテインメント)にあった。)
- SME Records(かつてはSMR内のレーベルだったが2003年4月独立)
- DefSTAR RECORDS(かつてはSMR内のレーベルだったが2001年1月独立)
- EPIC Records(元EPIC/Sony Records。2001年10月独立)
- エピックレコード(メインレーベル)
- コワルスキー
- dohb discs(1998年設立。2001年にソニーからの独立に伴い消滅)
- アンティノスレコード(Antinos Records)(EPIC Recordsに吸収され、レーベルとしても2004年3月で運営終了)
- Ki/oon Records(元Ki/oon Sony Records。1998年に現名称になり、2001年10月独立)
- Ki/oon Records2
- NeOSITE(レゲエ、ヒップポップ系のレーベル)
- HAUNTED RECORDS(HYDEのプライベートレーベル)
- Sony Music Associated Records
- FEARLESS RECORDS(大沢伸一が主催するレーベル)
- tributelink(マツダ・トリビュートとのコラボレーションレーベル。映画「サトラレ」のサントラ盤など。現在は廃止)
- TRUE KiSS DiSC(小室哲哉が主催したレーベル。2000年に活動休止)
- onenation(SOULHEADやnobodyknows+などが使用するレーベル)
- Yeah!Yeah!Yeah!Records(キャプテンストライダムやNo Regret Life等が使用するレーベル)
- TERRY DOLLAR RECORD$(オレスカバンドのプライベートレーベル)
- ソニー・ミュージックダイレクト
- ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 米・コロムビア・レコード
- 米・エピックレコード
- ヴィレッジ・ミュージック(ジャズ・フュージョン系のレーベル;レコード部門(ヴィレッジ・レコード)と芸能部門(ヴィレッジ・エー)が統合し設立)
- アニプレックス(アニメ部門。元SMEビジュアルワークス。2003年にソニー・カルチャーエンタテインメント(以下SCU)の傘下だったが2006年12月にSCUはSMEに吸収合併され再びSMEの傘下となる)
- Sony Music Records
- エイベックスグループ
- avex trax(エイベックス トラックス)(メインレーベル)
- rhythm Zone (リズムゾーン) (倖田來未、m-flo、LISA、EXILE等が使用するクラブ系中心のレーベル)
- SONIC GROOVE(ソニック グルーヴ)(ヴィジョンファクトリー所属アーティスト用。同事務所所属の半数程度が使用)
- avex globe(エイベックス グローブ)(globeのプライベートレーベル)
- avex io(エイベックス イオ)(プライム・ディレクションのレーベル、他にアニメ系としてHiBOOMレーベルもあり)
- cutting edge(カッティング・エッジ)(他にmotorod、JUNK MUSEUMなどもあり)
- ヴェルファーレ・レコーズ
- URCレコード(日本初のインディーズレーベル・URCの旧譜を再発している)
- avex tune(エイベックス チューン)
- avex mode(エイベックス モード)(アニメ・ゲーム系レーベル)
- ユニバーサル ミュージック
- ユニバーサルJ(メインレーベル)
- NAYUTAWAVE RECORDS
- ユニバーサルシグマ
- マーキュリー(キティレコードと統合し、キティMMEとなる)
- キティレコード
- デフジャム・ジャパン
- フィリップス・レコード(後にマーキュリーとなる)
- A&Mレコード
- トーラスレコード
- イーサム・レコード
- アイランド・レコード
- モータウン
- ドイツ・グラモフォン
- ハガクレレコード
- ポリスター
- データム・ポリスター(ゲームミュージック部門)
- MIDI INC.
- BMG JAPAN
- ワーナーミュージック
- エレクトラ/アサイラム
- アトランティック/アトコ
- ワーナーミュージック・ジャパン
- WEA JAPAN
- イーストウエスト・ジャパン
- Moon Records(山下達郎と竹内まりやのプライベートレーベル)
- SPROUSE(L'Arc〜en〜Cielのリーダーtetsuのソロプロジェクト・TETSU69のレーベル。現在は休止)
- EMIミュージック・ジャパン(旧:東芝EMI)
- Capitol Music(現在のメインレーベル)
- 東芝レコード(かつてはメインレーベルだったが、現在は演歌・吹奏楽が中心)
- イーストワールド(かつてはシティポップス、その後メインレーベル)
- エキスプレス(フォーク・ニューミュージック)
- サクラスターレコード(2007年9月以降、演歌系歌手は東芝レコードから移籍)
- アンリミテッドレコード
- EMIレコード
- アップルレコード
- ブルーノート
- Foozay Music(宇多田ヒカル等が使用)
- International
- RESERVOIR RECORDS
- Strantegic Marketing
- Virgin Music(一時は日本法人も存在した独立レコード会社であった)
- ヴァージン・レコード
- プチヴァージン(女性アイドル)
- ヴァージン・トーキョー(女性ビジュアル系が中心。2004年4月に運営終了)
- EG/エディションズEG(プログレッシブ・ロックや環境音楽中心)
- カリスマ
- サイレン
- ユーメックス(アニメ・ゲーム系レーベル。現在は休止)
- Capitol Music(現在のメインレーベル)
- キングレコード
- 日本ビクターグループ
- ビクターエンタテインメント
- ビクターレコード(メインレーベル)
- Speedstar Records
- TAISHITAレーベル(サザンオールスターズのプライベートレーベル)
- Sweetstar
- MOBSQUAD(ストリートミュージック系のレーベル)
- Invitation(メジャーレコード会社のレーベルながらインディーズ色が強いレーベル)
- JVCエンタテインメント(アニメ系・携帯コンテンツ中心。本来は日本ビクター傘下の芸能プロダクションであるが、2007年10月1日付でアニメ関連事業とレーベルflying DOGの商標権をビクターエンタテインメントから譲り受けて展開を始動した。)
- flying DOG(フライング・ドッグ)(元々はビクター音楽産業の主要レーベルであったが1080年代に休止。2007年10月より復活した。)
- m-serve(エムサーヴ)(アニメ系。通常はメインレーベルと連動していた。)
- JVCレーベル(ジャズ・フュージョン系、昔はJVCフライングディスクと称した)
- flying DOG(フライング・ドッグ)(元々はビクター音楽産業の主要レーベルであったが1080年代に休止。2007年10月より復活した。)
- テイチクエンタテインメント(1999年に松下電器から買収)
- テイチクレコード(メインレーベル。演歌中心)
- コンチネンタル(ポップス・ニューミュージック)
- インペリアルレコード
- ビクターエンタテインメント
- 第一興商グループ
- 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2001年10月徳間書店から買収)
- ミノルフォン(演歌系。作曲家・遠藤實の名前から命名。旧徳間音楽工業系)
- ジャパンレコーズ(メインレーベル)
- ジブリレーベル(スタジオジブリ専属レーベル。徳間書店子会社時代から続いている)
- ガウス(演歌系が中心。第一興商が徳間ジャパンや日本クラウンの買収以前に自ら設置したレーベル。一時期、中森明菜も使用していたこともあった)
- メルダック(J-POP系のメインレーベル。旧トライエムのレーベルだったが2005年に事業譲渡)
- MIDZET HOUSE(ミゼットハウス)(寺田恵子、浜田麻里、アン・ルイスらが在籍)
- Ayers(エアーズ)(アミューズと旧アポロンが折半出資したレーベル。2000年2月に消滅。日本クラウン子会社のトライエム(当時)が著作権を買収)
- 日本クラウン
- クラウンレコード(メインレーベル。主に演歌系)
- PANAM(主にポップス系)
- CROWN GOLD
- CROWN STONES
- 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2001年10月徳間書店から買収)
- コロムビアミュージックエンタテインメント(旧:日本コロムビア。2002年10月改称)
- コロムビアレコード(演歌、童謡・唱歌)
- CMEレコード(コロムビアレコードより分離)
- DENON(設立当初は「デノン」と呼称し、和製洋楽レーベルとしてベッツィ&クリスやジミー・オズモンドなどをリリース。1973年にPCM(デジタル)録音を本格化させるとクラシックやジャズ等オーディオファイル向け音源をリリースするレーベルに業態変更、呼称も「デンオン」となり、旧デノンは「BLOW UP」にレーベル名を変更した。)
- パッションレコード(ポップス系)
- T-BOOM(パッションレコードより分離。一青窈、Bon-Bon Blancoなどが在籍、PaniCrewはBMGファンハウスに移籍)
- M-TRAIN(パッションレコードより分離、中村雅俊のプライベートレーベル)
- トライアド(ロックやシティポップス中心。一時期「ヒートウェーブ」として独立したレコード会社となったこともあり)
- ヒートウェーブ(山口洋、千聖(PENICILLIN)などが所属。独立したレコード会社だったが2001年にコロムビアに吸収された)
- アニメックス(アニメ・ゲーム系レーベル)
- フォルテミュージック(コロムビアレコード系のアニメックスに統合)
- ベターデイズ(フュージョン系レーベル、現在は廃止)
- エースハイ・レコーズ(NITRO MICROPHONE UNDERGROUND中心のレーベル)
- TOY'S FACTORY
- TOY'S FACTORY(メインレーベル)
- kimi(ダンス系)
- CARNAGE(メロコア系)
- Johnny's Entertainment
- Being GIZAグループ
- GIZA studio(現在のメインレーベル)
- B-Gram RECORDS(現在は所属アーティストはいない。このため現在は企画盤等のレーベルとなっている)
- ZAIN RECORDS(2003年、B-Gram RECORDSに吸収合併。以降は同社のメインレーベルとなる)
- Amemura O-town Record(1997年設立。1999年所属アーティスト移籍により消滅)
- NORTHERN MUSIC
- ZAIN RECORDS(2003年、B-Gram RECORDSに吸収合併。以降は同社のメインレーベルとなる)
- VERMILLION RECORDS(B'zのプライベートレーベル)
- アップフロントワークス(2004年にゼティマ、ハチャマ、ピッコロタウンが合併して設立)
- ゼティマ(メインレーベル・1998年にワン・アップ・ミュージックとY・Jサウンズが合併して設立)
- 地中海レーベル
- ハチャマ
- PACIFIC HEAVEN
- ピッコロタウン
- ライスミュージック(演歌・歌謡系)
- ゼティマ(メインレーベル・1998年にワン・アップ・ミュージックとY・Jサウンズが合併して設立)
- ポニーキャニオン
- PONY CANYON(メインレーベル)
- FLIGHT MASTER(J-POP系)
- アードバーク(1970年設立。2000年に消滅)
- ジェネオン エンタテインメント(旧:パイオニアLDC。電通傘下入りに伴い2003年10月改称)
- ジェネオンレーベル(メインレーベル)
- RONDO ROBE(ロンドローブ)(アニメ系レーベル)
- SISTUS RECORDS(芸能事務所であるレインボーエンタテインメントとの合同設立、タイナカサチ・樹海専用レーベル)
- ランティス(アニメ・ゲーム系)
- ランティス(メインレーベル)
- MellowHead(ジェネオンとの共同出資した会社オンザランのレーベルだったが、2006年8月に吸収合併)
- ティートックレコーズ(ジャズ・クラシック・ロック等)
- ドワンゴ・エージー・エンタテインメント
- evolution(奥井雅美主宰のレーベル)
- FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT
- 澤野工房(ジャズ系)
- ガッツ・プロダクション(ジャズ系)
- マーベラスエンターテイメント(アニメ系)
- アニメイトグループ(アニメ系)
- ムービック(アニメイトの一部門から東日本アニメイトの運営会社になり、グループ再編を経た現在はアニメイトグループ傘下となった)
- コアデ(旧西日本アニメイトの運営会社)
- フロンティアワークス(映像・音楽ソフト企画・製作)
- マリンエンタテインメント(映像・音楽ソフト企画・製作)
- コナミデジタルエンタテインメント(アニメ・ゲーム系。1997年分社化でコナミメディアエンタテインメントと称したが2005年4月再吸収、2006年持株会社体制移行に伴い事業会社として分割)
- 573 Records
- インデックスミュージック(アニメ・ゲーム系。旧:NECアベニュー→NECインターチャネル、現在はインデックス・ホールディングス傘下)
- サイトロンディスク(アニメ・ゲーム系)
- ユナイテッド・アジア
- R&C Japan
- ドリーミュージック
- ミューチャー・コミュニケーションズ(旧称プラティア・エンタテインメント。2007年破産)
- バップ
- ネオプレックス(2006年倒産)
- アニマート: バウアー・スタジオ/ドイツ
- Devil's Music
- ドッペルゲンガー・レコード(電子音楽系)
- ヤマハミュージックコミュニケーションズ(ポニーキャニオンから独立)
- ユーキャン(旧:FOAレコード)
- メディアファクトリー
- メディア・レモラス(ヴァージン・ジャパンが前身で後にポニーキャニオンに買収され1997年に同社に事業譲渡)
[編集] インディーズレーベル
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- Masterpiece Music ( マスターピース・ミュージック ) [16]
- 鼻歌障害レコード
- SweetestRecords
[編集] 特殊形態
- breaktown LABEL(キットカットとの同梱販売専門レーベル)
- 淀屋レコード(京阪電気鉄道)
[編集] 戦時中における日本のレコードレーベル
太平洋戦争時代の日本では、1942年の敵国語(外来語)禁止に伴い、レーベルや社名変更を余儀なくされたレコード会社があった。戦後、これらのレーベルや社名の多くは従来のものに戻されている。
- コロムビア
- ニッチク(音符マークだけはそのまま)
- キング
- 富士音響(ライオンの絵が富士山に変更)
- ビクター
- 日本音響
- ポリドール
- 大東亜(一部ポリドールレーベルもあり)
[編集] 有名な世界のレーベル
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 日本のインディーズ専門流通会社
- VIVID SOUND
- HRGレコードセンター(原楽器)
- ダイキサウンド
- e-music (ダイキサウンド子会社)
- バウンディ