スターチャイルド

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スターチャイルド(STAR CHILD)は、キングレコードアニメ声優専門の内部レーベルである。通称「スタチャすたちゃ)」。

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[編集] 概要

  • 1976年にレーベル設立。アニメ関連の楽曲の専門レーベルとしては業界でも古参であり、アニメファンへの認知度・浸透度も高い。キングレコード常務取締役の大月俊倫によってレーベルは拡大し、現在ではキングレコードの中核事業となっている[1]
  • 1990年代は『新世紀エヴァンゲリオン』など数多くの人気アニメの制作に関与し、多くはタイアップ戦略を取るなどして1990年代後半以降、林原めぐみ堀江由衣angelaなどの人気声優やアーティストの曲を多数輩出していたが、近年では一時期よりトーンダウンした傾向が見られる。これは、近年同社が制作したアニメ作品において、自前で音楽製作部門を持ちながら、同社に販売を委託しているランティスにそれを請け負わせる作品が見られる。しかし、最近では『魔法先生ネギま!』関連CD各種・angelaの3rdアルバム「PRHYTHM」・堀江由衣の約2年ぶりのシングル「ヒカリ」・ユニットAice5のシングル「Believe My Love」が続々オリコンウィークリーランキング初登場ベスト10入りを果たしている。
  • 2000年代に入り、スポンサーを務めるラジオ番組の連動企画を中心として期間限定声優ユニットをデビューさせていることが多くなっている。
    やまとなでしこPritsPuppy'sパステルDROPSTAMAGOAice5などが挙げられ、中でもDROPS・Aice5は、ラジオでの企画でなく単独で企画されたユニットであることが特徴的。他にもアニメ作品関連で出演者による声優ユニットを結成させて、テーマソングなどを歌わせるなどしている[2]
  • なお、このレーベルの成立については、アニメに特化した専門レーベルを作る事により、アニメファンへの浸透を図る事などが主目的であったが、1990年代前半までキングには『キングレコードでアニソンを歌うと大成できない』というジンクス(迷信?)が長らく言われていた為、平成に入ってからレーベルが拡大していった背景としては、アニメ文化の成熟によるアニメ産業の拡大や営業努力が最大の要因とはいえ、特に芸能・音楽業界や声優業界に対しては、そのジンクスによるマイナスイメージを緩和させる目的があったとも言われている。

[編集] 主なアーティスト

キングレコード在籍アーティスト一覧のスターチャイルドの項を参照のこと。

[編集] 作品(五十音順)

XEBEC作品の『ナデシコ』と『ステルヴィア』は共に続編の製作の話があったが、監督の佐藤竜雄より両方とも製作できなくなったことが発表されている[3](詳しくはXEBECの記事を参照のこと)。

[編集] ラジオ番組

スターチャイルドは地上波ラジオ局(主にAM)で製作されているアニラジ(アニメ系ラジオ)の以下の番組のスポンサーとして名を連ねている。ほとんどの番組はラジオ局の製作だが、林原めぐみのHeartful Station林原めぐみのTokyo Boogie Nightについては自社で番組自体の製作を行っている。

[編集] 現在放送中の番組

[編集] 過去に放送していた番組

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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

  1. ^ キングのアニメ制作部門には他にもVC制作部があり、そちらはメインレーベル内の声優・アニメ部門的な位置付けで楽曲制作やアニメ作品としては『魔法少女リリカルなのは』シリーズなどを製作している。また、声優業を本格的に行っていない歌手の場合、アニメ関連以外の楽曲が多くなった際に、メインレーベルに移行させた例がある(森口博子等)。
  2. ^ ただし、これは他のレーベルでもよく行なっている業界全体の傾向であるが。
  3. ^ 一時スタチャとXEBECが断絶状態になっていたことの原因の一つと言われている。