学園戦記ムリョウ
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学園戦記ムリョウ | |
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テレビアニメ | |
原作 | 佐藤竜雄 |
監督 | 佐藤竜雄 |
シリーズ構成 | 佐藤竜雄 |
脚本 | 佐藤竜雄 |
キャラクターデザイン | 吉松孝博 |
メカニックデザイン | 井上邦彦 |
アニメーション制作 | マッドハウス |
製作 | 学園戦記ムリョウ製作委員会 |
放送局 | NHK-BS2 |
放送期間 | 2001年5月8日 - 12月4日 |
話数 | 26話 |
漫画 | |
作者 | 滝沢ひろゆき |
出版社 | NHK出版 |
巻数 | 7巻 |
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『学園戦記ムリョウ』(がくえんせんきムリョウ、en:SHINGU)は、NHK-BS2の「衛星アニメ劇場」で放送されたテレビアニメ作品。およびこれを原作とした漫画作品、小説作品ならびにコンピュータゲーム作品である。
制作は マッドハウスが行い、2001年5月8日から2001年12月4日にかけて全26話が放映され、 2003年4月10日からNHK教育テレビでも放映された。
目次 |
[編集] 概要
本作は佐藤竜雄が原作・監督・脚本・シリーズ構成の全てを担当したもので、佐藤の初原作作品となっている。
同じく佐藤が1995年に監督した作品、NHK教育テレビで放送されたテレビアニメ作品『飛べ!イサミ』との関係が深い作品である。
関連性を以下に箇条書きで記す
- 同作は佐藤竜雄監督作品である。
- 本作の総合プロデューサーの高原敦は、NHK出版が刊行した同作のコミック版の担当編集者だった。
- オープニング曲『TAKE』を歌っているKAKOは同作のエンディング曲を歌っていたSEEKのボーカルであった。また声優として出演もしている。たまたまファンサイトでその後の消息が話題となり、それがきっかけで本作オープニング曲の話が舞い込んだという経緯がある。
- ちなみに、本作公式サイトが仮オープンした際、その情報が変容してアニメ情報系サイトで「イサミの続編」なる情報が掲載され、後に公式サイトで「そのような企画は存在しない」旨のアナウンスがなされた。ただし、滝沢ひろゆきが担当したコミック版のみ、同じ世界観の話ということになっている。
本作はNHK本体から見れば持ち込み作品(製作には参加していない)ということになるが、上記の事情や企画の中心となったのがNHK出版とNHKエンタープライズ21であるため、他の持ち込み作品と異なり、「NHK本体は内容に一切口出しをしなかった」と言われている。佐藤竜雄自身はこの作品を「自身の素の作風に最も近いものである」と述べ、また「ライフワークにしていきたいと考えている」とコメントした。 その為権利関係の管轄が、氏の他作品と比較しても非常に良く纏められており、管理しやすいようになっている。また、本作の公式サイトは2008年現在も更新が行われている。
前監督作品である『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』の上映直後頃には、本作の構想が既にあった事が同作のインタビュー記事から伺える。
なお、大野雄二が音楽を担当した。氏が連続TVアニメの作曲を手がけたのはルパン三世 PartIII以来で、実に16年ぶりの事となった。
余談だが、本放送時、前番組のタイトルが『機巧奇傳ヒヲウ戦記』と、こちらも「戦記」とついていたことからよく間違えられた。
[編集] スタッフ
- 原作・シリーズ構成・監督:佐藤竜雄
- 原作協力:マッドハウス
- 企画:丸山正雄(マッドハウス)、後藤克彦(NHKエンタープライズ21)
- 企画協力:ガンジス
- キャラクターデザイン・総作画監督:吉松孝博
- メカニックデザイン:井上邦彦
- 美術監督:池田祐二(スタジオワイエス)
- 美術:二嶋隆文(スタジオワイエス)
- 色彩設定:秋山久美
- 撮影監督:森下成一(スタジオトゥインクル)
- 編集:村松正宏
- 音楽:大野雄二
- 音楽制作:スターチャイルドレコード
- 音楽協力:日本放送出版協会
- 音響監督:三間雅文
- 音響制作:テクノサウンド
- 効果:小山健二
- 録音スタジオ:アオイスタジオ
- アシスタントプロデューサー:山田和博、橋本果奈
- プロデューサー:山本敦、森山敦
- 総合プロデューサー:高原敦
- アニメーションプロデューサー:諸澤昌男
- 助監督:田中洋之、増井壮一
- アニメーション制作:マッドハウス
- 製作:学園戦記ムリョウ製作委員会(NHKエンタープライズ21、日本放送出版協会、NHKソフトウェア、キングレコード)
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] あらすじ
2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。そして翌日の朝、政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める…。
「えー、宇宙人は、実はいました」。
村田始は神奈川県天網市の御統中学に通うごく普通の中学生の少年である。宇宙人の実在が明かされた日、始のクラスにとっくの昔に廃れた「学生服」を着た不思議な少年、「統原無量」が転校してくる。謎の転校生無量と友達になったことをきっかけに、始は地球と宇宙を巡る大きな流れと天網市に暮らす人々の使命の物語に関わっていくのだった。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場人物
- 統原無量(すばる むりょう)
- 声:宮崎一成
- 謎の転校生。この時代では既に珍しいものとなった、学ランを常に着用している。常に自然体、穏やかな性格で落ち着いた姿勢を崩さない。しかし重要な局面に置いては那由多を叱ったり、喝を入れたりもした。彼が天網の地に訪れ御統中学に転校してきた事で、本作の物語は動き始める。
- 生身のまま超光速で宇宙空間を飛び回り、天網の民ではないが強力なチカラを持ち、一人で異星人の宇宙艦隊を殲滅するなど、多くの超人が登場する本作に置いても、ズバ抜けて超常的な能力を持っている。生徒会メンバーを「守る為にやってきた」と発言しており、本編中ではタタカイビトの手の届かない事態を裏で処理したりしていた(主に惑星外戦闘)。本編中では最後までその真の力を見せず、必要最低限の力で影からサポートに徹していた。また、迷う那由多や京一を直接導いたこともある。気の合う始と一緒に学園生活を送っていることが多く、非常に良いコンビとなっていた。ジルトーシュは最終局面の際、自らの元に辿り着いた始と無量を「名コンビ」と評している。
- 本編中において、全てを知るジルトーシュですら正体を知りえなかった唯一の存在の為に、遂に正体は明らかにならなかった(劇中の情報では、視聴者の想像に委ねる為、ぼかして表現されている)。ただ、最終話で自らの出自を語る際、当時地球上で唯一全てを知る統原阿僧祇の元に、自然発生で現れた点が判明している。他に監督のインタビューから、「自然意思に因って発生した超存在=神」である事が判明している(いわゆる「全能者」そのものを指してはいない)[1]。彼自身は地球外生命体でもなく、肉体も地球人と同じ成長をする。尚、「ムゲンの生まれ変わった姿」という初期案も存在したが、こちらは没案となっている[2]。
- 名前は数字の単位である無量大数から。
- 村田始(むらた はじめ)
- 声:野島健児
- 2年C組の委員長。ごく普通の中学生であるが転校してきた無量と出会い、大きく物語に関わるようになるもう一人の主人公。
- 自分では積極的傍観者を自負していた。性格は温厚で面倒見が良く、極めて柔軟な思考ができ、精神的に成熟してる(精神年齢が高いという設定ではない)。公式には「人類が身体的にではなく、精神的に進化して柔軟に物事を受け入れる事が出来るようになったことの象徴」という設定がある。学内の活動でも、「古くからの住人と新しく訪れる住人の邂逅を文化に因って肯定する」祭りクラブの部長を務めている。一方で家では妹と兄弟ゲンカもする普通の少年である。
- 本作の語り部的存在だが、時折いないはずの相手に語りかけているような独り言を言う。これは、監督が得意とするメタフィクション演出である。
- 宇宙人の子孫である天網の民ですら、容易には受け入れがたい銀河連邦の記憶を体感した時も精神的苦痛を味わう事はなかった。本編中で天網の民と宇宙外交の存在を知ってからは、その精神的な器の大きさを遺憾なく発揮する事になる。最終局面においてジルトーシュから全ての真相を聞かれても、彼なりの彼にしか出来ない冴えた方法で事態を解決に導く。
- 名前は数字の始まりを象徴する意から。
- 守山那由多(もりやま なゆた)
- 声:朴璐美
- 生徒会副会長で、ツインテールが目印の女の子。二年生。「シングウの力」を持っている。
- 登場当初は沈着冷静を装っていたが、始や無量と関わるうちに負けず嫌いで熱しやすい性格を見せるようになる。
- 非常に快活で優れた運動神経の持ち主のため、数多くの部活動に助っ人として参加していたりもしていた。生徒会の人間は全員が校内の有名人で、高い求心力を持っている事が伺え、彼女も例外ではない。また生徒会のメンバーは全員が幼なじみである。
- 2000年の間に生まれた天網の民の中でもシングウと最高の相性を持つが、その為最後の試練においてシングウに取り込まれそうになる。彼女が無量と始と出会った事により、彼女の心の内は大きな成長を見せ、「最後の試練」への答えを見出す。
- 名前は数字の単位の一つである那由多から。
- 守口京一(もりぐち きょういち)
- 声:杉田智和
- 生徒会副会長。3年生。「螺旋の力」で「空蝉の儀式」の要となる。
- すぐに熱くなる性格で事ある毎に無量につっかかる。武道の有段者であり、幼馴染の晴美に恋心を抱いている。両親は共にタタカイビトだったが二人とも11年前に死亡している。終盤に晴美との繋がりを再確認した後は、性格は変わらずも大きな精神的成長を見せ、最後の試練においてその成果の片鱗を見せた。
- 名前は数字の単位である京(けい)を意味する。
- 津守八葉(つもり はちよう)
- 声:上田祐司
- 生徒会長。3年生。「重力を操る力」を持つ。非常におおらかな性格で、祭や歌が好き。始と無量に祭りクラブ発足を促したのも彼である。生徒会にいるタタカイビトの中での纏め役も行っている。
- 最終局面において、全人類への宇宙外交と天網の民の真相を語るという重要な役割を果たす。稲垣ひかるとは強い信頼感で結ばれている間柄。
- 守機瞬(もりはた しゅん)
- 声:小林由美子
- 生徒会会計で、広報も掛け持ちしている。1年生。「速く動く力」を持つ。ムードメーカー的な存在で校内の人気者。
- よく那由多や京一をからかっては、追いかけ回されている。実際には、鋭く冷静な観察眼の持ち主で、精神的な器も大きい。また、稲垣と共に天網の民に関わる事柄の情報操作を担っている。また、演技の才能も評価が高く、小学校での演劇披露ではいつもと違った姿を見せ、祭りクラブの面々を驚かせた。
- 名前は数字の単位である瞬息(しゅんそく)10 − 16を意味すると思われる。数字の単位に「しゅん」と付く名前がもう一つ逡巡(しゅんじゅん)10 − 14があるが、名前が「瞬」であることから瞬息からだと思われる。
- 峯尾晴美(みねお はるみ)
- 声:浅野真澄
- 生徒会書記。2年生。真守の一族を守護する“マモリビト”の長の娘(後にマモリビトの長となる)。天網流武術の後継者で武芸に秀でる。
- マモリビトはチカラを持たないが、極限まで鍛え上げた己の技で、タタカイビトを守る役目を負う。守口家、特に京一を守る使命を帯び、そのために自身の感情を抑えている部分があり、性格は控え目で常に大人しかった。また生徒会メンバーを地上戦でガードするのも彼女の役目である。
- 統原瀬津名(すばる せつな)
- 声:山崎和佳奈
- 統原無量の姉。自称大学生。瞬同様「速く動く力」を持ち、瞬と二度徒競走したが、ぶっちぎりだった。全国各地の名物や土産物を買い漁っては差し入れに来る。非常に明るく人懐っこい性格だが、ジルトーシュのいる場では快活さが影を潜める。
- その正体は天網に入植した宇宙人の第一世代でムゲンの妹。天網の民のオリジナル(始祖)である。
- 名前は数字の少数単位である刹那から。
- 村田双葉(むらた ふたば)
- 声:釘宮理恵
- 始の妹。小学6年生。村田家には珍しい非常に明るく賑やかで、ムードメーカーにもなっている、お転婆な性格の女の子。始曰く「惚れっぽい年上趣味」で、容姿の整った無量に一目惚れし、お弁当作りなど積極的なアピールを見せた。同級生の友人2人と常に仲良し三人組で行動しているほか、兄である始の友人・知人との交友関係も持っている。趣味は写真撮影。
- 村田今日子
- 声:日高のり子
- 始の母。書物をデジタル化する仕事をしている。人呼んで「電子の移植人」。やはり大らか且つ柔軟な性格の女性で、事態が最終局面を迎える時も夫と息子を信じる姿勢を保っていた。夫である和夫とは深い愛情で結ばれている。
- 村田和夫
- 声:坂口哲夫
- 始の父。種子島の航空宇宙局で働く普通のサラリーマン。実際には内閣官房長官(漫画版外伝によると両者は幼馴染である)と共に宇宙人との外交を行ってきた中心人物であった。現在は単身赴任中で、村田家のカレー担当である。家族とは強い絆で結ばれている。
- 彼もまた息子の始と同じく人類が成熟した事を示す象徴である。大人としての立場で宇宙会談に立ち会った後は、息子と友人達の成そうとした事の推移を見守った。
- 稲垣ひかる
- 声:松本さち
- メディア委員長。三年生。昼休みのニュースや校内新聞の作成も手がける。天網の民ではないが事情を知る数少ない人物の一人。
- 天網の民のような特別な能力はないものの、その情報収集能力はかなり高く、生徒に対する情報操作を行ったりもした。レトロな機械に詳しく、作る弁当は美味いがコーヒーは不味いなど、色々な個性を持った人物。津守八葉と親しい。
- 成田ジロウ
- 声:阪口大助
- 始のクラスメート。好奇心旺盛なムードメーカーだが、実は三人組中ただ一人の天網の民であり、宇宙人がらみの事情を知っていた。
- 三上トシオ
- 声:遠近孝一
- 始のクラスメート。観察力の高い知性派であり、自分たち他所からの移住組と元からの住民の間の違いを(天網の民について気づいたわけではない)感じ取っていた。
- 過去、双葉に一目ぼれされたことがある。
- 川森アツシ
- 声:小野健一
- 始のクラスメート。温厚な性格。
- 磯崎公美(いそざき ひろみ)
- 声:佐々木瑶子
- 御統中学の体育教師。真の顔は銀河連邦所属安全保障委員会の太陽系方面観察者。アルティン星人。物語終盤では事態の真実を突き止めるべく、独自の行動を取る。その背景には任務以上に、親しんだ地球とそこに住む人への想いがあった。なお、お酒にはさほど強くない様子である。
- ジルトーシュ
- 声:小野健一
- 銀河連邦・ヴェルン星の第一級外交官。日焼けした肌にアロハシャツという風体と、緊張感のない物言いで相手を煙に巻く。陽気な性格で非常にノリが良い男。
- その真実の顔は、二大宇宙勢力が不測の事態に陥った際に、最終判断を委ねる「判定者」と呼ばれる存在である。1万年前の宇宙戦争に置いて活躍した8人の勇者の一人で、星をも消し去る強大な戦闘能力と、光年単位での知覚能力とパーセク単位にも及ぶ戦闘速度、天文単位の範囲内への情報処理と感応も可能とする、尋常ならざる超能力を持つ。
- ウェンヌル
- 声:渋谷茂
- ザイグル星帝国軍少尉。真実を求めて銀河連邦に政治的亡命を希望する。地球で暮らすようになってからはお茶に傾倒した。ジルトーシュと同居しているためか、彼と同様アロハシャツを着ている。彼も第三者としてシングウの真実を見届ける一人となった。
- 真守百恵(さねもり ももえ)
- 声:京田尚子(少女:山崎和佳奈)
- 守山、守口、津守、守機の本家筋であり、その五家を束ねる家柄である真守家の当主。那由多をはじめとしたタタカイビトやマモリビトとなった多くの子供達を見守っている。儀式で「チカラ」を使うと少女の姿になる。
- 100年前「シングウの力」で地球を守っていた。その際現在のムリョウと同じ様に転校してきた阿僧祇と出会っている。
- 統原阿僧祇(あそうぎ)
- 声:石森達幸(少年:宮崎一成)
- 無量と瀬津名の祖父。真守の一族には「御山」と呼ばれる里に住む。ムリョウに人として様々な事柄を教え育て、シングウの真実を伝えたのも彼である。彼と真守百恵の間で交わされた古い約束は、無量たちに引き継がれることになる。8人の勇者の一人。
- 名前は数字の「阿僧祇」から。
- 妙見彼方(みょうけん かなた)
- 声:岡野浩介
- 天網市にある「宮の森中学」に転校してきた少年。銀河連邦の「切り札が隠されている」と聞き地球に訪れ、未知の存在であるムリョウに接触を計った宇宙人である。
- その正体は銀河連邦の敵陣営「宇宙連盟」からの使者で、8人の勇者の一人。彼自身の目的はシングウを手に入れる事ではなく、それを巡る情勢と背景、そしてシングウ自身の意思を確かめる事である。彼も数少ない全てを知る者の一人であった。
- ムゲン
- 「勇者」と呼ばれる宇宙最強の8人の内の一人。ジルトーシュや阿僧祇を含む勇者同士の戦闘は、余波でいくつもの惑星を吹き飛ばしてしまう程のものであり、彼は1万年前の戦争の最中にその自らのチカラを制御できずに暴走させ、その為とある銀河を消滅させてしまっていた。それでもそのエネルギーは消滅する事がなかった為に、そのままの状態で現在は天網の地に封印されている。
- 「力」のみの状態となってしまったムゲンのエネルギーの極一部を、那由多や百恵のような人間が媒介者として「心」を持って扱うのがシングウである。これは神道に似た形で、神の力を借りるというスタイルを基礎に築き上げたものが原理となっており、そのシステムを構築したのはムゲンの消滅を憂い、一方で強大な力を悪用される事を嘆いた瀬津名達であった。このシステムを2000年の間に天網の民に根付かせ、いつかムゲンの力が破壊のみではなく、地球人の内に心を持って馴染む事を期待しての処置であった。
- 名前は∞を意味する無限から。
[編集] 主題歌
[編集] サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 制作協力 |
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1 | 戦記、始まる | 佐藤竜雄 | 佐藤竜雄 | 田中洋之 | 清水洋 | |
2 | ムリョウのチカラ | 増井壮一 | 江上潔 | 石田啓一 | サンシャイン | |
3 | その名は、シングウ | 佐藤卓哉 | 則座誠 | 早川ナオミ | ノーサイド | |
4 | 動き出す、とき | 不束茂乃 | 田中洋之 | 清水洋 | ||
5 | 見つめる、目 | 錦織博 | 堺日和 | 柳瀬雄之 | オフィスていくおふ | |
6 | おだやかな、戦い | 増井壮一 | きよまるさとる | スタジオファンタジア | ||
7 | 君の、えがお | 佐藤卓哉 | 江上潔 | 石川雅美 | サンシャイン | |
8 | ささやかな、うたげ | 水島精二 | 渡辺純央 | 加藤洋人 | ノーサイド | |
9 | 雨ののち、また雨 | 田中洋之 | 清水洋 | |||
10 | だから、明日のために | ひいろゆきな | 笠井信児 | 柳瀬雄之 | オフィスていくおふ | |
11 | ありがとう、勇気 | 増井壮一 | きよまるさとる | スタジオファンタジア | ||
12 | 強がりな、友情 | 江上潔 | 梶浦紳一郎 | サンシャイン | ||
13 | かくれさと、ふるさと | 佐藤卓哉 | 加藤洋人 | 加藤洋人 渡部奈保美 |
ノーサイド | |
14 | 僕たちの、夏 | 田中洋之 | 清水洋 | |||
15 | 父、帰る | 小島正幸 | 笠井信児 | 柳瀬雄之 | オフィスていくおふ | |
16 | おだやかに、突然に | 増井壮一 | きよまるさとる | |||
17 | どさくさに、ゴメン | 西山明樹彦 | 江上潔 | 梶浦紳一郎 | サンシャイン | |
18 | うけついだ、悲しみ | 佐藤卓哉 | 石倉賢一 | いちかわけいぞう | 伽藍 | |
19 | きよらなる、拳 | 田中洋之 | 江本正弘 | |||
20 | せっかちな、呑気 | 小寺勝之 | 笠井信児 | 柳瀬雄之 | オフィスていくおふ | |
21 | 助っ人、相まみえる | 増井壮一 | きよまるさとる | |||
22 | 見上げる、その先 | 小寺勝之 | 江上潔 | 梶浦紳一郎 | サンシャイン | |
23 | 連邦と、連盟 | 佐山聖子 | 石倉賢一 | 山本善哉 | 伽藍 | |
24 | さだむるもの、ここに | 増井壮一 | 笠井信児 | 柳瀬雄之 | オフィスていくおふ | |
25 | 虚人、めざめる | 佐藤竜雄 | 田中洋之 | 北野幸広 | ||
26 | 戦記は、つづく | 清水洋 | 増井壮一 | 吉松孝博 清水洋 |
[編集] 関連作品
いずれもNHK出版刊。
[編集] コミック版
全7巻。作者は滝沢ひろゆき。前述のように、コミック版は世界観を『飛べ!イサミ』と同一のものとしている。
- 学園戦記ムリョウ1 ISBN 4144540685
- 学園戦記ムリョウ2 ISBN 4144540693
- 学園戦記ムリョウ3 ISBN 4144540707
- 学園戦記ムリョウ4 ISBN 4144540715
- 学園戦記ムリョウ5 ISBN 4144540723
- 学園戦記ムリョウ6 ISBN 4144540731
- 学園戦記ムリョウ7 ISBN 414454074X
[編集] 小説版
全一巻。作者は小山田郁。内容は原作とほぼ同様だが、主観視点が女性キャラ(那由多と晴美)から進行する。
- 学園戦記ムリョウ ISBN 414400534X
[編集] ゲーム
2003年12月5日にエム・ティー・オーから発売されたゲームボーイアドバンス用アドベンチャーゲーム。
[編集] 補足
[編集] 外部リンク
BS2衛星アニメ劇場 火曜18:30枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
学園戦記ムリョウ
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