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銀河旋風ブライガー - Wikipedia

銀河旋風ブライガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

銀河旋風ブライガー』(ぎんがせんぷうブライガー)は、1981年(昭和56年)10月6日から1982年(昭和57年)6月25日までテレビ東京ほか一部放送局で毎週火曜日17:55~18:25に全39話が放送された、国際映画社製作のロボットアニメ

J9シリーズ』三部作の第一作目。スタッフは『サンセット77』や『サーフサイド6』といった1950年代のアメリカの若者向け探偵ドラマの軽妙なセンスを強く意識して制作したという。また時代劇調のナレーションなど和風の要素と始末屋稼業の組み合わせからか、当時からアニメ誌などでは「SFアニメ版必殺シリーズ」などと書かれることも多かった。

J9シリーズ
通番 題名 放映期間
第1作 銀河旋風ブライガー 1981年10月
~1982年6月
第2作 銀河烈風バクシンガー 1982年7月
~1983年3月
第3作 銀河疾風サスライガー 1983年4月
~1984年1月

注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ストーリー

時は西暦2111年。人類は本格的な宇宙進出を遂げ、一見華やかな宇宙開発時代を迎えていた。しかし、惑星開発利権や腐敗した権力と結びついた巨大な犯罪組織が台頭、これら「コネクション」と総称される犯罪組織によって、力弱き人々は蹂躙されていた。

そんなある日、隕石群アステロイドベルトの歓楽街・ウエストJ区9番地に4人の若者、かみそりアイザック、ブラスターキッド、飛ばし屋ボゥイー、エンジェルお町が集結。宇宙の始末屋「コズモレンジャーJ9」を結成する。J9は、巨大ロボット「ブライガー」を駆り、多額の報酬と引き換えに、のさばる悪を闇から闇へ葬り去ってゆく。

やがて彼らは、犯罪組織「ヌビア・コネクション」の若き首領カーメン・カーメンと、その恐るべき野望「大アトゥーム計画」と対峙する事となる。

[編集] 登場人物

ブラスター・キッド(声優:塩沢兼人 後のゲームでは山崎たくみ
本名、木戸丈太郎(きど じょうたろう)。地球・日本に国籍をもつ生粋の日本人。
ブライガー変形時には頭部に移動し攻撃・防御を受け持つ。J9随一のスナイパー
かつて地球正規軍の特殊部隊「レッドローズ隊」でエーススナイパーとして活躍していたが、軍上層部の腐敗に失望して脱走、アイザックの許に身を寄せる。ダブルネックエレキギターの名奏者。
エンジェル・お町(声優:麻上洋子
本名、マチコ・ヴァレンシア。
ブライガー搭乗時は索敵、遊撃等を担当。ナイフ投げを得意とし、銃器・爆薬の扱いにも長けており「ボンバーギャル」の異名を持つ。敵基地の潜入任務の際に活躍。
木星開発局の長官でガリレオ・コネクションと通じていた父親に反抗。フリーの情報屋としてポンチョの動向を探っていた時に潜入した基地でJ9結成に居合わせ、そのまま居つく。
トランプの「ポーカー」が得意で、彼女が「いいこと」と言って誘うのはポーカーの意味である。
飛ばし屋・ボゥイー(声優:森功至
本名、スティーブン・ボゥイー。地球・サンブルックシティ出身。人種はアメリカ系らしい。
ブライサンダー、ブライスター、ブライガーの操縦担当。
太陽系最大のカーレース、ル・マン・デ・ソールの最多優勝記録を持つ凄腕レーサーで、その腕を見込まれてアイザックにスカウトされた。J9入りしてからも「表の稼業」としてフリーレーサーを続けており、土星カッシーニラリーでもその腕を披露している。
ブライサンダーを「子猫ちゃん」と呼んでかわいがっている。
かみそり・アイザック(声優:曽我部和恭 後のゲームでは置鮎龍太郎
本名、アイザック・ゴドノフ。
J9のリーダーで、ブライガー搭乗時はシステムチーフ担当。冷静で鋭い読みが高い信頼を得ており、その知性の冴えを例えて「かみそり」とあだ名される。電子鞭を自在に扱い、銃撃戦もお手の物。
地球の北ヨーロッパ出身。「スパシーバ」を故郷の言葉と言っていたことから、ロシア系と推測される。父親が無実の罪で獄死したのをきっかけに地球を捨て、アステロイドに移住した過去を持つ。
見かけによらずアルコールに弱い。
パンチョ・ポンチョ(声優:八奈見乗児
闇の武器商人。アイザックに弱みを握られているらしく、J9結成後は依頼人とJ9を取り次ぐ役目をさせられている。交渉窓口の特権を利用して、依頼料を着服しようと画策するが、大概はアイザックに見抜かれてしまう。戦闘時はブライ・キャリアの操縦を務め、ブライ・カノンの運搬を担当していた。
後に巨万の富を築いたらしく、『バクシンガー』の時代には「ポンチョの隠し財産」が闇商人たちの間でまことしやかに語られていた。
マカローネ・スパゲチーノ(声優:柴田秀勝
アステロイドベルトウエストJ区担当の警察署長。アイザックがなにやら画策しているのに目をつけて身辺を探っていた。33話までにはJ9の事にも気づいていたらしいが、彼らの仕事は必要悪と考え、敢えて見逃していた。
ヌビアの煽動によってアウトローがJ区署を襲撃したとき、自らの身を張ってJ区署を守って意地を見せた。キッドとお町の助力もあったが力尽きて戦死する。その意地と根性はキッドを感服させた。密かにお町に惚れていたらしい。
グラターノ(声優:龍田直樹
マカローネ署長の助手。いつもマカローネ署長に小突かれていたが、署長に気に入られており、養子にしようとさえ思われていた。J区署がヌビアの攻撃を受けて壊滅寸前の時、瀕死の重傷を負いながらもJ9基地にたどり着き、キッドとお町に救援を要請し、聞き届けられるとそのまま息を引き取った。
メイ・リン・ホー(声優:雨宮一美
J9で通信や料理を担当する少女。かつて、水星で武器工場を見たために両親を殺され、宇宙を漂流していた所をアイザックに救われた過去を持つ。彼女の作る料理は、ポンチョはおいしそうに食べていたが、ボウィーやキッドを絶句させた。
シン・リン・ホー(声優:頓宮恭子
メイの双子の弟。メイと共に宇宙を漂流中にアイザックに救われ、以後J9基地で彼のために働いている。
ポヨン(声優:鈴木富子
J9のマスコット的存在の小型の木星ベム。木星からの仕事帰りのブライスターに紛れ込んでそのままJ9基地に居ついてしまった。なぜか蝶ネクタイにスカートをはいた奇妙な姿をしている。「ポヨン」としか話せないためにこの名をつけられた。
「ベム」とは本来、SFに登場する昆虫の複眼のような目を持った宇宙生物の総称だが、この作品ではタコ型の宇宙生物の総称とされている。
ドク・エドモン(声優:雨森雅司
本名:エドモン・バチルス。アイザック曰く「通称・エドモンのおやじ」。
ブライガーをはじめJ9が操るすべてのメカの生みの親で、保有する特許は三桁に上る。シンクロン理論の発見者であり、地球政府の技術顧問も務める超天才。 ヌビアコネクションの大アトゥーム計画による太陽系破壊を防ぐため、保護スクリーン作戦を起案。実際にバリアーをも製造に成功するが、爆発のあおりを受けて死亡。
カーメン・カーメン(声優:田中和実
アフリカを拠点とする犯罪組織ヌビア・コネクションの首領。先代亡き後、ライバルを次々と暗殺して首領の地位に就く。その後辣腕を振るい他のコネクションを次々と併合、最終的には太陽系を改造する「大アトゥーム計画」までを実行する。
大宇宙の声を聞けると自ら語るシャーマンでもあり、大アトゥーム計画は、その宗教的使命感の現れでもある。彼が首領に就任してからのヌビア・コネクションはカルト教団の様相すら呈した。
続編『銀河烈風バクシンガー』では、生まれ変わりと称するカーメン18世が、『銀河疾風サスライガー』ではカーメン25世が登場する。また『サスライガー』のI・C・ブルースは「尊敬する歴史上の人物」として彼を挙げている事から、続編の時代では犯罪者ではなく、新太陽系を作り出した偉人と評価されているようだ。
ナレーター :柴田秀勝
OP冒頭のセリフ、次回予告、劇中の最後に流れる時代劇調のナレーションがこの作品の特徴のひとつであった。

[編集] メカニック

ブライガー
全長32.4m、重量315tの大型ロボット。
J9チームの乗るスーパーカー・ブライサンダーシンクロン原理を応用した物質増大プラズマシステムによって変形・巨大化、宇宙船・ブライスターを経てブライガーに三段変形(ブライシンクロン)する。巨大化のタイムリミットは24時間。
主な武装は、小型戦闘艇が変形した銃「コズモワインダー」、巨大な槍「ブライスピア」、両刃でビーム放射も可能な剣「ブライ・ソード」、そして大口径バズーカ「ブライ・カノン」が必殺技。
鼻から頬にかけてのヒゲのように見えるライン、如何にも機械然とした3本指のこぶしが特徴的。
ブライサンダー
全長4.89m、重量1.535t。変形システムの基本形となるスーパーカー。地面走行だけでなく簡単な飛行も可能。
この形態で物質増大プラズママシーン・アストロ・アイガーに収納されている。
「ブライ・シンクロン・アルファ」で宇宙船・ブライスターへ変形する。
ブライスター
全長29.7m、重量315t。変形過程の第2段階となる宇宙船。大気圏突入にも耐えられる仕様になっている。
「ブライ・シンクロン・マキシム」で最終形態である戦闘ロボ・ブライガーに変形する。

[編集] 用語

シンクロン原理
この宇宙の質量やエネルギーを他の宇宙空間と融通しあうことよって、その投影像である物体の拡大・縮小を自由にするもの。作中では「多元宇宙論質量保存の法則を適用したもの」と説明されているが、実際には「多元宇宙論で質量保存の法則を回避したもの」と考えた方が解りやすい。なお、実際に既知宇宙でそれを行う場合、太陽並みのエネルギーが必要とされるという。
コネクション
22世紀の宇宙の裏社会にのさばる犯罪組織。その勢力は政治の中枢まで及び、警察はごく一部を除いて骨抜きにされ、ほとんど機能することが出来なかった。ロシアヨーロッパを基盤とする「ヴォルガ・コネクション」、中国などアジアを基盤とする「赤竜(レッドドラゴン)・コネクション」、南北アメリカ大陸を基盤とする「オメガ・コネクション」、そしてアフリカ大陸を基盤とする「ヌビア・コネクション」の4つを地球の4大コネクションという。その他金星の「ヴィーナス・コネクション」、火星の「ヴァイキング・コネクション」、木星衛星を本拠とする「ガリレオ・コネクション」など多数のコネクションが存在し、人々の暮らしを脅かし続けていた。
もともとヌビア・コネクションは大手犯罪組織の一つでしかなかったが、前代表の死後、カーメン・カーメンが彗星のごとく現れ、瞬く間に全権力を掌握する。それからカーメンのカリスマ性の下、ヌビアは次第に宗教色を強めると共に、地球の他のコネクションの首領を暗殺し、その勢力は一国家を上回るほどとなった。終盤には「犯罪組織」というよりはむしろ、大アトゥーム神とカーメンを崇拝する「カルト宗教団体」のような存在となっていた。後の『銀河烈風バクシンガー』『銀河疾風サスライガー』の時代においては、犯罪組織としての「ヌビア・コネクション」ではなく、「ヌビア(教)」という宗教団体として存続している。
大アトゥーム計画
カーメン・カーメンが構想・実行した、木星を爆破解体しそれを資材として地球型惑星を数十個創造するという計画。20世紀後半に構想されたダイソン球を、22世紀から数百年の科学技術で実現可能なよう修正したものと言える。アトゥームとはエジプト神話の創造神アトゥムの名に由来する。
ただし木星はいわゆるガス惑星であり、地球型惑星の資材とするためには熱核融合によって水素重金属に変える工程が必須である。しかしこの作業を遮蔽壁なしで行うと、この際に発する放射線などによって地球は死の惑星になる事が避けられない。
カーメンはこれを利用、自分に従う「ヌビアの民」のみを安全な外宇宙に避難させ、それ以外の者が死に絶え太陽系が安全になってから、ヌビアだけの新天地を築こうと企んだ。その意味では極めて選民主義的或いは終末論的思想に基づくものいえる。
保護スクリーン作戦
J9たちが大アトゥーム計画阻止に失敗したため、せめてその放射線から地球を守ろうとドク・エドモンが発案した作戦。水星および木星や海王星の衛星を木星付近で爆破、木星軌道を取り囲むようにチューブ状の遮蔽壁を造り、外部への放射線を低減しようというもの。
一応は成功し地球は守られたものの、その実行のために多くの犠牲を払った。しかもアステロイドベルトなど木星近辺にある宇宙ステーションやドーム施設への被害、およびこの後の太陽系社会の混乱は避けられなかった。この時の混乱を鎮める際に主導的役割を果たしたのがゴーショ家とアーウィン家だった。

[編集] 放送リスト

  1. 情け無用のJ9
  2. 爆走アステロイド
  3. 地獄のビーナス
  4. 無法のウエストJ区
  5. 墓場からの依頼人
  6. 復讐の紅いバラ
  7. 金星監獄大突破
  8. 月に涙の後始末
  9. 激走・土星ラリー
  10. 霧に消えた愛
  11. 燃える大雪原
  12. バルカンの双生児
  13. 黄金大作戦
  14. 木星ベムの襲来
  15. シンクロン凶惑星
  16. 銀河の死美人
  17. 怒りのクーガ
  18. 星影の子守唄(ララバイ)
  19. 襲撃のメロディー
  20. 甦った復讐鬼
  21. 誓いのWネック
  22. 暗殺指令ヌビア
  23. ヌビアは笑う
  24. 勝手にしやがれ
  25. 天王星は死の匂い
  26. もいちどブルース
  27. カルナバルの嵐(前編)
  28. カルナバルの嵐(後編)
  29. たそがれの挑戦者
  30. 殺るのは奴らだ(前編)
  31. 殺るのは奴らだ(後編)
  32. 祈りの銀河
  33. 金環食に別れ歌
  34. その名はカーメン
  35. 水星大抗争(前編)
  36. 水星大抗争(後編)
  37. 木星破壊宣告(前編)
  38. アステロイドの攻防(中編)
  39. ABAYO(後編)

[編集] スタッフ

  • 製作:壷田重三
  • 企画:壷田重夫
  • シリーズ構成:山本優
  • 脚本:山本優、富田祐弘、馬嶋満、松崎健一、金子修介四辻たかお
  • 音楽:山本正之
  • チーフディレクター:四辻たかお
  • 演出:四辻たかお、松浦錠平、明石正二、奥村正一、井内秀治、高山秀樹、高垣幸蔵、中野健治、又野弘道、小鹿英吉、新田義方、池田裕之
  • キャラクターデザイン小松原一男
  • メカニックデザイン:樋口雄一
  • 作画監督:山崎正美、菊池城二、塩沢洪世、大木雪亨
  • チーフデザイナー:牧野光成
  • 美術:下川忠海、高島平
  • プロデューサー:壺田重夫、青木藤吉
  • 製作担当:今野俊和
  • 配役協力:青二プロ
  • 原画:西尾純、前川恵、本橋平和、浅尾敦則、清水徳成、佐藤明観
  • 動画:武岡修司、山田まゆみ、佐藤由香、橋本三郎、牧野立子、大久保じゅん子、由井日出男、辻井正弘、山本永植、菊地常満、諏訪まゆみ、穂刈文子、望月健
  • 背景:泰文雄、山田秀信、茂木英樹、渡辺佳人、浦川和子、高橋円、沼田二郎、山村和子、中村潤太、大野静江
  • 仕上:楠美薫、康村けい子、スズキノリタカ、根本圭子、上野一美、中島正之、塚田詔、高橋慶子、高橋唯貴雄、河内正行、安藤京逸、衣笠一雄
  • 撮影:津川伸介、渡辺岳志、福田岳志、星山秀雨
  • 編集:千蔵豊、田中修
  • 録音:斉藤恒夫
  • 効果:森賢一
  • オーディオディレクター:本田保則
  • 製作進行:川端蓮司、綾部憲良、楠美直子、浅田裕二、新井正彦、国富浩、西川晋、細田雅弘
  • 制作業務:藤家和正、中出久美
  • 制作事務:小田すみえ
  • 現像:東映化学
  • 制作:国際映画社

[編集] 主題歌

  • オープニング:『銀河旋風ブライガー』
    作詞・作曲:山本正之
    編曲:高田弘
    歌:たいらいさお
  • エンディング1:『さすらいキッド』
    作詞:木久池勉
    作曲:山本正之
    編曲:高田弘
    歌:たいらいさお
  • エンディング2:『星影のララバイ』(第28話~第30話)
    作詞:山本優
    作曲・編曲:山本正之
    歌:山形ユキオ
    TV放映時にレコードプレゼントの告知が行われたための一時的な変更。DVD等では「さすらいキッド」に差し替えられている。
  • 最終話 エンディング:『ABAYO FLY BYE』
    作詞:山本優
    作曲・編曲:山本正之
    歌:山形ユキオ

[編集] その他

本作はゲーム『スーパーロボット大戦α外伝』及び『スーパーロボット大戦GC(XO)』に登場している。制作当時、キッド役の塩沢兼人は故人であり、アイザック役の曽我部和恭は引退していたため、それぞれ、山崎たくみ置鮎龍太郎が代役として声を当てている。また、GC(XO)では「自分達の活躍を聞き、それにあやかって「J9」をチーム名にしている異星人」と言う形で原作では600年後と800年後の未来の人間である、続編「銀河烈風バクシンガー」の銀河烈風隊や「銀河疾風サスライガー」のJJ9チームと出会っている。

国際映画社作品らしいといえばらしく、特にロボアクションの作画の荒れが目立つ。主演陣は、あまりにもの質の低さに驚愕し「これは自分たちが気合を入れて番組を盛り上げていく他ない」と闘志が湧いたと語られる。

監督の四辻たかお曰く、「ロボットが出ない代わりに、初めから終わりまでロックが流れ続ける(LPレコード一枚分のロックを聞いた気分になれる)アニメを作りたいと言ったところOKが出た」とのことである。四辻は友人であった山本正之にBGMと挿入歌の制作を依頼したところ音響面で人気を博し、[1]J9シリーズが後世まで根強い人気を持つようになる要因の一つとなった。

なお、この作品は日本のテレビアニメで初めてベッドシーンが描写された作品(第28話 カルナバルの嵐(後編))としても知られており、放送当初はアニメファンに衝撃を与えたと言われている。

最終回間際にアニメ専門誌でスタッフの「映画化も考えている」旨の発言があり、一時ファンの間で劇場版製作の機運が盛り上がったが、結局それ以上の話の進展はなかったようである。

[編集] 脚注

  1. ^ ハンドメイド・カフェ第17号、2006年12月16日配信分より。

[編集] 関連項目

銀河熱風オンセンガー
音楽を担当した山本正之パロディ歌。歌のイントロ部に、ブライガーのオープニング曲を意識したナレーションが付く。後に、山本正之による小説も発表された。『銀河シャンプー リンスガー』という楽曲もある。世界観などは、まったく異なっている。
ソノラマ文庫「銀河旋風ブライガー」山本優 (朝日ソノラマ1984年刊)
シリーズ構成・脚本を手がけた山本優による小説。
アニメ最終話からの続きとなる内容で、太陽系を抜けてバーナード星系へ向かったJ9のその後を描いている。アニメ本編では分かりづらかった時間経過が、今作ではJ9結成~太陽系からフライバイするまでの期間は約2年と明確にされている。各キャラの年齢設定もアイザック22歳、キッド・ボゥイー20歳、お町18歳となっている。
アニメ文庫19「銀河旋風ブライガーJ9ファン集合!」(朝日ソノラマ1982年刊)
アニメ1~37話のあらすじ紹介、38・39話のアフレコ台本、キャラ・メカ等の設定資料・ラフ画等を収録した資料本。
ロマンアルバムデラックス59「銀河旋風ブライガー」(徳間書店1984年刊)
アニメ全話のあらすじ紹介、キャラ・メカ等の設定資料・ラフ画、スタッフ声優陣のコメント等を収録したムック。
テレビ東京 火曜17:55 - 18:25
前番組 番組名 次番組
若草の四姉妹
※18:00~18:30
銀河旋風ブライガー
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