クレジットタイトル
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クレジットタイトル(credit title)とは、映画やテレビ番組またはレコード・CDやゲームソフトにおいて、出演者(キャスト)や制作に関わった企業、スタッフ、団体などの名前を表示するものである。クレジット (credit) と略し、「クレジットする」と動詞化する場合もある。
クレジットの原義は「信用」である。作品の制作に関わったキャストやスタッフの功績を認め、またその権利を明確にするためにクレジットタイトルは表示される。さらにクレジットの順番は、その作品における重要度を表している。
[編集] オープニング、エンディング
映画、テレビ番組などの映像コンテンツでは、コンテンツの最初と最後に2回クレジットが表示されることが多く、それぞれオープニングクレジット (opening credit)、エンディングクレジット (ending credit、closing credit) という。
原則として、オープニングでは制作会社、主演など主要な出演者、プロデューサー、監督、原作などの主要なクレジットが、エンディングでは全てのクレジットが表示される。
日本のテレビアニメでは、エンディングではオープニングで表示したクレジットは省略する。また、出演者は主演を含めオープニングには表示しない。
[編集] スタッフロール
映像コンテンツで、クレジットタイトルが下から上に(縦書きでは左から右に)一括して流れるように表示されるものをスタッフロール (staff roll) という(スタッフというが、特にスタッフに限らず、クレジット全般についてこういう)。ロール (roll) とは巻物の意味で、かつては実際にクレジットを書いた巻物を用意して、それを開くさまを撮影したことに由来する。
エンディングクレジットがこの形で表示されることが多く、エンドロール、エンディングロールという(英語ではend roll、ending rollとはあまり言わない)。
なお、タイトルロール (title role) はこの意味のロールとは無関係な用語である。