ハロー・グッドバイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハロー・グッドバイ Hello, Goodbye |
||
---|---|---|
ビートルズ の シングル | ||
リリース | イギリス:1967年11月24日 アメリカ:1967年11月27日 |
|
録音 | アビー・ロード・スタジオ (1967年10月2日 - 11月2日) | |
ジャンル | ロック/ポップ | |
時間 | 3分27秒 | |
レーベル | イギリス:パーロフォン アメリカ:キャピトル・レコード |
|
プロデュース | ジョージ・マーティン | |
チャート最高順位 | ||
|
||
ビートルズ 年表 | ||
愛こそはすべて (1967年) |
ハロー・グッドバイ (1967年) |
レディ・マドンナ (1968年) |
「ハロー・グッドバイ」("Hello, Goodbye")は、1967年11月にビートルズが発表した16枚目のオリジナル・シングル曲である。
目次 |
[編集] 解説
レノン=マッカートニーの作品。実質的にはマッカートニーの作った楽曲である。リードヴォーカルはポール・マッカートニー。コーラスはジョン・レノンとジョージ・ハリソン。後期のビートルズ作品としては、とてもシンプルで、歌詞、メロディとも覚え易い。メンバー4人以外にヴィオラが加わっている。曲のエンディングでは遊び心あふれるアドリブ演奏が聴ける。
ジョン・レノンは、シンプルで意味のない歌詞や自分の作った「アイ・アム・ザ・ウォルラス」がこの曲のお陰でシングルB面に追いやられたことがあって、常にこの曲を嫌っていたと言う。「全然たいした曲じゃない。いいのは最後のアドリブのおふざけのところだけ」と発言している。
この曲はテレビ映画『マジカル・ミステリー・ツアー』の先行シングル曲として発表されたが、実際テレビ映画ではエンディングの部分(ヘラ・ヘヴァ・アロハ)が使用されたのみだった。
2002年にポールが来日公演した時の1曲目にこの曲が演奏された。
日本ではTHE SQUAREが1983年カヴァーし、スクェアの7枚目のアルバム『うち水にRainbow』に収録された。
[編集] ステレオ・ヴァージョン
「ハロー・グッドバイ」のリアル・ステレオ・ヴァージョンはビートルズの活動中にはリリースされなかった。ただしアメリカでは1967年11月にリリースされたアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』ステレオ盤に収録された。英国では1973年4月リリースの『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』が最初となる。CDでは1987年8月にリリースされたアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』に収録された。
[編集] シングル盤
全英・全米1位を獲得。ビルボード(Billboard)誌では、1967年12月30日に週間ランキング第1位を獲得。1967年ビルボード誌年間ランキングでは第17位。B面は「アイ・アム・ザ・ウォルラス」
[編集] プロモーション・フィルム
この曲のプロモーション・ビデオがポール自身の監督によって製作されているが、サージェント・ペパーのジャケットの衣装を着たメンバーがサイケデリックな雰囲気でバンド演奏しているものと、普段着で演奏したものなどいくつかのバージョンがある。後半で何故かジョンが曲調に似合わずゴー・ゴーを踊ったりしている。ただし、リリース当時のイギリスではミュージシャンズ・ユニオンの規定でテレビ番組での口パクが禁じられており、あまりにもあからさまな口パクが問題となって演奏シーンのプロモ映像は全く放送されなかった。 大きく別けて、ミリタリー・ルックの衣装を着たメンバーとリンゴ・スターのドラムが極端に小さき物と極端に大きなものを編集したもの、普段着で通常のドラムがセットされたものの3つがある。 普段着のものは'93年のザ・ビートルズ1967年〜1970年CD化の際、新たにステレオ・ミックスの音声に差し替えたものがプロモーション用に配布された。画面に青色の外枠が付いている。