キテレツ大百科の登場人物
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キテレツ大百科の登場人物(きてれつだいひゃっかのとうじょうじんぶつ)は、藤子・F・不二雄の漫画作品『キテレツ大百科』、あるいはこれを原作とした同名のアニメ作品に登場する架空の人物の一覧。
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[編集] 木手家
- キテレツ(本名:木手英一)(声優:藤田淑子)
- 発明の大好きな主人公。身長146cm。藤子作品の主人公としては、のび太(ドラえもん)、正太(オバケのQ太郎)、ミツ夫(パーマン)といったダメ人間揃いの中で優秀な部類であり、彼らからは一線を画す。アニメにおいては、当初は藤子アニメにおける主人公のパターンを守り、コロ助とセットでのび太的立ち回りだったが、次第にブタゴリラなど脇役が騒動の中心となり、発明品を使って学校や町内で起こる様々なトラブルを解決する「ドラえもん」のような頼れる存在になる。
- 祖先から伝わる「奇天烈大百科」に記載された数々の発明品を復元することを趣味としており、コロ助もそのうちの一体である。登場する発明品はすべてキテレツの手作りであり、発明資金もお小遣いやお年玉からやりくりしている。そのため、発明品はふとした拍子に壊れてしまったり、修理費用をためるまで発明品が故障したまま放置されていたりする。一度発明に没頭すると周りが見えなくなり、徹夜してしまうこともある。
- 小学2年生の頃から近眼になり市販の眼鏡をかけていたが、「神通鏡(大百科に書かれた不可視文字はこれでなければ見えない)」の機能を知ってからはこちらにかけ変えている(ただし、テレビシリーズ1話Aパートでは神通鏡をかけていない)。Kマークの入った赤いサンバイザーをいつも被っている(90分スペシャル番組、原作では、Kマークは入って居らず、緑色のサンバイザーを被っている)。
- 同級生のみよちゃんに惚れており、アニメでは両想いとして描かれている。ただし、同級生や上級生がキテレツに惚れていると知ると、その気になってしまうなど、気が多いところもある(146話、289話)。
- 発明に関わる知識は豊富だが、必ずしも学業成績には反映されない。勉強しているところを見てコロ助が驚くなどの描写があり、普段勉強はしていないものと思われる。ただしのび太のような劣等生(のび太もやれば出来るのだが)タイプではなく、算数や理科は得意らしく好成績を取る描写がされている。その一方で国語は大百科の説明文を読み忘れたり、相手に説明したりするのが苦手でありのび太のような天然ぶりも見せる。また体育の成績も悪く運動会ではきまって足を引っ張る。運動神経のなさは父親からの遺伝で、体育のテストをサボるためだけの発明品を作ったほどである。幼い頃に風邪をこじらせ、危うく死に掛けたことがある。
- 苦手なものは、地震、ニンジン・セロリなどの野菜(後に食物変換ふりかけで味を変えて食べていたが、ブタゴリラにバレた後に普通に食べた時においしさを知り克服した)。:将来はアメリカの大学に留学して科学をもっと勉強したいと思っている。そして未来では日本の家庭から包丁をなくす程の発明家となる。
- 多くの藤子アニメと同様2階の一室を一人部屋として与えられており、勉強机とは別にパソコン机がおかれている。小学生にしてパソコンを使いこなしており、発明品のデータベースを作ったり、ワードソフトを使ったり、パソコンゲームを遊んだりしている。ただし人差し指だけでタッチして文字入力するなど、必ずしも操作自体は上手くない。
- コロ助(声優:小山茉美(TVSP、1988.3.27~1990.3.25)→杉山佳寿子(1990.4.15~)
- 同じく主人公。※コロ助の項を参照。
- キテレツ斎(奇天烈斎)(声優:肝付兼太(TVSPのみ)→屋良有作(青年期は森功至、少年期は阪口大助))
- キテレツの御先祖様で、幕末の大発明家。本名:木手英之進(諱は不明)。
- 若き頃、発明家として密航船に同乗、渡航しようとした際、難破。そこをフランスの文豪・Alexandre Dumasの船に助けられた。以来、恩人Dumas先生のもとで執事として一時期、奉ずる事となった。Dumas先生からの信頼も厚く、「Japonet(ジャポネ)」の名を贈られた。江戸帰朝後は自分の数々の発明を「奇天烈大百科」として記す。幕末期(1859年)に人力飛行機での飛行を成功させるなどしたが、「怪しげな術を用いて世間を騒がせた」として捕縛された。公式記録では終身収監となり晩年は発狂したとされている。子孫キテレツとは何度か会っており、度々彼らのピンチを救うことに。
- キテレツ達は気づかないが、どの時期の彼も初めから子孫と気づいており、キテレツ達が気づく頃にはすでに別れの時といったケースが多い。292話「モーレツ斉登場」では、キテレツと対面してはっきり会話を交わしており、「英一」と呼ぶなど既に顔馴染みの様子であった。キテレツ斎のモデルはおそらく江戸時代の発明家、平賀源内だと思われる。尚、原作には「奇天烈斎」という漢字表記は存在しない。アニメには奇妙斎という弟子がいた。尚、直接関係はないが現代には奇天烈斎そっくりの顔に神通鏡に似た眼鏡をかけた定年退職した動物園の飼育係がいた。
- また、手塚治虫は前述の「怪しげな術を用いて世間を騒がせた」という部分を「奇動館」という短編で大幅に取り入れ、どこか奇天烈斎を思わせる先生の登場などキテレツを少し先取りしたかのような時代劇作品を執筆している(「奇動館」は1973年、キテレツは1974年発表の作品)。
- 木手みちこ(声優:梨羽由記子(TVSPのみ)→島本須美)
- キテレツ(英一)のママ。キテママ。夫とともにコロ助のことは息子同様に可愛がっている。
- 作品中随一の美人だが、怒るとちょっとおっかない性格でキテレツ・コロ助に対しだらしないと思うと意地悪な行為をするほど厳しい一面を持っている。息子の発明好きには辟易しており堅実な人生を歩んで欲しいと願っているが、反面キテレツの発明品に助けられることもあり、壊れた家電の修理を頼むこともある。
- 私立・名門女子高、二つ星女子学院高等学校出身。学生時代、バレー部のエースや陸上の選手を務めていたなど運動神経のよさも明らかになっている。器械体操の中では鉄棒が一番得意であった。料理の腕もよく、とくにコロッケの味は絶品だという。
- 木手英太郎(声優:田中秀幸(TVSPのみ)→屋良有作)
- キテレツ(英一)のパパ。こちらは穏和な性格で、殆ど怒らない。たらこ唇で眼鏡をかけている。エイト物産の課長で会長や専務から信頼されている。仕事上、キテレツらの助けを借りることもあった。
- キテレツの発明に関する才能を認め、伸ばしてやりたいと思っている。小さい頃は、まじめで非の打ち所のない性格だった(唯一、おねしょが欠点だった)若い頃、蒸気機関車や路面電車に興味を持っていた。若い頃は痩せていたが、今では中年太り。鉄棒の逆上がりができないなど、運動神経はお世辞にも良いとはいえないが、中学時代にマラソン大会で踏切事故を防いだことが評価され、トロフィーをもらったことがある。
- 学生時代、映画のフィルムを映画館に配達するアルバイトをしていた。本編(原作漫画)の最終回では彼の姿がのび太の父親・野比のび助に変わっていて、マニアの間で話題になった。
[編集] 野々花家
- みよちゃん(本名:野々花みよ子)(声優:山本百合子(TVSPのみ)→荘真由美(1988.3.27~1991.3.24)→本多知恵子(1991.4.28~))
- 準主人公。アイドル的存在で、キテレツがあこがれているクラスメイト。コロ助のお姉さん、しずかちゃん的存在。誕生日は9月4日(原作)。身長 144cm。
- 世話好きだがその反面、気の強い一面を持っているために生意気な一面をも持っている。ヒステリー的で口うるさくおせっかいを焼いたり、キテレツ達のプライバシーを探ると言う図々しい事をしたり、その他に嫌味な言動を取ることもあるために常人離れしているレギュラーキャラの中で特に異質な性格を持っている。
- 一方でキテレツの発明には一目も二目も置いており、信頼を寄せている。発明品をキテレツの見よう見まねで操作できたり、母親とケンカして家出を試みたこともあるなど知力や行動力には並々ならぬものがあり、芯は強い。勉強は静かな環境で行うものとしており、騒がしい周囲のせいで集中できず怒ることも。
- 年頃の女の子であるためか人並みはずれて勘が鋭く、終盤になるにつれ予知能力・霊感能力を持っているかのような勘の鋭さを見せた。
- キテレツに関する旅や騒動には、トンガリ・ブタゴリラと共にいつの間にか押しかけ同行するパターンが多く、ストーカー行為を取るため、元来冒険好きな少女であると考えられる。その積極性は他の藤子ヒロイン以上に、時にデフォルメして描写されていた。迷路から四次元世界へ迷い込んだことがある。鎌倉へ行こうとして電車を乗り間違えて千葉へ行ってしまったという失敗談も。料理は得意分野と自称している。嫌いな野菜はピーマンとタマネギ。
- ※テレビシリーズ初期はクレジットに「みよこ」と表記されていたが、4代目EDから「みよこ」と「みよ子」の表記が曖昧になり始め、テレビシリーズ中期以降は「みよ子」に統一された。また、最初期にはブタゴリラの事を「熊田くん」と呼んでいたが、途中(10~20話頃)から「ブタゴリラくん」と呼び出す。
- みよ子の母(声優:半谷きみえ→大野由佳→遠藤みやこ)
- 他の母親達と比べれば比較的おとなしそうな女性。わがままな娘(みよこ)に頭を悩ませることもたびたび。占い好き。昔、八百八でアルバイトしたことがある。
- みよ子の父(声優:佐藤佑暉)
- 職業はサラリーマン。眼鏡をかけている。授業参観での野球大会でブタゴリラの巧みな投球術に振り回された。物語の中盤、北海道へ単身赴任をすることになる。
- 野々花明彦(声優:難波圭一→神谷浩史)
- みよ子の兄。北海道の函館で一人暮らしをしている大学生。とんねるずの大ファン。イグアナを飼っている。妹のみよ子同様に気難しい性格で非科学的なもの・現代科学の常識に合わないものは信じず、キテレツの発明品に対しても小馬鹿にした態度をとる(が、後に認めた)。
[編集] 熊田家
- ブタゴリラ(アニメ版のみの本名:熊田薫)(声優:大竹宏(TVSP、1988.3.27~1991.1.20、2.03)→龍田直樹(1991.1.27、2.10~))
- 準主人公。通称ブタゴリラ・ブタコレラ・ブタゴジラ。
- 勘違い・乱暴・三枚目という藤子系ガキ大将、いわゆるドラえもんのジャイアン的存在。しかし義理人情に厚く、風邪をこじらせた赤ん坊の頃のキテレツを助けるため奔走するなど、一面では語りきれない魅力を持つ。身長 151cm。(その意味では、劇場版ジャイアンのキャラクター性に近い。)
- アニメ開始当初は分かりやすい意地悪なガキ大将としてキテレツ・コロ助に敵対することが多かったが、シリーズが進み、キテレツがしっかり者に変わっていくのと同様に次第にキャラクターが変化し、コロ助との掛け合いなどで、天然ボケや国語力の無さによる聞き間違いや誤解で笑いを取るコメディリリーフ(落語の影響も感じられるいわゆる下町の江戸っ子のような豪快なキャラ)に変化し、藤子系ガキ大将の中でも理不尽で強権的な面は薄いタイプに変わっている。他のガキ大将キャラとの差別化の意図はもちろん、シリーズ途中での声優変更も彼の持ち味変化には影響大であったと考えられる。
- 本名の「熊田薫」や、家が八百屋という設定はすべてアニメ版独自で、原作でのブタゴリラの家は通常の住宅であり、家業は不明である。男女どちらに生まれても「薫」と命名される運命であった。本人は「薫」という女性のような名前に非常にコンプレックスを持っており、「ブタゴリラ」という蔑称のようなあだ名も、本名で呼ばれたくないために自分からそう呼ばせているものである。ちなみに「ブタ」と呼ぶと怒る。
- 家業に誇りを持っているためか物事を何でも野菜に例えて理解したがり、野菜嫌いは許さない。野菜を愛しすぎるが故に、上級生の肉屋の息子とのケンカに負け、肉嫌いになりかけたことも。将来の夢は野菜デパートの建築。肥満体型に似合わず運動神経が抜群で足も速く、片手逆立ちも出来る。野球では小学生にしてカーブ、シュートと変化球を操り、バッティングでもクリーンヒットを連発し、持ち前のパワーでホームランも放つ。
- 視力は両目とも2.0で、虫歯とも無縁。また、風邪をひいたことがない。体育以外の勉強は苦手だが、1日だけクラス委員を経験した。わけあってエアロビクス教室に通ったことも。新潟まで家出したこともある。
- スタイルは外出時は野球帽をかぶり、季節及び室内外を問わずいつも長ズボンと素足であり、素足のまま靴を履く姿はいかにもガキ大将スタイルらしくそれが彼の人気を押し上げた要因の1つである。
- 作品中期頃からブタゴリラたちの付き合いより塾を優先させようとするトンガリにたいして「塾と○○(人物や物などの名前)、どっちが大事なんだよ!」という決まり文句を言って付き合いを強要するようになる。名実ともに、主人公キテレツを食う存在感の持ち主。ケンカに関しては弱く描写されることが多く、トンガリや五月、子供の頃の熊八などに負けている。脚本家雪室俊一曰く、中期~末期の主役クラスとのこと。
- 熊田熊八(声優:青野武)子供時代(声優:丸屋知子)
- ブタゴリラの父親で、八百八第13代店主。息子同様野菜をこよなく愛する。「らっしゃい」が口癖。アニメ版オリジナルキャラクター。野菜を使った駄洒落(べらぼうめ→べらごぼうめ など)を良く言っている。
- シリーズを通じての名脇役であり、ガキ大将の父親が頻繁に登場するのは藤子作品を通じても異例のこと。コロ助のことを「ネギ坊主」と呼ぶ。ブタゴリラが生まれる前、八百八をスーパーのような外観にしようと改装したことがあったが、失敗。
- 意外とあがり性で、八百八がテレビ番組の取材を受けたときも緊張のあまり店の説明は滅茶苦茶だった。しんたまたまおう橋が開通する三日前に並ぼうとするなど、一番乗り病で、三日間仕入れを行かずにブタゴリラと小百合を困らせた。
- 子供のころは町内のベーゴマやケン玉の名人だった。若い頃はボウリングにはまり、店は二の次にしてスイカの模様に塗りカムフラージュしたマイボールで、スイカの配達に行く振りをしてボウリングに興じていたらしい。ボクシングをした事もあったが、あまりにも弱く、すぐにやめてしまった。今では草野球チームの4番打者を務め、囲碁にも熱中している。
- 熊田小百合(声優:上村典子)
- ブタゴリラの母親。アニメ版オリジナルキャラクター。顔立ちはブタゴリラに似ている、八百八(熊田家)を取り仕切るしっかり者のおかみさん。ブタゴリラ一家の中で唯一野菜を贔屓しない常識人(?)。
- 息子に対し「お前は野菜以外にたとえられないのかい」(第37話)と視聴者を代弁する突っ込みを入れたことも。夫の熊八と度々夫婦喧嘩をしては家出し、しばらくすると帰ってきて和解するのがお決まりのパターン。一度着た上着をいちいち洗濯するほど神経質な一面を持っている。豪快な性格に似合わず動物(大型犬など)が苦手。
- 父親は下駄職人、兄2人は太平洋戦争を経験している。学生時代は昼間働きながら定時制高校で勉強していた。また、映画館でアルバイトしていたこともある。何かの病気で入院をした事がある。夫の熊八と共に、両親キャラとしては藤子作品中最もクローズアップされた存在。
- 熊田虎七(声優:田中康郎→佐藤正治)
- ブラジルに住むブタゴリラの叔父。怒り出すと手が付けられない気性の持ち主。
- ブタゴリラが産まれたとき、「薫」という名前だけでブタゴリラが女の子だと誤解、八百八にひな人形を送った。後にブタゴリラに百科事典をプレゼントした。若い頃は大学進学を志望していたが、ブラジルへの移住のために断念。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 熊田熊一郎(声優:青野武)
- 伊豆で養蜂場を営むブタゴリラの叔父。名前から察するに熊八兄弟の長兄と思われる。
- 太平洋戦争に零戦のパイロットとして兵役に服した際、不時着した無人島で同じ境遇のアメリカ兵、ロバート・アップルゲートとともに自家製の蜂蜜を食料にするなどして生き延びた。その後44年の年月を経て、ロバートが表野町を訪れ、熊一郎と再会を果たした(第72回「みつばちじいやがやって来た」)。
- また、地元期待の力士が部屋から逃亡した際もその捜索を依頼するため表野町を訪れている(第94回「どすこい!犬型神隠し発見器で力士探し」)。熊八、虎七らの兄弟に比べて非常に温和な性格である。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 熊田みのり(声優:上村典子)
- 未来のブタゴリラの息子。父親と違って野菜嫌いで、克服のために未来の(大人の)ブタゴリラと共に航時機で現代にやって来る。(第97回「21世紀からブタゴリラ親子がやって来た」)
- 英才教育をザーサイ教育と間違えるなど野菜好きな事が分かる。
[編集] 尖家
- トンガリ(アニメ版のみの本名:尖浩二)(声優:真夏竜吾(TVSPのみ)→三ツ矢雄二)
- 準主人公。通称トンガリ・トンガラシ・僕ちゃん・浩二(『浩司』と表記されていた時期もある)。大金持ちのおぼっちゃま。マザコンで、何かにつけて「ママ~」と叫んで泣き、ガキ大将と連んでいるスネ夫的存在。身長 140cm。
- アニメ版初期は定番のズル賢い腰巾着でブタゴリラと共にキテレツ・コロ助と敵対していたが後に声優が出番を増やすために脚本にない怪演をするようになり、同時にブタゴリラに対するツッコミ役としての立場を獲得するようになる(偶然だが、役者の脚色によるマザコン奇行は佐野史郎の冬彦とまったく同じ)。しかし、1987年のTVスペシャル版の真夏竜吾が演じたトンガリは、三ツ矢雄二のトンガリと比べ、キャラクターが少し異人のようであった。
- 母親の言うことには絶対服従で、夜遅くまで塾通いをしていて、学校のクラスの成績はトップである。その為か、視力検査で仮性近視といわれてしまう(テレビゲームのやり過ぎが原因という説もある)。テレビゲーム、ミニ四駆など最新のオモチャを揃えていて、その腕前も達者である。絵画が大得意で、銭湯の壁画を書いたこともある。キテレツの発明品によって自分の前世がゴキブリであることを知り、大ショックを受ける。何度か家出をしたことも(家出先は長野や伊豆など)。
- 嫌いな野菜はピーマンで、トマトジュースも苦手。夢の中でキテレツの発明に対し「昔の焼き直ししかできない男」と痛烈な評価を下し、キテレツとコロ助の手によって天罰を受ける。キテレツたちが遠出をする時はブタゴリラの策略でよく置いてきぼりにされる。ガールフレンドが複数おり、キテレツワールドではかなりモテるようである。ブタゴリラと別行動をとることや修学旅行でのブタゴリラの不在を心の底から喜ぶなど、事あるごとにブタゴリラを嫌っている節を見せるが、ブタゴリラたちの身になにかあった時は誰よりも心から心配をする友達想いの優しい性格。「百丈島」に別荘があり、夏休みなどはここで過ごす。
- 原作でのトンガリはごくわずかしか登場せず、コンチという名前で類似キャラが出てくる(レギュラーではない)。なお、新キテレツ大百科にでてくるトンガリは顔が多少(?)違う。
- 尖浩一(声優:新田三士郎→掛川裕彦→平野正人(少年期は三ツ矢雄二)
- トンガリのパパ。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 会社のエリートであるが、新婚当初はどうしようもないマザコンで、妻を困らせていた(少年期はファザコンの可能性がある)。趣味はゴルフ。武田信玄直筆の掛軸を所有している。子供のころはトンガリととても似ている。晩年で描かれた回では実は婿養子であったとされてるが、それ以前に描かれた回では異なっていた。
- 子供の頃は、いつもねじを巻く役になっていて、巻き忘れていて家族から怒られたのが原因で家出をしたとこをコロ助とブタゴリラに見つかった。
- 尖貴子(声優:大野由佳)
- トンガリのママ。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 派手好きで見栄っ張りな性格。いつも語尾に「ザマス」をつけ、息子(トンガリ)を「ボクちゃん」と呼び溺愛する極端な子供思いで、先生から過保護を注意されたことも。また、トンガリに夜遅くまで塾通いをさせる教育ママでもある。本人曰く、夫以外の男を好きになったことはないらしい。金銭の貸借は嫌い。
- 小学5年生の時は通知表オール5の秀才だったが、その頃は少し太っていた(136cm、57kg)。そのことをコロ助に知られてしまう。イタリア製の眼鏡をかけていてコンタクトよりも眼鏡派を強調しておりかなり小さい頃からかけていた。ネズミが苦手。息子と同じように外国製の製品を好む。
- ちなみに晩年に描かれた回では尖姓であったため未来からやってきたブタゴリラから「トンガリのパパは養子だったのか」と察しられる。ちなみにこの当時からブタゴリラの父・熊八と同じ学区だった。
[編集] 苅野家とその近隣キャラ
- 苅野勉三(勉三さん)(声優:肝付兼太)
- 準主人公。木手家の隣人の大学生。25歳。
- 初めは浪人生であったが、六浪の後に高尾大学経済学部に入学する。夏冬問わず詰襟の学生服が普段着で、レンズの分厚い牛乳ビンの底のような眼鏡をかけている。
- 出身は山形県で、純朴な性格。物語中盤頃から東北弁口調になる。キテレツをはじめとする子供たちには優しく、ちょっと頼りないお兄さん的存在。ただし年下であるキテレツらに対しても基本的に敬語というなかなか情けない様である(場合によってはキテレツらは敬語でないことまである)。彼もアニメ版で原作以上の扱いを受け、コロ助・ブタゴリラと共に3大トラブルメーカーとして様々な騒動を巻き起こした。
- 友紀さんというガールフレンドがいるが、勉三は極端な心配性で、常に「他の男性に気が向いてしまわないか」「自分が嫌われてはいないか」に気を病んでいる。
- 傷つきやすくよく落ち込むこともある。人の食事中に訪問してしまうという特殊能力(?)を持つ。特技は笛。一度コンタクトレンズをつけたことがあるが、その顔を見た皆が吹き出してしまい、不評であった。サングラスをすると悪人面になり独特のセンスの服も相まって周囲の人から恐がられたこともある。僧侶のバイトのため、ツルツル頭になったこともある。
- 依存症になったこともあるほどのパチンコ好き。酒も好きで、酔いすぎて人間とバス停を間違えて家へ運んでしまった失敗談も。少年時代にいたずらをしたときは罰として柱に縛り付けられた経験がある。中学時代に村の代表として下野動物園(上野動物園のパロディ)にパンダを見に行ったことがある。
- 愛車は赤のミニクーパーで、アニメでは頻繁に登場する。この愛車は雨漏りするほどの年代物で、ポンコツである。そのためすぐにオーバーヒートしてしまう代物で、坂道を上るときまってエンジン故障するという「持病」をもつ。駐車違反でレッカー移動され、慌てたことも。勉三の運転は、運転免許取りたての頃は教習で通らなかった道に入ると体が強張り、歩道橋の上を走行する、ハンドルを握ると性格が変わってスピード狂になりかけるなど危なっかしいものだったが、徐々に安全運転になった。
- 大学ではオカルト研究会に所属。学園祭ではサークルを辞めたうえに学友とニューハーフショーを演じていたところを学園祭に来ていた母の怒りを買って追い回されるハメに。苦労して入った大学であるが、試験に落第したり(323話)、レポートを提出期限ギリギリまで放っておくなど(307話)、学業に励んでいるとはいえない。
- 生計をたてるためアルバイトに精を出しているが、テレビ局ADやコロッケ店店員など職を転々としており、一つの職に定着したことはない。しかもほとんどのアルバイト先で尋常でないほどミスをしているらしく、クビになることが多い。声を担当した肝付は、他の藤子アニメでスネ夫やケムマキなど子供役を演じることが多かったが、本アニメでは東北訛りの浪人生(大学生)を好演した。
- その他、アニメ「ドラえもん」では「メー演機」(2002年12月6日放送)でモブキャラとして登場。週刊少年ジャンプで連載された「ろくでなしBLUES」で勉三に容姿が似ているキャラクターが登場し、あだ名が「勉三さん」であるなど子供たちに引けをとらない知名度がある。
- 上原君子(アニメ版:上原友紀)(声優:吉田菜穂→遠藤みやこ)
- 勉三さんの恋人。最初は渡したラブレターを採点されたり、プレゼントを放り込まれたりと滅茶苦茶なプロポーズを受けて勉三さんを嫌っていたが、キテレツの道具「ラブミ膏」や「忘れん帽」によって(何より、勉三さんの優しい人間性に触れて)仲良くなった。尚、アニメ版では顔も性格も漫画版とは異なっている。活動的な性格で、語学勉強のために留学したり、物語終盤に飛行機の客室乗務員になる。爬虫類が苦手らしく、本物のイグアナを見て悲鳴を上げていた。
- 苅野ヨネ(声優:山本圭子→遠藤晴→柳沢三千代)
- 勉三の母親で、山形県に住んでいる。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 勉三と同様に分厚いレンズのメガネをかけている。いつも4時に起床する。古風な気質で、都会っ子たちには厳しい態度で臨むことも。息子想いで六浪した勉三のことを軽い冗談でからかった友人のお杉にさえ包丁をかざして怒るほど。
- 心臓が悪いが、そうとは思えないほどの元気なおばあちゃん(山形から上京した際、勉三やキテレツなどに内緒でブタゴリラとトンガリに遊園地の宙返りコースターに乗せてくれと頼んだことがある(富士急ハイランドがモデルか?)。コースター搭乗直後心臓発作を起こすが、キテレツらの奔走で救助される)。
- 花丸菊之丞一座のオーディションを受け、「山形四十三(やまがたよそみ)」の名前で役者デビューし、評判になったが、わずか数日で引退。本人は自称43歳を主張してるが実際の年齢は不詳。
- お杉(声優:江森浩子)
- ヨネの友人のおばあさん。アニメ版オリジナルキャラクター。
- トンガリのことを「トンガラシ」と呼び、とても気に入っている。目は細目で、猫が好き。一人暮らしをしている。
- 平吉(声優:あずさ欣平→田中亮一)
- ヨネの友人のおじいさん。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 普段は山形の農家だが、冬の間は東京に出てきて、石焼いも販売をしている。
- ベン(声優:大竹宏→?(龍田直樹と思われる)
- アニメ版オリジナルキャラクター。
- かつては清角悪三の飼い犬で苛められていた過去がある。後に表野町に住み着く野良犬となり後に勉三さんの飼い犬となる。注射が苦手で車酔い性。道に迷い、線路に入り込んで新幹線の走行を妨害したこともある。
- 子犬の頃、人気アイドル白樺エリナに「ドンキー」という名前で一日だけ飼われていたことがあり、その後感動の再会を果たした(296話)。山形の実家から表野町の勉三の元に戻ってきた事があり、「名犬ベン」としてテレビに出演した事もある。
- また何回か死に掛けたこともある。
- 荒木田洋平(声優:沼田祐介)
- 勉三と同じ高尾大学に通う学生。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 勉三と同じ年に経済学部に入学した同期だが年齢は20歳で勉三より5歳年下であり同期でありながら年上の勉三を先輩と呼び慕っている。
- 応援団に所属しており威厳ある髭を生やすために勉三の紹介でキテレツに頼ったり春休み中に勉三と谷神岳へ旅行に行ったりしている。
[編集] 表野小学校
- 佐々木先生(声優:佐藤正治(TVSPのみ)→平野正人)
- キテレツ達の小学校の担任の先生。厳しい部分もあるが、優しく生徒思いの先生。メガネをかけている。彼もアニメスタッフによって、いくつかの設定を後付された1人。
- 家族思いのマイホームパパで、妻とハートマークのペアルック姿になるほど。悪戯好きな息子、和馬に振り回されている。予備校に通う甥がいる。中年太り。民俗学に興味を持っている。また学生時代にはエジプト文化をかじったことがあり、アラビア文字も少しなら読める(第317話)。顔にちょび髭と小じわを書き足し、ねじり鉢巻を付けることで熊田熊八にそっくりな顔になる。(髪型除く。)
- 父もかつては教師で、定時制高校の教員を務めていた。その時の受け持ちの生徒にはブタゴリラの母・小百合がいた。
- コンチ(声優:上村典子、佐藤智恵)
- ブタゴリラのもう1人の子分。
- 元々、地味な少年であるが、アニメ版では前半期にはよく登場しブタゴリラ・トンガリと共にキテレツ・コロ助に敵対し悪さをしていたが、シリーズ中期におけるブタゴリラ・トンガリのキャラクターチェンジと共に出番がなくなり影がさらに薄くなって行った。キテレツの同級生キャラの中ではレギュラーキャラの次に位置ついていた。トンガリと仲が良い。
- アニメでは全話内でキテレツ達と共に旅に出かけた事が1度もない。なお、ほとんど出演することがなくなった後期でも第313話「ブタゴリラ病欠!?修学旅行のバスを追え」ではキテレツ・トンガリと相部屋という形で久々に登場し、ブタゴリラから監視役を命じられるなど出番が与えられた。
- 原作では名前が無く、アニメ化当初も名無しの状態が続いていたが、しばらく後に原作の他のキャラクターの名がつけられた。本名は近藤。声優はブタゴリラの母・小百合を演じる上村典子が一人二役で演じわけていた。
- 乙梨(声優:佐藤智恵→冬馬由美)
- キテレツたちのクラスメート。
- 名前の通り(?)おとなしい性格で、ブタゴリラにいじめられていた。自宅の彼の部屋には多数のわら人形がある。野菜が苦手だったが、後に克服。
- 瀬川たか子(声優:青葉美代子→半谷きみえ)
- キテレツたちのクラスメート。クラス委員を務める、秀才の女の子。
- 最初期の頃はブタゴリラに想いを寄せているフシがあったが、その役どころは妙子に取られた。
- 教頭先生(声優:池水通洋)
- キテレツの小学校の教頭先生。
- 「勉強しろ」が口癖。物語の後半、京都府の学校へ転任した。
[編集] 桜井家
- 桜井妙子(声優:瀬戸真由美→小山裕香→久川綾)
- 中期登場のアニメ版オリジナルキャラクターで、ゲスト主役。
- キテレツ達の元クラスメイトで、お下げ髪の女の子。ブタゴリラのガールフレンドで、ブタゴリラは「タイコ」と呼ぶ(当初はただ勘違いして呼んでいたが、祭り太鼓の際に思い出すようにと、妙子が引き続き呼んでくれるようにブタゴリラに要望した)。
- 父親が亡くなり、家業の銭湯の廃業を期に新潟の小学校へ転校する。アメリカにホームステイした後、カリフォルニア州で暮らすようになった。浅草や大宮に親戚がいる。編み物も得意。
- 転校していった後も度々登場し、セミレギュラーとなっている。
- 終盤では再起動してキテレツたちに悪戯を繰り返していた豆コロを引き取った。
- 桜井芳江(声優:川島千代子→島本須美)
- 妙子の母親。未亡人。銭湯「さくら湯」を経営していたが、妙子と共に新潟へ引っ越し、更にアメリカへ移住。アニメ版オリジナルキャラクター。
[編集] 花丸家
- 花丸五月(声優:山崎和佳奈)
- 後期登場のアニメ版オリジナルキャラクターで、第6のメインキャラ及びゲスト主役。
- キテレツ達の元クラスメイトで、トンガリのガールフレンド。花丸菊之丞一座の看板役者である。地方巡業する一座の性格上、再三再四の転校を繰り返している。そのため、一度転校した後もまた表野小学校に転入するなど、定期的にレギュラーメンバーに加わる。
- 外見はブタゴリラより背が高く、眼つきの鋭いショートヘアーの女の子。口調では伝わってないが、男勝りな性格と舞台で鍛えた常識を超える超人的な運動能力・腕力を誇り、バック転・バック宙を軽くこなす。転校早々にブタゴリラをあっさり投げ飛ばし、リベンジに決闘を申し込んできたブタゴリラを再び撃沈した(転校先でも下級生を苛めていた子を投げ飛ばしたらしい…いじめっ子キラー?)。勉三さんの車を一人で引っ張ったことも。
- 国語の教科書を1度見ただけで覚えてしまうほど暗記力も優れている。芝居の勉強のためにキテレツ達と共に航時機で平安時代末期にタイムスリップして、ケガをした牛若丸の代役になり、武蔵坊弁慶に勝利するほど格闘家並の強さを誇る。
- みよちゃんのお兄さんに一目惚れしたことも。恐竜やイグアナなどの爬虫類が大好き。
- 花丸菊之丞(声優:島田敏→岸野幸正)
- 五月の父親。花丸菊之丞一座の座長。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 本編の父親達と違い亭主関白型の性格。
- 花丸郁江(声優:島本須美)
- 五月の母親。アニメ版オリジナルキャラクター。
- 花丸菊之丞一座では、役者への指示・役者を務めるが、役者として舞台に立つことも。眼鏡をかけている。表野町にいるときは昼間、親戚の八百屋の従業員をしている。
[編集] 発明関係
- 猛烈一(もう れついち)(声優:沼田祐介)
- アニメ版オリジナルキャラクター。通称モーレツ。
- 「時を越えたライバル? モーレツ斎登場」に登場。キテレツ斎のライバルモーレツ斎の子孫で資産家(猛烈吉)の御曹司。爺やを従えている。祖先の因縁を逆恨みし、コロ之進とコロ助をテレビ番組で対決させる。
- コロ之進(ころのしん)(声優:?)
- アニメ版オリジナルキャラクター。
- モーレツに作られたからくり人間。姿形はコロ助と似ているが気性や話し方は武士そのもので、主人モーレツの忠実な家来。コロ助を性能で圧倒したが、最終的には友人の有無が評価され敗北する。
- モーレツ斎(声優:青野武)
- アニメ版オリジナルキャラクター。キテレツ斎の親友でありライバルでもあった天才発明家。
- キテレツ斎と名声を二分するが、御前でのからくり人間対決で調整に手間取り遅刻。面目を潰された後見の藩主に手討ちにされるところを自分のからくり人間に守られるが、結局その場で自害、お家断絶し歴史から消える。
- モーレツ斎らが描かれたのは「時を越えたライバル? モーレツ斎登場!」の一エピソードのみ。第217話として制作されるもライバルの準レギュラー化を避けるためお蔵入りしていたが、放映期間延長の影響で292話と293話の間に放送された。
- 豆コロ(声優:渡辺菜生子(89回(90.5.6)~90回(90.5.20))→山田恭子(328回(96.5.12))
- キテレツがコロ助と喧嘩した際に作ったからくり人間。
- コロ助より小型で動力はソーラー電源。コロ助を兄貴分と慕う。自分自身にも厳しい融通の利かない生真面目な性格が災わいし、みよ子やブタゴリラを家から追い出すなどしてキテレツに不良品と見なされる。
- 長い空白を経て放映終盤に再登場、迷惑な悪戯を仕掛けるが、最後は妙子と一緒にアメリカへ渡る。
- 『新キテレツ大百科』にも助っ人役で登場。
- おちゃっぴい(声優:冬馬由美)
- 怠け者のコロ助に代わるお手伝いロボとして開発された。
- 優秀な学習機能を備え八百八の信頼を得るが、宿題の意味を誤解しノートと教科書をハンドバッグにしたためブタゴリラの制裁を受け、彼に強い敵意を持った。必殺技は肘打ち、ドロップキック。
[編集] その他
- 佐々木先生の妻(声優:青葉美代子)
- 若々しい女性。動物園では夫とお揃いのハート柄の服を着ていた。後に次子出産のため入院する。
- 佐々木和馬(声優:?)
- 佐々木先生の息子。
- 入院した母親の世話で父親がかまってくれなくなり、その寂しさから様々な悪戯をキテレツたちに仕掛け、コロ助やみよ子を子分扱いするなどした。ブタゴリラにタバスコ&マスタード入りの激辛ホットドッグを食べさせ、激怒させた。
- 父親に噛み付くほどのやんちゃ。お好み焼きが好物。
- 大五郎
- 駿河部屋所属の序ノ口力士。出身地西伊豆。初土俵の前に謎の失踪してしまう。
- 鈴木喜一郎(声優:佐藤浩之)
- プロ野球チーム、イーグルス(楽天イーグルスではない)のスター選手。
- 愛知県出身で、高校時代に甲子園で優勝した。身長189cm。愛称は「キイちゃん」。彼のホームランボールがブタゴリラの頭に当たったのをきっかけに八百八一家と知り合う。シーズンオフに八百八で働いたこともある。
- 名前の由来はシアトル・マリナーズのイチローと思われているが、当時イチローは無名であった(2人とも同じ苗字、同じ愛知県出身であることから、スタッフが2軍にいたイチローの素質を見抜いていた可能性も考えられる)。左投げ左打ちの一塁手でチームの主砲。
- 乙姫(声優:大竹宏→龍田直樹)
- 14世紀後半頃の室町時代に暮らすブタゴリラそっくりのお姫様。かなり厚化粧。
- 男勝りの御転婆で多才である。コロ助ではなくキテレツに惚れてしまい、キテレツを追い回す。現代に来たこともあり現代社会のルールが分からないためか町で目茶苦茶なことを遣らかす。暴走族と乱闘、ディスコで大暴れなど。
- 足利義満と婚約したことがあるが、彼に対しても無鉄砲なことを遣らかし、義満の父・足利義詮の怒りにふれ、離縁となる。
- ブタゴリラとは違い、野菜は嫌い。ブタゴリラに惚れられるが彼の実家が八百屋(野菜商売)だと知ると毛嫌いした。
- 女官(声優:)
- 乙姫の屋敷に仕える少女。みよちゃんにそっくりな可憐な美少女。巫女装束によく似た服装。
- 恐竜(声優:)
- キテレツ達が高知県の竜馬湖で出会った恐竜の親子。レタスが好き。百丈島付近に生息している。(ブタゴリラがつけた隠し味付きレタスは表面を剥いてから食べたということから結構利口と考えられる。)
- 座敷童
- 勉三の実家がある山形の田舎に居着いているコロ助そっくりの妖怪。
- 夜中に一人で淋しい思いをしていたトンガリの前に現れて安心させたり悪戯の罰として柱に縛られていたブタゴリラを助けたりする子供の味方。
- 一言も喋らないうえに現れるとその場の空気が変わるので非常に神秘的な存在。