男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』（おとこはつらいよ とらじろうはいびすかすのはな とくべつへん）は、1997年11月22日に公開された日本映画。男はつらいよシリーズの特別編。主題歌を八代亜紀が歌っている。
目次 |
[編集] 概要
- 車寅次郎役の渥美清が1996年8月に死去した事により48作で幕を閉じた「男はつらいよ」シリーズだったが、根強い寅さん人気に応える形で作られた作品である。内容は、満男が寅さんを回想し、タイトルになっている25作目『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』だけではなく、11作目『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』、15作目『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』のシーンが使われている。映像技術の進歩によって作る事が出来た作品とも言え、ラストでは満男が見た幻としてCGの寅さんが登場した。一部、新撮シーンも撮られている。
- 満男の「おじさんは長いこと帰ってこない」との言及から『男はつらいよ 寅次郎紅の花』で寅次郎が旅立った後の話だと思われる。
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
- 車寅次郎：渥美清
- 諏訪さくら：倍賞千恵子
- 諏訪博：前田吟
- 車竜造（おいちゃん）：下條正巳
- 車つね（おばちゃん）：三崎千恵子
- 諏訪満男：中村はやと
- 桂梅太郎（タコ社長）：太宰久雄
- 御前様：笠智衆
- 源公：佐藤蛾次郎
- 松岡リリー（マドンナ）：浅丘ルリ子
[編集] ロケ地
[編集] キャッチコピー
- おじさん、今頃、どこを旅してるんだろう……
|
|
|
|---|---|
| 1〜12作 | 男はつらいよ - 続・男はつらいよ - フーテンの寅 - 新・男はつらいよ - 望郷篇 - 純情篇 - 奮闘篇 - 寅次郎恋歌 - 柴又慕情 - 寅次郎夢枕 - 寅次郎忘れな草 - 私の寅さん |
| 13〜24作 | 寅次郎恋やつれ - 寅次郎子守唄 - 寅次郎相合い傘 - 葛飾立志篇 - 寅次郎夕焼け小焼け - 寅次郎純情詩集 - 寅次郎と殿様 - 寅次郎頑張れ! - 寅次郎わが道をゆく - 噂の寅次郎 - 翔んでる寅次郎 - 寅次郎春の夢 |
| 25〜36作 | 寅次郎ハイビスカスの花 - 寅次郎かもめ歌 - 浪花の恋の寅次郎 - 寅次郎紙風船 - 寅次郎あじさいの恋 - 花も嵐も寅次郎 - 旅と女と寅次郎 - 口笛を吹く寅次郎 - 夜霧にむせぶ寅次郎 - 寅次郎真実一路 - 寅次郎恋愛塾 - 柴又より愛をこめて |
| 37〜48作・特別編 | 幸福の青い鳥 - 知床慕情 - 寅次郎物語 - 寅次郎サラダ記念日 - 寅次郎心の旅路 - ぼくの伯父さん - 寅次郎の休日 - 寅次郎の告白 - 寅次郎の青春 - 寅次郎の縁談 - 拝啓車寅次郎様 - 寅次郎紅の花 - ハイビスカスの花 特別篇 |
| 関連項目 | 松竹 - 渥美清 - 山田洋次 - 柴又 - 柴又帝釈天 |
