男はつらいよ 葛飾立志篇
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『男はつらいよ 葛飾立志篇』(おとこはつらいよ かつしかりっしへん)は、1975年12月27日に公開された日本映画。男はつらいよシリーズの16作目。
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[編集] あらすじ
とらやに御前様の姪に当たる礼子(樫山文枝)が下宿することになった。ただでさえ、容姿端麗な礼子に好意を抱く寅次郎は、礼子が大学で考古学の助手をしていることを知ると、さらに強く憧れた。礼子に気に入られるため、というより何とか接近するためには、これはもう学問しかない。そう考えた寅次郎は柄にも無く一念発起して、礼子を家庭教師役に学問を修めるために猛勉強を始めるのであった。ところが、何がなんだかサッパリ判らない。日ごろは威勢のいい寅次郎も机を前にすると妙におとなしくなり、しまいにはヤケクソでテキヤの口上を口にする始末であった。礼子にすれば「寅さんはおもしろい人」に過ぎなかったのだが、寅次郎の心は例によってときめいていたのであった。
[編集] キャッチコピー
さくら、兄ちゃんは学問するぞ今にきっと偉い人間になるからな
[編集] キャスト
- 車寅次郎:渥美清
- 諏訪さくら:倍賞千恵子
- 最上順子:桜田淳子
- 筧礼子:樫山文枝
- 車竜造(おいちゃん):下條正巳
- 車つね(おばちゃん):三崎千恵子
- 諏訪博:前田吟
- 桂梅太郎(タコ社長):太宰久雄
- 源公:佐藤蛾次郎
- 諏訪満男:中村はやと
- 御前様:笠智衆
- 轟巡査:米倉斉加年
- 住職:大滝秀治
- 田所博士:小林桂樹
- 八百屋のおかみ:後藤泰子
- 主婦:谷よしの、戸川美子
- 旦那:吉田義夫
[編集] ロケ地
[編集] スタッフ
[編集] 記録
- 観客動員:213万1千人
- 興行収入:11億5千万円
- 上映時間:100分
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1〜12作 | 男はつらいよ - 続・男はつらいよ - フーテンの寅 - 新・男はつらいよ - 望郷篇 - 純情篇 - 奮闘篇 - 寅次郎恋歌 - 柴又慕情 - 寅次郎夢枕 - 寅次郎忘れな草 - 私の寅さん |
13〜24作 | 寅次郎恋やつれ - 寅次郎子守唄 - 寅次郎相合い傘 - 葛飾立志篇 - 寅次郎夕焼け小焼け - 寅次郎純情詩集 - 寅次郎と殿様 - 寅次郎頑張れ! - 寅次郎わが道をゆく - 噂の寅次郎 - 翔んでる寅次郎 - 寅次郎春の夢 |
25〜36作 | 寅次郎ハイビスカスの花 - 寅次郎かもめ歌 - 浪花の恋の寅次郎 - 寅次郎紙風船 - 寅次郎あじさいの恋 - 花も嵐も寅次郎 - 旅と女と寅次郎 - 口笛を吹く寅次郎 - 夜霧にむせぶ寅次郎 - 寅次郎真実一路 - 寅次郎恋愛塾 - 柴又より愛をこめて |
37〜48作・特別編 | 幸福の青い鳥 - 知床慕情 - 寅次郎物語 - 寅次郎サラダ記念日 - 寅次郎心の旅路 - ぼくの伯父さん - 寅次郎の休日 - 寅次郎の告白 - 寅次郎の青春 - 寅次郎の縁談 - 拝啓車寅次郎様 - 寅次郎紅の花 - ハイビスカスの花 特別篇 |
関連項目 | 松竹 - 渥美清 - 山田洋次 - 柴又 - 柴又帝釈天 |