清和天皇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 清和天皇 | ||
|---|---|---|
| 第56代天皇 | ||
| 在位期間:858年12月15日 - 876年12月18日 | ||
| 在位中の時代 | 平安時代 | |
| 在位中の年号 | 天安 貞観 |
|
| 在位中の首都 | 京都 | |
| 在位中の皇居 | 大内裏 | |
| 諱 | 惟仁 | |
| 別名 | 素真 水尾帝 |
|
| 出生 | 850年5月10日 | |
| 出生場所 | 一条第 | |
| 死没 | 881年1月7日 | |
| 死没場所 | 粟田院 | |
| 陵墓 | 水尾山陵 | |
| 皇子女 | 陽成天皇 貞純親王 他多数 |
|
| 女御 | 藤原高子 藤原佳珠子 他多数 |
|
| 更衣 | 在原文子 藤原良近の娘 |
|
| 父親 | 文徳天皇 | |
| 母親 | 藤原明子 | |
清和天皇（せいわてんのう、嘉祥3年3月25日（850年5月10日） - 元慶4年12月4日（881年1月7日））は、平安時代前期の第56代天皇。在位は天安2年（858年）11月7日 - 貞観18年（876年）11月29日。後世、武門の棟梁となる清和源氏の始祖で、諱は惟仁（これひと）。
目次 |
[編集] 系譜
文徳天皇の第四皇子。母は太政大臣藤原良房の娘、女御明子（めいし、あきらけいこ）。惟喬（これたか）親王（844～897）の異母弟。
[編集] 系図
|
|
(54)仁明天皇 |
|
(55)文徳天皇 |
|
(56)清和天皇 |
|
(57)陽成天皇 |
|
元良親王 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
|
惟喬親王 |
|
|
貞純親王 |
|
(源)経基〔清和源氏へ〕 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
(58)光孝天皇 |
|
(59)宇多天皇 |
|
(60)醍醐天皇 |
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
人康親王 |
|
操子女王 (藤原基経妻) |
|
|
真寂法親王 (斉世親王) |
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
敦実親王 |
|
(源)雅信〔宇多源氏へ〕 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[編集] 略歴
外祖父藤原良房の後見の元、惟喬親王を退けて皇太子となる。文徳天皇の崩御に伴い、わずか9歳で即位したため、良房が外戚として政治の実権を握った。
貞観8年（866年）には伴善男らによるものとされる応天門炎上事件が発生した。天皇は伴善男を信頼していた為、事件を解決した良房に遠慮する形で既に貞観6年（864年）に元服していたにも関わらず、正式に摂政に任命した。
譲位後の元慶3年（879年）、突然出家して無理な断食修行を行った末に病死したとされている。
- 嘉祥3年（850年） 生誕。同年、立太子。
- 天安2年（858年） 即位（9歳）。
- 貞観8年（866年） 応天門炎上事件。
- 貞観18年（876年） 27歳で突然譲位し、仏門に帰依。
- 元慶4年（880年） 崩御。
[編集] 后妃・皇子女
-
- 貞辰親王（874-929）
-
- 貞数親王（875-916） - 兵部卿
- 包子内親王（?-889）
- 更衣：藤原良近女
- （その他）
この天皇の子孫の多くが臣籍降下して清和源氏となった。
[編集] 諡号・追号・異名
御陵の位置によって水尾（みずのお）帝とも言う。
[編集] 在位中の元号
[編集] 陵墓・霊廟
火葬された遺骨は水尾山陵（みずのおやまのみささぎ=「円墳」（京都市右京区）に埋葬された。
[編集] 関連項目
|
|
|
 |
歴代天皇一覧 | |
|||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 神武 | 2 綏靖 | 3 安寧 | 4 懿徳 | 5 孝昭 | 6 孝安 | 7 孝霊 | 8 孝元 | 9 開化 | 10 崇神 |
| 11 垂仁 | 12 景行 | 13 成務 | 14 仲哀 | 15 応神 | 16 仁徳 | 17 履中 | 18 反正 | 19 允恭 | 20 安康 |
| 21 雄略 | 22 清寧 | 23 顕宗 | 24 仁賢 | 25 武烈 | 26 継体 | 27 安閑 | 28 宣化 | 29 欽明 | 30 敏達 |
| 31 用明 | 32 崇峻 | 33 推古 | 34 舒明 | 35 皇極 | 36 孝徳 | 37 斉明 | 38 天智 | 39 弘文 | 40 天武 |
| 41 持統 | 42 文武 | 43 元明 | 44 元正 | 45 聖武 | 46 孝謙 | 47 淳仁 | 48 称徳 | 49 光仁 | 50 桓武 |
| 51 平城 | 52 嵯峨 | 53 淳和 | 54 仁明 | 55 文徳 | 56 清和 | 57 陽成 | 58 光孝 | 59 宇多 | 60 醍醐 |
| 61 朱雀 | 62 村上 | 63 冷泉 | 64 円融 | 65 花山 | 66 一条 | 67 三条 | 68 後一条 | 69 後朱雀 | 70 後冷泉 |
| 71 後三条 | 72 白河 | 73 堀河 | 74 鳥羽 | 75 崇徳 | 76 近衛 | 77 後白河 | 78 二条 | 79 六条 | 80 高倉 |
| 81 安徳 | 82 後鳥羽 | 83 土御門 | 84 順徳 | 85 仲恭 | 86 後堀河 | 87 四条 | 88 後嵯峨 | 89 後深草 | 90 亀山 |
| 91 後宇多 | 92 伏見 | 93 後伏見 | 94 後二条 | 95 花園 | 96 後醍醐 | 97 後村上 | 98 長慶 | 99 後亀山 | 100 後小松 |
| 北朝 | 1 光厳 | 2 光明 | 3 崇光 | 4 後光厳 | 5 後円融 | 6 後小松 | |||
| 101 称光 | 102 後花園 | 103 後土御門 | 104 後柏原 | 105 後奈良 | 106 正親町 | 107 後陽成 | 108 後水尾 | 109 明正 | 110 後光明 |
| 111 後西 | 112 霊元 | 113 東山 | 114 中御門 | 115 桜町 | 116 桃園 | 117 後桜町 | 118 後桃園 | 119 光格 | 120 仁孝 |
| 121 孝明 | 122 明治 | 123 大正 | 124 昭和 | 125 今上 | ※註：橙に赤字は女帝 | ||||
