吹田あきら

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本来の表記は「吹田愰」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。

吹田 愰（ふきだ あきら、1927年2月1日 - ）は、日本の政治家、元衆議院議員。

[編集] 略歴

山口県熊毛郡城南村（現：田布施町）出身。旧制柳井商業学校（現：山口県立柳井商工高等学校）卒業。

弱冠25歳で城南村長に当選し、政治活動をスタート。以降、田布施町長、県議会議長も務めた山口県議会議員時代は一貫して岸信介に師事し、岸の城代家老と呼ばれた。それを認められて、1979年、岸が自身の後継者に指名して、岸の地盤を継いで衆議院議員に初当選を果たす。清和会（福田派・安倍派）に所属し、岸の女婿・安倍晋太郎政権の実現に情熱を燃やした。1990年の第2次海部内閣改造内閣では自治大臣兼国家公安委員会委員長として初入閣した。

清和会では加藤六月に近く、安倍死去後の1991年、派内で起こった加藤と三塚博の後継者争い（三六戦争）では、加藤の参謀として多数派工作で奔走したが、挫折。加藤の清和会除名に至って、加藤の後を追って清和会を飛び出し、同年、政眞会（加藤グループ）を結成。1993年総選挙で無所属で出馬し再選、自民党が野党に転落すると、加藤らと自民党を離党し、翌年新生党に入党。同党が発展的に解党し、新進党結党に参加。

1996年、非自民勢力の結集で山口県知事選に立候補したが敗れた。その後、自民党に復党し、衆院選に中国ブロック比例で出馬したが国政復帰は果たせず、政界から引退した。衆議院議員通算当選6回。

現衆議院議員の西村康稔（兵庫3区）は吹田の女婿。また、吹田の秘書経験者は今でも「吹田学校」と言われるほど結束が強く、政治的にも有能とされ、岩国市長福田良彦（前衆議院議員）を筆頭に、山口県の県議会議員や市議会議員を何人も輩出している。

[編集] 政歴

• 1952年 山口県熊毛郡城南村長に当選。（1期目）25歳
• 1953年新設合併に伴う山口県熊毛郡田布施町長に当選。（1期目）26歳
• 1957年 山口県熊毛郡田布施町長に当選。（2期目）30歳
• 1961年 山口県熊毛郡田布施町長に当選。（3期目）34歳
• 1963年山口県議会議員（熊毛郡区）に当選。（1期目）36歳
• 1967年山口県議会議員（熊毛郡区）に当選。（2期目）40歳
• 1971年山口県議会議員（熊毛郡区）に当選。（3期目）44歳
• 1975年山口県議会議員（熊毛郡区）に当選。（4期目）48歳

  山口県議会議長に就任

• 1979年 衆議院議員（旧山口2区）に当選。（1期目）52歳
• 1980年 衆議院議員（旧山口2区）に当選。（2期目）53歳
• 1983年 衆議院議員（旧山口2区）に当選。（3期目）56歳
• 1986年 衆議院議員（旧山口2区）に当選。（4期目）59歳
• 1990年 衆議院議員（旧山口2区）に当選。（5期目）63歳

  自治大臣・国家公安委員会委員長に就任

• 1993年 衆議院議員（無所属・旧山口2区）に当選。（6期目）66歳
• 1996年 山口県知事選挙（無所属=新進党・公明推薦）に落選。69歳
• 2000年 衆議院議員選挙（自民党中国ブロック比例）に落選。72歳

先代: 田辺孝三

山口県議会議長 第42・43代：1975年 - 1979年

次代: 貞兼一

先代: 奥田敬和

自治大臣 第41代： 1990 ‐ 1991

次代: 塩川正十郎

先代: 奥田敬和

国家公安委員会委員長 第51代： 1990 ‐ 1991

次代: 塩川正十郎