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京王1660系電車(けいおう1660けいでんしゃ)は京王帝都電鉄井の頭線で使用されていた電車である。
[編集] 基本データ
- 形式:デハ1660
- 自重:32.5t
- 定員:100名
- 車体長:15,850mm
- 製造初年度:1944年
- 製造所:日本鉄道自動車
[編集] 概要
東芝府中工場(現、東芝府中事業所)で使用されていた車両を、1949年に京王帝都電鉄が購入した車両である。当初は無番号だったが、車両を運行するにあたりデハ1750形、更にデハ1660形としたもので、1両のみ存在した。なお、名古屋鉄道(モ770形)と富山地方鉄道(7510系)にも同じ形の車両があった。
[編集] 外見
- ライトグリーンに塗装されていた。
- d2D7D2dの片開き2扉。京王帝都電鉄として唯一の2扉車両である。
[編集] 歴史
- 1944年:日本鉄道自動車にて製造される。
- 1949年:東芝府中工場より京王帝都電鉄が購入。京王帝都デハ1750形と名づけられる。
- 1952年:デハ1660形に改番。
- 1957年:荷物電車に改造されデニ101となる。塗装はえんじ色に白帯。
- 1971年:廃車。
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