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京王1250系電車は京王帝都電鉄井の頭線で使用されていた電車である。
[編集] 基本データ
- 形式:クハ1250形
- 自重:28t
- 定員:130名
- 車体長:18,130mm(クハ1251~1253・1258・1259)・18,340mm(クハ1254~1257)
- 改造初年度:1951年
- 改造所:日本車両・東急横浜製作所(現東急車輌製造)
[編集] 概要
1250系は、太平洋戦争(第二次世界大戦)にて被災した1400形・1450形・1550形を復旧した車両に新たに名づけられた形式である1570系が前身である。
[編集] 外見
- ライトグリーンに塗装されていた。
- 側面は片開き3扉。
- クハ1251~1257は吉祥寺向き。クハ1258・1259は渋谷向き。
[編集] 歴史
- 1946年~1948年:太平洋戦争にて被災した京王帝都1400形・1450形・1550形に復旧工事を行い、13両が京王帝都1570形となる。
- 1951年度:8両が日本車両・東急横浜製作所にて更新。
- 1952年度:更新された8両のうち7両が1250形に改番。残りの更新された1両はクハ1200形に改番。未更新の5両は改造名義でサハ1300形に代替。
- 1964年:1760形の2両が電装解除の上で編入。
- 1970年:1952年に改番された7両がサハ化。
- 1980年~1984年:廃車。
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