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レーシングラグーン - Wikipedia

レーシングラグーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

レーシングラグーン
ジャンル ハイスピード・ドライヴィングRPG
対応機種 プレイステーション[PS]
開発元 スクウェア
発売元 スクウェア
人数 1人~2人
メディア CD-ROM
発売日 1999年6月10日
価格 5,800円(税抜き)
  

レーシングラグーンRacing Lagoon)は1999年6月10日スクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたプレイステーション用のゲームソフト。ジャンルは「ハイスピード・ドライヴィングRPG」

目次

[編集] 概要

横浜市をモデルにした「近未来都市・YOKOHAMA」を中心に、箱根や北海道をも舞台としながら、10年前から語り草になっている「最速伝説」を巡って、走り屋たちのバトルが展開される。

プレイヤーはフィールド画面上を愛車で移動し、他の車にパッシング(ヘッドライトの点滅)を仕掛けるか、或いはパッシングを仕掛けられるかして、基本的に1対1でのレースモードで勝負をする。一度パッシングに触れてしまうとレースから逃れる手段は一切ない。レースは主に公道で行われる(イベントなどでは専用サーキットを使用する場合もある)が、レースの間は自分と相手の車以外は誰も入ってこないので、安全である(ゲーム開始時に、現実の交通法規は守りましょう、という注意書きが登場する)。

レースに勝つと、リワーズポイント(RP)が入る。リワーズポイントは、レースに勝利した場合に、設定された額を引き換えにして、相手の車から好きなパーツを奪う事が出来る制度である(GET REWARDSシステム)。これはこのゲームの根幹ともいえるシステムで、プレイヤーは、このシステムを活用して車を強化しゲームを進めることになる。但し、レースに負けると自分の車のパーツが奪われるため、「レースに負ける→車が弱体化→さらに負ける」という悪循環に陥ることも多い。特に、ゲーム開始直後に行われる強制参加のレースは難易度が高い上、ここで負けると元々弱い車から更にパーツを奪われ、全く勝てない状態に陥る危険がある。なお、一度奪われたパーツは、もう一度他の相手から奪わない限り、二度と取り戻す事は出来ない。従って、入手先の限られている高性能でレアなパーツを装備した状態でパーツを奪われてしまうと、取り戻すことは困難を極めるため、一度でも負ければリセット、というリセットプレイを度々行うこととなる。なお、リワーズポイントはレース以外の場面では銀行での投資や換金以外に使うことはない。

また、レースの勝敗に関係なく、装備しているシャシー・ボディ・エンジンの3つのパーツに対して1ポイントの経験値が手に入る。一般的なRPGと同様に、経験値を貯めて使い込んでゆくとそれぞれのレベルを上げることができ、レベルアップによって付属パーツの装備スロット数が増え、更に性能を強化することができるようになる。また、基本性能も若干だがUPする。

街中では、UOR(UnOfficial Race)という特別ルールに基づいたレースがあちこちで開かれており、勝利するとお金(パーツ・ショップでパーツを購入する場合に使用)が手に入る他、攻略したUORの数に応じて主人公の走り屋としての称号を高めることができる。

[編集] 登場キャラクター

車の名前がリンクになっている場合は、モデルとなったと思われる車の項目にリンクしている。

[編集] Bay Lagoon Racing

ベイラグーンレーシング、BLR。ベイラグーン埠頭を拠点とする走り屋チーム。カリスマ的リーダーの藤沢を中心に純粋に「走り」を追求している。

赤碕 翔(あかさき しょう)
この物語の主人公(名前はプレイヤーが変更する事も可)。18歳。藤沢に天性の走りの才能を見込まれ、走り屋チームBLRに入る。藤沢から譲り受けた86-Levを駆る。過去の記憶を持たず、良くいえば詩的な、悪く言えば狂った独白(いわゆる「ラグーン語」である)をする、独特の精神面を持つ男。時折、自らの内部に自分ではない何者かが居る事を感じており、物語が進むにつれてその何者かと精神世界で対面するようになる。シナリオ担当の鳥山求氏いわく「表面は無口、内面は饒舌」。86-Levを譲られた理由は藤沢曰く「走り始めた頃の自分より速い」かららしい。
藤沢 一輝(ふじさわ いっき)
赤碕が崇拝する走り屋の先輩。BLRのリーダー。23歳。South YokohamaのUORの全クラスを一晩で制覇したという伝説を持つ。RS2000turboを駆る。現在の「横浜最速の男」。元々はHAKONEの峠族だったらしいが、織田真学から聞いた「横浜最速伝説」に興味を引かれ、虎口美春とのBattleにわざと敗れて峠を降り、横浜に来た。手の付けられない不良でもあったため、その当時は「狂犬・藤沢」の異名もあった。横浜で出会った川志摩葵の手引きでDriverとなるが、いつからそうなのかは不明。ゲーム中の画面からはそうは見えないが、190cmの長身体躯。序盤のチューンショップにおいて、微妙な比喩を用いて馬力やトルクの概要を解説してくれるシーンは一部で語り草である。因みに赤碕の愛車の86-Levは藤沢から安く譲り受けたもの(藤沢が乗っていた時は赤と黒のツートンカラー)。
難馬 恭司(なんば きょうじ)
BLRのナンバー2。普段はガソリンスタンド(GS)でアルバイトをしながらレースに参加しており、序盤のうちはセーブのためにGSに向かうと出迎えてくれる。10年前にDiabloのために兄を亡くしている。YOKOHAMA GPへの出場を賭けたバトルで赤碕に敗れ行方をくらますが、再び現われたときには既にDiabloを使用しており、一度もチームに戻ることなく事故死した。この出来事がきっかけとなり、後に赤碕たちは横浜最速伝説の暗部に迫ってゆくことになる。バイト先のガソリンスタンドである「MIRAGE」では勤務態度はきわめて良いらしく、次期店長候補とのことである。青と黒のツートンカラーのSeven-RXに乗っているが、給料が低く金欠なためか、余りチューニングはしていない様子。因みにチームBLRは、このMIRAGEなるGSでアルバイトをしていたバイト仲間が結集したものである(給料が低くて難波以外のメンバーは辞めてしまったらしい)。20歳。
山田 健三(やまだ けんぞう)
18歳。同い年の赤碕に一方的なライバル意識を持っているが、走りの才能はあまりない。語尾に「~じゃんか」とつける独特のしゃべり方をする。愛車は水色と黄色のツートンのCVC1600で、廃車同然だったものを山田が自らレストアしたもの。そのため、山田は強い愛着を持っている。脇役ながら、見せ場や彼がらみのサブイベントは多くあり、ファンも多い。彼とのタイマンバトルに勝利すると、山田オリジナルの様々なパーツをGETすることが出来る。
鈴木 由佳(すずき ゆか)
BLRの紅一点で、18歳。免許とりたてのひよっこドライバーで、走りの腕前もない。メカに興味があり、終盤ではボディショップムラオカに弟子入りした。とある事件から赤碕に好意を抱き、積極的にアプローチするようになる。また、山田から好意を寄せられているものの、相手にしていない。車は赤とピンクのツートンのMicro GT

[編集] Night RACERS 本牧

ナイトレーサーズほんもく、NR。本牧埠頭を拠点とするBLRのライバルチーム。実力、規模ともに横浜NO.1と言われている。

辻本 アキラ(つじもと あきら)
NRのリーダー。YOKOHAMA GP全国決勝出場者。愛車はブルーのX1800 turbo。ドライヴィング以外に興味を持たないストイックな性格で、横浜最速の座を巡り藤沢と激しいバトルを繰り広げていた。しかし、沢木の死をきっかけに横浜最速伝説の暗部に近づいていくことになる。この作品の主要キャラクターには珍しく、Diabloとはほとんど関わりがない。しかし終盤、赤碕とともに走る(バトルをするわけではない)ステージでは、フルチューンされたプレイヤーの車でも追いつくのが困難なほどのドライヴィングテクニックを発揮する。Diablo抜きでそれほどの腕前を見せたことからも、彼の実力の高さがうかがえる。因みに、ゲームオーバー時の画面で愛車と共に佇んでいる人物は彼であり、哀愁溢れるBGMと相俟ってプレイヤーに強い印象を与えてくれる。
沢木 誠(さわき まこと)
NRのNo.2。愛車は白のSil-14Q。かなりの体育会系で、車をパワーでねじ伏せる豪快なドライヴィングを得意とする。赤碕の実力を高く買っており、藤沢対辻本のバトルの前哨戦の相手に指名した。しかし、そのバトルの最中に事故を起こし、帰らぬ人となる。よく言えば体育会系、悪く言えば体力バカで、「K.T.H(清く正しき走り屋道)」「コーナーの秘訣は3つのK!気合い!気合い!!気合い!!!それでAllRight!!」などの「迷」ゼリフを多数残し、親友の辻本にすらあきれられることもある。石川圭介曰く「アイツのTシャツには『単純』と書いてあってもおかしくない」。元町Queen'sの三原葉子に好意を寄せており、積極的にアプローチしている。また、BLRの鈴木が誘拐された際には主人公が苦労して抜いた相手をあっさりと抜き、犯人を車から引きずり出す。この一直線な性格からファンも多い。
石川 圭介(いしかわ けいすけ)
NRのメンバー。通称:石川兄。愛車はオレンジのGRA-siだったが、後に族車エアロのCancerに乗り換える。紫色の髪に、「硬派」と書かれたTシャツという異様な出で立ちで、その外見の通りあくどい性格である。BLR対NRの勝負の結果に納得がいかずに、BLRの鈴木を拉致するという暴挙に出、その際にD-projectのメンバーと接触。その手先(Driver)となり赤碕の周りで暗躍する。「ショータイム」が口癖。
石川 真介(いしかわ しんすけ)
NRのメンバーで、石川圭介の弟。通称石川弟。愛車はグリーンのCVC1600。外見は髪の色(ピンク)とTシャツの文字(純情)以外は圭介とまったく同じ。しかし、外見に似合わず気が弱くお人よしで、それゆえに兄の圭介に逆らえず、悪事に加担させられてしまう。後に罪の重さに耐えられなくなり、赤碕に自らの知るすべての真実を告白し、姿を消した。兄の『硬派』Tシャツを『カタハ』と読んでいる事から、頭は良くないようである。BLRの山田とは中古のCVCを解体屋で奪い合った(ちなみにそのCVCが今の山田の愛車である。)仲であり、それ以降遅い者同士で個人的な親交があるらしい。

[編集] 元町Queen's

もとまちクイーンズ。横浜中華街ドラッグレースを開催している走り屋チーム。メンバーは全員女性で、車もWagon660で統一されている。

立河 唯(たちかわ ゆい)
元町Queen'sのリーダー。YOKOHAMA GP横浜地区予選出場者。姉御肌で、メンバーからの信頼も厚い。元暴走族で、桜木町GTの川崎と同じチームの旗持ちをしていたらしい。興奮すると女王様口調になる。
三原 葉子(みはら ようこ)
元町Queen'sのNo.2。走り屋達のたまり場となっているファミレス「JHONNY'S」の看板娘であり、なぜか仕事の時以外も「JHONNY'S」の制服を着ている。NRの沢木から好意を寄せられており、口では彼からのアプローチを迷惑がっているが、内心まんざらでもないらしい。語尾に「~っしょ」とつける独特のしゃべり方をする。ゲーム中盤で走り屋を引退し、以後本編には登場しない。

[編集] 桜木町GT

さくらぎちょうGT。正式名称は桜木町グランドツアラーズ。ゼロヨン専門の走り屋チーム。しかしメンバーの外見や言動は暴走族そのものであり、車も竹槍マフラーに「出っ歯」のチンスポイラーと巨大なリアウイングがセットになった族車エアロを装備した物のみである。

川崎 鉄史(かわさき てつじ)
桜木町GTの「総長」。YOKOHAMA GP横浜地区予選出場者。立川唯には「鉄っさん」と呼ばれている。そして見た目はひげの「おっさん」。愛車は族車エアロを装着したCancer。中盤、石川兄とともに赤碕の周りを動き回るが、それは彼の個人的な理由からでD-projectには直接つながりはない。資金力は豊富なようである。

[編集] 高島VICTORY ROAD

たかしまヴィクトリーロード。高島埠頭において、海に向かって突っ走り岸壁ギリギリで止めるチキンレースを行っているチーム。このチキンレースは失敗すれば海に落ちる事になる危険なものであり、実際デモシーンでは海に飛び込んでいる車もいる。

フレディ・ロバーツ
高島VRリーダーのアメリカ人。21歳。YOKOHAMA GP横浜地区予選出場者。わざとらしい外人口調で喋るのはまだしも、「海に落ちる is 敗北ネ」など、英語としても何か間違った言葉使いが印象的。実は心理学専攻の大学院生(つまり飛び級している)で、「The Fear in Driving_High」なる論文を書くために走り屋を観察するのが目的。奇怪な言動の数々は演技であるらしい。愛車は車重1,500kg超のDanger-V8。高島埠頭のチキンレースなどで会う事ができる。

[編集] 箱根DRIFT DANCERS

はこねドリフトダンサーズ。「走り屋の聖地」箱根を拠点とする走り屋チーム。チームリーダーレベルの実力者のみを集めた箱根最速のチームである。

虎口 美春(こぐち みはる)
通称「箱根の皇帝」と呼ばれる「箱根ドリフトダンサーズ」のリーダー。YOKOHAMA GP全国決勝出場者。愛車はX1800をベースにspecial仕様にしたもの。かつて藤沢一輝とタイマンレースをして勝利した唯一の男であり、藤沢とは良き戦友関係にある。走りのみを追い求める屈強な精神とそれに見合う大きな体格をもつ。髪は腰ほどまでもある長髪で、オールバックのポニーテール。上半身裸の上に長袖の黒皮ジャンのみ羽織っているが、前が全開のため、否応なしにその鍛え上げられた肉体が目に飛び込んでくる。終盤になると関西の走り屋と恋に落ち幸せ絶頂となるため、硬派な面影が薄れ、恋の素晴らしさまで語るようになる。「助手席外して軽量化するのもやめだ!」とのこと。
加東 源児(かとう げんじ)
箱根ドリフトダンサーズの走り屋で、別名「3京の黒い悪魔」。ガソリンスタンドにいた赤碕達の前に、衝撃的なスピードで停車をしてくる。その後雨の第三京浜を舞台に勝負を行う。愛車は黒のSW2000
山崎 リョウ(やまざき りょう)
箱根ドリフトダンサーズのNo.2。茶髪のロン毛に派手な柄のTシャツという見るからに軽薄そうな外見の持ち主で、見た目通りの性格。本人曰く「ナンパした女の子をバラスト代わりに助手席に乗せる」そうだが、真相は不明。愛車は赤のCeline-S3
木下 圭壱(きのした けいいち)
箱根ドリフトダンサーズの走り屋。愛車は86-Thunder

[編集] WEST RR

ウェストダブルアール。関西からやって来た椎名京香・遥姉妹の2人から成るチーム。多くの走り屋にとって難所とされるナンパシケインを「簡単」と言ってのけ、ツインドリフトで抜けていくなど、腕前は非常に高い。

椎名 京香(しいな きょうか)
椎名姉妹の姉で、沈着冷静な走りが持ち味。箱根ドリフトダンサーズの虎口のようなガタイの良い男が好み。虎口とのステッカー交換をきっかけに恋仲となり、順調に交際している模様。後に結婚したのであろうか、2人が子供と共に撮った写真がファンブックに載っている。愛車は32typeR
椎名 遥(しいな はるか)
椎名姉妹の妹。他のチームのステッカー狩りが趣味。姉とは好みの男性のタイプが合わず、虎口がタイプと言う姉を「趣味が悪い」と評している。愛車は33TypeR

[編集] 大黒WAVES

だいこくウェーブス。首都高の大黒ふ頭パーキングエリアでジムカーナを行っているチーム。

村丘 信吾(むらおか しんご)
九州弁が特徴。小回りが要求されるジムカーナ競技においては圧倒的に不利なステーションワゴンのAvenueが愛車。「見た目はかなり恐いが、義理と人情は欠かしたことが無い」との評判通り、行き倒れになっていた矢吹天成を助けたり、赤碕と矢吹を引きあわせるなど世話好きな一面を持つ。「恐さ」の部分は、彼の会話シーンの動作において存分に発揮される。
なお、ゲーム中での絡みは一切無いが、彼の父親は横浜でボディショップ(ボディを改造し、駆動形式の合わないシャシーを装着できる)「ムラオカ」を経営している。設定のみだが、愛車はゲーム内唯一のワンボックスカー

[編集] WANGAN GALE

湾岸ゲイル。首都高湾岸線で最速を誇るチームだが、メンバーの外見が人間離れしている、あるいは精神が破綻しているなど、近づきがたい雰囲気をかもし出している。

矢吹 天成(やぶき てんせい)
湾岸ゲイルのチームリーダーで元「Driver」。過去の事件による後遺症なのか、外見はまるで黒魔道士のように素顔が見えず、知性はあるもののほとんど言葉を喋れない(故に名前も分からず、「矢吹天成」は介抱した村丘が命名した)。しかし走り屋としての技術は抜群で瞬く間に湾岸最速となり、その速さに魅せられた走り屋達によってチームが結成された。YOKOHAMA GP横浜地区予選出場者。普段からC-car Aeroを装着しているため、目立つ。ファンブックの裏設定によると、その正体は十年前に姿を消した高橋の友人「風みたいに走る奴」その人である。
BLOOD REDS
別名「赤い三連星」と呼ばれる走り屋3人衆。それぞれの実力もさることながら、お互いにぶつかり合うような暴走的スタイルの走りは「ジェットスラロームアタック」と呼ばれる。その通り名通り全員の車のカラーリングは赤で統一されていて、破滅志向の言動が特徴。ゲーム中では描写が一切ないが、後に自分達のホームコースである湾岸で事故死の末路を辿る。ジェイソンのようなマスクをつけている。

[編集] C-1 Road Stars

C-1ロードスターズ。首都高のC1をホームとする走り屋チーム。かつては関東最速のチームとも呼ばれていたが、等々力が引退し、楠木がリーダーとなって以来、低迷気味である。

等々力 鳥司(とどろき ちょうじ)
元チームリーダーで、10年前の関東最速。10年前の横浜最速の男について知っている数少ない走り屋の一人である。横浜最速伝説について調べるために北海道に向かおうとする赤碕の前にたちはだかり、勝負を挑んでくる。このときの車はSUVElephantであったが、それでも赤碕を苦戦させたことからもまだその実力が衰えていないことがわかる。嘗て、多摩川コーナーにて横浜最速の男の駆るDiablo-Zetaに抜かれた過去がある。
楠木 蒲生(くすのき がもう)
現チームリーダーでYOKOHAMA GP全国決勝出場者(東京代表)。GP後はDriverとなり石川圭介と組み暗躍を始める。「チームの枠を越えた最強の軍団」である「関東最速UNIT」を設立すべく各地でスカウトを行ったが、結局相手にされず、青山、川崎、立河の三人が冷やかしにきただけであった。元リーダーの等々力には頭が上がらないらしい。

[編集] TEAM595

チーム595。首都高をホームにしている三人組のチーム。半ば伝説扱いで、数日に一度ぐらいの頻度でしか会えないらしい。チームの体裁を取っているものの、各人の走る動機が異なるため、メンバーが一緒に走行することは無いという。全員の車体のカラーリングは白で統一されており、彼等のステッカーは高額のRPで取引されているとか。

雨村 耕造(あめむら こうぞう)
TEAM595の最年長者。白のSEVEN-FDを愛車とする。自分が走り屋としては老いてきた事を悟り、自らの走り屋人生にピリオドを打ってくれる走り屋を求めて首都高環状線を走っていた。一度勝利すると本当に引退してしまったのであろうか、2度と現れなくなる。
WHITE TIGER(ホワイトタイガー)
本名は不明。TEAM595の紅一点。神秘的な雰囲気を漂わせる女性で、COSMIC-REを愛車とする。10年前の横浜最速の男を探し出すために走り続けていた。
森脇 銀次(もりわき ぎんじ)
Cカーエアロで武装したRZ-3000を愛車とする。元はF3000の若き天才チャンプとして「白い彗星」の異名を持っていたが、レース界のしがらみに嫌気が差して引退、首都高の走り屋となる。ある2台の車を探しだし、倒すことを目指している。Won-TecからDriverの勧誘も受けたが、断った。

[編集] その他

青山 菜々子(あおやま ななこ)
「横須賀BlackKnihgts(よこすかブラックナイツ)」というチームのリーダーだったが、チームは資金難で活動休止中で、資金稼ぎのためにUnofficial Raceを開催している。赤崎に積極的参加を促す。
織田 真学(おだ まなぶ)
旧「箱根の皇帝」。病の為に医者から余命がそう長く無いと宣告を受け、死を間近に迎えたものの精神的超越が走りに現れている。手のつけられない不良だった藤沢が更生するきっかけになった人物。過去には等々力と並んで関東最速の称号を冠された男でもあり、その際に駆っていた車は30式RS。現在は「織田イエロー」なるオレンジカラーのEVO-2000で峠を走っている。
高橋 九弐輝(たかはし くにてる)
箱根にあるチューンショップ「Windy」のオーナー。YOKOHAMA GPで赤崎が乗った特別仕様のマシンは彼の所有車である。本来は藤沢が使う予定だったが、藤沢は愛車RSでの出場にこだわった。かつて「Diablotune」の謎を追い求め、友人を失った過去を持つ。愛車は小豆色のようなカラーリング「高橋ブラウン」に彩られたZeta2400

[編集] WON-TEC

ウォン・テック。表向きは新規参入したばかりのパーツメーカーだが……。ゲーム後半辺りから、Diablo-Tuneなる謎のチューニングを求めて走り屋がこの会社付近に姿を現すようになる。

ウォン・リー
WON-TECの社長。常に葉巻をくわえている。
ハイデル・シュナイダー
外見はアーノルド・シュワルツェネッガー(黒スーツ、黒サングラス付)。Darkness GPの主催者で、『D-Project』チームの責任者。統合EUROレースのチャンピオンでもある。ストーリー後半では随所で暗躍する他、赤碕の過去の秘密を握る。愛車はGermany Turbo
ジョン・トゥルース
WON-TECのDriverのリーダー格。紳士的な風貌を持つ。ラッシュと共に現われることが多い。愛車はNightmare。フレディとは旧知の関係。
フォルツァ・ラッシュ
WON-TECのDriverの一人。赤い髪が特徴。愛車の色も赤である。Scuderia12を駆るイタリア人。
川志摩 サトル(かわしま さとる)
川志摩葵の兄。元・Diabloの凄腕チューナーで、現在は北海道の山奥に住んでいる。赤碕の過去の秘密を握っている重要人物。
川志摩 葵(かわしま あおい)
藤沢一輝の恋人で現在同棲中だが、実は10年前の横浜最速の男の恋人でもある。

[編集] 登場する車種

作中に登場する車の車名はすべて架空の名称であるが、どこか実車を連想させるもの、またはモデルとなった実車とは何の関係もない車名もある。

この他、HS-2000(エンジンとシャシーのみ登場する車でモデルはS2000)、DIA-GT(エンジンのみ登場、モデルは三菱・GTO)などボディこそ登場しないもののエンジン又はシャシーの何れかが(或いは両方)作中に登場しているものもある。

[編集] 突出した特徴

[編集] 独特な言い回し

このゲームの特筆すべき大きな魅力は、登場人物の台詞回しが独特の「芝居調」な点である。本作のファンはこの台詞回しを「ラグーン語」「Lagoonish」と呼び、ゲームジャンル「ハイスピード・ドライヴィングRPG」の「RPG」を「Racing Poem Game」の略である、と主張している。キャラクターの台詞のみに止まらず、ロード中の画面においてもそのセンスを堪能できる(「俺もお前もフルスロットル~」等)。これらを芝居でも見るように「現実的にはおかしいけれど、でもおもしろいorかっこいい」と楽しめるなら、その魅力の半分は既に見えることになる。因みにロード画面には大抵の場合、登場人物や車のCGが表示される。

[編集] レースバトルについて

また、このゲームは現実の横浜や箱根の道をかなりの程度再現しているため、土地勘のある人間であれば「ここを走るの?」と驚くような場所で思い切り走ることができる点も魅力ではある。中華街レースなどその最たる例であろう。しかし、そんな土地勘などに関係無くさらに魅力的なのは、「普通にその辺を走っている車」をパッシングによって「襲う(レースバトルをふっかける)」ことができる点である。走り屋とは無縁そうな高級外車やミニワゴン、現金輸送車、果ては公共のバスやトラックとでさえも、パッシングを仕掛けることでバトルすることができる(逆にライトを上げながら走ってる車にこちらが当たってしまえば、相手がいくら速そうな奴でもむこうのバトル要求につきあわなければならない。なお、バトル開始前(ロード中)には、自分の車と対戦相手のデータ(車体外見、車種、エンジン出力、車体重量など)がK-1ばりに左右に表示されるため、当たった相手が強敵かザコかは走る前にある程度わかる)。一般車とのレース、これは通常のレーシングカー同士のレースゲームでは味わえない感覚であろう。そして、レースに勝てば、高速道路のど真ん中であろうとボディやエンジン、シャシーといったパーツを強奪する事が出来る(しかも、奪われた後に相手がどうなるかについては一切触れられていない)。この壮絶なルール設定から、ファンの間ではリワーズシステムは「追い剥ぎ」とまで称されているが、それがこのゲームの「何かがおかしい」という世界観を強調する結果となっていることは間違いないだろう。なお、イベントなどで1度しかバトルできない相手がいるため、全てのパーツを手に入れるためにはポケットステーションを2つ使ってパーツを入手しなければならない。

[編集] 車の改造の深さ

さらに、このようにして奪っていくパーツには、実に凄まじい数と種類が用意されている。奪ったパーツを組み合わせて愛車を構成していくのだが、例えばボディだけを見ても、誰もが見たことのあるセダンからスポーツカー、スーパーカー、外車、さらには上記のバスやトラックまでもが「パーツとしても」カバーされている。一般的なゲームでいう速度、タイヤのグリップ、ハンドリング等の調整は実際にパーツを選ぶことで行われるし、MRやFRなどのシャシーによる駆動設定、車高などもパーツ選択により調整できるため、自分の走りの好みに合わせた自由自在な設定、まさに「自分の愛車」で夜の街(戦場)へ繰り出すことができる。そのセッティングやカスタム次第では、一般的な理論など無視された300Km以上で疾走する市営バスを作成したり、現実では実現不可能な改造(例1:エンジンにターボを8機搭載。例2:ミニワゴンの軽いシャシーにスーパーカーのボディを乗せる。例3:バスを族車仕様にする)が出来たり、さらにはシャーシの種類(FF・FR・MR等)によってボディ形状が変わるなど、限りなくプレイヤーに自由な、非常に高いカスタマイズ性を楽しむことができる(ちなみに、バスのボディを装備した状態で第三人称視点でプレイすると、コースの先が全く見えない状態に陥る)。

余談だが、没となったデータを見ると、オイルクーラー、インタークーラー、ラジエター、純正品のオイルクーラー、レブリミットコントローラー、ニトロ、スタビライザー、可変エアロキット、トランスミッション、LSDその他が確認できることから、開発時の段階ではもっと詳細なセッティングを想定していたと思われる。

[編集] 登場人物の行動

そして、イベント時に見られるキャラクターの不自然な動き方も魅力の一つであろう。会話するシーンで意味もなく大げさな身振り手振りを行ったり、妙なポーズで車に乗り込んだりと、全編にわたって登場人物たちの珍妙な行動が展開される(ある意味ジョジョの奇妙な冒険の感覚に少し似ているかもしれない)。ドリフトダンサーズのNo.2である山崎が、初登場時に「おっ、横浜ナンバーのチープな車・・・」と呟きながら、凄まじい速さでこちらへ歩いてきたシーンなどは、ファンに大きな驚きを与えた。尚、このゲームの舞台はほぼ夜であり(おそらく午前零時前後と思われる)登場人物の日中の行動については全くといっていいほど語られていない。  

[編集] 音楽について

最後に、ポエムや登場人物が織り成す濃いドラマに隠れがちではあるが、作品を彩る音楽もこのゲームの魅力である。「夜」をイメージしたオープニングをはじめとして、洗練された曲調にmodern jazzのテイストが取り入れられた音楽もあれば、ミキサーを駆使した激しいドラム音が闘争心を煽りたてる音楽もあるが、どれもがあらゆる意味で「クール」である。特にこのゲームではレースの結果が「何位だった」ということが99%無く、ほぼ常に「1対1の勝負」であり負けたらパーツまで奪われるため、ある意味普通のレースゲーム以上の闘争心や集中が必要である。この意味で「ボス戦専用の曲」や「特定のレースでのみ流れる曲」は、RPGにおけるボス戦と同様、プレイヤーの気持ちを高揚させてくれる効果がある。本作はBGMに関しては高い評価を受けているが、それらを収録したサウンドトラックは現在絶版であり、出回っている数も少ないため、インターネットオークションなどで高値で取り引きされている。

[編集] Play Station Magazine編集部とのトラブル

Play Station Magazine徳間書店インターメディア)編集長のコラム「長(チョー)スギムラ」で本作について「ドライヴィングRPGという新ジャンルに期待したが、プレイする限り普通のレーシングゲームの域を出ない内容なのが残念だった」「本誌ではRPG・シミュレーションの紹介に重点を置く予定であり、本作の紹介にページを割くことが出来ず申し訳無い」と記述したことに対し、スクウェアが報復措置として『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』の素材提供を拒否。これを受けてプレマガに「怒りの告発」と題する記事が掲載された。両者は後に和解するが、ゲームメーカーゲーム雑誌の力関係を再考させられる事件であると言える。

[編集] その他

  • このゲームは複数のクソゲーの批評本に掲載されるなど、評価は芳しいとは言えないが、他のゲームに類を見ない大きな特徴がバカゲーとして好事家を中心に高い評価を得ているほか、純粋な良作とするファンも存在している。
  • 一時「スタッフを総入れ替えして続編が製作されている」という噂が流れたが、製作着手の事実は確認されていない。

[編集] 関連作品

  • ゲーム中の楽曲を全収録したオリジナルサウンドトラック、ゲーム中のイベントやデータ、パーツ等を網羅した攻略本である『横浜最速攻略本』、更にスタッフのインタビュー等を収録した『GALE A MOMENT』なるファンブックが存在する。ただし2008年1月現在でどちらも絶版しており入手は困難である。
  • PS用ゲーム『サガ・フロンティア2』には、このゲームの体験版が収録されているゲームディスクが同梱されていた。BGMが製品版のものと少し異なる他、体験版の中では、赤碕が同作主人公のギュスターヴについて言及しているシーンを見る事が出来る。
  • 同じスクウェアから発売の『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』のプレイ中に「レーシングラグーン」のセーブデータを認識させるとある場所で隠しイベントが起こる。
  • 元気株式会社から2005年に発売されたレースゲーム「KAIDO-峠の伝説-」には、ショートコースの一つとして「横浜」が登場する。この「横浜」に登場するライバルは、人物のプロフィール、チーム名、マシン等すべてレーシングラグーンのパロディになっている。このコースは外国人墓地の周辺の住宅街を走るものだが、レーシングラグーンにも外国人墓地周辺を走るコースがあることや、コース自体がお世辞にもレースに向いていない事などから考えてこのネタを仕込むためだけに作られたコースであることが分かる。このゲームには他の有名作品のパロディになっているライバルもいるが、コースが丸々一つ特定作品のパロディになっているのはこの「横浜」のみである。
  • バハムートラグーンの続編」と冗談めいた紹介がされることもあるが、実際に共通のスタッフが参加しており、企画当初は本当に「バハムートラグーンの続編」であったとファンブックに記載がある。ただし実際の製品にはストーリー等の繋がりは一切無く、名前が同じ登場人物(トゥルースとラッシュの2名)が存在するのみ。
  • TOPから2005年に発売された恋愛アドベンチャーゲーム萌えろDownhill Night -峠最速伝説-では、主人公の名前が同じ「翔」であることや、二人ともが二重人格であること、さらに一部のBGMが似ているなど、いくつかのパロディが見られる。
  • fengから2006年に発売された恋愛アドベンチャーゲーム青空の見える丘ではセリフに「横浜最速の男」、「おとぎ話は終わりさ」など、本作を意識したセリフがある。

[編集] 外部リンク


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