公道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
公道(こうどう)とは、広義においては公共一般に広く供されている道路のことを指し、狭義においては国や地方公共団体(都道府県、市町村や特別区)が指定・建設・管理する道路のことである。私道に対する概念であり、一般的に「道路」といわれると公道のことを指すことが多い。似た言葉に公衆用道路がある。ここでは、日本の公道について説明する。
国が指定する道路を国道、都道府県が指定する道路を都道府県道、市町村や特別区が指定する道路を市区町村道という。なお指定者と管理者は同じとは限らず、主要でない国道の管理を県が行なったり、政令指定都市域内の都道府県道の管理が市であるなどの場合もある(詳しくは道路管理者を参照のこと)。
高速道路など道路法に基づく道路はもちろんのこと、農林水産省が指定する農道や林道、一般の交通の用に供していると考えられる法定外公共物(赤線)や道路運送法に基づく一般自動車道も公道に準ずる存在である。
公道でにおいては道路交通法が適用され、公道にて自動車(自動二輪車を含む)および原動機付自転車を運転するには、各都道府県公安委員会の交付する運転免許が必要となり、運転者は運転免許証を携帯しなければならない。
[編集] 関連項目