ファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)
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ファイアーエムブレムの登場人物(アカネイア大陸)(ファイアーエムブレムのとうじょうじんぶつ・アカネイアたいりく)では、日本の家庭用ゲーム機・ゲームソフト製造企業である任天堂(開発・インテリジェントシステムズ)が発売する、シミュレーションRPGゲームソフト『ファイアーエムブレム』シリーズのうち『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(以下『暗黒竜』)・『ファイアーエムブレム 紋章の謎』(以下『紋章』)及び『BSファイアーエムブレム アカネイア戦記』(以下『アカネイア戦記』)の登場人物について記述する。
各作品はストーリが密接に関係しており『暗黒竜』及び『紋章』第1部・暗黒戦争編(以下、第1部)は暗黒戦争(アカネイア歴600~605年)の末期604~605年を、『紋章』第2部・英雄戦争編(以下、第2部)は英雄戦争(アカネイア歴607~609年)を、『アカネイア戦記』は『暗黒竜』及び第1部の直前(アカネイア歴603年頃)を舞台としている。
※声優は以下の作品に出演している配役について記述する。
- 電撃‥「電撃CD文庫 ベストゲームセレクション7 ファイアーエムブレム 旅立ちの章」
- 箱田‥「GファンタジーコミックCDコレクション ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」(原作・箱田真紀)
- 原作漫画の描写については「箱田版」と表記。
- ラジオ‥アニマガパラディ・マンスリードラマシリーズ「ファイアーエムブレム黎明編/紫嵐編」(原作・佐野真砂輝&わたなべ京)
- 原作漫画の描写については「佐野&わたなべ版」と表記。
- OVA‥オリジナルアニメーションビデオ「ファイアーエムブレム 紋章の謎」(ケイエスエス)
なお、本編では『アカネイア戦記』のサテラビュー音声のみ声優が声を当てているが、キャスティングは非公表のため本項では掲載していない。
上記以外に漫画作品(島田ひろかず『暗黒竜と光の剣』・上田信舟『風の魔道士』)や山口宏(双葉社刊)・篠崎砂美(ファミ通文庫刊)の小説作品についても適宜、著者名により言及する場合がある。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] アリティア王国
アリティア王国(Kingdom of Aritia)は、アカネイア大陸西部に位置する王国。アカネイア歴500年、苦難に満ちた試練の末に神剣・ファルシオンを手にし、暗黒竜・メディウスを討伐した英雄・アンリが建国し、首都の名称も建国の祖・アンリの名を冠している。アンリの弟・マルセレスの末裔が王家を継承しており、アカネイア歴537年に相続争いが紛糾したことから一部がグラ王国として分離・独立している。
アリティアとグラはその後も「兄弟国家」として良好な関係を維持して来たが、メディウスが復活しドルーア帝国が再興された直後のアカネイア歴602年、メニディ河の戦いにおいてグラ国王・ジオルが突如としてアリティアとの同盟を破棄。この裏切りによってアリティアの第4代国王・コーネリアスは命を落とし、遺児である王子・マルスは宮廷騎士団を率いて東方のタリス島へ亡命。国土の全域がドルーア帝国に併合されたが後にマルスの手で解放され独立を回復。
英雄戦争の終結後はマルスがアカネイア連合王国の初代国王に就任、タリスとの同君連合となった。
[編集] 王室関係
- マルス
- クラスはロード。『暗黒竜』、『紋章』の主人公。
- 詳細はマルス (ファイアーエムブレム)を参照。
- アンリ
- 百年前の初代アリティア王。元は無名の青年だったが、神剣ファルシオンによってメディウスを討伐し、英雄となった。アンリはアカネイア王家の生き残りである王女アルテミスに恋をしていたが、身分の違いからそれは叶わず、自らの王国を建国した。結局アンリは生涯妻を持たなかったため、国は弟のマルセレス王が継いだ。この際相続でもめ事があり、グラ王国が分離独立した。
- 佐野&わたなべ版では、緑髪のセミロングでやや逞しい美形という表現をしている。
- マルセレス
- アンリの弟で、2代目アリティア国王。彼の曾孫(孫の子)にあたるのがマルスである。従ってマルスはアンリの直系ではなく、マルセレスの直系にあたる。
- コーネリアス
- マルスとエリスの父。マルセレスの孫で、4代目アリティア国王。マルスが14歳の時、メディウスが再建したドルーア帝国に攻め込まれたアカネイア王国を救援する為に家宝の神剣ファルシオンを手に出撃したが、同盟国グラ王国の裏切りに遭い無念の死を遂げた。
- 声:西村知道(箱田・3巻)→堀部隆一(同・4巻)/石田彰(ラジオ)/大塚明夫(OVA)
- リーザ
- マルスとエリスの母。ドルーア帝国のメディウスの部下モーゼスに殺された。
- 声:伊倉一寿(箱田)
- エリス
- クラスは僧侶→司祭。『紋章』第1部ではシスター→司祭。第2部では司祭。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- マルスの姉でありアリティア王女。オームの杖を使うことができる。マルスを逃がした際、ドルーアの捕虜になってしまった。マリクに思いを寄せている。暗黒戦争後は祖国でマルスを見守りながら、平和な日々を送った。第2部では、アリティアがアカネイア・グラ・オレルアン連合軍に襲撃された際、ガーネフに拉致されメディウスの生贄にされそうになるが、マリクに話しかけられるとガーネフの魔術が解け意識を取り戻す。英雄戦争後はマリクがパレスに魔道学院を設立することに協力後、結婚した。名前の由来はギリシャ神話の不和と争いの女神「エリス」から。
- 声:篠原恵美(ラジオ)/島本須美(OVA)
- モロドフ
- マルスの教育役として寝食を共にした名軍師。爵位は伯爵。マルスは彼を「じい」と呼んでいる。英雄戦争編では病のため軍師の職を引退し、友人のジェイガンが後を継いでいる。
[編集] 騎士団
- ジェイガン
- クラスはパラディン。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- パラディンのアリティア宮廷騎士団隊長の老騎士。マルスの後見役兼護衛役。タリスでのマルス挙兵の時(第1部の最初)から、マルスに帯同する。第2部では参戦しないが軍師として帯同する。ラング将軍との口論やラーマン神殿でのマルスへの昔話等、会話シーンでの登場は第2部の方が多く見られる。
- 電撃CD文庫ではガーネフの暗黒魔法・マフーの犠牲となり、マルスがジェイガンを蘇らせる為にオームの杖を探す決意をする場面でストーリーが締め括られる。
- 声:屋良有作(電撃)/沢木郁也(箱田)/大滝進矢(ラジオ)/加藤精三(OVA)
- カイン
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アリティア宮廷騎士団の若きソシアルナイト。タリスでのマルス挙兵の時から、マルスに帯同する。「猛牛のカイン」と呼ばれる猪突猛進で、騎士団の斬り込み隊長。アベルとは良きライバル。暗黒戦争後もアリティア宮廷騎士団に残り、後輩の指導に努めた。第2部ではアリティアの守備隊隊長として留守を預かっていたがアカネイア・グラ・オレルアン連合軍による奇襲を受け、帝国軍捕虜となる。隙を見て脱出し、カシミア大橋でアリティア軍に合流する。英雄戦争後は病により死亡したアランの後を継いでアリティア宮廷騎士団の隊長に任命され、ジェイガン亡き後マルスの最も信頼する部下となった。名前の由来は旧約聖書の登場人物アダムとイブの産んだ双生児カイン。
- 佐野&わたなべ版では、オリジナルゲームでもある「港町ワーレン」で漫画のオリジナルキャラクターとの長い内容の話がある。
- 声:石川英郎(電撃)/高木渉(箱田・1巻)→小野坂昌也(同・2巻以降)/関智一(ラジオ)/檜山修之(OVA)
- アベル
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『紋章』第2部ではパラディン。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アリティア宮廷騎士団の若きソシアルナイト。タリスでのマルス挙兵の時から、マルスに帯同する。「黒豹のアベル」の異名を持ち、技と俊敏さに長ける。カインとは良きライバル。暗黒戦争後、アリティア宮廷騎士団を除隊。恋人エストと結ばれ、小さな店を始める。第2部では帝国軍の攻撃に抵抗するも、エストが帝国軍に囚われてしまい、やむなく帝国軍に付く。(但し帝国軍に付いたままだと容赦なくエストを攻撃する、マチスとは違いこれがネタになる事は無い)このアベルの行動に、マルスはひどく心を痛める。英雄戦争後、突然姿をくらましたエストを追って国を出て行き、行方不明となる。名前の由来は旧約聖書の登場人物アダムとイブの産んだ双生児アベル。
- 『暗黒竜』と『紋章』のエンディング内容が、大きく変更されている(『紋章』は上記の通り、『暗黒竜』ではハッピーエンド)。
- 『暗黒竜と光の剣』の公式イラスト(出っ歯だった)と『紋章の謎』の顔グラフィック(美形になった)に、最も変更があったキャラクターである。
- 佐野&わたなべ版では、『暗黒竜と光の剣』の時代からの連載であるにもかかわらず、かなり美形に描かれている。
- 声:林延年(電撃)/関俊彦(箱田)/成田剣(ラジオ)/置鮎龍太郎(OVA)
- ドーガ
- クラスはアーマーナイト。『紋章』ではアーマーナイト→ジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アリティア宮廷騎士団のアーマーナイト。仲間の壁となって戦う。タリスでのマルス挙兵の時から、マルスに帯同する。暗黒戦争後も軍に残り、辺境の守備に付いた。体重も10キロは増えたらしい。第2部ではグルニア遠征に最初から参加する。英雄戦争後はマルスの命でグルニアの守備隊隊長となる。彼の暗黒戦争後の経験を活かしてもらうために抜擢したものと思われる。
- 声:石川英郎(ラジオ)/川津泰彦(OVA)
- ゴードン
- クラスはアーチャー→スナイパー。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アリティア宮廷騎士団新米のアーチャー。タリスでのマルス挙兵の時から、マルスに帯同する。挙兵時のマルス軍では最年少で、まだまだ未熟であるが将来有望な少年。暗黒戦争後はしばらくアカネイアのスナイパー・ジョルジュに師事していたらしい。第2部ではグルニア遠征に弟のライアンと共に最初から参加する。暗黒戦争での活躍から、アリティア宮廷騎士団一の弓使いと言われている。英雄戦争後、なぜかアリティア宮廷騎士団を除隊し、アカネイアのパレスに赴く。後にアカネイア自由騎士団に参加した。
- 佐野&わたなべ版では、レフガンディの戦いでマルスが重傷を負った後、暫くの間マルスの身代わりになっている(しかし、バヌトゥにばれてしまった)。又、ジョルジュに対して弓兵としての憧れを持っている。
- 声:保志総一朗(ラジオ)/石田彰(OVA)
- ライアン
- クラスはアーチャー→スナイパー。『紋章』第2部に登場。
- 第2部より参入のアリティア宮廷騎士団新米のアーチャー。まだまだ幼いが、兄ゴードンと共にグルニア遠征に最初から参加した。英雄戦争後もアリティアに残り、宮廷騎士団に参加する。
- アラン
- クラスはパラディン。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- 第1部ではアリティア東の村に住むパラディン。かつて騎士団の隊長を務めたこともある。暗黒竜・紋章一部にて彼が仲間になる村は隣の村と仲が悪い。暗黒戦争後ジェイガンに請われ、彼の後を継ぎアリティア宮廷騎士団の隊長となった。第2部ではグルニア遠征出兵時より、マルス軍に帯同する。しかし重い病を患っているらしく、英雄戦争後、ついに病に倒れてしまう。
- ルーク
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『紋章』第2部に登場。
- 第2部より参入の、アリティア宮廷騎士団の若きホープのソシアルナイト。ロディをライバル視している。グルニア遠征出兵時より、マルス軍に帯同する。しかし元々は気ままな遊び人らしく、英雄戦争後はアリティア騎士団を除隊し、再び遊び人として気ままな生活を送った。
- ロディ
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『紋章』第2部に登場。
- 第2部より参入の、アリティア宮廷騎士団の新米ソシアルナイト。ルークとは良きライバルである。グルニア遠征出兵時より、マルス軍に帯同する。英雄戦争後もアリティア宮廷騎士団に所属。後に大陸有数の聖騎士となる。
- セシル
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『紋章』第2部に登場。
- 第2部より参入の、アリティア宮廷騎士団の紅一点であるソシアルナイト。ロディといい仲。グルニア遠征出兵時より、マルス軍に帯同する。英雄戦争後は戦災で被害を受けた民のサポートに当たり、生涯アリティアに忠誠を尽くした。
[編集] 貴族・領民
- サムソン
- クラスは勇者。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アリティア西の村に居る勇者。かつて剣闘士として名を馳せていた。暗黒竜・紋章一部にて彼が仲間になる村は隣の村と仲が悪い。その為、二者択一で仲間になる。暗黒戦争後は再び傭兵家業に戻った。第2部では、グラ王国のシーマに雇われていた。戦闘も終わると一度は立ち去ろうとするが、シーマに説得されマルス軍に参加する。英雄戦争後、シーマと共にパレスに落ち着く。
- なお2部で、仮にグラへの報復としてシーマを殺してしまうとマルス王子に失望した上で戦うことになり仲間にならない。
- ちなみにサムソンとアランが何故セット扱いなのかというと、サムス・アランから名を取っているからである。
[編集] タリス王国
タリス王国(Kingdom of Talis)は、アカネイア大陸東部に位置する王国。アカネイア大陸の七王国では最も新しい国で、現国王であるモスティンがタリス島の諸侯を統一して建国。タリス島全域と対岸の港町・ガルダ周辺を領土とする。
英雄戦争の終結後は王女・シーダがアカネイア連合王国の初代国王となったマルスの妃となったことに伴い、アリティアとの同君連合となっている。
[編集] 王族関係
- シーダ
- クラスはペガサスナイト→ドラゴンナイト。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- ヒロイン的存在のペガサスナイト。タリス王女であり、マルスに思いを寄せている。
- 詳細はシーダを参照。
- モスティン[1]
- タリス王。タリスを統一した人物。シーダの父。白髭を生やした顔立ちから高齢であると考えられる。その面識は広く、グルニアのロレンスとも旧友の間柄である。
- 声:大塚明夫(ラジオ)/塚田正昭(OVA)
[編集] 傭兵団
- オグマ
- クラスは傭兵→勇者。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- マルスへの援軍として派遣されたタリス軍の隊長を務める傭兵。かつては奴隷剣士だったがシーダに助けられ、以後王女に忠誠を誓っている。シーダに淡い感情を抱いているようだが、決してそれを外部に出すことはない。暗黒戦争後は、タリス島の人々のために働いていた。第2部では、ロレンスの旧友でもあるタリス王の命でロレンスの下を訪れ、グルニア王女たちを匿って行動している。ホルム海岸にて海賊(マケドニア・バイキング)に襲われていたところを、謎の仮面騎士シリウスに助けられる。折りしもそこへ進軍してきたマルス軍と出会い、そのまま参戦する。オグマも、シリウスと以前会ったような記憶があるらしい。英雄戦争後、姿を消す。
- 佐野&わたなべ版と箱田版では共通して、マルスの剣術の師匠を買って出ている。
- 小学館の公式ガイドブックのインタビューで『紋章の謎』のCMに参加した女優、裕木奈江がお気に入りのキャラクターだと語っている。
- 『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』の「アンケート集計拳!!」で『スマブラ2があるとしたら出てほしいキャラ』 のアンケートを行ったところ、オグマは当時のFEのキャラクターの中で第3位を獲得しているが『大乱闘スマッシュブラザーズDX』には参戦出来なかった(因みに第1位はマルス、第2位はFEの誰か)。
- 声:檜山修之(電撃)/若本規夫(箱田)/小杉十郎太(ラジオ・OVA)
- サジ
- クラスは戦士。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- タリス王の要請でマルス軍に参加した、タリス軍の義勇兵の戦士。暗黒戦争後はタリスで樵として平和に暮らした。第2部では彼を含め、マルス軍に「戦士」は参加しない。
- マジ
- クラスは戦士。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- タリス王の要請でマルス軍に参加した、タリス軍の義勇兵の戦士。サジと瓜二つ。暗黒戦争後はタリスで樵として平和に暮らした。第2部では登場しない。
- バーツ
- クラスは戦士。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- タリス王の要請でマルス軍に参加した、タリス軍の義勇兵の戦士。他の二人に比べ実力は突出している。暗黒戦争後、アカネイア軍に参加するが、しばらくして脱走。その後は海賊になったとも言われている。第2部では登場しない。
- 声:高木渉(OVA)
[編集] 貴族・領民
- リフ
- クラスは僧侶→司祭。『暗黒竜』に登場。
- タリス在住の僧侶。マルスが村を訪問すると、自ら参加を申し入れマルス軍に入る。『紋章』リメイクに際してカットされてしまった人物の一人で、リフが住んでいたはずの村を『紋章』で訪問すると傷薬を入手できる。
- カシム
- クラスはハンター。紋章ではハンター→ホースメン。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- タリスのハンター。通称「タリスの詐欺師」。自称・義賊のリカードと意気投合し陥落後のアカネイアパレスから財宝を盗み出す手伝いをした後、母の病気を治すためガルダの海賊に雇われる。シーダの説得にあっさりマルス軍に寝返った。暗黒戦争後はタリスに戻り母と暮らすも、相変わらず生活は苦しいままだった。第2部ではまだ母の病気が治っていないらしく、それを口実に仲間になる。英雄戦争後、アカネイア自由騎士団に一時参加するも、再びタリスに戻り母と暮らす。貯金もだいぶできたらしい。
- 『紋章』のリメイクで性格が大きく変わったキャラクターの一人で、元々は家族思いの真面目な青年という設定だった。家族思いという点はそのまま引き継がれており、第一部の行動もほぼオリジナルを踏襲しているが、第二部ではそれに味を占めて寸借詐欺を働くようになっている。もっとも理由はどうあれ戦闘はきちんとこなしてくれるので、詐欺と呼べるのかどうかは微妙な所である。
- ダロス
- クラスは海賊。『暗黒竜』に登場。
- 元船乗りの海賊。悪事から足を洗うためにマルス軍に参加する。マルス軍唯一の「海賊」。『紋章』では登場しない。
- ガザック
- クラスは海賊。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- タリス王国を襲って大勢の人を死に追いやる残忍なガルダの海賊の頭目。暗黒戦争においてマルス一行が最初に戦う敵。
- 『聖戦の系譜』では闘技場に同名の人物が登場する。但しクラスは「アクスファイター」である。
- 声:梁田清之(OVA)
- ゴメス
- クラスは海賊。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- ドルーア帝国の侵略前線を守るガルダの海賊の首領。暗黒戦争においてマルス一行が最初に戦う敵。
[編集] カダイン
カダイン(Khadein)は、アカネイア大陸北部・マーモトード砂漠南部に位置する学園都市。この地域に統一された国家は存在せず、アカネイア暦550年に大賢者・ガトーが開いた魔道学院を中心とする学園都市には各国の子弟が留学しており、高度な自治体制を敷くと共にカダイン魔道軍と称する独自の防衛組織も有している。
また、マーモトード砂漠の北部にはかつて、暗黒魔道を究める者たちが集ったとされる都市・テーベが在ったと伝えられているが、その真偽は不明となっている。
- マリク
- クラスは魔道士→司祭。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アリティアの貴族出身で、カダインで修行を積んでいた魔道士。伝説の魔道書エクスカリバーを使いこなす。エリスに思いを寄せている。マルスの幼馴染の親友であり、マルスの旅立ちを知ってマルス軍と合流するためにカダインを発ちオレルアン城下の村で滞在していたところを、村を訪問したマルスと再会した。暗黒戦争後、エリスへの思いを胸に秘め、カダインへ帰国した。第2部ではエルレーンと共にカダインでウェンデル司祭の留守を守っていたが、英雄戦争が勃発すると、反乱の首謀者とされたマルスとの関係をエルレーンに疑われ、カダインは内紛状態となる。折りしもその時カシミア大橋からカダインに逃れてきたマルス軍に助けられ、そのままマルス軍と合流した。英雄戦争後はパレスに魔道学院を設立し後進の育成に当たった。
- マリクは司祭に昇格すると、戦闘画面において他の人物とは異なる専用グラフィックとなる。
- 佐野&わたなべ版では、ガーネフの弟子の幻影でマルスとエリスがドルーアの一員として身体に傷をつけられた事に非常に怒った上に、これがきっかけとなり幻影を打ち破り、更に竜王が封じた禁呪「聖剣烈風(エクスカリバー)」と習得する。レフガンディの戦いでマルスが重傷を負った時、我を忘れて魔法を使った為に「負の感情に心を奪われるな」とウェンデルに怒られてしまうなど、マルスとエリスに対しての感情の起伏が激しい。なおこの漫画では髪の色が黄色、目の色と服の色が緑になっていてオリジナルゲームとは異なっている。
- 声:佐々木望(電撃・箱田)、少年時代は岡村明美(箱田のみ)/岩永哲哉(ラジオ)
- ウェンデル
- クラスは司祭。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- カダインの司祭で、マリクの師でもある。マケドニア軍に捕えられ、『暗黒竜』ではオレルアン辺境の村付近でアリティア軍に合流。『紋章』では(『暗黒竜』の登場マップが削除されたため)城内の牢獄でリカードと共に監禁されていた所をオレルアン城に突入したマルス軍に救出される。第2部では、大賢者ガトーの命で星のかけらを探していたところをアカネイア軍に捕らえられ、グルニアにあるオルベルン城で監禁されていたがマルス軍によって救出された。カダインでは、嫉妬に狂ったエルレーンを強く説教し改心させた。英雄戦争後はカダインの復興に全力を尽くした。
- 声:峰恵研(箱田)
- エルレーン
- クラスは魔道士→司祭。『紋章』(第2部)に登場。
- カダインの若き魔道士。マリクと同じくウェンデルの弟子だが、マリクの兄弟子に当たる。悪ではないが捻くれた性格であり、人を思いやる気持ちがない為に自分にエクスカリバーの魔道書が与えられなかった。そのことからマリクをライバル視し強く妬み、ウェンデルが星のカケラ探しの留守中にアカネイア帝国と手を結み、マリクを幽閉し戦おうとした。帰ってきたウェンデルの強い説教を受け改心し、マルス軍に参加する。ウェンデルはこの説教の中でエルレーンを後継者と考えていたと述べており、英雄戦争後はカダインの高司祭に任命され、魔道都市の復興のため働く。このウェンデルの処置は、マリクがいずれ祖国アリティアに帰国するであろうと見込んでの事と考えられる。
- 篠崎砂美著の小説版ではマリクに嫉妬する姿からガーネフと対比されており、終盤はガーネフとの戦いで苦戦するマリクに加勢して2人でスターライトを放ってガーネフを倒した。
- ミロア
- リンダの父。ガトーの弟子。カダイン最高司祭にしてアカネイア王国司祭長であり、高位魔法であるオーラの使い手だったが、ガーネフに殺害された。
- 声:麻生智久(箱田)
- ヨーデル
- クラスは司祭。『紋章』(第2部)に登場。
- カダイン魔道軍の司祭。エルレーンに命令され、カダイン神殿を死守していた。だが、死に際の台詞の中ではヨーデル自身はこのエルレーンの方針に疑問を感じていた。『封印の剣』にも自軍に同名の司祭が存在する。
- ガーネフ
- クラスは司祭。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- カダイン最高司祭ミロアと共に大賢者ガトーの下で魔道の修行に勤めていた。ウェンデル曰く正義感の強い、立派な若者であったというが、ガトーに心の弱さを見抜かれ、オーラの魔道書とカダインをミロアに委ねられた事から、嫉妬と憎しみに狂うことになる。ガトーから闇のオーブを盗み、悪霊を呼ぶ暗黒魔法マフーを生成。それと同時に闇のオーブの影響で残忍な性格に豹変した。復活した地竜王メディウスと結託し、ミロアを殺害する。カダインを支配すると共に、アリティアから神剣ファルシオンとエリス王女を奪う。暗黒戦争では古代都市テーベでマルス軍を分身の術で迎え撃つものの倒されてしまう。しかし後に精神体として復活。第2部では闇のオーブでハーディンを操り、メディウス復活のため4人のシスター(司祭)を拉致する。しかし、ミシェイルの協力を得てスターライトの魔道書を取り戻したマルス軍によってガーネフは倒され、復活させようとしたメディウスもマルスの手によって倒され、ガーネフの野望は実現しなかった。なお、ガーネフはハーディンとは違い闇のオーブに完全に心を捕われており最後まで本来の性格に戻ることはなかった。
- 声:増田有宏(電撃)/稲葉実(箱田)/青野武(OVA)
[編集] オレルアン王国
オレルアン王国(Kingdom of Orleans)は、アカネイア大陸北部の草原地帯に位置する王国。古くから「草原の民」と呼ばれる騎馬民族が遊牧を行っていた地域であったが、アカネイア歴499年にアカネイア王家のカルタスにより平定され、その弟であるマーロンが初代国王となり建国された。
英雄戦争の終結後は王位継承者が不在のためアカネイア連合王国に併合され、独立国家としてのオレルアン王国は消滅した。
[編集] 王室関係
- オレルアン王
- オレルアン国王。ハーディンの兄。病弱で子供もいないことから、ハーディンに国を任せようと考えていた。『紋章』(第2部)では、アカネイア皇帝となったハーディンの話を聞いてそれを信じてアリティアへ出兵し、アカネイア帝国とグラ王国と共にアリティアを落とした。後にアカネイアに向かっているアリティア軍討伐のためにアカネイアへも出兵。しかし出兵後に届いたニーナからの密書を受けて軍をオレルアンに撤退させ、オレルアンを中立国とした。この時、弟のハーディンを見限り、マルスに大金を出して商人から買った「命のオーブ」とオレルアンの将来を託してもいる。
- ハーディン
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『紋章』第2部では皇帝。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- オレルアン王弟であり「草原の狼」と呼ばれる。暗黒戦争で狼騎士団を指揮し、ニーナ王女を保護。オレルアンがマケドニア軍に占領されてからも、王女を守り各地を転戦する。その後マルス軍と合流し暗黒戦争を戦い抜くと、マルス王子と並ぶ功労者として称えられる。後、ニーナ王女と婚約しアカネイア第24代国王となる。戦火の爪跡が残る国土を自ら先頭に立って復興に尽力、アカネイアはめざましい勢いでかつての栄華を取り戻す。
- しかし、ニーナ王女の心はカミュというグルニアの黒騎士に向けられていた。勘の鋭い彼は自分にはニーナに愛されてないと気づき嫉妬と苦悩に苛まれ、酒を呷り誰とも会わず部屋に閉じこもっていた。そこを商人に化けて現れたガーネフにその苦しみをつけこまれてしまう。彼は闇のオーブの魔力に魅入られ悪に染まってしまうと、アカネイア神聖帝国の建国を宣言し、自ら帝位につく。その後ニーナが紋章の盾を持ち出しリンダに渡したことを知りニーナを軟禁。ニーナ軟禁後、密かにニーナとボアが連絡を取っていたことに気づき逆上し、ボアに致命傷を負わせ、ニーナをガーネフに引渡しもした。更には、暗黒戦争の時にマルスにエムブレムを託された事に憎しみを抱き、その理由でアリティアを襲撃させたのである。マルスとの一騎打ちで刃を受け、死ぬ直前まで闇のオーブの力から目覚める事はなかった。闇に翻弄された悲劇の人物である。能力は非常に高く幸運を除く全パラメーターが最大値で、三神器の一つグラディウスを装備。さらに闇のオーブを持つため攻撃できるのは光のオーブを持つものだけという強敵。
- 佐野&わたなべ版では、保護をしたニーナ王女にかなり好感を持っており、戦場から帰ってきた直後に手を洗っていない理由でマントで手を被せてニーナをエスコートをしたり、ニーナを罵る言葉をいって特攻をしかけた重傷の敵兵に対して冷静さを失って逆上して倒した一面もある。又、英雄アンリの血筋を持つマルスに対してもやや嫉妬している所もそこそこある。
- 声:堀秀行(箱田)/大塚明夫(電撃)
- マーロン
- 初代オレルアン国王。アカネイア王族のカルタスの弟である。
[編集] 騎士団
- ロシェ
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『紋章』第2部ではパラディン。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- 孤児であったところをハーディンに保護される。他の3人共々、ハーディンに忠誠を誓う。第1部ではハーディンと共にマルス軍へと合流した。オレルアン騎士団の若きソシアルナイト。暗黒戦争後は他の3人とは違って一度軍を退役したが、後に聖騎士として狼騎士団に復帰。第2部ではアドリア峠にアリティア軍を迎え撃つ。この時ハーディンの行動に疑問を抱いていたものの、仲間を裏切れないからという理由で戦うことにした。オレルアン王の停戦命令後にオレルアン狼騎士団から唯一マルス軍に参加する。英雄戦争後、オレルアンへ帰国した。
- 声:岩永哲哉(箱田)
- ビラク
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『紋章』第2部ではパラディン。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- 孤児であったところを、ハーディンに保護される。第1部ではハーディンと共にマルス軍へと合流した。他の3人共々、ハーディンに忠誠を誓う。オレルアン騎士団の新米ソシアルナイト。暗黒戦争後もオレルアン騎士団に残り、国の復興に力を尽くした。第2部ではパラディンとしてハーディンへ忠義を固く誓っており、アドリア峠でアリティア軍を迎え撃つ。オレルアン王の停戦命令後もマルス軍に参加しなかった。
- 初期能力、成長率においてマチスすら下回るという最弱ぶりを示しており、エムブレム好事家の間では有名である。
- ウルフ
- クラスはホースメン。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- 孤児であったところを、ハーディンに保護される。他3人共々、ハーディンに忠誠を誓う。第1部ではハーディンと共にマルス軍へと合流した。オレルアン騎士団の屈強なホースメンで王国奪取に燃えている。暗黒戦争後もオレルアン騎士団に残り、国の復興に力を尽くした。第2部では、アカネイア帝国の出動要請に応じ、アドリア峠を南下しマルス軍を挟撃しようとしたオレルアン王国狼騎士団の隊長。ハーディンへ忠義を固く誓っており、アドリア峠でアリティア軍を迎え撃つ。オレルアン王の停戦命令後もマルス軍に参加しなかった。
- ザガロ
- クラスはホースメン。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- 孤児であったところを、ハーディンに保護される。他の3人共々、ハーディンに忠誠を誓う。第1部ではハーディンと共にマルス軍へと合流した。オレルアン騎士団新米のホースメン。暗黒戦争後もオレルアン騎士団に残り、国の復興に力を尽くした。第2部ではハーディンへ忠義を固く誓っており、アドリア峠でアリティア軍を迎え撃つ。オレルアン王の停戦命令後もマルス軍に参加しなかった。
[編集] マケドニア王国
マケドニア王国(Kingdom of Macedonia)は、アカネイア大陸南西部の山岳地帯に位置する王国。ドルーア帝国と隣接し、国境紛争が絶えない地域でもある。第一次ドルーア帝国の滅亡後はその領土もマケドニアに加えられ、グラやアリティアとも隣接していた。
アカネイア暦503年、奴隷出身の若者・アイオテが反乱軍を率いてドルーア軍に打撃を与えた功績により、宗主国・アカネイアから独立を認められる。古くから飛竜の産地として知られていた地域であるため竜騎士や天馬騎士の部隊が他国を凌駕する規模で組織されており、マケドニア竜騎士団・白騎士団の勇猛さは大陸全土に知れ渡っている。
国境紛争の多さに加えて暗黒戦争の勃発直後、国王が王子・ミシェイルに謀殺され新国王となった事件を契機に内定の混迷も拡大しており、暗黒戦争後にはクーデターも勃発している。英雄戦争の終結後は唯一の王位継承者であったミネルバが権利を放棄し、アカネイア連合王国に編入されたことに伴い独立国家としてのマケドニア王国は消滅した。
なお、かつて実在したマケドニア王国や現在のマケドニア共和国とは一切、無関係である。
[編集] 王室関係
- ミネルバ
- クラスはドラゴンナイト。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- マケドニア第一王女兼白騎士団長。詳細はマケドニア白騎士団#団長を参照。
- マリア
- クラスは僧侶→司祭。『紋章』第1部ではシスター→司祭。第2部では司祭。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- マケドニア第二王女。同盟を結ぶ際の人質、及び同時に姉ミネルバの反逆を抑える要素としてドルーア帝国に監禁されていたところをマルスに救出され、マルス軍に参加した。優しい性格で、マルスのことを好いている。暗黒戦争後は一度カダインに留学。第2部では瀕死のミシェイルを介抱していたが、ガーネフに拉致されメディウスの生贄にされそうになる。ミネルバに話しかけられるとガーネフの魔術が解け意識を取り戻す。英雄戦争後は姉と共に修道院で孤児の世話をした。
- ミシェイル
- クラスはドラゴンナイト。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- マケドニア王子。ミネルバ、マリアの兄でマケドニア竜騎士団を率いる。マケドニア初代国王、アイオテの再来といわれるほどの有能な人物で国民への義務感もあるのだが、野心家の面も持っている。アカネイア王国の傘下にあったマケドニア王国にあって、彼はアカネイアへの反感を強く持っていた。ドルーア帝国が復活すると自分の意見を受け入れられず追放しようとしたアカネイア王国に従順な父王を暗殺し、自らマケドニア王となってドルーアとの同盟を宣言する。妹ミネルバとは反目しているが、実は末妹マリアを大切に思っており、マリアを悲しませないため表立ってミネルバと対立することは避けていた。第1部でミネルバとの戦いの末、討ち死にしたと思われていたが、実は存命していた(瀕死の重傷を負ったが、マリアの献身の看護により命を取り留めた)。
- 第2部では、マルスを心底から好きになれなかったものの、概ね協力的な行動をとっており、反乱によって捕らえられていたミネルバを救出し、竜の祭壇ではガーネフと刺し違えてスターライトの魔道書を奪い、それをマルスに託した後絶命する。
- ドルーアに味方した点についてはマケドニアの領土がドルーアに隣接しているため真っ先に攻撃を受ける可能性が極めて高く、「国家元首としてはやむを得ない判断だったのではないか」という意見もある。
- なお、篠崎砂美著の小説版では瀕死のところをシリウス(この時、仮面を外して正体をミシェイルに明かしている)に看取られて死亡した。
- 声:速水奨(箱田)
- アイオテ
- マケドニア初代国王。奴隷であったが、100年前のメディウスの侵攻時にマケドニア地方の人間を組織して善戦、アカネイアから独立を認められた。マケドニア王家の宝盾「アイオテの盾」の名前の由来にもなっている。
- ミシェイル・ミネルバ・マリアの父
- 第1部の時点ですでにミシェイルによって殺害されていたマケドニアの国王だった人物。息子のミシェイルが、まずドルーアと同盟してアカネイアを滅ぼし、その後グルニアと手を組んでドルーアを滅ぼすことでマケドニアの力を大きく伸ばそうと考えているのを知り、彼はアカネイアに従順であった上それは間違ったやり方だと判断しミシェイルを追放しようとした。そのためミシェイルによって殺害されてしまった。この事件によりミシェイルとミネルバの間には大きな溝が出来てしまう。
- 名前について公式の設定は無いが、漫画では佐野&わたなべ版で「サラガニス」、箱田版で「オズモンド」の名で呼ばれている。
- 佐野&わたなべ版では国王は生存している設定になっている。
[編集] 騎士団
ペガサス三姉妹(パオラ・カチュア・エスト)に関する詳細はマケドニア白騎士団#ペガサス三姉妹を参照。
- パオラ
- クラスはペガサスナイト→ドラゴンナイト。『暗黒竜』、『紋章』に登場。また、『外伝』にも登場している。
- マケドニア白騎士団のペガサスナイト。ペガサス三姉妹の長女。
- カチュア
- クラスはペガサスナイト→ドラゴンナイト。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。また、『外伝』にも登場している。
- エスト
- クラスはペガサスナイト→ドラゴンナイト。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。また、『外伝』にも登場している。
- ベンソン
- クラスはソシアルナイト。『暗黒竜』に登場。
- オレルアン辺境の草原に駐留する部隊の隊長。『紋章』(第1部)ではマップが削除されたため登場しない。
- ムラク
- クラスはアーマーナイト。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- オレルアン城の制圧を任されたマケドニア軍のアーマーナイト。
- 声:河合義雄(箱田)
- マリオネス
- クラスはジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- オレルアン城の制圧を任されたマケドニア軍のジェネラル。
- 声:福田信昭(箱田)
- オーダイン
- クラスはパラディン。『暗黒竜』に登場。
- マケドニアとドルーアの国境地帯を警護する前線隊長。『紋章』(第1部)には登場しない。
- ルーメル
- クラスはドラゴンナイト。『紋章』(第2部)に登場。
- ミネルバに叛旗を翻したしたリュッケ将軍の命を受け、グルニアとの国境の森を守るドラゴンナイト。
- リュッケ
- クラスはジェネラル。『紋章』(第2部)に登場。
- 何者か(恐らくはハーディン)に仕組まれた罠にはまり反乱を起こしてしまったらしいジェネラル。ミネルバを監禁していたところを、死んだと思われていたミシェイルが現れ、彼が自らの手でミネルバを下すとの言葉に抗えないままミネルバを彼に引き渡した。
- ルーベン
- クラスはドラゴンナイト。『アカネイア戦記』に登場。
- かつて、泥酔した勢いで一般人に暴力を振るい軍法会議で有罪となった過去を持つ。その後、軍を脱走し他の脱走兵やならず者を集めて盗賊団を結成、自ら首領となりマケドニア正規軍を名乗って近郊の村を荒らしている。
[編集] 貴族・領民
- レナ
- クラスは僧侶→司祭。『紋章』第1部ではシスター→司祭。第2部では司祭。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- マケドニア貴族のシスター。諸国を回っていたところサムシアンに捕らえられていたが、ジュリアンに助けられ、彼と共にマルス軍に参加した。マケドニア国王ミシェイルの求婚を断わり、はっきりとした性格を見せた経歴も。暗黒戦争後はマケドニアの修道院で孤児達の世話をした。第2部では、マケドニア修道院の司祭。ジュリアンと共にいたところをガーネフに拉致されメディウスの生贄にされそうになるが、ジュリアンに話しかけられるとガーネフの魔術が解け意識を取り戻す。ジュリアンとは相思相愛の関係である。竜の祭壇で自らを「レナさん」と「さん」づけで呼んだジュリアンに対し「レナ」と呼び捨てにしてと言っているように、恋慕する相手(つまりジュリアン)に対しては積極的な態度も見せる事がある。この積極さが功を奏し、ついにジュリアンと結ばれる事となった。
- 英雄戦争終結後は、ジュリアンや修道院に入ったミネルバやマリアと共に孤児の世話をしているらしい。
- 佐野&わたなべ版ではミネルバとマリアがアリティア軍に入隊した時、ミシェイルとの婚約破棄を気にして隠れていたが最終話で見つかってしまった。
- 声:永島由子(電撃)/岡村明美(箱田)/氷上恭子(ラジオ)/根谷美智子(OVA)
- マチス
- クラスはソシアルナイト→パラディン。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- マケドニア貴族のソシアルナイトでレナの兄。レナの一件で国王に睨まれ、オレルアン占領軍に派遣させられる。妹のレナの説得に応じ、あっさりマルス軍に寝返る。レナを探しているにも関らず平気で妹を攻撃してくる間抜けな性格から、ファンの間では「バカ兄貴」の愛称で親しまれている。暗黒戦争後は軍を退き、マケドニアでいいかげんな日々を過ごした。第2部でも、無理矢理マケドニア反乱軍に入れられているが、今度はジュリアンに説得され再び自国軍を裏切る。英雄戦争後も相変わらず祖国でいいかげんな日々を過ごす。
- ゲームの仕様上、顔が解っているはずなのに理由も無く敵になっているマチスがレナに攻撃することがある。これが後のFEシリーズにも採用されている。代表的なのは『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』のマカロフとマーシャなど。
- 声:田中秀幸(箱田)
- ウォレン
- クラスはハンター→ホースメン。『紋章』(第2部)に登場。
- マケドニア反乱軍に金で雇われた猟師。カチュアの説得でマルス軍に寝返る。英雄戦争後は再びマケドニアで猟師として暮らした。
- ガイル
- クラスは海賊。『紋章』(第2部)に登場。
- マケドニア・バイキング(海賊)の一人。マケドニア・バイキングの拠点を守っている。
- フロスト
- クラスは司祭。『アカネイア戦記』に登場。
- マケドニア軍を脱走したルーベン率いる盗賊団から家族を人質に脅されている。
[編集] グルニア王国
グルニア王国(Kingdom of Grunia)は、アカネイア大陸南西部・グルニア半島に位置する王国。大陸本土とはカシミア大橋で結ばれており、領土内には神竜族・ナーガを祀るラーマン神殿が在る。
第一次ドルーア戦争の英雄・オードウィンが建国して以来、精鋭により組織される黒騎士団を中心とする軍事大国としてアカネイア七王国の中でも確固たる地位を占めている。また、シューターと呼ばれる遠距離用兵器を開発しており『暗黒竜』では木馬隊と呼ばれるシューター専用部隊も登場している。
暗黒戦争に際しては、ドルーアの軍事力に恐れを為した国王・ルイがロレンス将軍らの反対を押し切ってドルーアの軍門に降り、大陸各地に進駐軍を派遣している。英雄戦争の後もルイの遺児であるユミナ・ユベロ姉弟が王位継承者として生存しているが、両名ともまだ子供であるためか直ちに即位はせずユミナはアカネイア連合王国の首都・パレスへ、ユベロはアリティアへそれぞれ留学している。
[編集] 王室関係
- ユミナ
- クラスはシスター→司祭。『紋章』(第2部)に登場。
- グルニア王女。弟のユベロよりしっかりした性格。当初はユベロと共にロレンスにかくまわれていたが、追討軍の将がマルスだとはまだ知らなかったロレンスは、ユミナ達をオグマの手で、一時期カダインにてユミナ達を保護していたことがあるウェンデル司祭の下へ送るように頼んでしまっていた。そのためしばらくマルス軍と合流できなかったが、オグマと共にホルム海岸にいたところをマルス軍と合流する事ができ、ユミナ自身も戦力として軍に参加した。英雄戦争後はパレスに設立された魔道学院に留学した。
- 『紋章』の第2部でロレンスを倒した(ロレンス自身が自爆で死亡する場合もある)、マルスに対して「けだもの」と言うが、これが後FEシリース作品にも起用されている(表記はひらがな、又はカタカナ)。キャラクターは以下の通り。
- ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 - エーディン
- ファイアーエムブレム 聖魔の光石 - ターナ、アメリア、ラーチェル(この作品では男主人公、エフラムに対して言われることが多い)
- ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 - マーシャ
- ユベロ
- クラスは魔道士→司祭。『紋章』(第2部)に登場。
- 第2部にて登場する、グルニア王子。争うことを嫌う気弱な性格。ユミナと同じくホルム海岸にてマルス軍へ参加した。英雄戦争後はアリティアで暮らし勉学に励んでいるようだ。
- ルイ
- 暗黒戦争時のグルニア王。メディウスを恐れ、ドルーア帝国と同盟を結んだ。しかしマルス軍がグルニアに侵攻した際には病になっていた。敗戦が続いた心労のために病を患ったとされている。第2部ではすでに病死。
- オードウィン
- グルニア王国建国者。建国後、強大な軍事力(騎士団)を背景に周辺部族を次々と下し、グルニアを一大強国となる礎を築いた。
[編集] 騎士団
- カミュ
- クラスはパラディン。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- 大陸に名をとどろかす名将のパラディン。ブラックナイツ(黒騎士)と称され、グルニア王国の精鋭・黒騎士団を率いる。三種の神器の一つ、神槍グラディウスを所持する。グルニアは暗黒戦争でドルーアと同盟を結ぶが、カミュはそれを快く思ってはおらず、自らが軍を率いてアカネイア王国に侵攻した際もニーナ王女を処刑できなかった。このためドルーアに捕らえられたこともあった。彼はニーナ王女に思いを寄せ、ニーナ王女も彼のことを好いており、彼は祖国に対する忠義と思い人との間で苦悩する。しかし、彼は祖国を裏切ることが出来ず、マルス軍と戦う。その能力値は非常に高く、第1部最強の敵ユニットと言われる。敵将として登場するのはグルニアでマルス軍と対峙する場面だが、グラでマルスが村を訪問する際に登場し、ボーゼンから奪い取ったトロンの書を託し、またニーナを気遣う様子を見せる。
- 第1部で戦死したと思われていたが、記憶を失ってバレンシア大陸に漂着し、ジークと言う名で『ファイアーエムブレム外伝』に登場した。クラスはGナイト。彼はこの地でティータという女性と恋仲になっており、彼女を人質に取られて主人公アルムと敵対していたが、ティータをアルムが救出した事でアルム側に付き、リゲル帝国との戦いに参加する。戦いの中で、カミュとしての記憶を取り戻したが、『外伝』のエンディングではティータのために記憶を取り戻した事は隠している。
- その後経緯は不明(篠崎砂美著の小説版では取り戻した記憶に戸惑い、『外伝』の登場人物リュートに相談した際に仮面を渡され第三者として帰国する事を勧められたという経緯が語られている)だが、第2部でアカネイアにシリウスと言う名のパラディンとして舞い戻り、洗練された抜群の強さを見せる。ハーディンを暴走させるきっかけとなったので、結果的には第2部の元凶の一人とも言える[2]。竜の祭壇でニーナと再会して、英雄戦争が終わると彼はニーナに「帰りを待つ人がいる」と告げて姿を消した。
- 作中では「カミユ」と表記される場面が多いが、公式サイトでは「カミュ」と紹介されている[3]。
- 佐野&わたなべ版ではナバールとの面識があるが、漫画がオリジナルゲームの「アカネイア・パレス」の所で完結した為、詳しい繋がりは不明である。
- 声:井上和彦(箱田)
- シリウス
- クラスはパラディン。『紋章』(第2部)に登場。
- 流浪の仮面騎士。上記の「カミュ」を参照。
- 篠崎砂美著の小説版では瀕死のミシェイルの前で仮面を外し、カミュとして看取った。また、マルス達にも正体は気付かれており、ニーナ救出を託される。
- ロレンス
- クラスは将軍。『紋章』ではジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- グルニアの老ジェネラル。国への忠誠が厚い人物。グルニアを併合したドルーアを快く思っていない。『暗黒竜』では、マルス軍唯一の「将軍」である。タリス王とは旧知の間柄で、幼い頃のシーダとも出会っている。シーダに説得されマルス軍に加わる。暗黒戦争終結後、一時期ニーナからグルニアを任されたが、ハーディンによって追放されてしまう。第2部ではグルニア王家のユミナ王女らをかくまっていた事が発覚し、反乱軍の首謀者となってしまった。マルスと面会すると事情を話した後、自らの手で爆死する
- なお、マルスがロレンスに説得を試みず攻撃をすることも可能であり、ロレンスを倒してもストーリー上には何の影響もない。
- ロジャー
- クラスはアーマーナイト。『暗黒竜』に登場。
- グルニア軍のアーマーナイト。シーダの説得でマルス軍に寝返るが、その際のシーダの台詞は波紋を呼んだ。『紋章』では登場しない。
- ジェイク
- クラスはシューター。『暗黒竜』に登場。
- グルニア軍のシューター。アンナの恋人で、彼女の思いを知ってマルス軍に寝返る。『紋章』では登場しない。
- その後『聖戦の系譜』第8章で登場するが「森の中でシューターが動けない」との理由でセリス軍への参戦を断念し、リンダ(アカネイアのリンダとは同名の別人)に魔除けをプレゼントする。また『烈火の剣』にもシューターではなく船乗りとして登場するが、やはりユニットとしては参戦しない。
- ベック
- クラスはシューター。『暗黒竜』第13章に登場。
- ディールのシューター。敗残兵として村に隠れていたが、進軍してきたマルス軍に志願して参加する。初期装備のサンダーボルトは対シューター戦で絶大な威力を発揮するが、シューターでは土塁を降りられないため間接攻撃に徹するかワープの杖を使わなければならない。『紋章』ではマップ自体が削除されたため、登場しない。
- ハーマイン
- クラスは将軍。『紋章』第1部ではジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- レフカンディ砦を守護するグルニア軍のジェネラル。マケドニア軍と合同でアリティア軍をレフカンディ近郊の村へおびき出して村の入り口を封鎖する作戦を立てるが、ミネルバがこの作戦への協力を拒否して撤収したことから失敗に終わる。
- 『暗黒竜』では禿頭に髭面だが『紋章』(第1部)では髪は多く小太りで口髭を蓄えており、全く別人のような顔になっている。
- 声:龍田直樹(箱田)
- カナリス
- クラスはアーマーナイト。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- 港町ワーレンにいるマルス軍を包囲した、グルニア軍の将軍。マルス軍を包囲・殲滅する作戦の成功を信じて疑わなかったため、マルス軍が城に到達した時には動揺した反応を見せている。
- 『暗黒竜』では大柄な体格で口髭を蓄えているが、『紋章』(第1部)では痩身かつ髭は生やしておらず顔が大きく異なる。
- ジューコフ
- クラスは将軍。『紋章』第1部ではジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- ディールの要塞にミネルバの妹マリアを監禁するために置かれた将軍。ミネルバの監視統括役も兼ねていた模様。
- ヒムラー
- クラスはパラディン。『暗黒竜』に登場。
- パレスの外にある武器屋に陣取っており、倒すと騎士の勲章が手に入る。後に、マルスがグラ北部の村を訪れた際にカミュ(但し、この時点では自らの立場を明かしていない)からヒムラーがアカネイアの司祭・ボアから没収し、隠し持っていたというトロンの書を託される。
- 『紋章』(第1部)には登場せず、トロンの書を隠し持っていたのはドルーア帝国軍のボーゼンとされている。
- ギガッシュ
- クラスはシューター。『暗黒竜』に登場。
- ディールでアリティア軍を迎撃する任を負ったグルニア木馬隊の隊長。『紋章』(第1部)には登場しない。
- ホルスタット
- クラスは将軍。『紋章』第1部ではジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- 占領していたアリティア城城門を固めていたジェネラル。
- スターロン
- クラスはパラディン。『暗黒竜』に登場。
- グルニアとの国境にあるカシミア大橋でアリティア軍を迎撃する任を負った黒騎士団の前線隊長。『紋章』(第1部)には登場しない。
- ライデン
- クラスはソシアルナイト。『アカネイア戦記』に登場。
- ニーナを逃がそうとするカミュに付き従う騎士。
- ベルフ
- クラスはソシアルナイト。『アカネイア戦記』に登場。
- ニーナを逃がそうとするカミュに付き従う騎士。
- ロベルト
- クラスはホースメン。『アカネイア戦記』に登場。
- ニーナを逃がそうとするカミュに付き従う騎士。
- なお、『聖戦の系譜』では敵軍に同名の人物が登場する。但し、クラスは「パラディン」。また『トラキア776』にも自軍に同名の人物が参戦し、クラスもホースメンと同系統の「アーチナイト」である。
[編集] 貴族・領民
- マリーシア
- クラスはシスター→司祭。『紋章』(第2部)に登場。
- 第2部に登場する、ラング将軍の娘狩りを避けるため村に隠れていたシスター。祖母の推薦と自己の意思でマルス軍に参加する。レナの弟子であるためハマーンの杖を使う事もできる。マルスに好意を持つ。英雄戦争終結後、姿を消した。
- レナの祖父
- グルニアに住むレナの祖父。マルスに家宝のハマーンの杖を託す。
[編集] アカネイア王国
アカネイア王国(Kingdom of Akaneia)は、アカネイア大陸の中央に位置する最古にして最大の国で、いわゆる七王国の宗主国。アドラ1世がアカネイア聖王国として建国するがアカネイア歴493年、ドルーア帝国の侵攻により聖王国は滅亡。5年後にカルタスと聖王国の王女であったアルテミスにより再興されるが、アカネイア歴600年に再びドルーア帝国の侵攻を受けて首都・パレスは陥落、グルニア黒騎士団のカミュに保護されてオレルアンへ亡命した王女・ニーナだけを残して王族は滅亡してしまう。
大陸諸国家の総本家ともいうべき大国で、総合的な国力は最も高い。しかし、貴族階級は相当に堕落している者が目立ち、朝貢国民を迫害したり、挙句の果てにはドルーアにあっさりと寝返って同胞を売り渡したりする人物も存在している。そのため、マケドニア太子ミシェイルのように露骨に反感を持つものもいる。
暗黒戦争の終結後、オレルアン王弟・ハーディンが新国王となりアカネイア神聖帝国へ改称。しかし、英雄戦争により帝国は1代限りで滅亡、その勝者であるアリティア国王子・マルスが新たにアカネイア連合王国を王位継承権の断絶した周辺諸国を編入する形で建国した。
[編集] 王室関係
- ニーナ
- クラスは司祭。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- アカネイアの王女。彼女以外の王族はドルーア帝国によってすべて処刑されたが、ニーナ自身は敵将カミュのおかげで処刑は免れている。カミュとはお互い愛し合うようになったが、それぞれの立場により敵同士として戦場で戦うことになった。暗黒戦争後、周囲の勧めで暗黒戦争の功労者ハーディンと結婚するもカミュの事を忘れられなかった。それがハーディンを暴走させる事になったため、ある意味で第2部の元凶の1人とも言える。ハーディンの暴走後、紋章の盾をリンダを通してマルスに渡したためハーディンに軟禁され、後にハーディンによってガーネフに引き渡された。ニーナもほかの3人のシスター(司祭)と共に竜の祭壇にてメディウスに生贄にされそうになったところを、シリウス(カミュ)と再会する。英雄戦争終結後ニーナはアカネイアをマルスに託し、姿を消した。
- ハーディンとの婚姻に関しては、同じく暗黒戦争の功労者だったマルスと結婚するという選択肢もあり、しかもニーナ自身もマルスと結婚することはやぶさかではなかったが、マルスと恋仲であったシーダに遠慮して辞退したとボアが述べている。
- 佐野&わたなべ版では家族を殺された事により剣を嫌う。仕草でレナを貴族の娘だと見破っているが、レナにその事は言ってはいない。諸事情で連載が長期休止した為、一部のキャラクターが『紋章』に準じた姿で登場しているが、ニーナは『暗黒竜』に準じている。
- 声:佐久間レイ(電撃)/根谷美智子(箱田)
- アドラ1世
- 出自は盗賊。ラーマン神殿から盗んだ封印の盾にはめ込まれたオーブを売り払って軍団を作り、同じく盗んだ三種の伝説の武器と彼の軍団の力で周辺の都市国家を統合してアカネイアを建国し、初代アカネイア王となった。
- 篠崎砂美著の小説版でのアドラ1世の正体は『トラキア776』の登場人物であるリフィスという事が作者のHPで明らかにされている。これは篠崎砂美が『トラキア776』の小説版を書いた事からのクロスオーバーと思われる。更に小説版ではラーマン神殿から三種の伝説とオーブを盗んだ際の経緯が表記されており、当時、ラーマン神殿の神官長だったメディウスを騙した上に、ラーマン神殿の神官を皆殺しにするという暴挙を行っている(ただし、リフィスの部下達が神官に見つかったために独断で行った事で、リフィス自身はラーマン神殿の神官を皆殺しにするつもりはなかったとの事)。
- カルタス
- 初代オルレアン王マーロンの兄。
- アルテミス
- 100年前のマムクートと人間の戦争の際、滅ぼされたアカネイア王家のただ一人の生き残りとして、当時辺境の地だったアリティアにかくまわれた王女。彼女を愛するアンリがメディウスを倒しアリティア初代国王となったが、平民出身のアンリとアルテミスが結ばれる事は、ついになかった。
[編集] 騎士団
- ジョルジュ
- クラスはスナイパー。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アカネイア大陸一のスナイパーと謳われる。アカネイアの王都パレス陥落時に捕虜となったが脱出しノルダの町に潜伏(紋章の場合、暗黒竜ではペラティ)。そこへ町を訪問したマルスと出会い、マルス軍に参加する。暗黒戦争後、アカネイア弓騎士団の隊長となる。第2部ではハーディン皇帝のやり方に快く思っておらず、オルベルン城下では配下のアカネイア軍にラング将軍の指令を無視し、マルス軍へは「近づかなければ」と言うなど積極的攻撃を命じず、カシミア大橋でにてゴードンの説得によりマルス軍に寝返る。アカネイア王室三種の神器パルティアを持つ。英雄戦争後はアカネイア自由騎士団を創設し、人々を盗賊から守る活動を行った。
- アストリア
- クラスは勇者。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アカネイア聖騎士団の勇者。ミディアの恋人であるが、人質にされていたため、やむなくドルーア帝国に与する。グラにいたところをマルス軍に救出されたミディアと再会し、ミディアの身の安全が確保されたのを知り、マルス軍へ寝返る。暗黒戦争後はアカネイア傭兵隊長として、祖国の復興に力を尽くした。第2部では、ジョルジュ同様ハーディンのやり方に快く思ってないが、ニーナ王女への忠義からアカネイアを裏切れない理由で仕方なくアカネイア帝国軍にいて、三種の神器のうち1つメリクルソードを持っている。英雄戦争では、カシミア大橋やカダイン砂漠でもアリティア軍を追いかけていた。アリティア城にてジョルジュにマルスがニーナ王妃からファイアーエムブレムを託されたのを聞き、その事情を確かめるにマルスに対し半信半疑ながらもマルス軍へ寝返る。英雄戦争後、ついにミディアと結ばれる。共にアカネイア自由騎士団に参加し、人々のために働いた。
- 篠崎砂美著の小説版ではジョルジュの説得の際にミディアが捕らわれている事も知らされ、傭兵部隊(アストリアはその場で解散するつもりだったが、彼を慕って付いてきた)ごとマルス軍に寝返っており、ゲームに比べると半信半疑的な一面は薄い。マルスがハーディンとの戦いの時に「ハーディンの武器であるグラディウスに対抗するならば」という理由でファルシオンのないマルスにメリクルソードを貸していた。
- ミディア
- クラスはパラディン。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- オーエンの娘。アカネイア聖騎士団の女性パラディン。アカネイア王都パレスで捕虜となっていたが、マルス軍に救出されそのまま参戦する。アストリアの恋人。暗黒戦争後、ニーナの意向でアカネイア騎士団の隊長となった。第2部では、ハーディン皇帝に反旗を翻したが失敗し捕らえられていたところを、再びマルス軍に救出される。英雄戦争後、ついにアストリアと結ばれる。共にアカネイア自由騎士団に参加し、人々のために働いた。
- 『紋章』では通常騎兵は屋内では下馬して進軍するが、なぜか『アカネイア戦記』においては『暗黒竜』と同様、騎乗したまま戦うことが出来る。
- なお第2部で、仮にアストリアがアリティア軍との戦闘で戦死してるか仲間になってない場合でも、アリティア軍によって救出された場合、アリティア軍に加わってくれる。
- オーエン
- かつてアカネイア軍最高司令官だった人物。ミディアの父。娘のミディアが捕らえられていたところをみると、すでに第1部の時点で最高司令官の役職にはなかったと思われる。
- トムス
- クラスはアーマーナイト。『紋章』第1部ではアーマーナイト→ジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)、『アカネイア戦記』に登場。
- アカネイア聖騎士団のアーマーナイト。スキンヘッドが特徴。王都パレスで捕虜となっていたが、マルス軍に救出されそのまま参戦する。暗黒戦争後、将軍になるが突然ミシェランと共に退役。第2部では登場しない。
- ミシェラン
- クラスはアーマーナイト。『紋章』第1部ではアーマーナイト→ジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)、『アカネイア戦記』に登場。
- アカネイア聖騎士団のアーマーナイト。トムスと同様、スキンヘッドが特徴で『暗黒竜』ではグラフィックも同一だが『紋章』ではグラフィックが描き分けられており、鎧の色もトムスと異なる。王都パレスで捕虜となっていたが、マルス軍に救出されそのまま参戦する。暗黒戦争後、突然トムスと共に退役。第2部では登場しない。
- トーマス
- クラスはアーチャー→スナイパー。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)、『アカネイア戦記』に登場。
- アカネイア聖騎士団のアーチャー。ジョルジュをライバル視している。王都パレスで捕虜となっていたが、マルス軍に救出されそのまま参戦する。暗黒戦争後、姿を消した。第2部では登場しない。
- トラース
- クラスはシューター。『紋章』(第2部)に登場。
- アカネイアのグルニア占領軍の根拠地となっているオルベルン城の城門を固めている。将軍職にある人物だが、ジェネラルではなくシューターである。
- ラング
- クラスはジェネラル。『紋章』(第2部)に登場。
- アカネイア貴族出身の将軍。暗黒戦争時はドルーアに通じ民衆を圧迫、暗黒戦争後はハーディン皇帝によってグルニアにグルニア占領軍司令官として派遣された後も娘狩りをしたり家から物を奪ったりなど残虐な圧政・弾圧を行い私腹を肥やす。マルス達を反逆者にさせた人物でもある。姑息な手段でマルスたちを追い詰めようとした。
- ウィロー
- クラスは司祭。『紋章』(第2部)に登場。
- アリティアを占領しているアカネイアの司祭。アリティア城に立てこもってアリティア軍と戦った。
- エイベル
- クラスはジェネラル。『紋章』(第2部)に登場。
- アリティア城を守っていた司令官。グラの兵達を出撃させ時間稼ぎをすると同時にエストを人質にとりアベルを無理矢理戦わせるなど卑劣な手を使っていた。
- ネーリング
- クラスはジェネラル。『紋章』(第2部)に登場。
- パレスにあるアカネイア本城の城門を固めていた。この時すでにパレスではハーディンに対して反乱が起こっていたが、最期の時までハーディンに忠誠を誓っていた。
[編集] 貴族・領民
- リンダ
- クラスは魔道士→司祭。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- アカネイア司祭長ミロアの娘の魔道士。ミロアの死後ガーネフの手から逃れるために男装をして逃亡していたが、奴隷商人に捕まりノルダの町の奴隷市場に売られていたところをマルスが救出、マルス軍に参加する。父から受け継いだオーラの魔道書を使いこなす。マリクの事を好いているらしい。暗黒戦争後はアカネイアの宮廷女官となる。第2部では、ニーナ王妃の命でマルスにファイアーエムブレムを渡そうとマケドニアを訪れたところを一時囚われてしまっていたが、自力で逃げ出してマルスにニーナ王妃の託とファイアーエムブレムを渡してマルス軍と合流した。英雄戦争後はパレスに設立された魔道学院に関わった。
- 『聖戦の系譜』にも同名の魔導師が代替キャラクターとして(ティルテュに子供がいない場合、ティニーに代わり)登場する。
- 佐野&わたなべ版では、命と引き換えにミロアの魔力から「聖光(オーラ)」を受け取るが、ガーネフの強力な呪いで封じられた。アリティア軍に入隊した時、ナバールから「ただ軍にいるだけなら去れ」と言われるが、その夜カーネフの幻影に襲われた時、ナバールの激で封じられた呪いを解く。漫画の話が残り少ないが軽くナバールに対しての好感な表現がある。オリジナルゲームに比べてややきつめな性格になっている。
- 声:雪乃五月(箱田)
- ボア
- クラスは司祭。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- アカネイア宮廷の司祭。ミディアのことを案じていた。王都パレスで捕虜となっていた。暗黒戦争の折り、侵攻してきたカミュ将軍率いるグルニア軍に王都パレスが陥落、帝国軍の捕虜となる。その後マルス軍に救出され、そのまま参戦する。暗黒戦争後、ミロア亡き後のアカネイア司祭長となる。英雄戦争時はハーディンによって軟禁されたニーナ王紀を気遣って、密かに連絡を取っていたが、それをハーディンに見つかり致命傷を受ける。トロンの書とリブローの杖をマルスに託した後、死亡。ニーナとハーディンを結婚させた人物であり、結果的に第2部の元凶の1人とも言える。
[編集] ワーレン
アカネイア東部の自治都市。大陸最大の貿易港で、首都・パレスの陥落後もドルーアに重税を納めることで従来通り、自治権を保障されている。
- シーザ
- クラスは傭兵→勇者。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- ワーレンの港町を警備している傭兵。グルニア軍の動向を知らせると共に、自らもマルス軍に参加してくれる。暗黒戦争後、姿を消した。第2部では登場しない。
- ラディ
- クラスは傭兵→勇者。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- シーザと共にワーレンを警備している傭兵。腕はまだ未熟だが高い潜在能力を持つ。シーザと共にマルス軍に参加する。暗黒戦争後、戦火の中で恋に落ち、剣を捨てた。第2部では登場しない。
[編集] グラ王国
グラ王国(Kingdom of Gra)は、アカネイア大陸中心部に位置する王国。当初はアリティア王国の一部であったが、アカネイア歴537年、暗黒竜・メディウスを討伐した英雄・アンリの弟・マルセレスの王位継承に不満を持った勢力により分離・独立した経緯がある。こうした経緯ながら、アリティアとは「兄弟国家」として協調関係に在ったものの暗黒戦争の勃発に際して国王・ジオルはアリティアとの同盟を破棄し、これが原因でアリティア国王・コーネリアスはメニディ河で非業の死を遂げる。
暗黒戦争によりジオルはコーネリアスの遺児・マルス率いる連合軍に討たれる。暗黒戦争の終結後、ジオルの娘・シーマが王位を継いだものの国力は衰退の一途をたどり、英雄戦争後にシーマは退位。アカネイア連合王国の一部となり独立国家としてのグラは消滅した。
- ジオル
- クラスは将軍。『紋章』第1部ではジェネラル。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- グラ国王。アリティア王国と同盟国にあったが、ドルーア帝国を恐れ、裏切ってアリティア先王コーネリアスを死に至らしめたマルスの仇敵。シーマの父親。
- 声:河合義雄(箱田)
- シーマ
- クラスはジェネラル。『紋章』(第2部)に登場。
- 先代グラ国王・ジオルの娘。エリスとマルスの又従姉で旧知の関係でもある。なおシーマは第二婦人との間に出来た娘で、母はジオルに犯されたようなものであったため父を恨んでおり長らくアカネイアのパレスにいたが、暗黒戦争後、ハーディンの意向で王位に就いている。グラの国民からの人気は高く、シーマが王位の就いたことを国民は喜んでいた。国民はアリティアに対して敵対的だったこともありアカネイア帝国、オレルアン王国と共にアリティアへの襲撃を実行した。アリティアへの襲撃の報復を恐れていたグラ兵に対して手を出さなかったため、シーマはマルスに対して感銘を受け、マルス軍に参加する。サムソンには単なる雇用関係以上の熱い感情を持っているらしい。英雄戦争終結後、王位を捨ててパレスで普通の女性として暮らす。
- なお第2部で、仮に過去度重なるグラの裏切り(奇襲)があったことで、グラ兵には戦意がないとの情報もアリティアを倒すための罠であると判断し、シーマを説得する前にアリティア軍がグラ兵を一人でも殺した場合、彼女は激怒し仲間にならず、死亡することとなる。
[編集] ドルーア帝国
ドルーア帝国(Durhuan Empire)は、アカネイア大陸南部・ドルーア地方において地竜族の末裔・メディウスが二度にわたり建国した竜人族・マムクートの帝国。第一次ドルーア帝国はアカネイア歴490年に建国され、493年にアカネイア聖王国へ侵攻し滅亡に追い込む。しかし、アリティア地方出身の英雄・アンリがメディウスを討伐し帝国は滅亡。以後、マムクート達は大陸各地へ散って行く。
アンリのメディウス討伐から100年後のアカネイア歴597年、暗黒司祭・ガーネフの手でメディウスが復活し旧領土内(マケドニア北部)に第二次ドルーア帝国を建国しアカネイアを再び滅亡に追い込むが、マルス率いる連合軍によって再び、メディウスは討伐され帝国も滅亡した。
- メディウス
- クラスはマムクート。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- ドルーア帝国の王で、最強の地竜。詳細はマムクート#地竜族を参照。
- ショーゼン
- クラスはマムクート。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- アカネイアのパレス周辺を守っていた火竜。しかしいわゆる猪武者であり、誘き寄せればどこまでも追ってゆくという、やや守将には向かない性格。
- ボーゼン
- クラスは司祭。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- 超破壊魔法ボルガノンの使い手。ボアの魔道書トロンを隠し持っていたがカミュに奪われた。
- モーゼス
- クラスはマムクート。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- 魔竜王バジリスクといわれるマムクート。アリティアを占領し、マルスの姉のエリスをガーネフに渡し、マルスとエリスの母であるリーザを殺害した。アリティア城を支配する。
- ゼムセル
- クラスはマムクート。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- ドルーア城城門を固めていた魔竜。彼は、元々自分達が暮らしてた世界を奪われたのは人間達のせいだと考えている。
- グーベル
- クラスはジェネラル。『アカネイア戦記』に登場。
- パレス侵攻の任を受けたドルーアの将軍。
- ブルザーク
- クラスはマムクート。『アカネイア戦記』に登場。
- ニーナ抹殺の指令を受け、カミュ一行を追う火竜。
[編集] 所属不明
以下は無国籍または出身・所属不明の者である。
[編集] サムシアン関係
- ジュリアン
- クラスは盗賊。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- サムシアンという山賊の一味として盗みを働いていたが、監禁されていたシスター・レナを救うために山賊を裏切り、マルス軍に参加する。針金一本で、どんな扉や宝箱も開けてしまう。[4]。暗黒戦争後は盗賊から足を洗い、マケドニアで働いた。第2部では、レナと一緒に居たが、彼女が行方不明になった為、その行方を捜してマルス軍に参加する。レナとは相思相愛の関係であるが、自身の盗賊だった過去を気にしてなかなか求婚できないままでいた。しかし、竜の祭壇にてレナからの積極的なアプローチを受けジュリアンもついに決心し、二人の思いは結ばれる事となる。
- 英雄戦争終結後は、レナや修道院に入ったミネルバやマリアと共に孤児の世話をしているらしい。
- 弟子のリカードもジュリアンとの熱い関係を主張しているが、ジュリアン本人は対外的にはこれを否定している。
- ちなみに「紋章」では彼のみ他の盗賊と異なり専用の戦闘グラフィック及びモーションが用意されている。又、ある条件を満たすと「バク転する」戦闘グラフィックもある。
- 声:小野坂昌也(電撃)/太田真一郎(箱田)/真殿光昭(ラジオ)/山口勝平(OVA)
- リカード
- クラスは盗賊。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- レナとはサムシアンに捕らわれる以前から知り合いで、レナが止めるのも聞かず困った人たちに役立ててもらうためと称して陥落直後のアカネイアパレスから財宝を奪う計画を立てる。これに味を占めてオレルアン城へ盗みに入るが、運悪く捕まってしまったジュリアンの弟分。暗黒戦争後も盗賊稼業を続ける。第2部でも、相変わらず盗賊稼業を続けていた。英雄戦争後も懲りずに、再び盗賊稼業を続けた。リカード曰く、ジュリアンとは師弟関係を超えた関係のようである。
- 声:伊倉一寿(箱田)
- ナバール
- クラスは傭兵→勇者。『暗黒竜』、『紋章』、『アカネイア戦記』に登場。
- サムシアンに雇われた、必殺の剣を持つ凄腕の傭兵。寡黙で謎が多い。サムシアンに雇われる以前には、陥落したパレスの城下町で知り合ったレナの頼みでパレスから財宝を盗み出そうとしていたリカード一行の用心棒も引き受けている。
- アリティア軍へ加わるよう説得を試みるシーダに対して「女を切る剣は持っていない」という趣旨の発言をしており、これが彼にキザな印象を与えている。暗黒戦争後は人々の期待をよそに、何処かへと風のように去って行った。第2部では、暗黒戦争で名を上げたので雇い主には苦労しないはずだが、なぜかラーマンシーフの用心棒をしている。フィーナを助けるためにマルス軍に合流する。英雄戦争後も、再び何処かへと風のように去ってゆく。
- 戦う形状が佐野&わたなべ版とOVAでは「二刀流」という設定になっている[1]。剣の形状は箱田版では紅い刀身の巨大な剣、佐野&わたなべ版では年代物の細身の剣を使うとされている。どの作品においても共通して、剣の腕前はオグマと互角との描写がある。
- 佐野&わたなべ版ではカミュとの面識があるが、漫画がオリジナルゲームの「アカネイア・パレス」の所で完結した為、詳しい繋がりは不明である。
- 宝島社発行の『ALL OF EIRE EMBLEM ファイアーエムブレム~紋章の謎~のすべて』のキャラクター人気投票にて男性部門でトップ、総合では2位だった。
- 『星のカービィ』の生みの親である桜井政博のお気に入りのキャラクターでもある。詳しくはリンク先を参照。
- 声優は箱田版ドラマCDで原作者の希望により子安武人が演じたのが「はまり役」と好評であったため、ラジオドラマ版(佐野&わたなべ版が原作)とOVAでもそのまま子安が演じている。
- 声:梁田清之(電撃)/子安武人(箱田・ラジオ・OVA)
- ハイマン
- クラスは山賊。『暗黒竜』、『紋章』(第1部)に登場。
- レナを誘拐したサムシアンの首領の敵山賊。
- 声:中村秀利(箱田)/小野健一(ラジオ)/石井康嗣(OVA)
[編集] 火竜族
マムクート#火竜族も参照
- バヌトゥ
- クラスはマムクート。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- 竜へ変身できる火竜族の老人で、チキの傅役。
- マヌー
- クラスはマムクート。『暗黒竜』に登場。
- 大陸南部・ペラティ地方を支配する火竜族の末裔。グルニア軍の追撃を避けてペラティに進軍したアリティア軍が自身の所有するドラゴンキラーを狙っていると思い込み、攻撃を仕掛けて来る。『紋章』(第1部)には登場しない。
[編集] 神竜族
マムクート#神竜族も参照
- チキ
- クラスはマムクート。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- ガトー
- クラスは司祭。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
- 『暗黒竜』では、第25章(最終章)・ドルーア城内でユニットとして参戦するが、『紋章』ではマルスに魔法の力で冒頭に話しかけてくるのみであり、参戦はしない。
- チェイニー
- クラスはコマンド。『暗黒竜』、『紋章』に登場。
[編集] その他
- サムトー
- クラスは傭兵→勇者。『紋章』(第2部)に登場。
- ラング将軍に雇われたナバールと容姿が酷似した傭兵。元はノルダの奴隷剣闘士だったが、当時同じように奴隷剣士であったオグマによって助けられる。
- 暗黒戦争で名を上げたナバールと間違われる事が多かった為、面倒くさくなりそのままナバールのフリをして稼いでいたが、恩人であるオグマか、ナバールをよく知るシーダで話しかける事で正体を明かし、仲間になる。
- 英雄戦争後もいいかげんな傭兵としてナバールの名を騙っているが、ナバール死亡時のみエピローグが変化し、ナバールの名声を受け継ぐ為に剣の修行に励む事になる。
- 篠崎砂美著の小説版でもナバールとしてラングに雇われているが、サムトー自身はラングの事が嫌いだったようで最初からマルス軍に寝返るつもりでオグマに接触、味方になるため、いい加減な印象が薄い。
- フィーナ
- クラスは踊り子。『紋章』(第2部)に登場。
- 旅一座の踊り子。レイピアを扱うことができる。いやらしい団長から逃げるために、わざと一座からはぐれたときにナバールと出会う。[4]英雄戦争後、姿を消した。
- ダイス
- クラスは戦士。『アカネイア戦記』に登場。
- 陥落したアカネイアパレスで、娘のマリスと共に用心棒として雇われていたがリカードに買収されて、仲間に加わる。
- マリス
- クラスは傭兵。『アカネイア戦記』に登場。
- ダイスの娘。父と共にパレスで用心棒をしていた。男勝りで侵入者が現れたら剣の錆にしてやると意気込んでいたが、ダイスがリカードに買収されたため父に同調してリカード一行に加わる。
- バーム
- クラスは盗賊。『アカネイア戦記』に登場。
- リカード一行と同様、陥落したパレスから財宝を盗み出すべく単身、パレスに侵入した盗賊。
- ダール
- クラスは盗賊。『紋章』(第2部)に登場。
- ラーマンシーフの首領的存在。魔法剣サンダーソードを扱う。死に際の台詞「人殺しー」はある意味名言。
- ララベル
- 第1・2部とも登場する、道具屋のお姉さん。後のシリーズ作品『蒼炎の軌跡』及びその続編である『暁の女神』にも登場した。
- アンナ
- 第1・2部とも登場する、セーブ画面のお姉さん。『暗黒竜』では、ジェイクの恋人としてノルダの民家に登場。後の作品でも頻繁に登場する名物キャラとなる。
- 狂戦士
- 第2部に登場する名前不明のユニットであるが、マスターソードを持ち、戦闘グラフィックは緑色の勇者のものを使っている為、このキャラクターのモデルは『ゼルダの伝説』のリンクである。
[編集] その他
- ファミコン版限定であるが、以下の味方キャラクターと一部の敵キャラクターは諸事情により、同じ顔グラフィック(尚且つ色違いや左右反転など)になっている。
- ゴードン、トーマス、ザガロ、ウルフ
- サジ、マジ、バーツ
- ナバール、ミシェイル
- ミシェラン、トムス
- ラディ、シーザ
- マチス、ビラク
- パオラ、カチュア、エスト(『暗黒竜と光の剣』『外伝』の2作品)(目の部分は3姉妹で異なる)
- カミュ(『暗黒竜と光の剣』)、ジーク(『外伝』)
- 任天堂テレホンサービス
- 毎月5日と20日に配信していた電話を使ったソフト情報にて、オグマとナバールにバレンタインデーにチョコレートが贈られたと言う情報が流れた(現在は終了している)。
- 日本コロムビア株式会社 ゲームミュージック ファイアーエムブレム キャラクターテーマ集
- 『暗黒竜と光の剣』に収録されたゲームミュージックがキャラクターのイメージにあわせてアレンジされている。なおこのCDには、ファイアーエムブレムシリーズの作曲者、馬場由佳が参加している。
- 第一曲目「マルス」、第三曲目「ミネルバ」、第六曲目「シーダ」、第七曲目「メディウス」はリンク先を参照。
- 第二曲目「アベル」(味方フィールドマップ曲)、第四曲目「ハーディン」(敵が少なくなった時のマップ曲とマップ終了のストーリー曲のメドレー)、第五曲目「ジェイガン」(味方側の戦闘曲)、第八曲目カミュ(敵側の戦闘曲)。
- 宝島社 ALL OF EIRE EMBLEM ファイアーエムブレム~紋章の謎~のすべて
- 『HIPPON SUPER!』からの「FE作戦 紋章同盟」と言う出張投稿コーナにて、「シーダ」「ミネルバ」「マリア」「ペガサスナイト3姉妹」「ナバール」「オグマ」「カインとアベル」「マリク」「リンダ」「チキ」「ゴードンとライアン」「恋人たち」と言う単独投稿コーナーがあった。
- 株式会社ユージン SRファイアーエムブレム 紋章の謎
- パート1とパート2のカプセルフィギュアが発売した。「マルス&シーダ」、「ミネルバ」、「パオラ」、「カチュア」、「エスト」はリンク先を参照。
- パート1、「アベル&カイン」「ナバール&フィーナ」「マリク&ゴードン」他5体
- パート2、「ジェイガン&セシル」「ドーガvs.ジェネラル」「リンダvs.海賊A.B」「ミシェイル」「オグマvs.敵ペガサスナイト」他敵ペガサスナイト3体
- パート1とパート2のカプセルフィギュアが発売した。「マルス&シーダ」、「ミネルバ」、「パオラ」、「カチュア」、「エスト」はリンク先を参照。
-
- なお、このフィギュアの中にはセットで組み合わせる事が出来るフィギュアがある(「ナバール&フィーナ」と「ドーガvs.ジェネラル」他)。
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎 1994年2月20日発行 (株)小学館
- ファイアーエムブレム・ザ・コンプリート 1996年5月20日発行 NTT出版(株) ISBN 4871888223
- ALL OF EIRE EMBLEM ファイアーエムブレム~紋章の謎~のすべて 1994年3月28日発行 (株)宝島社 ISBN 4-7966-0793-5
- 佐野真砂輝&わたなべ京著 ファイアーエムブレム (株)角川書店
- ファイアーエムブレム 紋章の謎 (OVA)
- ファイアーエムブレム黎明編/紫嵐編 BMGビクター/アニメイトフィルム
- 電撃CD文庫 ベストゲームセレクション7 ファイアーエムブレム 旅立ちの章 (株)メディアワークス
- 篠崎砂美著 ファミ通文庫 ファイアーエムブレム 紋章の謎 (株)エンターブレイン
- ゲームミュージック ファイアーエムブレム キャラクターテーマ集 (株)日本コロムビア
[編集] 関連項目
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ゲーム | 暗黒竜と光の剣 - 外伝 - 紋章の謎 - 聖戦の系譜 - アカネイア戦記(BS) - トラキア776 - 封印の剣 - 烈火の剣 - 聖魔の光石 - 蒼炎の軌跡 - 暁の女神 - 新・暗黒竜と光の剣 |
登場人物 | (一覧)アカネイア大陸 - エレブ大陸 - テリウス大陸 (個別)マルス - シーダ - マケドニア白騎士団 - マムクート - アイク |
ゲーム(TCG) | トレーディングカードゲーム |
漫画・アニメ | (漫画)暗黒竜と光の剣 (箱田真紀) - 覇者の剣 (アニメ)紋章の謎 (OVA) |