ハイスクール!奇面組の登場人物一覧
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ハイスクール!奇面組の登場人物一覧(ハイスクールきめんぐみのとうじょうじんぶつ)は、漫画またはフジテレビ系列にて放映されていた『ハイスクール!奇面組』に登場する架空の人物の説明の一覧である。『3年奇面組』『帰ってきたハイスクール!奇面組』『フラッシュ!奇面組』の登場人物についても本項で扱う。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 奇面組と仲間
詳細は各キャラの項目参照。
- 一堂零(いちどう れい)
- 声 - 千葉繁
- 奇面組リーダー。主人公。
- 冷越豪(れいえつ ごう)
- 声 - 玄田哲章
- 奇面組メンバーでナンバー2。
- 出瀬潔(しゅっせ きよし)
- 声 - 二又一成
- 奇面組メンバー。
- 大間仁(だいま じん)
- 声 - 龍田直樹
- 奇面組メンバー。
- 物星大(ものほし だい)
- 声 - 塩沢兼人
- 奇面組メンバー。
- 河川唯(かわ ゆい)
- 声 - 高橋美紀
- 奇面組のクラスメイトにして本作品のヒロイン。
- 宇留千絵(うる ちえ)
- 声 - 松井菜桜子
- 奇面組のクラスメイトで唯の友人、そしてもう1人のヒロインである。
[編集] 一堂零の家族と親類
- 一堂琢石(いちどう たくせき)
- 声 - 屋良有作
- 「おもちゃの一堂」を経営する零の父親。妻の直利とは幼馴染だったような会話がある。元々はまともな人柄だったが、直利の父、清列に毒されて変態的な性格になってしまう。(後半は、まともなことを言う様になる)。零には冷たいが霧には甘い。モデルは加藤茶。
- 一堂霧(いちどう きり)
- 声 - 荘真由美
- 誕生日は3月21日。星座はおひつじ座。血液型はA型。 零の妹。零とは年が8歳近く離れている。琢石や零とは違ってまともだが時々奇想天外な行動もとることがある。学校でも優等生としてみられている。父と兄のことを恥に思い、同級生に知られないようにしていたがぶち壊しにされた。顔は琢石に似ているが、顎だけ直利に似ている。直利がいないため、家事を一手に引き受ける。初登場時は小学生だったが、途中で何の前触れもなく中学生になっていた。唯の弟・一平とはラブラブで、普段は一平と潔の妹の清(きよい)と3人で行動を共にする事が多い。
- 一堂直利(いちどう なおり)
- 零の母親。零が8歳の時、霧を出産した後に脳腫瘍で他界している。零は母の記憶はないというが、母のことを想う場面もある。零似の顔立ちではあるが、性格は至ってまともである。「3年」~「ハイスクール!」作中には遺影でしか登場しなかったが、「帰ってきた ハイスクール!奇面組」の1エピソードで生前の姿が初めて描かれる。
- 一堂ラッシー(いちどう -)
- 声 - 龍田直樹
- 一堂家の飼い犬。野良犬だったが一堂家の回りをうろついていたため飼われることになる。雑種だが誇り高く、「ラッシー」の名前も自分で気に入って選んだもの。ただし、元ネタとは違いオス犬。後に近所の野良犬たちを率いて「犬組」を結成。メンバーは、いずれも漫画や小説などで有名な犬の名前にちなんでいる(ヨーゼフ・リンチンチン・パトラッシュ・ハチ公)。宇留家の飼い犬であるビューティー(声:山本百合子)に恋している(アニメでは原作より更に踏み込んだ話が複数ある。また、1話だけラッシーの元に転がり込んだ迷子の子犬が「キョンシー」と名づけられるエピソードもある)。当作品ではバカ犬扱いされているが、人語を解しジェスチャーでコミュニケーションが取れたり(ただし相手には正しく取られないことが多いが)、直立歩行できるなど、実は普通の世界ならば天才犬である。
- 善院清列(ぜんいん せいれつ)
- 声 - 青野武
- 直利の父(一堂零と霧の祖父)。田舎に住んでいて(初登場時は作者の出身地と同じ新潟県となっていたが、後に山有県川有市谷有村在住とされた)、たまに一堂家に来る。アニメ版は比較的まともな性格として描かれているが、原作ではプロレス好きで、零にハルク・ホーガンばりのアックスボンバーを炸裂させたり、かなりの辛党でかき氷に醤油をかけて食べたり、来ているアロハシャツは本人の心情が文字となって浮かび上がるなど、零や琢石以上の奇人ぶりを見せている。妻も存命中である(名前は不明。声:鈴木れい子)。
[編集] 河川唯の家族
- 河川板造(かわ いたぞう)
- 声 - 戸谷公次
- 唯の父親。画家だが、売れていない。作者曰く、普段は絵画教室の講師として生計を立てているのではないか、と言われている。
- 河川理矢(かわ りや)
- 唯の母親。アニメには登場せず。病によりほとんど寝たきりになっている。唯が高校入学した頃は一時的に回復していたが、唯の口から語られるのみで、元気な姿での出番はなかった。唯が高校3年になってからはまた寝たきりである。温和な性格だが妙に熱血なところがあり、病人とは思えない熱弁を奮って唯を諭すことも。
- 河川一平(かわ いっぺい)
- 声 - 三田ゆう子
- 唯の弟。一堂霧の同級生。野球部に所属している。霧の彼氏と作中で明確にされてはいないが、交換日記をしていた仲ではある。稀に唯に対して失礼な事を言って攻撃を食らう事も。
- 河川惟子(かわ いこ)
- 声 - 佐々木るん
- 唯のいとこ。新人アイドル歌手で、ドラマ撮影のため一応高校を訪れたことがある。
[編集] 冷越豪の家族
- 冷越風太郎(れいえつ ぷうたろう)
- アニメ未登場。息子を弟夫婦に預けて失踪していた豪の父。ギャンブル狂で、つねに何かを賭け事にしてしまう。どこか茶目っ気があって憎めない一面がある。下の名前は「帰って来た~」が初出。
- 冷越豪悟(れいえつ ごうご)
- 「酒の冷越」の店主で、豪の叔父。豪を引き取り、実の子の様に育てている。真面目で人が良くて腰が低い。本編ではその存在が語られるのみであったが、「帰って来た~」で初登場。
- 冷越虎江(れいえつ とらえ)
- 豪悟の妻で、豪にとっては叔母にあたる。夫同様、「帰って来た~」で初登場。
[編集] 出瀬潔の家族
- 出瀬千田郎(しゅっせ せんだろう)
- 声 - はせさん治
- 銭湯「がんばりまっし湯」の主。息子である潔同様の性格をしているが、仕事においてはとても真面目。
- 出瀬質代(しゅっせ しちよ)
- 潔、清の母。肝っ玉母さん風。夫とはお見合い結婚。
- 出瀬清(しゅっせ きよい)
- 声 - 鈴木富子
- 潔の妹。唯の弟の一平、零の妹の霧とは同級生で仲が良い。スクール水着を潔に盗まれたりする。
[編集] 中学時代の「組」
一応中の各「組」メンバーは、取組・骨組・多組・婦組以外はいずれも高校受験で一先高合格→合併により一応高のコース。婦組はどちらのコースか不明(おそらく応生ルート)。
[編集] 色男組(いろおとこぐみ/3組)
- 切出翔(きれいで しょう)
- 声 - 難波圭一
- 色男組リーダー。美男揃いのメンバーともども校内の女子生徒たちにモテている。性格は軽く、女子とのつきあいも八方美人だが憎まれない。唯に目をつけているが、「自信過剰でしつこい人は嫌い」と冷たい態度を取られ続けている(唯と色男組の親衛隊が口論になった事もある)。「女の子にもてること」以外は全くダメで頭もあまりよくなく、「3年」では試験中にカンニングをして落第する。基本的にスポーツもダメだが、メンバー揃ってスケートだけは得意(猛特訓の末)。何故なら、冬はそのほうが女にもてるから(しかし、何故かスキーは全くダメ)。1浪。実家は美容室。
- かっては自分の女顔にコンプレックスを持っていたが、それを長所にしようと開き直った結果、今のような性格になった。
- 校内異種格闘技戦では親衛隊を味方につけて芸能界博士と対戦するが、それが敗因となる。
- 高校卒業後の進路は芸能界に入ったが、仕事を選べないB級タレントになってしまった。
- 節戸決(せっと きめる)
- 声 - 喜多川拓郎
- ヘアースタイルはリーゼント。唯よりも千絵のほうが好みである。メンバー中では軽薄な反面男らしい面もある。
- 姿飾(すがた かざる)
- ヘアースタイルはアフロ。翔と同じく唯が好み。理由は「つおいから」。翔に対しツッコミをするのも彼の役割であることが多いが、メンバー中で物事を軽く見る度合いは翔と同じ。
- 矛利高志(ほこり たかし)
- 声 - 中原茂
- ヘアースタイルは色男組唯一の短髪。愛称は「タッチ」。彼も唯より千絵のほうが好み。腕組の今條豊と似ていることを読者に指摘されたことがあるが、その際に作者は「彼のほうが顔が派手」とコメントしている。「フラッシュ!」ではわずかに髪型が変更されている。5人の中では「夜這いにきました~」「○○○見せて」等露骨な発言が多くかなり間抜け。
- 頼金鳥雄(たのきん とりお)
- 声 - 金丸淳一
- 実は、ヘタースタイルは零と同じ。顔立ちは唯と同じである(顔立ちについては作者自身が認めている)。愛称は「トリ坊」。メンバーの中ではまだ軽薄さが少ない方である。「3年」当時の読者投票では、リーダーの切出翔を上回る票を得た。しかし、『ハイスクール!』では色男組の出番が減り、その他大勢の扱いとなったため、投票では圏外に落ちている。
[編集] 腕組(うでぐみ/9組)
- 雲童塊(うんどう かい)
- 声 - 堀内賢雄
- 腕組のリーダー。運動神経がいいのだけがとりえだが、特定の運動部に所属せず、いつも掛け持ちしている。腕組は色男組に次いでモテている。だが、やはり「運動以外は全くダメ」で頭はあまりよくなく、授業中に教室の隅っこでトレーニングをしている。自宅もトレーニング仕様であちこちに仕掛けがある。中学時代はしばしば奇面組と対決した。大抵変態パワーの前に敗れるが、バスケットボール大会では主人公に勝ったことのある『週刊少年ジャンプ』連載では珍しい人物(但しアニメでのバスケットボール大会~高校時代~では、放送当時新ルールとされたスリーポイントシュートで逆転され、敗北している)。なお、この時に頭を強打した後遺症で時々錯乱状態に陥る事があり、その影響で腕組メンバーは高校受験を1度失敗している。父は丈(じょう)。双子の姉に命(めい)(後述)がいる。
- 校内異種格闘技戦ではアクロバット代表として出場。二階胴面一を持ち前の運動神経で倒すが、世界市強にお株を奪われる形で敗れる。
- 一浪。高校卒業後の進路はプロ野球のプロテストを受験。彼以外は体育大に進学した。
- 亜切須健(あきれす けん)
- 声 - 伊沢弘
- 読者から色男組の節戸決と似ていると指摘されたことがあるが、彼のほうが地味な顔をしている。姉は陸上部で走り高跳びをしている亜切須美衣奈(あきれす みいな)。
- 印田灰進(いんたはい すすむ)
- 声 - 大塚芳忠
- 浅黒い肌と細い目が特徴。メンバーの中では自己顕示欲は薄い方。
- 今條豊(こんじょう ゆたか)
- 声 - 塩屋浩三
- 読者から色男組の矛利高志と似ていると指摘されたことがあるが、彼のほうが地味な顔をしており、髪型も丸坊主という色気のないもの。教室での隠れトレーニングのときには家が貧乏なので道具を使わない腕立て伏せをしていたとコメントしている。
- 筋力(すじ ちから)
- 声 - 堀川亮
- その名の通り、腕組の中でも最も筋力がある。並みのキャッチャーなら吹き飛ばしてしまう塊の投球を受け止めることができるのは彼だけ。
[編集] 番組(ばんぐみ/4組)
- 似蛭田妖(にひるだ よう)
- 声 - 大塚芳忠
- 番組のリーダー。クールな性格で権力を振り回す連中を何よりも嫌う。当初は一応高校の番長格になることを拒否していたが、後に正式に受け継いだもよう。制服は無視、遅刻早退の常連など校則違反はしょっちゅうだが、卑怯・姑息な事が嫌いで、学校でタバコを吸う生徒に注意するなど男らしくまともな面も持つ(だが、校内バスケットボール大会では反則技を連発していた)。いつも前髪に目が隠れているが、マジンガーZのようなするどい目をしている。(アニメでは徹底して目を隠しているが、70話で御女組に目の推察をされる。)彼だけは学生服を着ていない。後半には出番が激減したにもかかわらず人気投票で上位を維持し、そのことに対して自分で首をかしげるコメントがある。
- 校内異種格闘技戦ではケンカ代表として出場し、暴走族代表(本名不明)を倒すが、世界市強に『鉄柱直撃脳天砕き』を繰り出すも下敷きになり敗れる。
- 2浪。高校卒業後の進路はプロボクサーを目指しボクシングジムに通っている。
- 田打肥(たぶち こえる)
- 声 - 塩屋浩三
- 番組随一の巨漢。彼の「田打」という苗字だけは投稿作品時から決まっていた。高校卒業後、角界に入った。
- 中須藤臣也(なかすどう おみや)
- 声 - 戸谷公次
- 番組の初期サブリーダーで、初期の妖不在時には他のメンバーをまとめている。上半身裸の上からガクランを羽織っている姿が特徴。彼の名前は作者自身が「ナイスネーミング」と語っている。
- 米利堅作(めり けんさく)
- 声 - 堀川亮
- 番組の後期サブリーダーで、後期の妖不在時には彼がメンバーのまとめ役になった。リーゼントヘアが特徴。小柄な割りにケンカの強さに自信があり、初期は目立たなかったが、後半は頭の切れる面も見せた。ボクシング部の芦田野路男に倒されたことがある。
- 城亥乱人(じょうがい らんと)
- 声 - 佐藤正治
- サングラスが特徴で恐そうな外見と逆に、メンバーの中で一番間抜けな性格をしている。
[編集] 骨組(ほねぐみ/1組)
メンバーは全員がメガネを着用している。
- 骨岸無造(ほねきし むぞう)
- 声 - 亀山助清
- 骨組のリーダー。40センチもある長い顔と変わった形の上唇が特徴的。「恐怖のお勉強集団」の通り、勉強以外には関心を持たない。実技科目中は勝手に主要5教科を勉強している。唯に一目惚れするが、最後まで相手にされなかった。「3年」で卒業し、尾利高に進学。そのまま出てこなくなったが、作者は無造の顔が気に入っていたようで、後に弟の無駄郎(むだろう)(声:亀山助清)が一応高に入学して奇面組に弟子入り志願するエピソードが登場したり、過去の色紙に無造の顔を描いている。
- モデルは新沢の知人の予備校生。その人物がさだまさしファンだったためか、「海は死にますか?」と発言したこともある。
- 荒方受(あらかた うかる)
- 胸板段(むないた だん)
- 声 - 西村智博
- 早稲田慶応(わせだ けいお)
- 声 - 金丸淳一
- 来津輝(くるつ てる)
- 声 - 西村智博
- アニメ版での名前は河津輝(かわつ てる)
- 一見他のメンバー同様に勉強しているように見えて、実は彼は踊っているだけである。相手構わずキスをしたがる。人気投票では無造を上回る票を得た。骨組メンバー中唯一高校受験不合格かと思われたが、意外にも合格しているので、1番頭が良いのかもという声もある。
[編集] 御女組(おめぐみ/7組)
- 天野邪子(あまの じゃこ)
- 声 - 井上瑤
- 御女組のリーダー。名前の通り天の邪鬼な性格のスケ番(その性格を逆手に取られて乗り気にさせられる事もある)。珍しいディスコミュージックが好き。小学校入学前から、常にタバコを吸っている。メンバー揃って早退常習犯。テストで白紙答案を出した事もあるが、伊狩先生の熱意(?)に負ける形でその後は優秀な成績を叩き出す(その影響か、高校卒業後は渡米留学している)。純情な面もあり、ファンの間では似蛭田妖と結びつけることが多いが、少なくとも表立った恋愛関係はなく、まともに絡むのは中学時だけである。逆に一堂零には、猫を預かってもらったり、彼氏のフリをしてもらったりと、何かと縁がある(しかし、特別な感情はないようである)。事代先生に恋心を抱いたこともある。人気の高い人物の一人。1浪。実は家は裕福で身内には優等生っぽく振舞ったりしたり(この設定は「帰って来た - 」で初出)、一時期不良をやめて他のメンバーを更正させようとする描写がされている。
- 左真紀(ひだり まき)
- 声 - 江森浩子
- 御女組のサブリーダー。いつも笑っている口が特徴。顔は作者の似顔絵がモデル。弟がいるが作中には登場していない。
- 三段腹幾重(さんだんばら いくえ)
- 声 - 上村典子
- 御女組随一の巨漢(?)。オカメのような顔をしていて無表情。風が吹くとカミソリイヤリングが耳周辺を傷だらけにしてしまう。なお名前は「3年 - 」では三段原と書かれていた。
- 本場出須子(ほんば ですこ)
- 声 - 松井摩味
- 邪子が好きなディスコミュージックのレコードは彼女の所有物。「ドラえもん音頭 ディスコ版」など、怪しいレコードばかりを持ってくる。
- 大場加代(おおば かよ)
- 声 - 横尾まり
- 邪子と同じく黒髪のロングヘアーが特徴。ドラマ・「ウォーターボーイズ2」にも同じ名前の登場人物がいる。
[編集] 取組(とりくみ/5組)組
会長と副会長は漫画『ズウ・青春動物園』の主人公のパロディである。応生高→一応高に進学するが、高校編およびアニメには登場せず。唯一の男女混合組。
- 立前正義(たてまえ せいぎ)
- 取組リーダー兼一応中生徒会長。
- 全校生徒の為に日夜努力を惜しまないと「建前」を装っているが、本当は内申書がよくなるという理由で生徒会長を勤めている。奇面組等、各名物組を馬鹿にしている。幼馴染みの白毛鳥とは恋仲で、彼女のことを「ヒッコ」と呼んでいる。
- 白毛鳥洋子(しらけどり ひろこ)
- 生徒会副会長。立前とは幼馴染で恋仲。「ちちにいちゃん」と呼ぶ。得意技は「秘技・貧血」。都合が悪くなると発動する。
- 曽田予科郎(そだ よかろう)
- 書紀。立前正義の過去を知っている。
- 気品薫(きしな かおる)
- 会計。メンバーの中では一番常識人。正義と洋子のいちゃつきに突っ込みを入れていたり、零の奇行にカオス状態になった他のメンバーを尻目に終始冷静だった。
- 文武両道(ぶんぶ ふたみち)
- どこか奇行癖のある男。口をあんぐり開けていたりする事が多い。
[編集] ルッ組(るっくみー/6組)
- 沢木捲郎(さわき まくろう)
- 声 - 二又一成
- ルッ組のリーダー。ボーカル兼リードギター担当。メンバー全員、和風にアレンジした衣装を着ている。中学生でありながら、バンドの演奏は本格的。一先高→一応高に進学するが、高校編では全く登場しない(アニメ版では捲郎だけチョイ役扱いで登場)。
- 技田理守人(ぎた りすと)
- ベース担当。冷静沈着な性格で、恐らくはサブリーダー。
- 林建(はやし たてる)
- ハーモニカ担当。楽器が出来ないのになぜメンバーなのか、他のメンバーも分からないという。
- 指崎清夫(ゆびさき きよお)
- キーボード担当
- 利図夢刻(りずむ きざむ)
- ドラム担当
[編集] 多組(たくみ/10組
- 高望見千(たかのぞみ せん)
- 多組のリーダー。アニメでは未登場。人と同じように振る舞い、巧みに世渡りをしようとする。奇面組と正反対で、取組以外を問題集団と見て嫌う。中学で奇面組とクラスメイトだが全く目立たなかった。高校受験で一先高に合格したが、奇面組・色男組・腕組・番組・御女組とこれ以上一緒にいたくないと合格を辞退、滑り止めに受けていた高校に進んだ。代わりに奇面組が補欠合格した(『フラッシュ!』では設定変更により登場しない)。
- 他のメンバー
- 大志田古都中郎(たいしたこと なかろう)、武南普通男(ぶなん ふつお)、人山市沿(ひとやまいち えん)、織増田懐(おりました かい)
[編集] 婦組(ふくみ/2組)
[編集] 初期メンバー
- 子役締ひろ(こやくしまる ひろ)
- 声 - 安藤ありさ
- 婦組のリーダー。彼女自身は薬師丸ひろ子のパロディであるなど、メンバーは実在の芸能人のもじり。美貌を武器に男子をからかって遊ぶのが好きだが、奇面組には歯が立たなかった。初登場は中学卒業の直後。高校では後述の5人が半ば強引に加わる形で10人となり、メンバー揃ってバレーボール部に入部するが、戦力外扱いで試合に出たことはなかった(アニメ版ではそのエピソードのみの登場)。
- 吉和原かしえ(よしわばら かしえ)
- 当初からのメンバー。柏原芳恵似。再登場までの間にモデルとなった柏原よしえが柏原芳恵に改名したことから、再登場時に「樫恵」に改名した。柏原本人がこの事を知って感激し、新沢にお礼の品を送ったと言うエピソードがある。
- 松茂問代(まつも といよ)
- 声 - 佐藤智恵
- 松本伊代似。
- その他
- 河合奈保子似の小河井菜緒(こかわい なお)、伊藤つかさ似の斉藤つか(さいとう つか)
[編集] 高校時代から加入のメンバー
- 雪中路まみ(ゆきなかじ まみ)
- 中島みゆき似。
- ひろから「一定角度以外自信無し女」と呼ばれる。作者が資料用の写真の入手に苦労していた模様。
- 後にモデルとなった中島みゆき本人がこの事を知って感激し、ラジオで楽しそうに話していたというエピソードがある。売れっ子アイドルの一員として描かれていたことに大変ご満悦だった模様。
- その他
- 原田知世似の知田原代(ともだ はらよ)、中森明菜似の菜中森明(ななかもり あき)、堀ちえみ似の堀地えみ(ほりち えみ)、小泉今日子似の小今日泉子(こきょう いずみこ)
[編集] その他の中学時代の人物
- ひまわり・ちゅーりっぷ兄弟
- 声 - 佐藤正治・戸谷公次
- 兄がひまわり、弟がちゅーりっぷ。人間離れした風貌と巨体を持つ。「ほか」「んだ」と独特のイントネーションでしゃべり、傍若無人なヤクザだがどこか憎めないマスコット的存在。『3年』~『ハイスクール!』を通じて時折登場する。「3年~」では似蛭田妖を一蹴したが、「ハイスクール~」では逆に倒される(アニメ版では新入女学生コンビに豪もろとも制裁され、「フラッシュ!」では御女組にも倒されている)。
- 普段は道路工事や屋台の店主などで生計を立てているらしい。愛車はランボルギーニ(『フラッシュ!』で描かれている)。
- この二人が主人公の読み切り作品においては、プロレスの試合観戦中のアクシデントに巻き込まれた事に激怒して、試合に乱入し本職のレスラーをなぎ倒したこともある。
- 樫桐安香(かしきり やすか)
- 声 - 深見梨加
- 中学(アニメ版では高校)の修学旅行で「一方交通」のバスガイドとして奈良市内を案内。零と同い年(と作品にはあるが、恐らく1つ年下が正しい)。バスガイドなのにバス酔いしてしまい、零に介抱されながら吐いた。一所懸命のガイドで生徒と打ち解け、別れる際には涙ぐんでいた。
- 脇見荒則(わきみ あらのり)
- 「一方交通」バス運転手。運転中に自己紹介しようとしたり、運転席から離れてカラオケに加わろうとしてあわや交通事故を起こしかけた。
- 議題進(ぎだい すすむ)・成雪(なり ゆき)
- 一応中生徒会の議長と副議長。二人とも名前の通り『宇宙戦艦ヤマト』のファンで、主題歌をBGMにしないと生徒会室に入場できない。生徒会長の立前正義には軽視されている。また、二人とも取組のメンバーではない。議事進行は成り行き任せで無責任。
- 真実一郎(しんじつ いちろう)
- 声 - 島田敏
- 奇面組のクラスメイト。中学3年の時に、唯に交際を申し込むためだけに一応中学(アニメでは一応高校)に転校してきた。千絵曰く「まともそうでまともじゃない」性格。唯にしつこくアプローチを続けるが叶わず、後に物月珠美と付き合うようになる。それが契機となったか、一時期は奇面組メンバーを凌駕するほどの立場であったが出番が激減した。転校の事情により下宿生で、新聞配達のアルバイトをしている。住んでいるアパートは「よしか荘」。なお、アニメでは25話「唯ちゃん恋しや転校生」で一応高校に転校する話になっているが、24話「図書館はてんやわんや」ですでにクラスメートとして出演してしまっている(これは本放送当時の諸事情で話の順番が入れ替わってしまった影響とされる)。
- 「フラッシュ!」では初登場時にいきなり他の女子生徒から「ストーカー」呼ばわりまでされている。なお「フラッシュ!」ではフリークライミング同好会所属。
- 平山雪男(ひらやま ゆきお)
- 声 - 内海賢二
- 3年時のスキー合宿の話(アニメでは高校の時)で登場。伊狩先生の伯父。「あっちこっちロッジ」経営者。伊狩先生に頼まれ、一応中3年生有志のスキー合宿に、格安で宿を提供。ただし設備はさほどよくない。雪男のような巨体の持ち主だが、さばけた人柄で悪戯心も持つ。長女に雪(ゆき)、長男にタケ、次女にミチがいる。長女はまだ若いが白髪(老けているわけではない)で、雪女のイメージそのもの。
- 一日一善(ひとひ かずよし)
- 声 - 三ツ矢雄二
- 零・鈍の小学生時代の幼なじみで1年年上。大学生。牛乳配達のアルバイトをしている。モデルは当時アシスタントをしていた佐藤正。当初は名無しのちょい役で、『ハイスクール!』で初めて姓名つきで登場。小学生時代、一目惚れした美少女(実は中学時代の若人先生)を「乙女さん」と呼び、何とか接近しようとした。しかし、零や鈍の協力ではうまく行くはずもなかった。アニメ版のオリジナルパートでは奇面組たちの協力で教師となった若人先生と再会を果たすも、その光景を事代先生に目撃されてしまう。
- なお、短編集「古代さん家の恐竜くん」に彼が主人公の読みきり作品「教師のらいせんす」が収録されているが(こちらの方が「奇面組」本編より先に登場している)、ここでの彼の母校は「芽支学園高校(めしがくえんこうこう)」となっており、ひょんな事から一日だけ教師を務める事になる。
- 新沢基栄(しんざわ もとえい)
- 作者自身だが、特に連載初期は作品中にしばしば姿を見せる。登場人物としてストーリーにかかわることはほとんど無いが、最後の連載延長時は、作中では零の打球によるタイムマシンの故障で、延長を余儀なくされるということになっていた。派生として女子生徒の姿をした(当時は長髪だったので)「作者子(さくしゃこ)ちゃん」がいる。
- アニメでは一度だけ単に「作者」と名乗る全く別人のキャラが一堂零が水泳大会で「水上ワープ」を使った時の解説役として登場した事がある(声:大塚芳忠)。
- 「新鱈 墓栄」という登場人物でストーリーに登場したことがある。
[編集] 高校時代のクラスメイト
- 二階胴面一(にかいどう めんいち)
- 声 - 竹村拓
- 高校で初登場。奇面組のクラスメイト。剣道部所属。二回胴を討ち、面を一本討つ技を得意とする。一年にして副主将を務める。初恋の相手に「笑い顔が情けない」と指摘され、人前で顔を崩さないと誓っている(アニメでは物月珠美に知られ、校内にバラされてしまう)。後に織田魔利と付き合うようになる。同じくクラスメイトの真実一郎に対しては入学当初からツッコミ役(時には叩きのめす事も)に回る事が多かった。
- 校内異種格闘技戦にも剣道部代表として出場するが、雲童塊に敗れる。
- 物月珠美(ものづき しゅみ)
- 声 - 大城まつみ
- 高校で初登場。奇面組のクラスメイト。変わった物に興味を持つ。奇面組に興味を持ち、初めは一緒に野球部に見学に行くなど、色々と奇面組に関わっていた。しかし、中盤からは影が薄くなる。作者によると、唯の恋敵に仕立てる計画だったが唯が鈍すぎて失敗に終わったという。同じく目的を見失った真実一郎とつきあっている様子。中学時代ソフトボール部の4番だった。『フラッシュ!』では弓道部所属。
- 織田魔利(おだ まり)
- 声 - 雨宮一美
- 高校で初登場。奇面組のクラスメイト。高飛車だが嫌味な性格と言うほどではない。「歩くブランド志向」とも言われるほど、色々と高価な物を身につけている。しかし、家はむしろ貧しい方で、ブランド品は自分でアルバイトして買ったもの。口癖はもちろん「おだまりっ!」。アパートは「大宇荘(おおうそう)」。原作では二階堂と良い雰囲気になる。同音異字で「おだ・まり」と読む他作品のキャラクターや実在の人名もいくつか存在する。
- 芸能界博士(げいのうかい ひろし)
- 高校で初登場。アニメには登場せず。奇面組のクラスメイト。最新の芸能界情報を集めることに命を賭けており、芸能人の生写真をクラスメイトにプレゼントしている。反面、クラスメイトを顔の似た芸能人の名前で呼んでしまうなど、芸能以外には無頓着。
- 校内異種格闘技戦で芸能通代表として出場。芸能人の生写真攻撃により切出翔を破り、芸能界にろくに興味の無いはずの零までをも追い詰めるが、奇面フラッシュにより破れる。
- 千飼統作(せんがい とうさく)
- 高校で初登場。アニメには登場せず。奇面組のクラスメイト。漫画家志望で雑誌に投稿するがいつも選外。技術力はあるが、独自のキャラクターを生み出せず、既存の模写から抜け出せていない。のちに学生ながら模写能力を買われ、新鱈墓栄のアシスタントとなる。
[編集] 高校時代の「組」
[編集] 肥組(こえくみ)
- 善院秀吾(ぜんいん しゅうご)
- 声 - 広中雅志
- リーダー。清列の孫で、零のいとこ。顔立ちは零に似ている(大きな相違点は丸坊主である事と、顎が丸い事)。性格は比較的まともであるが、原作では自分の住む村の過疎ぶりを逆手に取って零たちをからかったりもする。なお、組名は奇面組が勝手に命名したもの。
- 他のメンバー
- 豊作(ほうさく)、稲作(いなさく)、畑作(はたさく)、二毛作(田吾作)(にもうさく(たごさく))
[編集] 憎組(にくみ)
- 怒裸権榎道(どらごん えのみち)
- 原作版リーダー(アニメ未登場)。
- 高校で初登場。ブルース・リーに似た空手家。父はライバルだった豊年満作に敗れ、代理として復讐戦の挑戦状を叩き付ける。空手部顧問の豊年は、体験入部の奇面組らとともに対抗した。冗談の通じない男。武器はヌンチャク、必殺技は「五十歩百歩神拳」(「闘将!!拉麺男」の「百歩神拳」のパロディ)。和解後は空手部に入部。
- 校内異種格闘技戦ではボディービル同好会代表を難なく破り、プロレス同好会代表の長洲力(後述)を劣勢の状態から「跳弾五十歩百歩真拳」で逆転勝ちを収める。準決勝で妖や塊を難なく破った世界市強(後述)を相手に敗れるも、捨て身の攻撃で彼の弱点を暴くことに成功し、決勝での零の勝利に貢献した。
- 若気市猿(じゃきいち えん)
- 声 - 古川登志夫
- アニメ版リーダー。原作ではメンバー。
- ジャッキー・チェン似。酔拳及び笑拳を得意技とする。酔拳の為に酒を持ち込んだ事があだとなり、豪の「泥酔無感情拳」に敗れる。アニメ版では憎組自体が3人構成となり、目的も石砂先生に頼まれ奇面組の相手をすることに変わっている。
- 少林司(しょう りんじ)※アニメでは中林司(ちゅう りんじ)
- 声 - 堀秀行
- ジェット・リー(当時はリー・リンチェイ)似の華麗なる武闘士。その名の通り、少林寺拳法の使い手。虫が弱点で、虫に変化した奇面組の「虫固め」(原作では「五獣の拳」に対抗して「五虫拳」)により敗れる。
- 龍野忍志也(りゅうの にんじや)
- 声 - 速水奨
- 真田広之似の燃えるアクションファイター。その名の通りに忍術戦法を得意とする。原作では北殿軒戻樹を戦闘不能(実際には倒された事を口実にしての敵前逃亡)へと追い込む。分身の術で奇面組を苦しめるが、「単細胞」である奇面組側の「細胞分裂の術」により敗れる。
- 爺面七重吾(じいめん ななじゅうご)
- アニメ未登場。名前は「Gメン'75」から。倉田保昭似の武器の使い手で、同じ武器同士(トンファー、三節棍、サイ、棒、表札(これを持ち出した零を「使えるかこんなもん」と一蹴した描写は秀逸なギャグとして今でも当時の読者の間で語り草となっている))の対戦で奇面組を圧倒するも(仁・潔は破った)、零・豪・大による「人間三節棍」により敗れる。
[編集] 仕組(しくみ)
- 冠無了(かんむ りょう)
- 声 - 大竹宏
- リーダー。高校で初登場。一応高応援団(アニメでは風紀委員団)。「仕組み」(秩序)を守ることに熱心で、学校での服装・所持品検査を率先して行い、守れない者には自慢の大声で活を入れる。しかし、自分たちの振る舞いに対しては甘く、奇面組の持ち物を見て、自分たちが欲しくなり没収してしまった(アニメ版では他の生徒たちに袋叩きにされるオチが付いた)。ちなみにメンバーはウルトラ怪獣のような風貌をしている。
- 校内異種格闘技戦では得意の「おす!」で戦うが、吹奏楽部代表、吐乱併人との大音響合戦にてダブルノックアウトとなる。
- 他のメンバー
- 男羽度京(おとこは どきょう)声 - 岡和男、和賀良友(わが よきとも)、土昆丈(どこん じょう)、階段二(かい だんじ)声 - 堀之紀
[編集] 悪田組(わるだくみ)
- 富国狂兵(ふこく きょうへい)
- リーダー・高校で初登場。ただしメンバーにはリーダーではなく「将軍」と呼ばせている。自分への批判を行った者に対しては「体罰」を加える(逆に天然ボケをしでかした事で他のメンバーから「体罰」を加えられる事もあったが)。10年前、応生高(→一応高)の番長だった事代作吾に敗れ、その後金野成樹(かねの なるき)の出資で学校の地下に秘密基地を作り、そこに籠もって弱そうな番長の出現を待ち続けた。似蛭田妖が骨折したのを好機と戦いを挑むが、あっさり一蹴された。メンバーは白い学ランを着ており右翼イメージがあるが、政治色はない。
- 石木猛郎(いしき もうろう)
- 丸刈りに鉢巻、眼鏡をかけた男。偵察兼食料調達が役割。
- 金野成樹(かねの なるき)
- メンバーでは一番常識人。秘密基地から生活費まで工面している出資者。ある意味一番変人かもしれない。
- 鉄乃心臓(てつの しんぞう)
- 顔立ちが『燃えるお兄さん』の火堂害に似ている力自慢。よく富国に暴言を吐いてはお仕置きされる。
- 宇土野大北(うどの たいぼく)
- 額に仏滅と書かれたスキンヘッドの男。メンバーでは一番知的。
[編集] クラブ活動関係者
雲童命や『フラッシュ!』で初登場の大河渦など例外はあるが、一応高校の運動部はどれも弱小で、部長(キャプテン)の能力も最低レベルであることが多い。そのため、体験入部した奇面組が予想外に頼りにされることもしばしばである。ただし、『フラッシュ!』ではこの限りではない。また、奇面組は主に運動部に体験入部したため、文化部はあまり登場しない。
[編集] 野球部
- 寒然寺藍(かんぜんじ あい)
- 声 - 大塚芳忠
- キャプテン。高校で初登場(アニメでは中学)。部員が9人揃わず、廃部の危機となったため人一倍熱心に新入生勧誘を行う。部員の進言で、体験入部した奇面組や唯・千絵・珠美と、掛け持ち入部した腕組で試合させ、学校の注目を得ようとする。自称鉄砲肩だが、実力は無い。部員は実在のプロ野球選手のもじりだがさらに無能で、内野フライすら捕球できない。
- 部員(試合では腕組チームに付いた)
- 広岡達郎がモチーフの「疲労家達郎」(ひろうか たつろう)、王貞治がモチーフの「玉貞治」(たま さだはる)、長嶋茂雄がモチーフの「長面茂雄」(ながつら しげお)、香川伸行がモチーフの「香州伸行」(かす のぶゆき)
[編集] 演劇部
本作には2度登場しているが、それぞれ事実上全く別物となっている。
- 大河怒裸馬(たいが どらま)
- 声 - 田中秀幸
- 部長。高校1年時に初登場。副部長の芝池美代(しばいけ みよ)ともども、演技力はあるが、大時代的でシリアスに過ぎるため、ラブコメ劇には不向きと出演させてもらえなかった。模範演技を見せようとするが、やる気が空回り。額に三日月型の傷がある(名前とともに「愛と誠」のパロディ)。
- 芝池美代(しばいけ みよ)
- 副部長。大河の相手役。アニメでは、ヒロインが唯に固定されていたために出番がなかった。
- 草石成夫 (くさいし なりお)
- 声 - 井上和彦
- 部長(大河の後任?)。高校2年時に初登場。自信過剰だが、その脚本力は稚拙。「新入生歓迎会」の舞台の演出家となるが、奇面組たちの無軌道ぶりに誘われるように自身も暴走行為に走った為にセットが崩壊し、その為に演出家の地位を追われた。そのリベンジの為に独自企画の舞台を行おうとするが、またも奇面組たちの暴走により舞台は収拾が付かない状況になり、その結果、演劇部をも追放されてしまった。
- この三人は卒業式の際に初めて揃って登場。草石脚本、大河&芝池の寸劇で奇面組に自分達の卒業記念サインをもらって欲しいと暗にアピールしたが、期待するだけ無駄だった…。
[編集] 剣道部
- 精神統一(せいしん とういち)
- 主将。高校で初登場。入部早々の二階胴面一を、自分より強いと副主将にしたことから、あまり強くないようだ。実際、初登場時には二階堂に叩きのめされている(彼の名にちなんで2回胴、面1本)。また、剣道部員に似合わず率直な発言が苦手。実は最初は名前が無く、卒業式のエピソードで急遽命名された。
[編集] 女子バレー部
- 雲童命(うんどう めい)
- 声 - 山田栄子
- キャプテン。高校で初登場。雲童塊の双子の姉だが、塊と違って中学から浪人せずに高校に入学したために1学年上。愚名院南(おろないんなん)高校の札仁巣牌子(さつじん すぱいこ)をライバル視しているが、部の実力は格段に劣る。熱血で自分に酔いやすい性格。仁の差し入れ(古くなったケーキ)で部員が食中毒に倒れたため、奇面組を女装させ助っ人に使った。高校卒業後は音成久子にキャプテンの座を譲り、実業団「勝木武蔵(かちきむさし)」所属選手となっている。作者も使いやすかったのか、塊の出番に比して結構頻繁に登場。
[編集] ボクシング部
- 一猛打迅(いちもうだ じん)
- 声 - 井上和彦
- キャプテン。高校で初登場。番組の米利堅作が闇討ちに遭い、ボクシング部員の犯行が疑われた。番組はボクシング部に乗り込むが、一猛打は新聞部のデマと反論。そこで番組は試合なら文句あるまいと似蛭田と部員全員の試合を持ちかけ、俄然やる気になったがあっさり倒された。犯行は満月を見ると凶暴化する、二重人格者の部員、芦田野路男の仕業だった。
- 芦田野路男(あした のじお)
- 声 - 中尾隆聖
- 部員。:スパーリングでは優秀だが、気弱なため実戦はまるで駄目だった。しかし、幼い頃ハゲ頭の父親に虐待を受けていたため(アニメでは余りの弱さに見かねた母親(声:片岡富枝)が月に願掛けしたため)、丸い物を見ると凶暴化し、髪型も『あしたのジョー』(彼の名前も殆どそのままもじったものであるが、アニメ版でも変更されていない)の矢吹丈そっくりになる。米利堅作の闇討ちは凶暴化した野路男の仕業だった。凶暴化すると、正攻法でも番組メンバーを一撃で倒すほどの力を持つが、奇面組の変則攻撃に惑わされ、似蛭田の一撃や奇面組たちの「カウンター(レジ)」攻撃を喰らうなどして正気に戻る。その後、試合の度に奇面組が対戦相手を「闇刈り」して丸坊主にすることで、野路男は実力を発揮した。
- 校内異種格闘技戦にも出場し、リング脇の陸奥五郎のハゲ頭のおかげで序盤は長洲力を圧倒する。だが急用を思い出して陸奥五郎がその場を立ち去った途端に元の気弱な性格に戻ってしまい、ラリアットで逆転された。
[編集] サッカー部
- 七転八百樹(ななころび やおき)
- 声 - 橋本晃一
- キャプテン。高校で初登場。ボールを見るとハンドリングをしてしまう、サッカー選手としては致命的な癖の持ち主だが、白く光る歯だけは立派。サッカー部は一応高でも弱さに定評があり、部員より下手な人間を捜す方が難しいとまで酷評されている。強豪校の入分(いれぶん)高校と練習試合をすることになり(原作では後に手違いが判明するが試合は続行。アニメ版では石砂先生が冗談で申し込んだのが本当に試合をする事になってしまった)、遊びに来ていた奇面組と春曲鈍を頼ることになる。
- ちなみに演じた橋本は『キャプテン翼』の若林源三役(初代)でも知られるが、七転はその若林とは全く正反対のヘタレキャラである。
- なお、『フラッシュ!』でのサッカー部は奇面組を問題集団としか見ておらず、出入り禁止にしている。
[編集] 空手部
- 北殿軒戻樹(ほくとのけん もどき)
- 主将。高校で初登場。奇面組は3年になってから空手部に体験入部。『北斗の拳』の主人公・ケンシロウのパロディキャラで、原作者(作画担当)の原哲夫承認済。自分が不利になると、「私は既に死んでいる」と言って死んだふりをする。性格はケンシロウと正反対で、実力は全く無く、格好だけは付けたがる。自称「北殿珍拳(ほくとちんけん)」の使い手。その元キャラから余りにも懸け離れすぎたヘタレぶりと、事前の予想以上に出番が増えたことから、原から「もう使うな」と苦情が入ったという。アニメでは著作権の関係から彼の役回りは事代先生に差し替えられている。もっとも、作者も「油断するとどんどん事代作吾になる」とぼやくほど似ていた。ちなみにこのキャラクターとバーターで北斗の拳側に登場したのが、まゆなしの「レイ」である。
[編集] プロレス同好会
別名、長州力と異珍軍(ながす ちから と いちんぐん)。
高校で初登場。自分と似たプロレスラーに見立ててプロレスごっこをしているが、実力は会長以外は見かけ倒し。いつもリングネームで呼び合っているため、本名を忘れてしまった。真面損(まじそん)高校プロレス同好会と試合することになっていたが、不意打ちに遭い全滅。遊びに来ていた奇面組が試合を肩代わりすることになった。
- 長州力(ながす ちから)
- 会長。モデルは長州力(ちょうしゅう りき)(他のメンバーは長州率いる維新軍)。その実力は同好会メンバーで唯一かなりのもので、豪と互角の勝負を演じたり(後に意気投合)、後の校内異種格闘技戦にて対戦した怒裸権榎道を苦戦させた程であった。
- アンドレ
- アンドレ・ザ・ジャイアントがモデル。トップロープをぎりぎり跨ぐほどの巨漢。
- ンサー
- どう見てもタイガーマスクがモデルだが、著作権の関係でタイガーと名乗れず、覆面もむしろブラックタイガーのような黒いトラのデザイン。コーナーポストに立てるが、足がおぼつかない。
- ハンセン
- スタン・ハンセンがモデル。ウエスタン・ラリアットは未完成。
- テリー
- テリー・ファンクがモデル。体が弱い。得意技はなぜか毒霧。
- 古田恥一郎(ふるた ちいちろう)
- 会員兼実況等アナウンス担当。言うまでも無くモデルは古舘伊知郎。他の会員と違い、アナウンスマニア。プロレスの実況はもちろん、校内行事のアナウンスでも活躍。彼の実況はかなり凝っている。
- 山本小奴(やまもと こやつ)
- 顧問兼レフェリー。これまた言うまでも無くモデルは山本小鉄。奇面組と真面損高校プロレス部との対戦のレフェリーを務める。暴走気味の選手たちを力ずくで諌めたりもする。
[編集] 卓球部
- 卓球魔(たく きゅうま)
- 声 - 大滝進矢
- 元主将。高校で初登場(初登場時は既に部を引退)。サーブを打たせたら右に出るものはないといわれ、数々の魔球サーブを操る。しかし、サーブ以外の技術は素人以下で、サーブ権がないと全く話にならない。
- 校内異種格闘技戦にも出場し、水泳部代表の速水泳と対戦する。だが、お互いに戦いの接点がまるでなかったために引き分けとなる。
[編集] 陸上部
- 亜切須美衣奈(あきれす みいな)
- 走り高跳び選手。腕組の亜切須健の姉で、雲童塊の姉・命とは同級生。アニメには卒業式の一コマのみ登場(声はなし)。正面飛びに拘るが、新記録達成を果たそうとした瞬間に不運なアクシデントでまたも失敗に終わる。
[編集] 水泳部
高校で初登場。
- 速水泳(はやみ えい)
- 主将。一応高では珍しく、荒削りながら水泳界のホープとして注目されている実力派。放課後プールを自由時間にもかかわらず自分たちだけで使おうとしたため、メドレーで奇面組(仁・潔は解説者役の為、不参加)と安藤達と勝負することになる。
- 校内異種格闘技戦にも出場し、卓球部代表の卓球魔と対戦する。だが、お互いに戦いの接点がまるでなかったために引き分けとなる。
- 部員
- 青向あゆ子 (あおむけ あゆこ)、平泳木無礼須人 (ひらおよぎ ぶれすと)、場多不来 (ばたふ らい)
[編集] 写真部
高校で初登場。
- 好気真(こう きしん)
- 部長。写真部部長。奇面組の1学年後輩。部員が3人しかいないため、「校内フォーカス」の発行を始め、校内の注目を集めようとする。しかし合成写真による事件の捏造が多い。奇面組も被害に遭い抗議するが、今度は奇面組に暴行を受けたかのように写真を改竄して記事にした。
- 部員
- 抜須みどり (ぬす みどり)、昼夢現造 (ひるむ げんぞう)
[編集] ゴルフ部
「フラッシュ!」で初登場。 :大河渦(たいが うず)部長、阿部礼二(あべ れいじ)副部長。部員、戸橋太陽(とばし たいよう)、羅国内安(らくに うちやす)乙瀬花道(おとせ はなみち)
[編集] 天文部
「フラッシュ!」で初登場。
- 天文学(てんもん まなぶ)部長、部員、須平須悟(すぺいす さとる)、宇宙はるか(そら はるか)
[編集] クラブ挑戦シリーズに登場の主な対戦相手校キャラ
[編集] 愚名印南高校(おろないんなん こうこう)
女子バレーボール部編で登場。原作では2度にわたって一応高校と対戦している(両校共に主だったメンバーは交代している)。なお、実在の商号を基にした高校名の為、アニメ版では歯科痔科高校(しかじか こうこう)に変更されている。共学であり、女子の制服はセーラー服。
- 札仁巣牌子(さつじん すぱいこ)
- 声 - 片岡富枝
- 初登場時のキャプテン。 巨漢の体を活かした「殺人スパイク」が最大の武器。その威力は真正面からでは奇面組5人全員で受け止め切れなかったほど。しかし、奇面組たちの奇策に翻弄され、更には「レシーブが出来ない」弱点を暴かれて敗れる。試合の後、命から奇面組が女装して出場していた事を明かされるが、実はそれはお互い様であった。姉妹に後述の亜竜子(あたつこ)の他に、笛引子(ふえいんこ)、舞呂津子(ぶろつこ)、須突子(すとつこ)、斗須子(とすこ)、佐部子(さぶこ)、礼惟子(れしいこ)がいる。
- 札仁亜竜子(さつじん あたつこ)
- 二度目の登場時のキャプテン。アニメ未登場。巣牌子の妹で姉譲りの殺人アタッカー。以前と比べて格段にレベルアップした一応高校女子バレー部に対抗意識を燃やす。その殺人アタックで相手選手のみならず観客まで救急車送りにする事で恐れられている。大会決勝戦で一応高と対戦し、またも殺人アタックを連発するが、一応高側は衝撃吸収用のマットでこれに対応して耐え、これがスナミナ切れを誘って追い付かれる。そして最終セット、会場に駆け付けた命により「標的のない所に球を打てない」弱点を暴かれるなどして逆転負けを喫する。
- 富士望(ふじ のぞみ)、田和時代(たわ ときよ)
- 主な部員(二度目の登場時)。その長身を活かした鉄壁のブロックで亜竜子をサポートするが、単純な性格である事を突かれる。名前はそれぞれ富士山と東京タワーから。
[編集] 入分高校(いれぶん こうこう)
サッカー部編で登場。全国大会で優勝したほどの強豪校。
- 球鯖木巧(たまさばき たくみ)
- 声 - 古川登志夫
- キャプテン。弾丸シュートを必殺技とし、それを受け止めようとして病院送りにされた選手は数知れないと言う。同点の後半終了寸前に弾丸シュートを放つが、零と鈍の秘技「シャトルループ」で球の向きを反転させられ、半ばオウンゴールの形で敗れる。
- 任下一太(まかした いった)・飯友通(いいとも とおる)
- フォワード。「入分高校の翼くんと岬くん」の異名をとるコンビ。キャプテンの球鯖木の縁の下の力持ちに徹し、入分側による先制点はこの二人のアシストによってもたらされた。アニメでは任下が1点シュートを決めている(その分は一応側のペナルティキックで奇面組が「奇面フラッシュ」を放って入分側選手を翻弄した間隙を付いて鈍がシュートを決めて返した)。
- ソレイケ・ミンナー
- 声 - 平野正人
- ゴールキーパー。黒人の外国人選手(留学生と思われる)。黒人ならではの瞬発力で鉄壁の守備を誇るが、奇面組の前にはそれも通用しなかった(許した得点のうち1点は、零と鈍の奇妙なパフォーマンスに気を許している隙を突かれたもの。アニメ版では更にその過程でメロドラマ風の演出まで加わっている)。
- 鬼河内扱樹(おにこうち しごき)
- コーチ。アニメ未登場。普段はサングラスを着用の巨漢。その体に似合わず驚異的な飛跳力を持つ(同点に追い付かれた怒りから来る行動で、ギャグ描写ではあるが)。零によってサングラスを外されたせいで、熱血少年の目を持っている事を暴露され、部員たちからも物笑いにされた。試合に敗れた後は失神して部員に抱え込まれる形で帰って行った。
[編集] 音小野高校(おとこの こうこう)
柔道部編で登場。柔道の強豪校であるが、暴力沙汰でも校内外問わず悪名を轟かせている。原作でも出場選手の5人(全員平均以上の巨体)が一応高校柔道部の部員たちを奇襲して対戦不能へと追い込み、奇面組が急遽試合に出場する事になった。試合の時点で既に石砂先生が赴任し、主審を務める。なお、柔道着は黒で統一されている。
- 保咲奈十四郎(ほざくな とうしろう)
- 先鋒。推定段位3段(全員態度が悪い為、検定試合に出場が認められない為との説明あり。ちなみに全員白帯)身長190cmの長身。「秒の殺し屋」を自称し、素早い動きで一瞬にして相手の背後を取る戦法を得意とする。試合では仁と対戦。仁の動きのなさに気の短さを爆発させて仕掛けるが、わざと空腹にした状態で試合に挑んだ仁から食べ物と錯覚されて猛烈に攻められるも、仁が勢い余った所を突いて一本勝ち。
- 猪馬鹿熊象(いのうましか くまぞう)
- 次峰。推定段位2段。自称「人間フォークリフト」の如く、怪力を活かした豪快な技を得意とする。試合では大と対戦。大のナヨナヨっぷりに翻弄された挙句、キス攻撃(決まり技は「四方八方キス固め」)で敗れる。
- マテ・アシカラズ
- 中堅。推定段位2段。謎の覆面を被る国籍不明のメキシコ人(留学生と推定される。その姿は名前のミル・マスカラスからしてどう見てもプロレスラー)。自称「空飛ぶジュードーマン」の如く、変幻自在の空中殺法で相手を抑え込む。試合では潔と対戦。「マスクを外されると戦意喪失する」と言う事前情報を基にした潔の得意技「スカートめくり」の応用「覆面めくり」を決められるが、それは逆に顔に対するコンプレックスから来る怒りを爆発させ、潔を破る。
- 爽打我也(そう だがや)
- 副将。推定段位2段。自称「ニコチャン大王」通りの風貌で、反則もお構いなしに力任せで相手を投げ倒す。試合では豪と対戦。豪を試合会場である音小野高校柔道場の天井を突き破る(これが次の大将戦の勝負を左右する伏線となった)勢いで投げるなど優勢に進めるが、原作では豪の反則攻撃により、アニメではくすぐり攻撃により敗れる。
- 六条一馬(ろくじょう ひとま)
- 声 - 銀河万丈
- 大将。推定段位2段。身長200cm、体重150kgの「超巨漢」で、今まで一度も投げられた事が無いと自慢し、その巨体を活かした投げ技を得意とする。対戦相手の零に対しても「試合に負けたら柔道をやめる」と余裕で爆弾発言するほどに優位に試合を進めるが、その最中で千絵に一目惚れしてしまう。そして零を天井へと放り上げて勝利を確信して千絵にプロポーズした所、零が勢いよく落ちる形で両者激突。最後は立ち上がろうとして力尽きた勢いで倒れていた零の体を起こす形で敗れる。そして柔道をやめた後は全員男子バレー部に鞍替えし、千絵が所属する一応高校女子バレー部に試合を申し込もうとする。
- 天下泰平(てんか たいへい)
- 声 - 筈見純
- 顧問。音小野高校柔道部顧問としての出番より、町内会長としての出番が圧倒的に多い。ガマン大会を企画して、一人だけ暖まったり涼んだりしている。
[編集] 真面損高校(まじそん こうこう)
プロレス部編で登場。
- ハッピー・カルホーン
- 200kgの超重量級でゴムまりのような体を誇る。試合では最初に潔と対戦。終始優勢に試合を進めるも、アリキックを決められた事に対する怒りから潔を「フライングソーセージ」で破る。しかし、続く大との対戦では、大の挑発にまたも「フライングソーセージ」を決めようとするが、大にリングロープを揺らされた事でバランスを崩してリングアウト負けを喫する。ハッピー・ハンフリーとヘイスタック・カルホーンをイメージしたキャラ。
- ミスター・クエスチョン
- 正体不明の覆面レスラーで奇妙な技を繰り出す。しかしそれは観客含めて物笑いの対象でしかなく、大に優勢に傾けられるが、他のメンバーを加えての「分身の術」で大を失神に追い込んで勝利。しかし、続く仁戦では「ホントは弱いんじゃないか」と突かれ、体に巻かれていた包帯を剥ぎ取られて華奢な体を暴かれる格好で敗れる。ザ・シークがモデルらしいが、覆面をしているのでわかりづらい。
- スカイ・ハイ・ジャイアント
- 2mの長身で怪力。仁を圧倒するが、零と豪の反則乱入により、仁に弱点である頭を狙い撃ちされ、捨て身の鉄柱攻撃を行おうとするが、またも零と豪の乱入で相討ちの形に終わる。その後、荒れた展開となり、レフェリーの山本小奴の提案で残った二人同士によるタッグマッチとなる。スカイ・ハイ・リーの技とジャイアント馬場の容姿を合わせている。
- カール・テーズ
- あらゆる技を得意とする正統派オールラウンドプレイヤー。しかしその正統派主義が零の奇策に翻弄される事になり、コワルスキーが豪から受けた反則技でのピンチで乱入する事を躊躇させてしまう。名前はカール・ゴッチとルー・テーズから。顔はどちらにも似ていない。
- フリッツ・フォン・コワルスキー
- モアイばりの顔つきに、200kgの握力を活かしたクロー攻撃を得意とする。しかし豪の反則攻撃により徐々に押され気味になり、遂には接着剤で両手の掌を固められた事で地獄の「くすぐり攻撃」を受ける。フリッツ・フォン・エリックそっくりだが、キラー・コワルスキーも合わさっている。
[編集] その他の高校生たち
- ナンシー・トルネアータ
- 声 - 島津冴子
- 高校で初登場。転校して8組(奇面組の2つ隣)に入る。バレー部所属。国籍不明だが英語圏の人物。日本語は理解できるが、日本各地を転校してきたため、日本語でしゃべると各地の方言が混じった怪しげなものとなる。ボディビルで鍛えており、腕相撲は仁蛭田妖を軽く捻るほどで、それに番組・奇面組メンバーが助太刀しても打ち勝ち、全員を負傷させた。
- 渡竹勝利(わたしだけ かつとし)
- 声 - 森功至
- 高校で初登場。走るマラソン理論を自称し、他の走者のペースを乱す、狡猾な戦術を売りにする。校内マラソン大会で優位に立つも、ゴール手前で零に乗せられマラソン理論の自慢話を始めてしまい、気がつけば夕暮れで既に大会は終わっていた(アニメでは同じく零に乗せられる形で出し抜かれ、猛追するもゴールの瞬間に零が筋肉大移動を炸裂させた為に敗れる)。その後父の栄光(さかみつ)、妹の真実(まみ)と揃って一応町家族対抗駅伝大会に出場(このエピソードはアニメ未登場)。マラソン一家で優勝の最有力候補と思われたが、栄光が慣れない送迎バスに酔って体調を崩し、またも敗れた。
- 春曲鈍(はるまげ どん)
- 声 - 古谷徹
- 零の小学校時代の同級生で、宿命のライバル。作中存在感が強く、登場すると零以外の奇面組のメンバーが動けなくなるという欠点があるゲスト主役キャラである。特技は「変態しりとり合戦」非常に鈍く、しゃべり方もろれつが回らない。ただしサッカーだけは人並み以上の腕前を持ち、サッカー部に入部。またテレパシー能力を持つ。小学6年の時に引っ越すが、零が高校2年の時に1年後輩として零の隣に引っ越してきた。つまり4浪、クラスは10組(『フラッシュ!』では3浪、8組)。彼も零に勝ったことがある。アニメでは零に愛想を尽かした奇面組の他のメンバーを引き抜こうとするが、失敗に終わるエピソードがある。
- 音成久子(おとなり ひさこ)
- 声 - 坂本千夏
- 零の隣に住む掟破りの成人女子高生。通称「チャコ」。一堂家とは家族ぐるみで対立しているが、どっちもどっちのせいで決着が着かない。趣味はおままごと。のちバレー部のキャプテンとなる。母は見栄子(みえこ)、弟は健一(けんいち)。元ネタは「ケンちゃんシリーズ」対立の中では、見栄子と啄石の意地の張り合いが一番激しい。後に零とつるんで鈍に絡む事もあった。アニメでは一瞬だけパンチラしたことがあった。
- 世界市強(せかいいち つよし)
- 事代先生の高校時代の同級生。アニメには登場しない。休学したまま8年間武者修行の旅に出ていた。一応高の異種格闘技戦に飛び入り参加。参加費としてお気に入りの品物を掛けろと要求されると、一目見て気に入った唯を強引に景品にしてしまったため、異種格闘技戦は唯ちゃん救出戦の色合いを帯びた。一切の攻撃を受け付けない頑丈な身体を持ち、準決勝では怒裸権榎道をも倒すが、その時に笑ったり泣いたりすると途端に常人以下に脆くなる事や、更にはその頑丈さゆえに自分から仕掛ける攻撃も苦手としている弱点を暴かれた結果、決勝戦で零に敗れて、再び武者修行の旅に出る。
- 一沢賀節子(ひとさわが せつこ)
- 声 - 島津冴子
- 高校で初登場。奇面組の1学年後輩(10組)。名前通り人騒がせな性格。演技派で、奇面組の噂を聞きつけ、記憶喪失を装い奇面組達を翻弄した。のち転校してきた鈍とクラスメイトになった。
- 不思木サイコ(ふしぎ -)
- 高校で初登場。アニメには登場せず。奇面組の1学年後輩。父親の仕事の都合で一時的に鈍の同級生となる。サイコキネシスを持つ超能力者。怒ると能力が暴走してしまうため、口も利かず感情を押し殺している。鈍の連れてきた子猫を取り上げ、いじめる同級生への怒りのあまり机を念力でぶつけようとした。さらに制止する奇面組を攻撃しようとしたが、あわやのところで鈍にテレパシーを通じて制止され、正気を取り戻した。奇面組の特訓を受けて自制心を身に着けた、はずだったが…。
- 意地川累(いじがわ るい)
- 高校で初登場。アニメには登場せず。奇面組の2学年後輩。名前の通り底意地の悪い毒舌家で、特に人気者を嫌う。底の厚い眼鏡をかけており、素顔は美人。ただし、本人には自分が美人であるという自覚はない。のちに生井気奈子と共にバレー部に入部、気奈子共々半ば不本意ながらレギュラー選手になる(また、江川達也作の漫画、まじかる☆タルるートくんでも(伊知川累 いじがわるい)と言うキャラクターが存在している)。
- 安藤呂井人 (あんどう ろいど)
- 声 - 三ツ矢雄二
- 陸奥先生の旧友であり、父の安藤登呂夫(あんどう とろお)博士によって作られたロボット。しかし知力体力は人並み以下で、奇面組の格好のおもちゃとも化している。安藤博士の実子だった呂井人は3年前に交通事故死して、そのデータをロボットの体にインプットされている。原作では父が息子を死へ追いやった自動車に対する憎悪から巨大ロボエレファントで復讐を図ろうとするが、呂井人はそれを止めようとして体当たり攻撃をかける(アニメでは彼へのおもちゃとして作ったが、偶発的な事故で暴走を始める。呂井人は逃げ遅れたラッシーを救う為、爆発覚悟で炎上する家に飛び込んだが何とか助かった)。
- 御屋敷麻知(おやしき まち)
- 声 - 三浦雅子
- 高校で初登場。作画は当時新沢のアシスタントであった佐藤正。奇面組の2学年後輩。テニス部員。見学にかこつけ居座る潔達を追い払おうとしたことをきっかけに親しくなる。潔は有頂天になったが、実は麻知の亡くしたペット猿のキティと似ていたため、代わりにしていただけだった。「御屋敷」姓はアニメでのもの。
- 生井気奈子(なまい きなこ)
- 高校で初登場。アニメには登場せず。奇面組の2学年後輩で、累のクラスメイト。零に一目惚れし、唯の恋敵として登場。物月珠美の失敗に懲りたのか、非常に攻撃的な性格。唯を威嚇するだけでなく、その邪魔をするためわざと同じ部活動のバレー部に入部。しかし、まともに邪魔をする機会もない上に175cmの長身を生かして半ば不本意ながらもレギュラー選手になる。その後零のことは諦めた。
- 募乱亭也・千矢(ぼらん ていや・ちや)
- 高校で初登場。アニメには登場せず。「ボランティア兄妹」「歩くおせっかい」と呼ばれる。他人のためにいいことをするのが趣味だが、世間知らずの上相手の事情を全く考えないため、ありがた迷惑になることがほとんど。真実一郎に変態扱いされている。結果として相手を傷つけたり損害を与えていても自覚がない。たとえば、豪の家庭環境を耳にすると、すかさず「のろわれた家庭の実態」を校内放送で全校に広めてしまった。
- かおり・くみこ
- 新入女学生2人組。アニメ版23話Aパートに登場。
- HS4巻にも収録の話にもモブキャラで登場していたが(下の名前はアニメ版で付けられた)、アニメ版では通学電車内での奇面組の無軌道ぶりに憂鬱となり、遂には豪とひまわり・ちゅーりっぷ兄弟のいざこざに激怒して、当時人気の女子プロレスラータッグ・クラッシュギャルズ風に彼らを制裁する。
- 淵野家麻衣(ふちのや まい)
- 声 - 鶴ひろみ
- 雨に降られて帰ろうとしていた仁に傘を投げ与えた事がきっかけで知り合った病院に入院中の少女。自分の病名は一切告げられていない事から、病弱とは思えないような勢いで看護婦(声:神代知衣)に迫る事もある。お見舞いに訪れた奇面組たちをも振り回す言動を見せるが、実の病名は『先天性悲劇のヒロインになりきる病』であった(アニメ版では退院する麻衣を見送る仁の姿が描かれた)。
[編集] 教職員
[編集] 「3年」から登場
- 伊狩増代(いかり ますよ)
- 声 - 勝生真沙子
- 中学時代の奇面組の担任(高校では御女組の担任)。国語科教師。美人だがヒステリックで凶暴な性格。奇面組に「イカリコング」と呼ばれる。口癖は「怒(いか)りますよ!」(アニメのみ)。一応中・応生高OGで、奇面組の先輩に当たる。奇面組達の進学とともに応生高(一応高)に転任。また、一応高女子バレー部監督も務めた。後に石砂先生と結婚して石砂姓となり、長男の「天馬(てんま)」をもうける。独身時代のアパートは「大戦荘(だいせんそう)」。アニメではパンチラシーンあり。
- 石砂拓真(せっさ たくま)
- 声 - 安原義人
- 腕組の担任。体育科教師。スポーツマンで男らしいが、単純な性格。色音先生とは折り合いが悪く、伊狩先生を巡る恋敵でもあった。後に伊狩先生と結婚して、その後は音小野高校に転任。独身時代のアパートは「御大荘(ごたいそう)」。
- 色音好(いろおと こう)
- 声 - 伊沢弘
- 色男組の担任。代講専門。色男組の担任だけあって、軽薄で女たらしな性格。その為、生徒からもあまり好感を得ていない。石砂先生とは折り合いが悪く、恋敵でもある。実は体がかなり柔らかい。のち一応高に転任し、演劇部顧問。中盤以降は事代先生などに出番を奪われる格好で登場せず。アパートは「無節荘(むせっそう)」。当時のジャンプ編集部の編集者がモデル(「3年~」の担当ではない)。
- 西南会造(さいなん あうぞう)
- 声 - 喜多川拓郎
- 中学時代の番組の担任。社会科教師。悲観的な性格。アニメでは博多弁で喋る。番組には手を焼いているが、他の生徒同様に可愛がっている。番組にわざと反則を仕向けるなど、暗い一面を持つ。(アニメでは)舞台が高校に移ってからも、間違えて一応中に登校した零や、霧の授業参観に来た奇面組に振り回される。アパートは「根蓄荘(こんちくそう)」。
- 本格連載前の応募作品である「3年奇面組参上!」に、奇面組に続いて冒頭に登場した。教師陣では最も旧いキャラクター。
- 海武ツヤ(かいぶ つや)
- 声 - 青木和代
- 中学時代の骨組の担任。家庭科教師。無愛想で無責任な性格で、何が起きても動じない。常に煙管(キセル)をくわえている。骨組が実技教科をまともに受けようとしないと苦情を受けるが、他人事ではないのに平然としていた。アパートは「無愛荘(ぶあいそう)」。弓月光の作品に出ていたキャラクターがモデルであると、作者が説明している。そのため、アニメではキャラデザインが大幅に変更された。
- 小蝶先生(こちょう さきお)
- 声 - 緒方賢一
- 一応中学校校長。奇面組を始めとする名物集団(+唯・千絵)の振る舞いがあまりにも悪質であるとして、担任たちに即席集団「怒組」を結成させ、彼らの人間性テストを命じた。結果次第では停学(実際の公立中では不可能)や退学処分も検討していたが、最終的に処分は見送られた。こちらも弓月光作のキャラクターがモデルで、これまたアニメではキャラデザイン変更。
- 豊年満作(とよとし まんさく)
- 声 - 龍田直樹
- 中学時代の唯・千絵(2年時)の担任。数学科教師。慎重な性格。唯と千絵が勝手に(1980年当時は)男子のみの技術科授業に来ていると苦情を受けた。のち一応高に転任。一応高では空手部の顧問(ジャンプ掲載時は当初空手部の顧問は梶原一騎に似た別の教師だったが、諸事情で翌週から豊年先生に代わっている。単行本版以降では最初から豊年先生で統一されている。アニメではその設定は登場しない)。かつて怒裸権榎道の父と拳法のライバル同士だった。
- 葉反度礼美(はそらし どれみ)
- アニメには登場せず。中学時代の御女組の担任。音楽科教師。気弱だが乗せられやすい性格で、すぐ泣き出す。御女組には弄ばれている(音楽の授業を受けずに勝手に自習する)。骨組の被害者として初登場した時は名前がなかった。
- 目手物雄三(めでもの ゆうぞう)
- アニメには登場せず。中学時代の取組の担任。生徒会顧問。手抜きを嫌い、眼光鋭く生徒を睨み付ける。しかし自身は人のみていない所では平気でサボっていたりする。当時の編集担当者である椛島氏がモデル。ジョジョの奇妙な冒険の担当者でもある。
[編集] 「ハイスクール!」から登場
- 若人蘭(わかと らん)
- 声 - 柴田由美子
- 高校時代の奇面組の担任。英語科教師。一応中・応生高OGで、伊狩先生の後輩。高校時代はバレー部員で、先輩の伊狩先生にしごかれたという。世間知らずのお嬢様で、場違いな格好をする事がある。当初は奇面組の事を怖がっていたが、後に、奇面組のよき親代わりに。「高根野マンション」に住む。アニメでは、一度だけ「イカリコング」と対比して「ワカトギドラ」と呼ばれたことがあった(零の落書きに登場)。愛犬として「ランラン」がいたが、「帰ってきた」ではこの世を去っている。『フラッシュ!』では、父は一応高理事長。
- 青空春夫(あおぞら はるお)
- 声 - 戸谷公次
- 一応高の用務員。現在の版では職名が「主事」に変えられている。通称「青春おじさん」。用務員20年のベテランだが、生徒にバカにされていると思い、一時は退職の決意を固めかけたが思いとどまった。尚、実在するタレントの青空はるおとの関連はない。
- 事代作吾(じだい さくご)
- 声 - 田中秀幸
- 教育実習生として現れたあと、石砂先生の転任後に一応高校に赴任してきた体育科教師(アニメでは実習生からそのまま正式な教師として赴任している模様)。時代遅れな言動や服装をしてくる熱血教師。かつて応生高の番長だった。柔道有段者。実は短足でロンドンブーツを履いている。柔道部顧問(アニメでは空手部顧問)でもある。貧乏暮らしだが、奇面組に昼食をおごらされるなどしばしば食い物にされ、ひもじい生活に拍車を掛けている。特にアニメでは損な役回りが多い。若人先生に恋している。アパートは「名肉荘(なにくそう)」。
- 陸奥五郎(むつ ごろう)
- 声 - 沢木郁也・北村弘一
- 高校時代の春曲鈍の担任。生物科教師。生物の知識もあるが、小動物の解剖学を好んだり、怪しげな薬を開発するなどマッドサイエンティストの一面を持つ。不思木サイコの超能力暴走を奇面組達と協力して抑えようとしたが、失敗に終わる。伊狩先生と石砂先生の結婚式で仲人を務めた。
- 日条左半次(にちじょう さはんじ)
- 高校時代の教師。アニメには登場せず。全科目の免許を持つが、主に体育を担当。事代先生のライバルとして登場し、正反対のタイプで颯爽とした美男教師。何でもこなすが持続力はない。実家は理髪店「バーバー日条」。安いが下手と評判の店という。
- 中山仁太(なかやま じんた)
- 高校時代の物理科教師。アニメには登場せず。伊狩先生の後任の女子バレー部監督。一見強気そうな外見だが、「サインは2」(あわよくば2位狙い)という弱気な性格。試合中も劣勢になるとすぐ諦めようとする。そのため、もっぱら部員に引っ張られている。バレードラマ「サインはV」に出演したときの中山仁がモデル。
- 固岩鉄子(かたいわ てつこ)
- 声 - 吉田理保子
- 一応中教師。霧の担任。お堅い性格。家庭訪問の時は、霧は自身よりむしろ変態の父兄によるイメージダウンを恐れ、強引に二人を部屋から閉め出そうとした。しかし二人とも何事もなかったかのように元の場所に戻ってしまい、無駄骨に終わった。
- 橘ハナ子(たちばな はなこ)
- 高校時代の数学科教師。アニメには登場せず。奇面組が3年になってから赴任。負けず嫌いな性格。怒るとすぐ「退学!」を宣告。オートバイが趣味で、おだてに乗ると教室に持ち込んでしまう。そうした性格から奇面組に「変態ライダー」とあだ名された。この作品では珍しく、名前が語呂合わせではない(特攻兵器の「橘花」から取ったという説もある)。
[編集] ワラトルマンとやっつけ隊編の登場キャラ・怪獣
- ワラトルマン
- 零の変身した姿であることは一目瞭然だが、何故か誰も気づこうとしない(唯一、後述の地底人がその正体を見抜いていた)。白黒タイマーがあり、変身できる時間は3分(電池を使い切ってしまうため)。必殺技は「スペシャル光線」だが危なくなるまでもったいぶって使いたがらない。都合が悪くなると笑って誤魔化す。なお、変身後は体の元が大きかろうが小さかろうが、その拡大率は一緒である。
- イヌトラセブン
- ラッシーの変身した姿。特殊サングラスを掛けることにより変身する。時間無制限で変身できるが、その実態は時間稼ぎのためのやられ役。
- グモン
- 最初に登場した怪獣。口から光線を吐いて攻撃する。零以外のやっつけ隊員は誰一人として出現に気づかなかった。いいところで現れたワラトルマンに倒された。
- ブッコワス
- ちゃんとした名前はなく、「ウスラ(命名・零)」「ズドン(命名・潔)」「テンプラウドン(命名・仁)」とも呼ばれていた(「ブッコワス」の命名者は豪)。富士山麓から突然街中に出現し、暴れ回る。ジェット戦闘機のカープ1号が整備中の為、仕方なく電車で出動したやっつけ隊の目の前に立ちはだかり、いつものように歯が立たず、ようやく登場したワラトルマンも苦戦するが、脈絡無く陸奥博士に弱点を発見され、最後はスペシャル光線で倒された。
- ジャドー星人
- 時計を狂わせる宇宙人。ワラトルマンの白黒タイマーも操るため歯が立たなかったが、人類は意に反して困ったそぶりを見せず、好き勝手を始めた。逆上して破壊ロボ・テノクオを送り込むが、テノクオをワラトルマンに倒された後、乗っていたUFOはカープ1号を巻き添えにする形で撃墜された。
- テノクオ
- ジャドー星人のロボット。時間を狂わせても平気な人類を恐怖のどん底に叩き落とすためだけに登場。名前の由来は「奥の手」を逆から読んだもの。タイマーを砂時計にする奇策でワラトルマンが勝利した。
- 地底人
- 地底王ゴールドを首領とするその名の通りの種族(その配下のうち、名前が確認出来るのは女性のシルバー、巨漢男性のアイアン)。全員サングラス着用(光の少ない地底に順応して目が異常に進化している為)。何の脈絡も無く一堂零ことワラトルマンの正体を見抜いており、地下鉄に乗っていたやっつけ隊の目の前で零を拉致する。マンガンが倒された後は、こっそり地上に住み着いている。
- マンガン
- 地底人類の配下の地底怪獣。鼻にドリルを付け、零を拉致した事でワラトルマンが出現出来ない地上に攻撃を仕掛ける。しかし、地底戦車「ジェットタンクオケラ」で地底人の本拠地に乗り込んだやっつけ隊により救出された零が変身したワラトルマンにより、身を投げられた時に鼻のドリルを地面に突き刺す格好で身動きが取れなくなった所で倒される。
- 宇宙昆虫インセキト
- その名の通りの昆虫で、地球に生息するそれより巨大な体で地球上の昆虫を食いつくさんとしていた。事代先生の実家にやって来たやっつけ隊一同だが、零が陸奥博士が開発した対怪獣用ミクロドロップ(効果は1時間限定)を勝手に飲んだ事がきっかけで、地元の昆虫たちからインセキト退治を頼まれ、零は小型化した体で変身用乾電池を何とか頭上にかざしてワラトルマンに変身、インセキトを撃退する。
- カーニ星人
- 人類によく似た生き物「ヒト」を食用とする宇宙人。蟹そっくりだが二足歩行。乱獲で減少した「ヒト」の代わりに、人類を食用にすべく蟹料理店の看板を操り、巨大怪獣にして人類の捕獲を始めた。しかし横にしか歩けない弱点をつかれ倒された。
- 合体怪獣カニドーラク
- 実在の商号をネタにしたため、現在の版では「カニザンマイ」と改められている。蟹料理店の看板が集められ、カーニ星人により怪獣となったもの。やがて全国各地で大量発生し、カーニ星人を倒さない限り、何度破壊しても再生する。
[編集] その他の登場人物
- 要田ヨネ (ようだ よね)
- 声 - 八奈見乗児
- 若人蘭の使用人。モデルはヨーダ。心配性の余り、蘭と事代先生の買い物を偵察するように奇面組と唯・千絵に頼み込む。その後、事代先生の写真を見て惚れ込んでしまう(原作では1回のみの登場であったが、アニメでは蘭に嫌われたと勘違いして一堂家に家出する形で再度登場するエピソードがある)。
- 新鱈墓栄(しんだら はかえい)
- 高校で初登場。アニメには登場せず。漫画家。『ハイスケール!御面組』を『週刊少年ジャンボ』に連載。アニメ化もされたが速攻で打ち切られた。腰痛持ち。部屋はいつも散らかっている。つまり作者自身のパロディなのだが、盗作を平気で行ったり、キャラクターの顔をスタンプで済ませたりするなど、作者自身にはできない負の側面を含めて代弁する存在となっている。千飼統作をアシスタントにしている。アパートは「貧荘(ひんそう)」だが、後にマンションに引っ越した。
- 流石釣吉(さすが つりきち)
- 声 - 古川登志夫
- アニメでは釣賀道楽(つりが どうらく)。高校で初登場。モデルは『釣りキチ三平』の主人公。原作のみ師匠も登場。釣りの達人っぽく振舞っているが、実は素人であった。
- アニメ版で名前が変わったのは版権上の理由や、モデルとなった作品名自体が「差別用語」として批判された影響と言う説がある(先述の『あしたのジョー』を殆どそのままもじった「芦田野路男」の方はそのまま使われた事を考えると、後者の可能性が強いと見られる)。
- 痩猪エルザ(やせいの えるざ)
- 声 - 戸田恵子
- 5歳の頃アフリカで両親とはぐれ、その後大自然の中を生き抜いてきた野生少女。片言の日本語を話す。調査団に捕らえられ、日本に送られたところを脱走、零くんの家に逃げ込む。パスポートを持っていたため、身元が判明し両親の元へ無事帰ることができた。しかし調査団の本間屋教授(実は隣家の住人だった)は、まだ研究材料にすることを諦めていないという(アニメでは騒動の末に一同で笑って締めていた)。
- 三井住友(みつい すみとも)
- 大財閥の御曹司で零に瓜二つ。庶民の生活に憧れて家出した際に偶然奇面組と出会い、零と入れ替わる形で一応高校と一堂家での一日を過ごす。彼の名前は後年、さくら銀行(前身は旧三井銀行)と住友銀行が合併して誕生した三井住友銀行で現実のものとなる。
- 露木茂(つゆき しげる)
- 声 - 本人(フジテレビアナウンサー(当時))
- アニメ版で声のみの出演。第51話の劇中の冒頭で流れたテレビニュースを読み上げていた。
- キョンシー
- 声 - 山本百合子
- アニメオリジナルキャラ。ラッシーの元に迷い込んだ子犬。その時点で名前は決まっていなかったが、当時人気の中国映画を元に命名する。その後、無事に本来の飼い主が見つかる。
[編集] 注記
アニメ版の声優に関してはEDクレジットには掲載されていないキャラも多いが(その当時は当作品に限らず、ゲストもしくは端役キャラ担当声優に関しては省略される例も少なくなかった)、その中には明らかにその当時の有名声優の声そのもののキャラもいた事から、それが該当するキャラに関してはEDクレジットに掲載されていなくても表記した。
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登場人物 | 一堂零 - 冷越豪 - 出瀬潔 - 大間仁 - 物星大 - 河川唯 - 宇留千絵 |
主題歌 | うしろゆびさされ組 - バナナの涙 - 象さんのすきゃんてぃ - 渚の『・・・・・』 - 技ありっ! - かしこ - 時の河を越えて - あなたを知りたい |
関連項目 | 新沢基栄 - おニャン子クラブ - うしろゆびさされ組 - 息っ子クラブ - うしろ髪ひかれ隊 - 佐藤正 |