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もったいない - Wikipedia

もったいない

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

もったいない(勿体無い)とは、仏教用語の「物体(もったい)」を否定する語で、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表している。

もともと「不都合である」、「かたじけない」などの意味で使用されていたが、現在では一般的に「物の価値を十分に生かしきれておらず無駄になっている」状態やそのような状態にしてしまう行為を戒める意味で使用される日本語単語である。

目次

[編集] MOTTAINAI・もったいない運動

[編集] ワンガリ・マータイ

ワンガリ・マータイは、ケニア出身の環境保護活動家である。環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞した人物でもある(2004年)。

『MOTTAINAI』との出会い(2005年2月)
京都議定書関連行事のため、毎日新聞社の招聘により日本を訪問。その時、同社編集局長とのインタビューで「もったいない」という言葉を知る。
「もったいない」は"wasteful"と同じ意味であって、両方の言葉は環境問題を考えるに重要な概念と話したという。
同年2月17日に,当時の内閣総理大臣小泉純一郎と会談した際、"wasteful"とう言葉を使用したが、「もったいない」という言葉を使ったと報道された。
同年3月には国連女性地位委員会で出席者全員に「もったいない」と唱和させたりするなど、世界へこの語を広めようとしている。
『MOTTAINAI』を世界共通の言葉とする理由
「もったいない」に感銘を受けた後、この意思と概念を世界中に広めるため他の言語で該当するような言葉を探したが、
  • 「もったいない」のように、自然や物に対する敬意、などの意思(リスペクト)が込められているような言葉が他に見つからなかった。
  • また、消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)、修理(リペア)の概念を一語で表せる言葉も見つからなかった。
そのため、そのまま『MOTTAINAI』を世界共通の言葉として広めているという(『世界一受けたい授業』(日本テレビ系のテレビ番組)などで語った所による)。
グレンイーグルズ・サミット2005年7月)
歌手ボノボブ・ゲルドフなどとともに、英首相トニー・ブレアにアフリカ支援を訴えた(イギリススコットランドのパースシャーで開かれた主要国首脳会議)。
その後、エディンバラのサッカー場で開催されたライブ8(Live 8)コンサートで、6万人の観衆に「もったいない」を紹介。
その他の活動
南アフリカ共和国ヨハネスブルクネルソン・マンデラ大統領の87歳の誕生日を祝う式典にも招かれ、ビル・クリントン米大統領ら約1000人の招待者にMOTTAINAIを呼びかけた。
アメリカ合衆国ハーバード大学エール大学などの講演でも「日本人の知恵」としてこの言葉を紹介している。
再来日(2006年2月)
毎日新聞社の招きで再来日し、当時の環境大臣小池百合子トヨタ自動車名誉会長・豊田章一郎歌手倉木麻衣など、政財界の首脳や著名人と会談する一方で、千葉県松戸市の小学校や早稲田大学横浜国立大学北九州市など日本各地で講演し、さまざまなイベントで市民と交流した。
この際、日本の伝統美である風呂敷を「もったいない精神の象徴」と紹介し、小池と一緒に「Furoshiki」をアピールし、風呂敷ブームを巻き起こした。
自叙伝での紹介
2006年10月に発刊。タイトルは「Unbowed」(「不屈、へこたれない」の意味)。
アフリカの緑化活動、「グリーンベルト運動」を軌道に乗せるまでの苦難の半生を描いたものであり、その序文でも「MOTTAINAI」を紹介している。

マータイや山口昭(後述)が唱える「もったいない精神」に共通しているのは、本来、日本人が「もったいない」で感じるネガティブな概念を昇華し、これを人やもの、生物、自然、平和を敬う3R運動や環境保護、平和運動の実践理念としてポジティブにとらえている点である。

[編集] 小泉純一郎

マータイの活動を受け、2005年3月24日の2005年日本国際博覧会(愛知万博)開会式で「もったいない」に言及し、この言葉を万博を通じて広めたいと語った。この開会式にはマータイも参加した。
さらに、同年度版環境白書、循環型社会白書も「もったいない」に言及。「もったいない」は日本の国家キャンペーンとなった。

[編集] 毎日新聞

毎日新聞は、他紙に先駆けて紙面に環境面を設けたり、「科学環境部」という取材セクションを作るなど従前から環境問題に積極的に取り組んできた。
また、アルピニスト野口健をメインキャラクターに、富士山をきれいにする「富士山再生キャンペーン」などにも社を挙げて取り組んでいる。
アフリカ問題でも、アフリカ難民キャンペーンなどを展開。マータイを最初に招聘したのも、その一環だった。
同社は、2005年3月よりマータイを名誉会長に迎え、社内に事務局を設置して「MOTTAINAIキャンペーン」と銘打ったMOTTAINAIをキーフレーズとする環境キャンペーンを開始し、彼女とともに世界に地球環境保全を訴え続けている。

[編集] 伊藤忠商事

キャンペーンに賛同する伊藤忠商事は、毎日新聞社などとともに資源循環型のブランド商品開発を展開、リサイクル原料などを使ったネクタイや風呂敷、家具肥料伝統工芸品、ケニアの女性によるフェアトレード商品の「もったいないサンクスバンド」、「サンクスバッグ」などを世界に販売している。
2006年10月には、クリエィティブ・ディレクターの箭内道彦アーティストのヒロ杉山、野口健、映画監督紀里谷和明らが「もったいない精神」を研究するMOTTAINAILab(もったいないラボ)を立ち上げた。
2007年4月からは、限りある資源を有効に使う提案の場として、東京/神奈川/埼玉/千葉など東京近郊で毎週末、MOTTAINAIフリーマーケット開催。
2007年6月、「MOTTAINAIオフィシャルサイト」をオープンし、MOTTAINAIクリック募金がスタート。またECサイト「MOTTAINAI SHOP」では、MOTTAINAI関連グッズや、環境に配慮した商品などを発売している。MOTTAINAIキャンペーンオフィシャルTシャツ/MOTTAINAIスーパーコンビニバッグ/MOTTAINAI 箸/~など。
2007年9月、富士の青木ケ原樹海で『MOTTAINAI企業対抗★富士山ゴミ拾い大会07’』開催。MOTTAINAIキャンペーン賛同企業社員約200名が集まり、企業対抗でゴミ拾い大会を実施。
2007年12月、MOTTAINAIオフィシャルサイト英語版がオープン。
2007年12月からはMOTTAINAI Labサイト内に新コンテンツ『MOTTAINAI SOUND』『MOTTAINAIレシピ』がスタート。『MOTTAINAI SOUND』はMOTTAINAI Lab研究員であるミュージシャン守時タツミが、未来の子どもたちに残したいSOUNDを収集、自身による作曲、演奏による楽曲も楽しめるコンテンツ。『MOTTAINAIレシピ』はMOTTAINAI Lab研究員である料理研究家・島本美由紀による、余ってしまった食材を捨てるのはもったいない!冷蔵庫の余り野菜などを使う「MOTTAINAI レシピ」と、途絶えてしまうのはもったいない!受け継いでいきたい日本の味「故郷レシピ」を紹介。
2008年2月から、世界のMOTTAINAIを体験するツアー『MOTTAINAIツアー』を開始。第一弾は、ワンガリ・マータイの植林活動「グリーンベルト運動」に参加するツアー。


[編集] 滋賀県県知事選(2006年)

滋賀県知事選挙(2006年7月)

嘉田由紀子が、巨額債務問題と無駄な公共工事の削減(特に栗東市に建設予定の東海道新幹線新駅建設凍結)を掲げて立候補、そのキャッチコピーとして「もったいない」を使用し、当選した。

[編集] 山口昭

山口昭は、北海道住宅総合メーカー「木の城たいせつ」(夕張郡栗山町、破産)の創業者。

1994年
「もったいない」(ダイヤモンド社刊)を出版するなどし、「もったいない」という言葉やその意味を北海道を中心に広めた。
「もったいない」は20万部のロングセラーになり、英語版「MOTTAINAI」も出版された。2003年には「講談社α文庫」より文庫本も出版されている。
2003年10月
国連大学「ゼロエミッションフォーラム」(UNU/ZEF)など様々な講演で「もったいない」について語り、その実践が日本内外の有識者からも注目されている。
そこには、常に自然共生し、時間を無駄をにせず、全てのものに対する畏敬と感謝、深い愛情の意が込められている。
この言葉の実践にこそ、現在起きている環境破壊や健康被害、家族教育の問題、地域社会の崩壊や故郷の喪失といった問題などへの解決策があるとしている。
2004年5月
小泉純一郎・内閣総理大臣の北海道視察の際、「もったいない」の実践の実際と、その精神を伝えた。
「もったいない」精神の起源、意味
祖父母や両親をはじめ、郷土で「もったいない」の精神を教え込まれた。
仏教由来のこの言葉を、「すべてのものにムダなものは何もない」と表現。大量生産、大量販売、大量消費の20世紀型社会のパラダイムを「かんけいない」と称し、それの対極に「もったいない」があるとしている。
「かつての日本人が持っていた、人間も含まれる自然への敬いと畏れ、愛情が、スピードや便利、快適さが優先の高度文明化社会では失われてしまい、それが文化の喪失、地域や故郷の喪失、家族の絆の喪失、人間の健康の喪失へ向かってしまった」とことある度に説いている。
「もったいない」には、一般的に「物をムダにせず、大切に使い切る」という有形の物に使われることが多いが、人間の本来あるべきライフスタイルや精神や心のあり方にまでに踏み込んでいる。
日本国内外での活動
1995年には、北海道新聞にて、「もったいない」をテーマにした脚本家倉本聰との対談など啓蒙広告を掲載したり、HBCラジオ(北海道放送)で番組を制作するなどして普及活動を行い、北海道内外での講演会でも伝え続けている。
木の事業による「もったいない」の実践は、日本国外からも注目され、ハーバード大学ではプロフェッサーシップとして講座も設けられた。

[編集] 関連図書

[編集] 関連楽曲

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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