香椎駅
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香椎駅 | |
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フレスタ口・香椎駅ビル(フレスタ・かしい) |
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かしい - Kashii | |
所属事業者 | ■九州旅客鉄道(JR九州) |
所在地 | 福岡市東区香椎駅前1丁目 |
電報略号 | カシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
11,915人/日(降車客含まず) -2006年度- |
開業年月日 | 1890年(明治23年)9月28日 |
乗入路線 2路線 | |
所属路線 | 鹿児島本線 |
キロ程 | 69.8km (門司港起点) |
◄九産大前(1.2km)
(1.7km)千早►
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所属路線 | 香椎線 |
キロ程 | 12.9km (西戸崎起点) |
◄和白(3.7km)
(1.3km)香椎神宮►
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乗換 | 西鉄貝塚線西鉄香椎駅 |
備考 | 直営駅(一部委託、終日駅員配置) みどりの窓口 有 |
香椎駅(かしいえき)は、福岡県福岡市東区香椎駅前1丁目11番1号に所在する九州旅客鉄道(JR九州)の駅。
JR九州では博多駅に次ぐ福岡市第二の規模である。快速・準快速電車はすべて停車し、特急も一部停車する。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
ホームは地上駅舎側1面1線、島式ホーム2面4線の計3面5線。全ホームエレベーター・エスカレーター設置済みである。1番のりば(1番線)と2番のりば(3番線)の間には上り通過線(2番線)、3番のりば(4番線)と4番のりば(6番線)の間には写真に写っている留置線が存在する。この留置線は現在架線が取り払われている。一時期エスカレータ・エレベータ設置工事に伴い、100mほど縮小されていた。また、5番のりば(7番線)より東側(一番奥)には留置線(8番線)がある。この留置線には香椎線の朝夕ラッシュを終えた車両が置かれ、その車両は博多運転区(旧竹下気動車区)へ回送される。
駅ビルは鉄筋コンクリート4階建てで、フレスタ香椎がテナントで入っている。以前の駅舎は初代の八代駅駅舎を移築したものであった。改札口は全部で3カ所あり、駅前広場側を本口、フレスタ香椎側をフレスタ口、九州産業大付属九州高側を九高口と呼んでいる。自動改札機は本口には6機、フレスタ口・九高口には3機ずつ設置している。また、駅北側には博多信号通信区香椎管理室・博多保線区香椎管理室・博多保線区香椎支区がある。
出札及び本口改札はJR九州の直営で、フレスタ口・九高口改札は九州交通企画の業務委託である。みどりの窓口設置。
自動放送導入駅。
1 | ■特急「ソニック」「にちりんシーガイア」 | 小倉・大分・宮崎方面 |
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■鹿児島本線 | 赤間・小倉・門司港方面 | |
■香椎線 | 海ノ中道・西戸崎方面 | |
2 | ■特急「有明」 | 博多・大牟田・熊本方面 |
■特急「ソニック」「にちりんシーガイア」「きらめき」 | 博多行 | |
■鹿児島本線 | 博多・鳥栖・大牟田方面 | |
3 | ■鹿児島本線 | 博多・鳥栖・大牟田方面 |
■香椎線 | 海ノ中道・西戸崎方面/長者原・宇美方面 | |
4 | ■香椎線 | 海ノ中道・西戸崎方面/長者原・宇美方面 |
5 | ■香椎線 | 海ノ中道・西戸崎方面/長者原・宇美方面 |
特急は日豊本線系統が1時間に1本(時間帯によっては2本)の他、下りの「有明」「きらめき」が1本のみ停車する。なお、9時までの博多方面及び18時以降の小倉方面は全列車通過となる。
日中の香椎線は宇美行きが3番のりば、雁ノ巣・西戸崎行きが4番のりばを使用する。
[編集] 利用状況
平成18年度(2006度)は1日平均11,915人の乗車人員である(乗降客数だと、降車人員も含むため約2万6千人)。
2006年現在、JR九州福岡県内の駅としては乗降人員が博多駅、小倉駅、折尾駅、黒崎駅に次いで5位である。
乗降者数の大半は付近に4校存在する高校(福岡県立香住丘高等学校・香椎高校・香椎工業高校・九州高校)、1校ある大学(福岡女子大学)への通学客、香椎駅東地区や香椎浜地区からの通学・通勤客である。香椎浜地区は千早駅が近いが香椎駅(西鉄香椎駅)以外にバスがないため香椎駅を利用する客が多い。
現在、付近の商店街の利用客減や千早駅の開業などで、多少乗降客が減っているが、現在進められている「香椎副都心土地区画整理事業香椎駅周辺地区」による広いロータリーの設置や人工島(アイランドシティ)からの利用による乗客増も考えられるため今後の乗降客数の増減ははっきりはわからない。
朝のラッシュ時は乗降客数が多いため、乗降に時間がかかり、発車が遅れることが多々ある。また、少し遅れると本来は後続列車が接続列車の香椎線からの乗り換え客の影響で遅れが広がることもしばしばある。
[編集] 駅周辺
福岡市東の副都心と位置付けられ、駅周辺は小さな繁華街になっている。
- 香椎地区
- 西鉄香椎駅 - 西鉄貝塚線
- アイランドシティ
- 香椎宮 - 最寄駅は香椎線香椎神宮駅
- 香椎花園 最寄駅は西鉄貝塚線香椎花園前駅
- セブン-イレブン福岡香椎駅前店
- イオン香椎浜ショッピングセンター
- デオデオ福岡東店
- ベスト電器New香椎店(2005年11月25日、移転開店)
- ヤマダ電機福岡香椎本店(2005年12月9日、ダイエー香椎店跡地1-2Fに開店)
- ハローデイ香椎店(2005年12月16日、ダイエー香椎店食品売り場跡地B1Fに開店)
- ダイソー香椎2号店(1号店は香椎副都心土地区画整理事業のため2号店開店後に閉店)
- ダイソー香椎ビッグマート店(2005年12月23日、ダイエー香椎店日用品売り場跡地B1Fに開店)
- 学習塾多数(全教研、英進館、九大進学ゼミなど)
- 福岡女子大学
- 福岡県立香椎高等学校
- 福岡県立香椎工業高等学校
- 九州産業大学附属九州高等学校
- 福岡市立香椎小学校
- 国道3号
- 香椎出入口 - 福岡高速道路1号線
- 香椎中央商店街
- 香椎名店街
- キラキラ通りKASHII(博商通り)
- みゆき通り
- 香椎セピア通り
- 香椎参道
[編集] 歴史
- 1890年(明治23年)9月28日 九州鉄道(初代)が開設。
- 1904年(明治37年)1月1日 博多湾鉄道(1920年、博多湾鉄道汽船に改称。現在の香椎線)が開業。
- 1907年(明治40年)7月1日 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管。
- 1921年(大正10年)8月1日 筑前新宮~香椎駅間複線化。
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- 10月1日 香椎~箱崎駅間複線化。
- 1942年(昭和17年)9月19日 博多湾鉄道汽船が西日本鉄道に合同合併し同社糟屋線となる。
- 1944年(昭和19年)5月1日 西日本鉄道糟屋線が戦時買収により国有化され運輸通信省香椎線が継承。
- 1961年(昭和36年)6月1日 門司港~久留米駅間電化。
- 1975年(昭和50年)3月10日 貨物業務取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
[編集] 隣の駅
[編集] 香椎副都心土地区画整理事業
現在香椎副都心では、香椎駅前地区と香椎操車場地区にわけての土地区画整理が行われている。また、香椎操車場地区にはJR千早駅が開業しほぼ同時期にNTTドコモ香椎ビルが完成した。また、ダイエー香椎店(2005年10月31日閉店)の駐車場の一部にはパチンコ店ワンダーランドやベスト電器香椎店が建ち、ダイエーの入っていた建物にはヤマダ電機が入っている。そして、ダイエー香椎駅前店跡にはマンションなどが建っている。
[編集] 関連項目
鹿児島本線(門司港 - 荒尾) |
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門司港 - 小森江 - 門司 - (貨)北九州貨物ターミナル - (貨)東小倉 - 小倉 - 紫川(信) - 西小倉 - (貨)浜小倉 - 九州工大前 - 戸畑 - 枝光 - スペースワールド - 八幡 - 黒崎 - 東折尾(信) - 陣原 - 折尾 - 水巻 - 遠賀川 - 海老津 - 教育大前 - 赤間 - 東郷 - 東福間 - 福間 - 千鳥 - 古賀 - 福工大前 - 九産大前 - 香椎 - 千早 - 千早(操) - 箱崎 - 吉塚 - 博多 - 竹下 - 笹原 - 南福岡 - 春日 - 大野城 - 水城 - 太宰府(信) - 都府楼南 - 二日市 - 天拝山 - 原田 - けやき台 - 基山 - 弥生が丘 - 田代(鳥栖貨物ターミナル) - 鳥栖 - 肥前旭 - 久留米 - 荒木 - 西牟田 - 羽犬塚 - 船小屋 - 瀬高 - 南瀬高 - 渡瀬 - 吉野 - 銀水 - 大牟田 - 荒尾(>>熊本方面) 博多臨港線(貨物線):香椎 - 千早(操) - (貨)福岡貨物ターミナル |
香椎線 |
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西戸崎 - 海ノ中道 - (中道信号場) - 雁ノ巣 - 奈多 - 和白 - 香椎 - 香椎神宮 - 舞松原 - 土井 - 伊賀 - 長者原 - 酒殿 - 須恵 - 須恵中央 - 新原 - 宇美 貨物支線(廃線):酒殿 - 志免 - 旅石(貨) |