近畿東海放送
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近畿東海放送(きんきとうかいほうそう)は、かつて三重県をサービスエリアとして放送していたAMラジオ放送局である。
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[編集] 放送局概要
1953年10月設立、12月に局名ラジオ三重、コールサインJOXR、略称RMC、周波数860kHz・出力1kwで津市から本放送を開始。その後近畿地方と東海地方の中間にあるラジオ局という印象を高めるため、1957年11月に近畿東海放送(略称KTB)と変更。
[編集] 当時の周波数
- その他、県南部の尾鷲市にも中継局設置の免許申請をしていた。
[編集] 当時の会社概要
- 商号 : 株式会社近畿東海放送
- 所在地 : 三重県津市中央1-1 三重会館5・6階
- 現在は東海ラジオ放送三重支局
[編集] 沿革
- 1953年(昭和28年)8月1日 予備免許割り当て。
- 1953年(昭和28年)10月15日 株式会社ラジオ三重設立。
- 1953年(昭和28年)11月30日 本免許割り当て。
- 1953年(昭和28年)12月1日 サービス放送開始。
- 1953年(昭和29年)12月10日 開局、本放送開始。(津放送局・周波数860KC、出力500W)
- 1954年(昭和30年)1月22日 1kWに増力申請。
- 1954年(昭和30年)4月19日 上野放送局免許申請。
- 1954年(昭和30年)4月26日 尾鷲放送局免許申請。後日却下。
- 1956年(昭和32年)4月29日 上野市に上野放送局開局。(周波数1460KC、出力100W)
- 1956年(昭和32年)5月31日 四日市市にテレビ放送局開設の免許申請。後日取り下げ。
- 1956年(昭和32年)10月1日 津放送局の出力を1kWに増力。上野放送局の周波数を1560kHzに変更。
- 1956年(昭和32年)12月10日 株式会社近畿東海放送に社名変更。
- 1956年(昭和32年)12月26日 岐阜のラジオ東海と共に名古屋市にテレビ放送局開設の免許申請。
- 1957年(昭和33年)5月1日 津市にFM放送局開設の免許申請。
- 1958年(昭和34年)4月19日 10kWに増力申請。
- 1959年(昭和35年)2月18日 ラジオ東海と共に名古屋市にラジオ放送局開設の免許申請。
- 1959年(昭和35年)11月1日 ラジオ東海と合併。東海ラジオ放送へ。
[編集] 合併への経過とその後
1958年12月にラジオ東海(岐阜県・旧岐阜放送=但し現在の岐阜放送との直接の関係なし)と合弁で東海テレビ放送を開局。これが縁となり、1959年11月名古屋中波第2局を獲得すべく両者は合併。東海ラジオ放送津放送局となるが、同社名古屋親局の開局に伴い1960年3月を持って閉局した。但し、現在も東海ラジオ放送三重支局(津市三重会館5階)として運営している。
その後、周波数860kHzは東海ラジオ放送豊橋放送局の周波数に、JOXRのコールサインはラジオ沖縄が本土復帰の際に使用することになる。また現在三重県内では東海ラジオの中継局(全てコールサインなし)が尾鷲放送局(1062KHz)、熊野放送局(1485KHz)、上野放送局(1557KHz)の3ヶ所設置されている。