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日本調教馬の日本国外への遠征 - Wikipedia

日本調教馬の日本国外への遠征

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本の競馬 > 日本調教馬の日本国外への遠征

本記事では、日本の競馬における日本調教馬の日本国外への遠征について述べる。

目次

[編集] 概要

いくつかの国の競馬では日本の競馬よりも出走制限はゆるく、国外の厩舎に所属していても多くの競走で出走できる。また、いくつかの競走では招待競走として、遠征費の負担も行っている。

[編集] 歴史

[編集] 戦前

日本国内で調教された競走馬による日本国外への遠征のうち、はっきりとした記録のある最古のものは、1909年(明治42年)にウラジオストックで行われた日露大競馬会への遠征である。前年に馬券が禁止されて意気消沈していた日本の競馬界に、ポーツマス条約による講和が成立した直後のロシアの競馬倶楽部から誘いがあり、帝室御賞典勝馬のスイテンを筆頭に50頭近くが大挙して遠征をした(なお、日本の騎手や調教師もともに遠征した)。日本国内の競走と同様、ほとんどの競走は日本産馬のみで行われたが、シベリア産やロシア産の馬との混合競走も行われ、スイテンは優勝戦でトップハンデでシベリア産馬に勝つなど、5戦5勝の遠征成績を収めた。ウラジオストックへの遠征はこれが最初で最後である。

太平洋戦争までは、朝鮮半島や台湾、満州でも競馬倶楽部が創設されて日本の内地(戦後の「日本国内」)で生産された馬が出走したほか、大陸産(名目上は「日本国産」である)のサラブレッドやアラブ系種、さらには速歩用の馬が日本の内地で出走していた。但し、日本の内地以外(戦後の「日本国外」)への遠征として特筆すべきものはない。

[編集] 戦後(1980年代以前)

戦後最初の日本国外への遠征は、1958年から1959年に掛けてハクチカラのアメリカ遠征である。1959年、ワシントンバースデーハンデキャップで初勝利。なおこの遠征には保田隆芳騎手も一時期帯同した。

その後、ワシントン国際招待ステークスに多くの馬が招待された、1962年タカマガハラをはじめに多くの馬が挑戦したが、敗退の山を築いていった。

1966年から1967年にかけて、フジノオーグランドナショナルを含む障害競走に出走し、2勝を収めた。

1986年、その時の日本国内での最強馬であったシンボリルドルフがアメリカに遠征したが、1戦で故障、そのまま引退を余儀なくされた。シンボリルドルフと同じ時にヨーロッパに遠征中であったシリウスシンボリ1987年に帰国するとそれ以降はしばらく遠征が途絶えることとなる。

[編集] 1990年代以降

1993年から香港国際競走で日本調教馬が招待されることになると久々に遠征馬が現れるようになり、1995年香港国際カップフジヤマケンザンが海外GI初勝利(香港のローカルグレードによる。国際グレードはG2だった)を収めると、その後香港遠征は毎年恒例のこととなった。

1996年ドバイワールドカップが創設された。この競走は招待競走とされた為、以後、ドバイへの遠征も毎年恒例のこととなっている。1996年の第1回には前年のダート戦線で大活躍したライブリマウントが遠征し、6着。

1997年にはホクトベガドバイワールドカップに出走するも競走中の事故により故障を発症し安楽死処分となった。翌年現地ではホクトベガの名を冠した競走が施行されている。現在日本国外の競走で死亡した馬はホクトベガだけである。

1998年シーキングザパールモーリス・ド・ゲスト賞で日本調教馬による日本国外の国際G1初勝利を収めた。その翌週にはタイキシャトルジャック・ル・マロワ賞を制覇。年末にはミッドナイトベットが香港国際カップを制覇した。

1999年にはエルコンドルパサーが欧州遠征を行い、サンクルー大賞を制覇した。その後、欧州最高峰競走の凱旋門賞は近年屈指の好メンバーと呼ばれた出走馬の中で、2着に惜敗。凱旋門賞同日のアベイ・ド・ロンシャン賞アグネスワールドが勝利を収める。

2000年アグネスワールドは遠征を行った。ロイヤルアスコットのキングススタンドステークスでは、惜しくも2着であったが、続く欧州のスプリント最高峰の競走ジュライカップで2勝目を飾った。

2001年ステイゴールド香港ヴァーズで日本産馬の日本調教馬による日本国外での国際GI初勝利を収めた。2001年の香港国際競走は日本調教馬の勝利ラッシュで、エイシンプレストン香港マイルアグネスデジタルが香港カップと、ステイゴールドを含めて、4つのうち3つの競走が日本調教馬の勝利であった。エイシンプレストンはその後も積極的に香港へ遠征し、2002年と翌2003年クイーンエリザベス2世カップを連覇、日本調教馬初の日本国外同一G1連覇を果たした。

専ら日本国外への遠征は中央競馬所属馬が行っていたが、2005年に地方競馬の船橋所属のアジュディミツオードバイワールドカップに出走した。

この2005年にはシーザリオアメリカンオークス招待ステークスを、ハットトリックが香港マイルを制覇したが、この2頭はともに角居勝彦調教師の管理馬であり、日本の調教師が同一年で日本国外での勝利馬を2頭出したのは初めての事である。

また、同年、アイポッパーがオーストリアへ遠征し、コーフィールドカップで2着に好走したが、目標のメルボルンカップでは惨敗した。

2006年には、ホッカイドウ競馬所属のコスモバルクシンガポール航空インターナショナルカップを制し、地方競馬所属馬として初めて国際G1競走の勝利をもたらした。

また、同年10月1日には、ディープインパクトが凱旋門賞に出走。 3着になるも、後に禁止薬物(日本では禁止されていない)が検出され失格処分となった。(ディープインパクト禁止薬物検出事件も参照)。

さらに、同年11月7日、メルボルンカップでデルタブルースポップロック(ともに角居勝彦調教師の管理馬)が1、2着となり、デルタブルースは2006/07年シーズンのオーストラリア最優秀ステイヤーにも選ばれた。

2007年にはアドマイヤムーンドバイデューティーフリーを制し、その後、日本国内で宝塚記念勝利後、高額でシェイク・モハメドが率いるダーレーグループに移籍した。また、シンガポール航空インターナショナルカップで、シャドウゲイト、コスモバルクが1、2着を占めた。

[編集] 香港国際競走への遠征

例年12月に行われる香港国際競走へは地理的に近い上、招待競走ということもあり日本から毎年多くの競走馬が遠征、招待競走4競走のうち3競走で勝利を収めている。香港スプリントは未勝利。

[編集] 香港ヴァーズ

日本馬は2001年にステイゴールドが優勝しているが、同距離帯を得意とする一線級の馬のほとんどが有馬記念へ向かい、またそれ以外の一線級は香港カップへ向かう傾向が強い。

施行日 参戦馬名 アルファベット表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第1回 1994年12月11日 エイシンテネシー Eishin Tennessee 牝5 増井裕 坂口正則 4着
第2回 1993年12月10日 タニノクリエイト Tanino Create 牡3 蛯名正義 森秀行 4着
第4回 1997年12月14日 エイシンサンサン Eishin Sansan 牝5 武豊 坂口正則 12着
第6回 1999年12月12日 ローゼンカバリー Rosen Kavalier 牡6 菊沢隆徳 鈴木康弘 7着
第8回 2001年12月16日 ステイゴールド Stay Gold 牡7 武豊 池江泰郎 1着
第12回 2005年12月11日 シックスセンス Six Sense 牡3 四位洋文 長浜博之 2着
第13回 2006年12月10日 ソングオブウインド Song of Wind 牡3 武幸四郎 浅見秀一 4着
アドマイヤメイン Admire Main 牡3 武豊 橋田満 8着

[編集] 香港スプリント

日本から過去に9頭が出走してるが、惨敗が続いている。

施行日 参戦馬名 アルファベット表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第3回 2001年12月16日 ダイタクヤマト Daitaku Yamato 牡7 江田照男 石坂正 12着
メジロダーリング Mejiro Darling 牝5 吉田豊 大久保洋吉 13着
第4回 2002年12月15日 ショウナンカンプ Shonan Kampf 牡4 藤田伸二 大久保洋吉 10着
ビリーヴ Believe 牝4 武豊 松元省一 12着
第6回 2004年12月12日 サニングデール Sunningdale 牡5 福永祐一 瀬戸口勉 7着
カルストンライトオ Calstone Light O 牡6 大西直宏 大根田裕之 14着
第7回 2005年12月11日 アドマイヤマックス Admire Max 牡6 上村洋行 橋田満 11着
第8回 2006年12月10日 シーイズトウショウ She is Tosho 牝6 池添謙一 鶴留明雄 10着
メイショウボーラー Meisho Bowler 牡5 福永祐一 白井寿昭 競走中止

[編集] 香港マイル

2000年以降は12月に施行されていたスプリンターズステークスが10月に開催時期を移したため、日本の短距離馬は11月に行われるマイルチャンピオンシップ出走後、ここを目標とするのが近年主流となりつつある。

2001年にはエイシンプレストンが、2005年にはハットトリックが優勝を果した。

施行日 参戦馬名 アルファベット表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第2回 1993年4月18日 ホクセイシプレー Hokusei Ciboulette 牡5 須貝尚介 須貝彦三 14着
第3回 1993年12月12日 トモエリージェント Tomoe Regent 牡5 根本康広 増沢末夫 14着
第4回 1994年12月11日 ゴールドマウンテン Gold Mountain 牡5 増井裕 佐山優 8着
第5回 1995年12月10日 ドージマムテキ Dojima Muteki 牡5 柴田善臣 森秀行 5着
第6回 1996年12月8日 ドージマムテキ Dojima Muteki 牡6 村本善之 森秀行 2着
第7回 1997年12月14日 シンコウキング Shinko King 牡6 武豊 藤沢和雄 3着
第8回 1998年12月13日 ロイヤルスズカ Royal Suzuka 牡5 横山典弘 橋田満 4着
第9回 1999年12月12日 ミッドナイトベット Midnight Bet 牡4 O.ペリエ 長浜博之 8着
第11回 2001年12月16日 エイシンプレストン Eishin Preston 牡4 福永祐一 北橋修二 1着
ゼンノエルシド Zenno El Cid 牡4 O.ペリエ 藤沢和雄 14着
第12回 2002年12月15日 トウカイポイント Tokai Point 6 蛯名正義 後藤由之 3着
アドマイヤコジーン Admire Cozzene 牡6 武豊 橋田満 4着
第13回 2003年12月14日 ローエングリン Lohengrin 牡4 K.デザーモ 伊藤正徳 3着
アドマイヤマックス Admire Max 牡4 福永祐一 橋田満 4着
テレグノシス Telegnosis 牡4 勝浦正樹 杉浦宏昭 7着
第14回 2004年12月12日 デュランダル Durandal 牡5 池添謙一 坂口正大 5着
テレグノシス Telegnosis 牡5 横山典弘 杉浦宏昭 14着
第15回 2005年12月11日 ハットトリック Hat Trick 牡4 O.ペリエ 角居勝彦 1着
アサクサデンエン Asakusa Den'en 牡6 藤田伸二 河野通文 6着
第16回 2006年12月10日 ダンスインザムード Dance In The Mood 牝5 武豊 藤沢和雄 12着
第17回 2007年12月9日 コンゴウリキシオー Kongo Rikishio 牡5 藤田伸二 山内研二 9着

[編集] 香港カップ

日本馬は国際G1格付け以前も含めて3勝している。天皇賞(秋)の勝ち馬の多くはジャパンカップや有馬記念へ向かうため、日本からの有力馬の多くは3歳馬で、翌年に著しく伸びる馬も多い。1995年の本競走でフジヤマケンザンは日本調教馬としてはハクチカラ以来36年ぶりとなる海外重賞競走制覇[1]を果たした。また、1998年にミッドナイトベットが勝利した際に記録した勝ちタイムは当時の沙田競馬場の芝1800メートルのレコードタイムであった(2004年にラシアンパールが更新)。

なお、1999年にはエアジハードも出走を計画し香港へ渡ったものの、レースの2日前に現地で屈腱炎を発症していることが判明したため出走できずそのまま引退することとなった。

施行日 参戦馬名 アルファベット表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第7回 1993年12月12日 ナリタチカラ Narita Chikara 牡5 武豊 大久保正陽 7着
第8回 1994年12月11日 フジヤマケンザン Fujiyama kenzan 牡6 蛯名正義 森秀行 4着
第9回 1995年12月10日 フジヤマケンザン Fujiyama kenzan 牡7 蛯名正義 森秀行 1着
第10回 1996年12月8日 シーズグレイス She's Grace 牝3 福永祐一 森秀行 9着
第11回 1997年12月14日 サイレンススズカ Silence Suzuka 牡3 武豊 橋田満 5着
第12回 1998年12月13日 ミッドナイトベット Midnight Bet 牡4 河内洋 長浜博之 1着
第15回 2001年12月16日 アグネスデジタル Agnes Digital 牡4 四位洋文 白井寿昭 1着
第16回 2002年12月15日 エイシンプレストン Eishin Preston 牡5 福永祐一 北橋修二 5着
第17回 2003年12月14日 エイシンプレストン Eishin Preston 牡6 福永祐一 北橋修二 7着
マグナーテン Magnaten 騸7 K.デザーモ 藤沢和雄 13着
第18回 2004年12月12日 ダンスインザムード Dance in the Mood 牝3 O.ペリエ 藤沢和雄 13着
第20回 2006年12月10日 アドマイヤムーン Admire Moon 牡3 武豊 松田博資 2着
ディアデラノビア Dia De la Novia 牝4 福永祐一 角居勝彦 7着
第19回 2007年12月9日 シャドウゲイト Shadow Gate 牡5 田中勝春 加藤征弘 5着

[編集] ドバイミーティングへの遠征

例年3月に行われるドバイミーティングへは招待競走ということもあり日本から毎年多くの競走馬が遠征、招待競走7競走のうち3競走で勝利を収めている。なおドバイカハイラクラシックは日本では行われていない純血アラブ種による競走のため遠征も無い。

2007年にはドバイミーティングの前哨戦にも出走馬があり、アルバスティキヤ(UAEダービーの前哨戦)にビクトリーテツニーが出走して2着、マハブアルシマール(ドバイゴールデンシャヒーンの前哨戦)に出走したアグネスジェダイは5着だった。

[編集] ゴドルフィンマイル

施行日 参戦馬名 英語表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第7回 2000年3月25日 タガノサイレンス Tagano Silence 牡7 松永幹夫 橋田満 6着
第8回 2001年3月24日 ノボトゥルー Nobo True 牡5 O・ペリエ 森秀行 9着
第13回 2006年3月25日 ユートピア Utopia 牡6 武豊 橋口弘次郎 1着
第14回 2007年3月31日 フサイチリシャール Fusaichi Richard 牡4 C.スミヨン 松田国英 6着

[編集] UAEダービー

施行日 参戦馬名 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第7回 2006年3月25日 フラムドパシオン 牡3 武豊 角居勝彦 3着
ガブリン 牡4 O.ペリエ 森秀行 7着
第8回 2007年3月31日 ビクトリーテツニー 牡3 武豊 森秀行 5着
第9回 2008年3月29日 イイデケンシン 牡3 藤田伸二 昆貢 8着

[編集] ドバイゴールデンシャヒーン

施行日 参戦馬名 英語表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第10回 2002年3月23日 ブロードアピール Broad Appeal 牝8 O.ペリエ 松田国英 5着
第12回 2004年3月27日 マイネルセレクト Meiner Select 牡6 武豊 中村均 5着
第14回 2006年3月25日 アグネスジェダイ Agnes Jedi 牡4 吉原寛人 森秀行 6着
第15回 2007年3月31日 アグネスジェダイ Agnes Jedi 牡5 武豊 森秀行 10着
シーキングザベスト Seeking the Best 牡6 福永祐一 11着

[編集] ドバイシーマクラシック

施行日 参戦馬名 英語表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第3回 2000年3月25日 ゴーイングスズカ Going Suzuka 牡7 芹沢純一 橋田満 5着
第4回 2001年3月24日 ステイゴールド Stay Gold 牡7 武豊 池江泰郎 1着
第5回 2002年3月23日 ホットシークレット Hot Secret 6 柴田善臣 後藤由之 7着
第9回 2006年3月25日 ハーツクライ Heart's Cry 牡5 C.ルメール 橋口弘次郎 1着
第10回 2007年3月31日 ポップロック Pop Rock 牡6 O.ペリエ 角居勝彦 6着

[編集] ドバイデューティーフリー

施行日 参戦馬名 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第6回 2001年3月24日 イーグルカフェ 牡4 武豊 小島太 9着
第11回 2006年3月25日 ハットトリック 牡5 O.ペリエ 角居勝彦 12着
アサクサデンエン 牡7 武豊 河野通文 16着
第12回 2007年3月31日 アドマイヤムーン 牡4 武豊 松田博資 1着
ダイワメジャー 牡6 安藤勝己 上原博之 3着
第13回 2008年3月29日 ウオッカ 牝4 武豊 角居勝彦 4着
アドマイヤオーラ 牡4 安藤勝己 松田博資 9着

[編集] ドバイワールドカップ

この競走は、遠征費用も全て主催者側が用意するという豪華さもあり、日本からも多数の馬が参戦してきた。

1996年の第1回、この前年から中央競馬地方競馬の交流が盛んとなり、当時ダート戦線で頂点に君臨していたライブリマウントが参戦した。

1997年の第2回は、前年地方競馬の交流重賞で8連勝、この年も壮行レースの川崎記念を圧勝したホクトベガが参戦。しかし、4コーナーで前の馬に接触し転倒、左前腕節部の複雑骨折により予後不良と診断が下され、その場で安楽死処分となった。

なかなか活躍の無かった日本調教馬であるが2001年の第6回、トゥザヴィクトリーが逃げ粘り2着を確保。ついに日本調教馬にも優勝の光明が見え始めてきた。ちなみに同レースで牝馬が二着に入ったのは現在まで最高記録であるとともに唯一の記録である。

2003年イーグルカフェゴールドアリュールが出走を予定していたが、イラク戦争の影響で飛行機の調達が出来なくなり、出走回避を余儀なくされた。

2005年にはアジュディミツオーNAR船橋)に所属のまま、地方所属馬として初の参戦をしたが6着に敗れた。

施行日 参戦馬名 アルファベット表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第1回 1996年3月27日 ライブリマウント Lively Mount 牡5 石橋守 柴田不二男 6着
第2回 1997年4月3日 ホクトベガ Hokuto Vega 牝7 横山典弘 中野隆良 競走中止
第3回 1998年3月28日 キョウトシチー Kyoto City 牡7 松永幹夫 中尾謙太郎 6着
第5回 2000年3月25日 ワールドクリーク World Cleek 牡5 加藤和宏 新井仁 6着
第6回 2001年3月24日 トゥザヴィクトリー
レギュラーメンバー
To The Victory
Regular Member
牝5
牡4
武豊
松永幹夫
池江泰郎
山本正司
2着
9着
第7回 2002年3月23日 アグネスデジタル
トゥザヴィクトリー
Agnes Digital
To the Victory
牡5
牝6
四位洋文
O.ペリエ
白井寿昭
池江泰郎
6着
11着
第9回 2004年3月27日 アドマイヤドン
リージェントブラフ
サイレントディール
Admire Don
Regent Bluff
Silent Deal
牡5
牡8
牡4
安藤勝己
吉田豊
武豊
松田博資
大久保洋吉
池江泰郎
8着
9着
12着
第10回 2005年3月26日 アジュディミツオー Adjudi Mitsuo 牡4 内田博幸 川島正行 6着
第11回 2006年3月25日 カネヒキリ
スターキングマン
Kane Hekili
Star King Man
牡4
牡7
武豊
O.ペリエ
角居勝彦
森秀行
4着
7着[2]
第12回 2007年3月31日 ヴァーミリアン Vermilion 牡5 C.ルメール 石坂正 4着
第13回 2008年3月30日 ヴァーミリアン Vermilion 牡6 武豊 石坂正 12着

[編集] ディープインパクト遠征時の日本人ファンのマナーについて

2006年、ディープインパクトがフランスで行われた凱旋門賞に出走した際、現地へ渡航した日本人ファンのマナーが問題となった。彼らの一部は日本の競馬場同様に、観戦のためによりよい場所を得るために競馬場の入場門が開門すると同時に疾走し、用意されたレーシングプログラムを奪い合った。また、パドックにおいて集団で大騒ぎをする者も現れ、ディープインパクトに騎乗してパドックを周回中であった武豊に静粛にするよう要求される場面もみられた。このような振る舞いの数々は現地のファンやマスコミの多くに批判され、あるいは冷笑された。

[編集] 脚注

  1. ^ ただし、当時の香港国内グレードではGIだったため、グレード別定の金鯱賞ではGI馬扱いの2kg増で出走している。
  2. ^ 入線順位はカネヒキリ5着、スターキングマン8着であったが、後に2位入線のブラスハットが失格となったため繰り上がった。


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