岸孝之

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岸 孝之 埼玉西武ライオンズ No.11
基本情報
国籍	日本
出身地	宮城県仙台市太白区
生年月日	1984年12月4日（23歳）
身長 体重	180cm 68kg
選手情報
投球・打席	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2006年 希望入団枠
初出場	2007年3月30日
年俸	3,600万円（2008年）
経歴
宮城県名取北高等学校 東北学院大学 埼玉西武ライオンズ (2007 - )
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岸 孝之（きし たかゆき、1984年12月4日 - ）は、宮城県仙台市太白区出身で埼玉西武ライオンズに所属するプロ野球選手（投手）。背番号は11番。

しなやかな腕から繰り出すMAX152km/hの快速球と鋭く曲がるスライダーを武器とする本格派投手。チェンジアップ、カーブもキレがあり、幅の広い投球が持ち味。端正で細身なスタイルと甘いマスクで、若手イケメン投手としても人気である。

目次 1 来歴 1.1 プロ入り後 2 記録 3 年度別投球成績 4 タイトル・表彰・記録 5 エピソード 6 関連項目

[編集] 来歴

1991年、仙台市立西中田小学校で野球を始める。その後仙台市立柳生中学校、宮城県名取北高等学校へと進学。2002年（3年生）夏の宮城県大会、2回戦で敗退し、高校では甲子園経験なし。

東北学院大学でエースとして活躍し、仙台六大学野球リーグでは強豪の東北福祉大学の35連覇を阻止、東北学院大学の12年ぶりリーグ制覇を成し遂げた。MAX152km/hのストレートと、西口2世とも呼ばれるほど切れ味抜群のスライダーを武器にリーグ新記録の92奪三振をマークし、最優秀選手賞獲得（2004年春は敢闘賞）。

日米大学野球、世界選手権の両大会においてエース級の活躍を見せ、2006年の日米野球ではアメリカを無失点に抑えるなど大学NO.1右腕と称される。大学通算成績23勝11敗。

[編集] プロ入り後

楽天と競合になり、両者とも最高額を提示。最終的に尊敬する西口文也のいる西武を選択した。2006年大学生・社会人ドラフトで、希望枠で西武に入団した。

2007年 オープン戦では結果が出なかったが、チームの投手事情もあり開幕直後から一軍ローテーションに定着。オープン戦とは打って変わって好投を見せ、プロ二度目の先発となった4月6日のオリックス戦でプロ初勝利を上げる。チームが低迷する中コンスタントに勝ち星を挙げ、チームの新人では松坂大輔以来となる二桁勝利（11勝）をマーク。チーム2位の防御率3.40、奪三振数はチームトップの142個を記録した。

チームの10連敗を止めるなど3度の連敗ストッパーとして活躍し、新人離れしたマウンド度胸も見せた。ただ156.1イニングで与四球55と、同じく新人である田中将大（楽天）に次ぐリーグワースト2位の四球を与えてしまい、制球面で課題を残した。

田中と11勝7敗で並び、新人王争いが注目された。防御率は岸の方が上だったが、投球回数ならびに三振数は田中の方が上。また、高卒の18歳（岸は大卒の22歳）等といった話題性や注目度の差もあったのか新人王の座は田中に譲る形となった。しかし好成績を残したことが評価され、岸はパ・リーグ特別表彰として優秀新人賞を受賞。

[編集] 記録

• 初登板:2007年3月30日日本ハム戦。勝敗付かず
• 初勝利:2007年4月6日オリックス戦。8回2/3 2失点
• 初完投:2007年6月13日阪神戦。初完封でもある。
• 無四球完封試合:2007年7月31日日本ハム戦

[編集] 年度別投球成績

年度	チーム	登 板	完 投	完 封	無 四 球	勝 利	敗 戦	セ 丨 ブ	勝 率	打 者	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	暴 投	ボ 丨 ク	失 点	自 責 点	防 御 率
2007年	西武	24	2	2	2	11	7	0	.611	650	156.1	131	16	55	8	142	2	0	62	59	3.40

[編集] タイトル・表彰・記録

• 優秀新人賞（特別表彰） - 2007年

[編集] エピソード

• 高校3年夏の宮城県大会1回戦の多賀城高戦で、この高校の選手として東北学院大学・菅井徳雄監督の息子が出場していた。この試合を観戦していた菅井監督は、息子のチームをノーヒットに抑える相手チームの岸に注目。無名校の投手だった岸に、スポーツ推薦での東北学院大学への入学を頼み込んだというエピソードがある。ちなみにこの試合、死球をひとつ与えたため完全試合はならなかったが、この死球を与えた相手は菅井監督の息子である。岸はこの試合に勝ったものの、次の2回戦で早々と敗退してしまった。
• 緊張症であるため、ビッグゲームの前には体調が悪くなるという。マウンドでは足が震え、「片足で立つと倒れそうな気がする」と言っている。これは相手が強いチームであるときに限った話ではなく、格下の弱小チームであっても変わらないという。だからといって投球内容が悪くなるということもない。
• 野球選手としては珍しく極端に食が細い。特に夏場は食べられない。当番直後も食べられなくなる。同僚の涌井は「岸さんはもっと食べたほうがいい」と苦言を呈すが、岸は「涌井は食べ過ぎだよ」と言っている。

[編集] 関連項目

• 宮城県出身の人物一覧
• 埼玉西武ライオンズの選手一覧

西武ライオンズ（現-埼玉西武ライオンズ） 2006年ドラフト指名選手
大学生・社会人 - 希望入団枠：岸孝之 / 3巡目：山本淳 / 4巡目：原拓也 / 5巡目：岩崎哲也 / 6巡目：大崎雄太朗
高校生 - 1巡目：木村文和 / 3巡目：朱大衛