児島競艇場
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児島競艇場(こじまきょうていじょう)は岡山県倉敷市児島元浜町6番地3にある競艇場。 1952年琴海浜に開設された。 競艇の主催は第1施行者が倉敷市(競艇事業局)、第2施行者が備南競艇事業組合(総社市・早島町・浅口市・里庄町で構成する一部事務組合)となっている。
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[編集] 概要
丸亀競艇場・宮島競艇場・徳山競艇場・下関競艇場と並んで、瀬戸内海の海水を利用したコースで、潮の干満によりレースの傾向が変わり、潮の干満は2~3メートルである。 満潮時は水面のうねりの影響が出るが、干潮時には逆に穏やかな水面状況になる。
[編集] 施設案内
入場料は100円。スタンド客席数は7618席、場内の駐車場台数は約3100台。 開門時間は9:45(レースによって開門時刻の変更あり)入場門は3ヶ所、食堂は大小あわせて9ヶ所、銀行のCDもある。 1階には屋外観覧席2307席や500人収容できるイベントホール、3階には屋内観覧席3194席と東スタンドには女性カップル席105席や88インチの大型モニターがあるラウンジ183席、4階には屋内観覧席1968席と西スタンドには予想紙サービスと専用レストランのある入場料1000円の指定席402席、5階には予想紙・ドリンクサービスとモニター付きシートのあるロイヤルルームがある。 その他、1階と3階には「子供と女性専用ルーム」などがある。 2008年2月23日には、場内の総合案内およびグッズ販売等を行なう「ガァ~コの部屋」が開設された。 また、競艇場北端には入場料不要で舟券が購入できる外向前売投票場「ポートウィンク」(7:30-15:30)がある。
[編集] プロフィール
日本モーターボート選手会会長でもあった黒明良光(選手登録番号 2090)は、選手時代にここ児島競艇場をホームプールとしていた。 イメージキャラクターはガァ~コ、それにちなんでガァ~コカップが行なわれている。実況はメディアターナーの椛島健一が担当している。
[編集] 主なレース
- 例年11月頃に、周年記念(GI)として「競艇キングカップ」が行なわれている。
- 企業杯(GIII)として、下電カップが行なわれている。
- 新鋭リーグ戦の名称は、瀬戸の若鷲決定戦。
- 女子リーグ戦の名称は、瀬戸の女王決定戦。
- 正月には岡山県モーターボート選手権大会、ゴールデンウィークには鷲羽杯争奪戦競走、お盆には天領杯争奪戦競走が行なわれている。
- 桃太郎のふるさとである事から、ももたろうカップが行われていた。
- 2007年度総理大臣杯競走【SG】(3月30日優勝戦)
[編集] TVコマーシャル
マスコットキャラクター”ガァ~コ”と、その仲間たちとのバトルのCGアニメーションを使ったCMを放送中。合言葉は「来て、見て、競艇!!」 また、児島競艇で開催される大会のCMは、2008年度から使われている和田アキ子が出演の全国版CMは使わず、児島競艇独自のCMが使われている。
[編集] アクセス
以下の場所から無料送迎バスが運行されている。
[編集] バス発着地と時刻
[編集] 児島開催日(児島競艇場で開催される日)
- 児島駅 - 下電バス
- 9:40~14:00まで随時(児島駅から約3分)
- 倉敷駅(倉敷市民会館・天城・藤戸・林・稗田・小川経由) - 下電バス
- 倉敷駅9:30,10:30(倉敷駅から約45分)
- 倉敷駅(大原美術館前・老松東・大高・塩生経由) - 下電バス
- 倉敷駅9:40,10:00,10:20,11:00,11:35(倉敷駅から約50分)11:00は日、祝、優勝戦日のみ運行
- 総社市役所前(川辺橋・中島・弥生駅・水島駅・水島港経由) - 下電バス・中鉄バス
- 総社市役所前9:20(総社市役所から約75分、水島駅から約40分)
- 新倉敷駅南口(玉島中央町・霞橋・連島・中畝経由) - 両備バス
- 新倉敷駅9:30(新倉敷駅から約55分、玉島中央町から約45分)
- 金光駅(玉島中央町・霞橋・連島・中畝経由) - 両備バス
- 金光駅9:00(金光駅から約60分)
- 矢掛東(小田・井原駅・笠岡駅・笠岡IC経由) - 井笠バス・下電バス
- 矢掛東8:20(矢掛から約90分、井原駅から約60分、笠岡駅から約45分)
- 急行・福山駅南口(山陽自動車道・瀬戸中央自動車道経由直行便) - 井笠バス・下電バス
- 福山駅9:00,9:10(福山駅から約90分)
- 宇野駅(和田・日比・渋川・唐琴・下の町経由) - 下電バス
- 宇野駅9:20(宇野駅から約55分)
- 天満屋バスセンター(清輝橋・青江日赤・国道30号・秀天橋・荘内・長尾・琴浦北小学校経由) - 下電バス
- 天満屋9:12(天満屋から約60分)
- (赤磐市)下市・山陽団地(瀬戸橋・東平島・西大寺駅経由) - 下電バス・JRバス
- 下市9:00(下市から約85分、西大寺駅から約60分)
[編集] 単独場外発売日(他競艇場の場外発売のみの日)
- 児島駅 - 下電バス
- 9:40~14:00まで随時(児島駅から約3分)
- 倉敷駅(倉敷市民会館・天城・藤戸・林・稗田・小川経由) - 下電バス
- 倉敷駅9:30(倉敷駅から約45分)
- 倉敷駅(大原美術館前・老松東・大高・塩生経由) - 下電バス
- 倉敷駅9:40,10:20(倉敷駅から約50分)
[編集] 廃止された路線
なお、かつては以下の場所からも無料送迎バスが運行されていたが、米子線はボートピア松江が開設された2000年に、その他は競艇場側の財政事情により廃止された。
- (鳥取県)米子駅(米子自動車道・岡山自動車道・瀬戸中央自動車道経由) - 日交バス
- (愛媛県)伊予三島駅(高松自動車道・瀬戸中央自動車道経由) - 琴参バス
- (高知県)高知駅(高知自動車道・高松自動車道・瀬戸中央自動車道経由) - 土佐電バス
- (広島県尾道市)高須農協前(尾道駅経由) - 井笠バス
- 福山駅(東福山駅・大門・笠岡港・里庄・鴨方経由) - 井笠バス
- 福山発の急行便と矢掛発の便と統合
- (岡山市)網浜中(中央市場・興除経由) - 下電バス
- 倉敷市営球場前(弥生駅・水島駅経由) - 両備バス
- 総社発の便と統合
[編集] JR運賃の払い戻し
以下の条件で来場して、JR運賃払い戻しの専用受付で手続きをすれば、最高2000円までのJR運賃の払い戻しを受ける事が出来る。 ただし、法律の関係上「未成年者」は対象外となる。また、条件に該当しない場合(復路券を提示出来ない場合など)も対象外となる。
- 乗車駅で往復乗車券を購入し児島駅・倉敷駅まで鉄道を利用してそこから無料送迎バスに乗り来場し、専用受付で帰りの切符(復路券)を提示した場合。
以前は以下の条件でも払い戻しを受けられたが、2005年1月25日から休止となっている。
- 宇野駅・西大寺駅・福山駅まで鉄道を利用してそこから無料送迎バスに乗り来場し、該当駅からの復路券を受付で提示した場合。
- 一般路線バスである下電バスの下津井~児島駅間、大室~児島駅間を利用して来場し、乗務員から受け取った乗車証明書を受付で提示した場合。
- 自家用車などで瀬戸中央道の児島ICまで高速道路を利用して来場し、受付で児島ICまでの高速道路の領収書、利用証明書などを提示した場合。
[編集] 児島競艇場のバス乗り場
乗り場 | ■行先・方面など | 経由地 | 担当会社(予備社) | 使用車輌 | 備考 |
1 | ■臨時 | 他の乗り場が満車の場合 | |||
2 | ■天満屋バスセンター | 国道30号・十日市・清輝橋経由 | 下電 | 観光型 | |
■宇野駅 | 下の町・渋川経由 | 下電 | 一般路線型 | ||
3 | ■児島駅 | 下電 | 一般路線型 | 随時発車 | |
4 | ■倉敷駅 | 小川・藤戸・天城経由 | 下電 | 一般路線型 | |
5 | ■倉敷駅 | 塩生・大高経由 | 下電 | 一般路線型 | |
6 | ■総社駅 | 水島・弥生・中島・清音駅経由 | 中鉄(下電) | 観光型 | |
7 | ■金光駅 | 霞橋・玉島中央町経由 | 両備 | 観光型 | |
■新倉敷駅 | 霞橋・玉島中央町経由 | 両備 | 観光型 | ||
8 | ■矢掛バスセンター | 小田駅・井原駅・笠岡駅経由 | 井笠(下電) | 観光型 | |
■急行・福山駅 | 高速道経由 | 下電(井笠) | 観光型 | ||
9 | ■赤磐市山陽下市(山陽団地) | 西大寺・瀬戸経由 | 下電 | 観光型 |
以下の場所からは無料バスが運行されていたが、現在は運休中。
[編集] 専用場外発売場
ボートピア松江(2000年8月13日に開設) 島根県松江市寺町198番地57
- 松江駅から徒歩で5分
[編集] 外部リンク
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