Q-5 (航空機)

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Q-5（強撃5、Qiang-5、强击5、強-5）は、中華人民共和国の中国南昌飛機製造公司（NAMC：China Nanchang Aircraft Manufacturing Company）で開発された攻撃機である。輸出名はA-5、NATOコードネームはファンタン（Fantan）。

目次 1 概要 2 派生型 3 使用国 4 外部リンク

[編集] 概要

MiG-19の中国型であるJ-6から派生した機体であるが、エアインテークが機体両脇に移され機首ショックコーンにレーダーを格納している。さらに胴体を4m延長し、機内爆弾倉を設置したり、エリアルール及び搭載量増大を目的として変更が加えられているため、外見が大きく異なっている。

ベースとなったMiG-19は爆弾などの搭載量は小さく、戦闘爆撃機としては使用できなくもないが、格闘戦用の戦闘機としての使用例が多い機体である。そのため当初は西側ではこの機体を、中国が独自に開発したMiG-19からの発展型のマッハ2級戦闘機ではないかと推測していた（これは中国が殲撃七型を生産していた事が知られなかった事にもよる）。

MiG-19をベースに開発されたため、搭載力の低さ、エンジン寿命の短さ、頻繁にオーバーホールが必要というMiG-19の欠点もそのまま引き継いでいる。しかし中国にとっては他に替える機体が無く、1,000機近く生産されており、中国では空軍と海軍で運用されている。近代化も図られたものの、前述の通り欠点が多い機体であり大した性能向上は見込めず、中国ではより新しい後継機による更新が進行すると考えられている。

[編集] 派生型

• Q-5：原形。
• Q-5A：核兵器運用型
• Q-5I：航続距離延伸型
  • Q-5IA：Q-5I近代化改良型。
  • Q-5II：Q-5IA近代化改良型。レーダー警戒装置搭載。
• Q-5K：フランス（トムソン-CSF）の技術導入による改良型。天安門事件後、キャンセル。
• Q-5M：イタリア（アエリタリア）の技術導入により、AMXの技術を使用した改良型。天安門事件後、キャンセル。
• Q-5D/E/F：近代化改良型。
• Q-5J：複座型。
• Q-5III：近代化改良型、A-5C原型。
• A-5C：パキスタン向け改良型。サイドワインダーの運用が可能。
• A-5M：ミャンマー向け輸出型。

[編集] 使用国

• 中華人民共和国
• パキスタン
• ミャンマー
• バングラデシュ
• 朝鮮民主主義人民共和国

[編集] 外部リンク

• 日本周辺国の軍事兵器
• GlobalSecurity
• Chinese Defence Today

表・話・編・歴 中国人民解放軍空軍
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備考	中国人民解放軍空軍 - 中華人民共和国製の航空機一覧