J-12 (航空機)
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J-12(殲撃十二型、Jian-12、歼-12)は、南昌飛機製造公司が開発した中華人民共和国の戦闘機。1978年に計画中止となった。
[編集] 概要
ベトナム戦争でのMiG-17の活躍を評価した中国は、簡易飛行場からの防空を目的とした軽戦闘機の開発を1970年に開始した。また、当時中ソ対立によるJ-7の就役の遅れが発生した為、純国産戦闘機として大きく期待され、計画から僅か20ヶ月で初飛行した。しかし性能は不調で、 1975年に、外翼形状変更、ショックコーン追加など機体を大幅に設計変更を施した第二次試作機が投入されたものの、依然低性能だった。そのうちにJ-7の量産も目処がつき、J-12は開発続行の意義を失い計画は中止された。製造数は合計4~6機と推定されている。
[編集] スペック
- 全長:10.30m
- 全幅:7.20m
- 全高:3.73m
- 翼面積:16.0㎡
- 空虚重量:3,172kg
- 最大離陸重量:4,530kg
- 最大速度:1,300km/h
- エンジン:WP-6ZA/B付きターボジェット(推力2,500kg) 1基
- 航続距離:688km
- 実用上昇限度:16,970m
- 上昇力:10,800m/min
- 乗員:1名
[編集] 外部リンク
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戦闘機 | J-2 - J-4 - J-5 - J-6 - J-7 - J-8 - J-8II - J-9 - J-10 - J-11 - J-12 - J-13 - J-XX - FC-1 - Su-30MKK |
攻撃機・爆撃機 | Q-5 - Q-6 - H-5 - H-6 - H-X - SH-5 - JH-7 |
輸送機・給油機 | Y-5 - Y-6 - Y-7 - Y-8 - Y-9 - Y-10 - Y-11 - Y-12 - MA-60 - ARJ-21 - HY-6 - Il-78 |
練習機 | JJ-1 - CJ-5 - CJ-6 - JL-8 - JL-9 - L-15 |
回転翼機 | Z-5 - Z-6 - Z-7 - Z-8 - Z-9 - Z-10 - Z-11 - Z-15 - S-70 - EC-120 |
その他 | KJ-2000 - KJ-200 - 暗剣 |
備考 | 中国人民解放軍空軍 - 中華人民共和国製の航空機一覧 |