能勢町
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[編集] 地理
- 妙見山(標高660m:妙見信仰の山)
- 歌垣山(554m:日本三大歌垣のひとつといわれている)
- 深山(標高791m)
- 剣尾山(標高784m)
- 猪名川流域の山辺川、大路次川、野間川、田尻川(一部保津川、武庫川流域もあり)
大阪府最北端に位置し、町のほとんどは山林・田畑である。「大阪の軽井沢」「大阪の北海道」「大阪のチベット」と表現されるように、町内全域が標高200m(天王地区は500m)地帯で大阪市内と5~6℃気温差があり、夏は涼しいものの、冬は毎日のように氷点下まで冷え込む。
町は中央の山並(暮坂峠・逢坂峠・名月峠・坂井峠)を境に西と東に分かれる(中学校の校区と同様)。 最寄り駅は能勢電鉄の山下、妙見口であるものの、峠を越えて亀岡・京都市内や三田・篠山方面へも向かう。商業施設や行政施設は西地区に集中するものの、豊能警察署が東地区(地黄)に存在するなど町内に各施設が分散している。
鉄道駅から距離があること、また国道が整備されていることもあり、自動車・バイク・路線バスが重要な移動手段となっている。
[編集] 歴史
- 1956年(昭和31年) 町制施行、歌垣・田尻・西能勢村の3カ村が合併。
- 1959年(昭和34年) 東郷村を編入。
- 1960年(昭和35年) 町章制定。
- 1963年(昭和38年) 国道173号が制定施行(1971年から建設省直轄化)。
- 1972年(昭和47年) 阪急デマンドバス運行開始(~1997年)。
- 1973年(昭和48年) 電話自動化により市外局番を072701・072702→0727に統一。
- 1981年(昭和56年) 国道173号(一庫~民田間)改良開通。
- 1983年(昭和58年) 国道173号はらがたわトンネル開通。
- 1984年(昭和59年) 国道173号(森上~山辺間)改良開通。
- 1988年(昭和63年) 豊能郡美化センター稼動(~1997年)。
- 1989年(平成元年) 天王中学校が西中学校に統合。
- 1990年(平成2年) 国道173号(山辺~はらがたわトンネル南口間)開通により全線改良完成、管理権を府へ移管。
- 1997年(平成9年) 豊能郡美化センターにおいてダイオキシン問題発生。
- 1999年(平成11年) 町内循環バス運行開始。能勢浄るりが国の無形民俗文化財に選択。
- 2006年(平成18年) 町制50周年を迎える。
- キャッチフレーズ「能勢はブラン土(ド)!未来にゆめのせて…」
- 2007年(平成19年) 「能勢 浄瑠璃の里」がサントリー地域文化賞を受賞。
[編集] 行政
- 町長 中 和博(1期目)
- 1997年、町内の「豊能郡美化センター」から高濃度のダイオキシンが検出され操業停止となったため、現在周辺自治体にゴミ処理を委託している。
- 2003年度末現在、町の財政は苦しく、「財政再建団体」(収支差し引き赤字額が標準財政規模の20%以上の市町村など)に転落しかねない状況である。
[編集] 経済
[編集] 産業
[編集] 工場
- ピップフジモト近畿物流センター
- ウラノ
- 東洋プレス工業
- ローゼン製菓能勢工場
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 地域
[編集] 教育
- 能勢町立歌垣(うたがき)小学校
- 能勢町立岐尼小学校
- 能勢町立久佐々小学校
- 能勢町立田尻小学校
- 能勢町立天王小学校
- 能勢町立東郷小学校
- 能勢町立西中学校
- 能勢町立東中学校
- 大阪府立能勢高等学校
能勢町立西中学校・能勢町立東中学校・大阪府立能勢高等学校では、連携型中高一貫教育が実施されている。
天王小学校はかつて天王小中学校であったが、1989年に西中学校に統合された。
[編集] 隣接している自治体
周囲のほとんどを他府県に囲まれており、同じ大阪府の他の町(豊能町)に直接出る道は1本しかない(大阪府道4号茨木能勢線野間峠越えのみ)。
[編集] 交通
[編集] 道路
[編集] 一般国道
[編集] 主要地方道
- 府道4号茨木能勢線 (猪ノ子峠は未舗装のため、通行が非常に困難)
- 府道54号園部能勢線
[編集] 一般府道
- 府道104号宿野下田線
- 府道106号吉野下田尻線
- 府道601号杉生能勢線
- 府道602号島能勢線
- 府道603号能勢猪名川線
- 府道604号野間出野一庫線
- 府道605号国崎野間口線
- 府道731号天王亀岡線
- 府道732号亀岡能勢線
[編集] バス
西能勢線(中核となるバス停は能勢町宿野、森上)
- (同じ74系統でも杉原まで運行するバスは能勢町宿野 始発着の別系統、日祝日は運休)
- (75系統は能勢高校登校日のみ運転。休校日は73系統 能勢町宿野行きとして運転される)
妙見口能勢線
- 妙見口駅~豊能警察署前~倉垣~奥田橋~奥山内~宿野~今西
妙見口能勢線は2003年6月末までは旧:京都交通の路線だったが、撤退・廃止に伴い翌7月より阪急バスに引き継がれた。系統番号は付いていない。宿野近辺や倉垣~加村~奥山内間では西能勢線と重複する区間もあるが、西能勢線のバス停とは別の専用バス停に停車する。また、ほとんど全区間で小型の簡易型バス停を使っている。
すべての業務を阪急田園バスに委託している。豊能町東地区と同様に町外の鉄道駅から町内へ向かうローカル路線であり、運行距離に伴う運賃の高さや運転本数の少なさから利用者の減少が後を絶たない。現在、町が補助金を出して運行しているのが実情である。ただし春や秋にはハイキング客で賑わう。
かつては電話をすると迎えに来る「阪急デマンドバス」(日本初のデマンドバス)の運行が行われていたが、採算面などの理由から1997年10月に路線の大幅見直しが行われ、デマンドバスは廃止となった。 このときの路線を引き継いだのが77系統(能勢町宿野~豊中センター前間)、74系統(口山内~杉原間)であるが、その他の大部分の路線は廃止(後にふれあいバス、通学・通園バスが廃止区間を補完すべく運行を開始)となった。
阪急バスが運行していない地域を補完すべく、自治体運営の町内循環バス(ふれあい号)が運行されていた(原則として町内の住民のみ利用可)が、2007年3月を持って廃止し、代わってNPOによる過疎地有償運送に変更される予定である。
また森上~摂津天王間もかつて営業路線として存在した(能勢町立西中学校の学生通学用と兼用)。中学校の下校時間に合わせて運転されていたため、一定のダイヤが無い路線であった。通学バスは町内循環バスの車両が使用されていたが、現在は町の職員が運転するワゴン車が代用されている。
[編集] タクシー
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・有名生物
- 野間神社:布留(ふる)社、布留宮、布留大明神とも呼ばれている
- 野間の大ケヤキ(推定樹齢1,000年)
- 野間中古墳群
- 地黄(じおう)城跡:17世紀、能勢頼次が築城。明治維新時に取り壊された。
- 妙見山
- 剣尾山
- 三草山
- 長谷(ながたに)の棚田
- ニホンジカ
- オオサンショウウオ(特別天然記念物)
- モリアオガエル
- ヒロオビミドリシジミ(蝶)
- オオクワガタ
- オオムラサキ
- 大阪府青少年野外活動センター
- 自然休養村
- 浄るりシアター(ふるさと会館)
- 国体記念スポーツセンター
- B&G海洋センター(プールと体育館)
- おおさか府民牧場(年末年始と火曜日休業)
- 道の駅「能勢(くりの郷)」・能勢町観光物産センター(6~11月は朝市開催)
- 能勢温泉(旧かんぽの宿能勢(2007年3月で閉鎖)が民間に売却され再オープン)
- 汐の湯温泉 日帰り温泉・旅館
[編集] 祭り
[編集] その他(テレビ取材など)
- 探偵ナイトスクープ能勢の昔の恋愛(1996年8月9日放送)
- 戦前・戦中の恋愛を検証すべく、大阪府下でも唯一の「昔の雰囲気」が残っている能勢町で取材が行われた。詳細は探偵ナイトスクープを参照。
[編集] 外部リンク
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