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絶対的幸福(ぜったいてきこうふく)とは、創価学会内部で用いられる、第2代会長・戸田城聖が提唱した幸福の概念である。
[編集] 概要
以下は創価学会の主張をわかりやすくまとめたものである。
人間の幸福には大別して「相対的幸福」と「絶対的幸福」がある。
「相対的幸福」とは、現世において環境や条件によってたやすく変化する経済的な豊かさや社会的な地位や名誉、良好な人間関係など、自分自身が立脚する環境下において外界から得られる幸福感である。現象界の一切は常に変転を続けており、そのどれひとつとしてそのままの状態でとどまることはなく一時的に幸福感を得たとしても、絶対永遠のもの足りえず、時間の経過とともに流転し続ける不幸と隣り合わせの不安定な幸福にすぎず、そうした刹那的幸福を指す。
それに対し、「絶対的幸福」とは、この宇宙と生命を支配する永遠普遍の妙法を信仰することにより、そうした外部環境に左右されず、あらゆる苦難・不幸を克服していくことのできる境涯を指す。経済的な豊かさや社会的地位による力は永遠普遍のものではありえないため、必ずしも人間の幸福を保障することのできる力ではない。しかし、創価学会の信仰する日蓮の教えはこの宇宙と人間の生命の根源を説いた永遠普遍の法であるため、いつでもどこでも誰もが「南無妙法蓮華経」と唱えることにより、苦難や不幸を克服していくことのできる力を、宇宙の根源から、また自身の生命の奥底から、引き出すことができるのである。したがって、創価学会の信仰によって「南無妙法蓮華経」の功力を体験し、知った者にとって、人生の苦難は必ず克服することのできるものであり、絶対の安心と確信を得て生きていくことができるのである。
これが創価学会のいう「絶対的幸福」の意味である。
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