渡る世間は鬼ばかり
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渡る世間は鬼ばかり(わたるせけんはおにばかり)は、TBSが1990年から原則的に1年おきに制作しているテレビドラマである。現在までに8シリーズが放送された。現在、第9シリーズを放送中。そもそもは1990年にTBSが創設40年を記念して企画された1年間シリーズとして放送されたが、好評となったため断続的にシリーズ化されていった。
主人公の岡倉大吉と5人の娘の家族の暮らしを描く。日本のお茶の間で愛される、典型的ホームドラマである。
目次 |
[編集] タイトルについて
正式な番組名は「橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり」。通称「渡鬼(わたおに)」。
元々はことわざ「渡る世間に鬼は無い」をもじった、とかく人間関係では苦労させられるというぼやきの意味合いを込めたタイトルだが、今やこの「渡る世間は鬼ばかり」の方が日本人の間で知名度が高いとすら言われている。しかし実際ドラマ内容を見ると人にきつく当たるのは、その人が悲しく、弱いだけで、本当の鬼はいないとわかる。だが、たとえそれが自分の弱さからであれ、人を傷つけるようなことを言ったり行なったりする人間は、やはり鬼と呼ぶにふさわしいという制作者側の意図なのかもしれない。
[編集] 特徴
- 4クールの長期放送
- 1963年から続くNHKの大河ドラマや、1970年代のホームドラマ『ありがとう』(プロデューサーは石井ふく子)やテレビ朝日のスーパー戦隊シリーズでは普通のことであるが、近年では珍しい。1980年代に橋田が3本の大河ドラマ(『おんな太閤記』、『いのち』、『春日局』)に脚本を書き高い視聴率を取った結果、確固としたテーマ設定があれば長期放送でも十分視聴率を確保できる見通しがあった。
- キャスティングと橋田ファミリー
- 第1シリーズのキャスティングは前年のNHK大河ドラマ『春日局』に橋田ファミリーが多く出演していたため、その出演者を引き継いでいる。唐沢寿明、香川照之はこの関係で出演し、第2シリーズ以降は降板している。レギュラー陣の、山岡久乃、藤岡琢也、長山藍子、前田吟、泉ピン子、中田喜子らは、1990年において橋田作品への出演実績の多い俳優であった。
- また、ジャニーズ事務所、石原プロモーション、オスカープロモーションとの関連も大きく、少年隊の植草克秀(第2シリーズからレギュラー)、東山紀之(第2シリーズゲスト)、錦織一清(第7シリーズからレギュラー)が出演している。また、長谷川純、東新良和もジャニーズ事務所所属である。石原プロからは、宮下裕治(第5シリーズから第7シリーズまでレギュラー)、神田正輝(第5シリーズ、第6シリーズでゲスト)、徳重聡(第8シリーズからレギュラー)が出演している。オスカープロからは、上戸彩(第6シリーズ、第8シリーズでゲスト)、渋谷飛鳥(第8シリーズからレギュラー))、清水由紀(第9シリーズからレギュラー)が出演している。
- サブタイトルなし
- 各家族に設定されたテーマ
- 山岡久乃(岡倉節子役、第3シリーズまで)が出演した初期のシリーズでは、5人の娘それぞれの家族にテーマが設定され、物語がほぼ均一に近い時間配分で展開されていた。また、娘の婚家と実家のそれぞれの親が対立するシーンがあった。しかし、山岡降板後の第4シリーズからは実家対婚家の構図が崩れたため、それに代わり親子問題、教育問題が扱われることが多くなった。幸楽でも聖子が加わって、単純な嫁いびりだけの話となった。
- 長ぜりふ
- 1回の台詞が長いことで有名である。台本の見開き1ページが丸々1回の台詞という事も多い。その長い台詞が終わるまで周囲の人物は相槌をほとんど打たないなど、不自然さを指摘する声もある。
- 一人あたりの台詞が長く、相槌が極端に少ない理由は、このドラマの主な視聴者が主婦層であり、放映時間が夕食の後片付けの時間帯と重なるという理由で、テレビ画面から目を離しても、音声だけでドラマの展開が分かるようにとの配慮(ラジオドラマ化)であると出演者の岸田敏志がラジオ番組で打ち明けている。本来は台詞と台詞の間や、登場人物の表情の動き等で表現されるべき部分が言葉だけで説明されることが多い。
- リアルタイムの年月の流れ
- ドラマの中の時間は放送日の数日前から当日までであることが多い。その時期に応じた季節の話題、行事を取り上げることが多い。しかし、脚本自体は数か月前には書き終えられているので、最新の話題が取り上げられるわけではない。
- 登場人物の多さ
- シリーズを重ねるたびに登場人物が増え、人間関係を把握し切れない人は多い。新しい出演者はゲスト出演ではなく、新レギュラーとして加わることが多く、それがレギュラー陣肥大化の原因となっている。
- 多い自営業、少ない会社員
- ホームドラマで会社員を描いても面白くないために、大きな会社の事務室のシーンは少ない。そのためレギュラー陣の職業もほとんどが小規模の自営業(商店)である。“会社員はつまらない” “定年後はすることがない” “手に職があれば食いっ逸れがない”ということが役者の台詞として繰り返し主張される。
- 臨終シーンの少なさ
- 長期間に渡って放送されているため、岡倉節子や遠山昌之、高橋年子など故人となった登場人物も少なくないが、臨終シーンは一度も無い。小島幸吉のように病に倒れるシーンはあるものの、多くは、亡くなった後の話として紹介されている。また、秋葉時枝のように亡くなった事が本編で語られないまま、死亡したという設定にされているケースもある(この場合は、公式サイトの家系図に「死亡」と記されたのみとなっている)。
- 俳優のスケジュール調整
- ベテラン俳優が多いため、スケジュール調整が困難を極めることが多い。ストーリー上、不自然な設定がされ特定の俳優が数か月出演しないことがしばしばある。
[編集] おもな登場人物
登場人物が非常に多いため、出演期間が長くかつ出演回数が多く、そしてセリフの量が多い人物のみを扱う。
[編集] 大吉とその周辺の人物
- 岡倉節子(おかくら せつこ)(第4シリーズ開始時に病気で死亡)
- 大吉の妻、5人の娘の母。ものごとをハキハキ言うかなり厳しい性格。少ない給料で5人の子供を苦労して育てたのに、結局子供たちは家を出て行くだけなので、非常に不満を感じている。娘なんて育ててもちっとも面白くないですねというのが口癖だった。大吉が仕事ばかりに打ち込み、家のことに何も関心を持たなかったことを根に持っている。しかし、婚家で娘が理不尽な仕打ちを受けると、乗り込んで行って姑と対等に渡り合うこともしばしばあった。大吉の会社辞職、板前修業にはショックを受けて猛反対をした。また、独立して開業する時にも失敗を恐れ反対をした。夢を追う大吉が心配で、不安を感じることが多かった。1998年、ニューヨーク旅行中に心筋梗塞の為客死。家族を悲しませた。
- 青山タキ(あおやま たき)(第4シリーズから)
- 節子の親友。ニューヨーク旅行に行く節子の代わりに「おかくら」の手伝いを始める。節子病死後は「おかくら」の女将の役割をつとめている。「さしでがましいようですが」と言いながら、店の経理事務、5人姉妹への忠告、批判、援助を節子に代わって行う。夫の残したかなりの遺産を所有し、近所のマンションで一人暮らしをしている。年中無休の「おかくら」に早朝から深夜まで詰めている。大吉と同居している長子、英作、日向子の世話もすべて行っている。子供家族はいるようであるが、息子の久光を含めて全て交際を絶っている。
- 森山壮太 (もりやま そうた)(第5シリーズから)
- 眞の同級生。家出をし学校を中退して板前を目指し、おかくらで働いていた。母を亡くして、別の女性と再婚した父親と不仲にあり、父親が何度も迎えに来たがハッキリ断り、その度におかくらで揉めている。その後おかくらに落ち着いていたが、父親が自殺未遂をして半身が不自由になったので、おかくらを無断で辞めてアパートを借りてホストをしながら父親の面倒をみていた事も。ホストとしての人気は高く、客に100万もする腕時計を貢いでもらうなどして、先輩ホスト達に恨みをかっていた。その貢ぎ物も父との生活のために質屋に入れていたが、社会復帰をした父と同様におかくらに戻り京都の料亭を継いだ勉に代わって大吉を助ける。
[編集] 弥生とその周辺の人物
- 野田弥生(のだ やよい)
- 大吉・節子夫婦の長女。誕生日は3月27日。のんびりした優しい性格である。結婚前は看護師をしていた。結婚後、専業主婦となり二人の子供の養育にあたる。しかし、子供が高校生になった頃から進学問題がうまく行かず、無力感を感じる。それを埋めるために、看護師に再就職するが、夫と子供からは理解されなかった。姑ハナが倒れたため、看護師を辞めてハナの介護にあたる。良のいわきへの転勤にあたっては、ハナの介護と子供の学校事情のため単身赴任を要求する。その後、夫が立ち上げた食材配達会社「ごはんや」に勤めていたが、現在はそこを辞め、孫・勇気の通う保育園でボランティアを始める。
- 野田良(のだ りょう)
- 弥生の夫、ハナの次男で、大阪に長兄がいる。大阪生まれではあるが大阪弁を話さない。仕事に打ち込む会社人間で、家庭の問題は専業主婦である弥生の責任だと考えている。病気で倒れたハナを長兄夫婦が面倒を見ないことに腹を立てたが、次男坊の身で何も言えない自分に不甲斐無さを感じた。急な転勤を命じられた時は左遷と思い、落ち込む。いわきで単身赴任生活を始め、最初は不安を感じていたが次第に釣りに凝ったり、若い社員を招いて夕食をともにすることに楽しみを感じるようになった。本社に戻ってからはリストラ担当重役として、多くの同僚の首切りを行った。その後、自分も会社を辞めて(本人曰く「リストラ担当として自分自身をリストラした」との事)元同僚らと食品配達会社「ごはんや」を立ち上げたが、後に「自分の役目は果たした」としてそこを辞め、庭師見習いになった。その後、家事を放棄した弥生にかわって、炊事・洗濯など野田家の家事全般をひとりでこなしている。
- 野田あかり(のだ あかり)
- 弥生・良夫婦の長女。大吉の初孫にあたり、弟に武志がいる。勉強は得意ではなく、進学問題で両親を悩ませる。短大へ進んだ後、華やかな芸能界にあこがれ、その1ステップとしてTVドラマに脇役として裸になって出演する。両親に説得され芸能界をあきらめた後、父親の赴任先のいわきに移る。そこで梨農家の和夫と知り合い、環境の違いを心配する弥生を無視して強引に結婚する。厳しい姑と意気地のない和夫に失望し、長男勇気を出産した後離婚し東京へ戻る。家の中で育児だけに専念することに耐えられず、子連れでできる仕事を探す。その結果、両親のごはんやを仕入先としておむすびの移動販売車を考案し開業する。第9シリーズで販売権を他人に売り、息子の勇気を残して恋人と共に海外へ旅立つ。実質上の降板。
[編集] 五月とその周辺の人物
- 小島五月(こじま さつき)
- 大吉・節子夫婦の次女。誕生日は5月29日。勝ち気だが我慢強い性格である。姉妹の中でただ一人勉強が苦手。高校生の時家出をし、保証人もないまま幸楽に住み込みで雇われる。このことでは幸吉・キミ夫婦に恩を感じている。儲けの薄いラーメン屋で夫婦二人で働いているが、最初は給料さえまともに貰えず、自由に使える金もなかった。幸吉が急死した後、遺産相続の問題で苦労し、義妹の借金の返済のために父大吉に借金を頼み、これがもとで大吉は会社をやめた。幸楽改築後は、姑、小姑と同居し、嫁として耐えるだけの生活を送っている。しかし、子供の将来に関わる問題では自分の希望を押し通すこともしばしばある。野々下の娘の加津を引き取り、我が子と同じように世話をしている。節子亡き後、キャスト・スタッフ紹介の筆頭となり事実上の主人公扱いとなる。
- 小島勇(こじま いさむ)
- 五月の夫。亭主関白風だが、実は優しい性格。誕生日は1月。五月の考えを理解する良き夫であるが、母キミに頭が上がらないため五月をかばえず、無言になったり逃げ出したりする。家業を継ぐために進学できなかったことに多少不満を感じている。酒飲みではないが、知人の英作(後に義妹の婿となる)が訪ねてくると一緒に泥酔し、日頃の鬱憤ばらしにキミや五月に言いたい放題を言う。料理の腕は抜群であり、幸楽の餃子、焼売は一度食べた者は絶賛し、店は常連客で賑わい繁盛している。第9シリーズでは娘婿・誠や商店街の友人・中本源太とオヤジバンドを組むようす。
- 小島キミ(こじま きみ)(第7シリーズまで)
- 勇の母、五月の姑。誕生日は2月18日。青森から出て来て幸吉と裸一貫でラーメンの屋台から商売を始め、ついには都内一等地で幸楽を開くまでになる。昔気質の人間で嫁や孫には厳しい。しかし、二人の娘や従業員の聖子には甘く、娘の姑や婚家を批判するが、自分自身の五月への態度には問題を感じていない。シリーズ当初は筋の通った主張をしていたが、シリーズ後半では単なる憎まれ役のような立場になっている。教育などは無用で、手に職をつけ真面目に働くのが一番という考えの持ち主である。脳梗塞で倒れて不自由な身体となったため、現在はアメリカで療養中。(実質的に降板)
- 田口愛(たぐち あい)
- 五月・勇の長女。大吉の3人目の孫。母親思いの優しい性格であるが、主張すべきことははっきり言う性格である。成績は良く、私立中学へ進むために塾へ行きたいと言って、キミに反対にされ五月を困らせたこともある。大学時代にコンパニオンのバイトで城代正則と知り合い、「清く明るい」交際を続けた。アナウンサーになることを夢見て、テレビ局へADとしてバイトに行ったが、結局実現しなかった。卒業後、銀行に勤めるが半年で退職。ホームページ作成会社を起業したり派遣業務についたりしたが、サラリーマンの田口誠と結婚し幸楽を手伝っている。2007年3月に長女・さくらを出産。
- 小島眞(こじま しん)
- 五月・勇の長男。大吉の4人目の孫。家業のラーメン屋が忙しい時は積極的に手伝う思いやりのある性格。小さい頃から家業のラーメン屋を継ぐものとして、進学時には迷うことが多かった。中学生の頃からインターネットにはまり、高校へ行かずネットで勉強すると言って両親を困らせた。成績が良いというイメージはないが努力の結果、一浪を経て東大に合格している。また、入学はしなかったが私立中学にも合格している。現在の彼女は大井貴子。
- 小島久子(こじま ひさこ)
- 幸吉・キミ夫婦の長女。わがままで自己中心的な性格。父親の遺産相続については子供として等分の分与を要求した。それは幸楽の土地を処分し、商売をやめることを意味していた。最後にはキミの店を続けるという希望に折れて、相続権を放棄した。その後、夫健治と一緒に幸楽で働くが、キミとともに嫁の五月につらくあたることが多かった。自分の子供には贅沢をさせ我がままを通させたが、五月の子供たちが自分の子供よりも恵まれた立場になることは決して許さなかった。ストーリー途中で健治と離婚し、ニューヨークで暮らしているという設定で番組から姿を消した。キミが倒れた時に帰国し、キミのリハビリを行うという名目でアメリカへ連れ帰った。その一年後、1人帰国して幸楽の経理を握り、その後ホームパーティー専門のケータリング事業の復活に奔走していたが再びアメリカへ帰る。が、加奈の結婚相手にメイド代わりにこき使われ、日本に帰国。「もうアメリカには帰らない」と言い、居座る。そして現在新事業、洗濯代行「らくらく」を幸楽の隣りにオープンを控え、以前の店から改装中。
- 山下健治(やました けんじ)
- 久子の元夫。サラリーマンであったが仕事に満足できず、幸吉の遺産を期待して借金を重ね自分の事業を起こそうとする。それらが失敗した後、久子母子を残して失踪し、自殺を図る。改心後は中華料理の修行に励み、幸楽の料理人として働く。久子と離婚し、久子渡米後も義兄の勇に惚れ込み幸楽に残り働き続ける。料理の腕は一流で、弁当事業やケータリング事業を起こし、幸楽に貢献する。切れ者の光子と再婚し、さらに事業の幅を広げケータリング事業を独立させ幸楽から離れる。しかし事業が行き詰まったのを機に、資金1000万円を投資していた久子に事業を牛耳られることとなる。
- 野々下邦子(ののした くにこ)
- 幸吉・キミ夫婦の次女。小川浩介と結婚し、二人の子供を育てる専業主婦だった。幸楽改築後は、その前に小さな化粧品店を開いていた。実家の木材業を浩介が継ぐことになり実家へ入るが、商家の暮らしと姑の仕打ちに耐えられずに離婚。一時は立石一茂と付き合うが、立石が急死する。その後、幸楽の2階に住み、自活の道を探る。クレーン車の免許を取り現場で働いていた時に野々下と知り合い結婚する。離婚して独り身だと思っていた野々下を頼って娘の加津が現れたが、引き取りを拒否する。行き場のない加津は幸楽で暮らすことになった。
- 野々下長太(ののした ちょうた)(第4シリーズから)
- 邦子の夫。妻に裏切られ、娘と共に去られて以来、自暴自棄の生活を送っていた。建設現場で働いていた時、邦子と知り合い結婚する。それを機会に元のテレビゲーム製作の仕事に戻り、高収入のサラリーマンとなる。娘の加津が母に捨てられて父を頼って来た時には、邦子に反対され引き取ることができず仕方なく五月に託した。邦子の連れ子にも気を使い、実の娘の加津の面倒もよくみる良き父親である。ありあまるほど金があるため、金で問題を解決しようとする傾向がある。
- 野々下加津(ののした かづ)(第4シリーズから)
- 長太の長女。両親の離婚に際し、母に引き取られた。しかし、母にも捨てられて父を頼って戻ってきた。再婚した父の新しい家庭を壊したくないと同居を拒み、五月のもとに引き取られる。以来五月を母、愛を姉、眞を兄のように慕うが、小島家の人間ではない理由でキミ、久子、聖子からは邪魔者扱いされる。その境遇から、「私には父も母もいない、一人で自由に生きていく。」と口癖のように言う。学芸会の芝居がきっかけで子役タレントとしてスカウトされるが怪我のためデビューには至らなかった。インターネットにはまり、ホームページを作成し、随筆風自叙伝を公開していた。それが出版社に注目され単行本となりベストセラーとなり、世間の話題になったため、母が連絡をとってきて再会する。今は父の家族と、母の家族の間でどちらにも行き場のない境遇になっている。兄妹のように育った眞に淡い恋心を抱いていたが、眞に好きな人がいることがわかり、失望。その後、高校を休学しペットシッターを志しペットショップでアルバイトをしていたが、父親の説得により断念し復学。好きな食べ物は、あんみつである。第8シリーズでは、『杏仁 MY LOVE』というタイトルのブログを書いている。
[編集] 文子とその周辺の人物
- 高橋文子(たかはし ふみこ)
- 大吉・節子夫婦の三女。誕生日は7月18日。国立大学を卒業し、元は夫亨と同じ会社の研究所に勤めるキャリアウーマンだった。しかし、仕事に打ち込むあまり息子の望の世話が出来ず、姑年子に叱られることが多かった。亨が会社を辞めて自然食品の店を出す時には反対したが、最後には逆に店の経営に積極的に加わり手伝うようになった。開店資金調達のためマンションを売り、年子の家に移り同居を始めたが、年子がアルツハイマー病になりその介護に苦労した。年子が亡くなった後、亨とは一度離婚をしている。その間、後の葉子の夫となる宗方(後に葉子は離婚する)への恋心が出るものの、宗方と亨が友達という事で、亨との仲を取り持ってもらい再婚。亨が自然食品の店を急に閉めてハワイでのホテル経営を始めてからは、日本に残って望と二人で暮らし始める。生き甲斐を求めて旅行代理店を開き、望の世話もそっちのけで、家事を放棄して商売にのめりこんでいる。しかし、第8シリーズで望に裏切られたという思いから酒びたりになりアルコール依存症に。
- 高橋亨(たかはし とおる)
- 文子の夫。文子とは一度離婚している。元は文子と同じ会社で営業関係の仕事をしていたが、文子のほうが社内での地位が高かった。そういう文子の仕事に対して理解ある夫だった。望の養育問題、教育問題で母年子の介入を拒否できず、母との同居を決意する。会社の待遇に対して不満を持ち、脱サラして自然食品の店を開く。事業は順調であったが突然店じまいし、ハワイでのホテル経営に乗り出した。家族揃ってのハワイ移住を希望したが、文子に反対され単身赴任状態となった。望のことで問題があると気軽に帰国し、それなりに父親としての役目を果たしている。何かにつけて文子をハワイに誘うが文子は頑として行こうとしない。現在は息子の望と一緒に暮らしている。
[編集] 葉子とその周辺の人物
- 大原葉子(おおはら ようこ)
- 大吉・節子夫婦の四女。誕生日は8月11日。ハワイに住む伯母の珠子に一番かわいがられている。一時は珠子の養女になってハワイへ永住してくれと望まれた。ハワイで大学卒業後、山口太郎と知り合い親密な交際をしていた。しかし、財産家の嫁になり家にしばられる生き方を疑問に思い、仕事仲間の竹原洋次と結婚する。そして珠子を頼って二人でハワイへ移住する。しかし、そこで洋次に捨てられ傷心の思いで日本へ帰国する。その後、太郎と再会し太郎は元の仲に戻したいと希望するが、葉子は仕事と自由な生活を選んでしまう。その後、青山久光と婚約したり、宗方直之と結婚したりするが結局うまく行かなかった。現在は若い恋人大原透と結婚し、その子供を妊娠していたが、流産してしまう。
- 山口太郎(やまぐち たろう)
- 葉子の元婚約者。ハワイ時代から葉子とつきあっていた。葉子が日本へ帰国してアパート住まいになると、そこで半同棲生活を始めた。しかし、母政子に結婚を反対され、葉子が社長夫人に納まることに疑問を持ったため破局。太郎は政子にいわれるまま、政略的結婚をする。しかし、結婚は長続きせずすぐに離婚。その後、葉子との関係が復活しそうな気配もあったが、結局は葉子を諦め、美智と結婚する。現在は、葉子の現状に責任を感じ、葉子に幸せになって欲しいという気持ちからしばしば葉子に援助の手を差し伸べたりしている。
- 山口政子(やまぐち まさこ)
- 太郎の母。息子太郎と葉子が交際をしていると知った当初は、家柄が合わないと結婚に反対した。しかし、政子が連れてきた太郎の嫁との仲がうまくいかず離婚させたため、太郎と葉子の婚約を破棄したことを後悔している。太郎と美智の結婚後、美智と顔を合わせたくないという理由で、葉子のもとに押し掛け無理矢理同居し葉子の世話を始めた。葉子に幸せになって欲しいと言って、政子のお気に入りの宗方直之との結婚を勧めた。宗方との結婚後、二人のために贅沢なマンションを準備し、自分も一緒に同居を始めた。葉子は政子の好意を有り難いと思う一方、煩わしさも感じていた。結局葉子は、宗方と離婚し、大原と同棲を始めた為政子の元を去った。
[編集] 長子とその周辺の人物
- 本間長子(ほんま ながこ)
- 大吉・節子夫婦の五女。誕生日は9月15日。末娘らしいちゃっかりした甘えん坊の性格。英語が得意。大学卒業後銀行に就職するが、意中の恋人を同僚社員に奪われ傷つく。そして子持ちの遠山昌之と結婚したが、1993年に遠山は娘を残して急死してしまう。その時の執刀医だった本間英作に関心を持たれ、1年間の交際後に結婚する。そして娘日向子を出産する。その頃から自宅で翻訳の仕事を始め、仕事三昧の生活を送る。姑の常子にはいつも嫁としてなっていないと叱られている。母節子の病死後、父大吉の一人暮らしを心配し実家に帰り同居している。日向子を本間病院の跡取りにするため教育熱を上げる常子に対して、面倒だから近所の学校で十分という考えの持ち主である。翻訳の仕事に行き詰まり翻訳家を廃業し、現在はおかくらの店を手伝っている。そして第9シリーズでは、父・大吉が店の客・怜子と良い仲になり、彼女の良さそうな性格には裏腹に大吉を口車に乗せようとしているのでは、と付き合いに反対している。
- 本間英作(ほんま えいさく)(第2シリーズから)
- 長子の夫。本間病院の跡取り息子。本間病院を継ぐよりも大病院で脳外科を極めたいと常子の大阪へ戻って来いという話はいつも拒絶していた。常子の進めた病院長の娘との縁談を断りもせず、いやいやながら話に乗っていたが、長子をどうしても諦めきれず結婚式の当日に逃げ出した。ストレスがたまると、義兄の勇のところに出かけて泥酔するまで飲み明かし、周囲の人への不満を吐きまくることがしばしばある。長子の我がままを許し、長子に理解ある風を見せるが本心ではかなり不満がたまっている。大吉のもとで婿養子同然の生活を送っていることにも、自分の不甲斐なさを感じている。
- 神林常子(かんばやし つねこ)(第2シリーズから)
- 英作の母。誕生日は12月24日。本間産婦人科病院を医師である夫と助産師であった常子の二人で築き上げる。息子の英作、娘の由紀の双方が継いでくれることを望むが、どちらもその気がないことが不満だった。孫の日向子が生まれてからは孫に継がせようと教育に熱を上げていた。東京へ出てきたおりに神林と知り合い交際を始めた。娘の由紀に婿養子(春日伸彦)を迎え、本間病院を継がせるが後に伸彦を追い出し、英作に本間病院をゆだねようとする。しかし、英作・由紀と喧嘩別れして本間病院をつぶしてしまう。現在は東京で神林と暮らし、老人医療のボランティアをしている。
[編集] 物語の舞台
- お食事処「おかくら」(第1シリーズでは岡倉家ダイニング。第3シリーズで改装して開業)
- 大吉の経営するお食事処
- 北川保育園(第7シリーズから)
- 弥生がボランティアで勤める保育園。孫の勇気が以前から通っていた。
- 中華「幸楽」(第1シリーズから。第2シリーズで改築)
- 五月の嫁ぎ先の中華料理店
- FTトラベル(第5シリーズから)
- 文子の経営する南米専門の旅行代理店。(Fumiko Takahashi) からきている。
- 和菓子「菊屋」(第7シリーズから)
- 加津の母・みのりが奉公する和菓子店
- 野田家リビング、小島家ダイニング、岡倉家2階の長子夫婦の部屋
- それぞれの家族が暮らしている。
過去における物語の舞台
- 小料理屋「おたふく」(第1シリーズ〜第2シリーズまで)
- 会社員時代の大吉がこの店に通ったことがきっかけで退職、修業を積んだ。
- フランス料理「ラ・メール」(第2シリーズ〜第3シリーズまで)
- 弥生が勤めたことのある飲食店
- ごはんや(第8シリーズ冒頭まで)
- 弥生の夫・良たちが共同経営するご飯の製造・宅配サービス
- バー「くるみ」(第6シリーズ)
- 勇が通い詰めたバー。女将・里美と不倫関係になったと思われたが、実は美人局だった。後に女将は改心し勇や五月に謝罪し、郷土に帰る。
- 自然食品店「あさま」(第2シリーズ〜第4シリーズまで)
- 亨が始めた自然食品店
[編集] あらすじ
お食事処「おかくら」を経営する岡倉大吉には5人の娘がいる。上から順に、3月生まれの弥生、5月生まれの五月、7月生まれの文子、8月生まれの葉子、9月生まれの長子。弥生は夫や子供達に手を焼き、五月は姑や小姑からのいびりに悩まされ、文子は病気の姑の面倒を見た後離婚・復縁、葉子は仕事優先でなかなか男性と落ち着かず、末娘の長子は口うるさい姑にも好き放題言い返す奔放な性格。この5人が次から次へと悩みを抱えては大吉の元に相談に来る。妻の節子を亡くして以来、1人で娘達の世話に追われている大吉であるが、ぶつぶつ文句を言いながらも実は娘達が大好きでなかなか子離れができない面もある。また逆に娘達も父親が大好きでお互い忙しい時間を割いて岡倉家に集まっては一緒に食事をしたりするほどの仲。そしてそれぞれ不満を抱えながらも、自分の家族も大切にしているのである。
[編集] 第1シリーズ
- 岡倉夫婦 (シリーズテーマ「サラリーマンの退職後」)
- 大吉は親会社を定年退職後、子会社の重役になる。しかしその境遇に不満を持ち、人に使われない生活を夢見ている。しかし、妻の節子には大吉の不満は理解できず、このままサラリーマン生活を続けていくことを願っている。五月の遺産相続問題で退職金が必要になり、大吉は会社を辞める。そして、通い慣れた小さな居酒屋の板前になる。節子は大吉の夢が理解できずなおさら不満が募る。
- 野田家 (シリーズテーマ「専業主婦の自立、老人介護」)
- 弥生は長年専業主婦をつとめていたが、夫の良は仕事人間であり、二人の子供は自立しつつあり、家で孤独を味わっている。ふとしたことで結婚前にやっていた看護師の仕事に戻ることを決心する。しかし、良も子供たちも仕事に就くという弥生の気持ちが理解できず、日々の暮らしが変わることに文句を言う。半年後、姑のハナが倒れ半身麻痺になる。弥生は看護師を辞めてハナを野田家に引き取り自分で介護をすることに決める。
- 小島家 (シリーズテーマ「遺産相続」)
- 五月の舅・幸吉が急に亡くなる。遺言状がないため、嫁いだ妹たちは財産を等分することを主張する。しかし、土地の評価価格は高いものの貯金もないために、実際に分けるには店を売るしか方法がない。姑のキミは夫と築いた店を残すことにこだわる。しかし、妹たちは納得せず次々と問題を持ち込んでくる。
- 高橋家 (シリーズテーマ「共働き夫婦の子育てと親との関係」)
- 文子はキャリアウーマンとして同じ会社に勤務する夫の亨以上の仕事をしていた。そのため子育ての時間がとれない。それを姑の年子はいつも厳しく批判した。しかし、問題が続出し離婚問題にまで発展する。
- 葉子 (シリーズテーマ「結婚の条件」)
- 葉子はハワイで暮らしている間に裕福な家の御曹司である太郎と交際していた。しかし、婚家に縛られる生活を嫌い、結婚後も職業を持ち続けたいと考える葉子は太郎との結婚に疑問を持つ。日本に帰り働き始めた葉子はそこで竹原洋次と知り合う。財産もない三男坊の洋次だったが、仕事上の夢を共有できる洋次は太郎以上の相手に見えてくる。葉子は洋次と結婚することを選択し、ハワイへ移住する。
- 長子 (シリーズテーマ「就職と結婚」)
- 長子は大学卒業を控えている。大吉節子夫婦は葉子か長子が岡倉家に残ってくれると信じているが、長子には全くその気はない。卒業間際交通事故に遭い、その加害者遠山昌之と知り合う。昌之には死別した妻との間に子供がいた。しかし、長子は次第に昌之に惹かれていき、結婚を決意する。大吉夫婦は子連れの昌之との結婚に大反対する。
[編集] 第2シリーズ
- 岡倉夫婦 (シリーズテーマ「おかくら開店」)
- 大吉は調理師試験を受けて、将来は自分の店を出したいと考えている。しかし妻の節子は事業の失敗を心配して賛成しない。試験に不合格になったことを内心喜ぶ。大吉の勤める「おたふく」が借金のため閉店し、大吉は職を失う。しかし、調理師試験に合格後、山口政子の援助を受けて小料理屋「おかくら」を開店する。最初は絶対に協力しないと言った節子だが、開店するとかいがいしく女将として振る舞うようになる。
- 野田家 (シリーズテーマ「夫の単身赴任」)
- 弥生の夫、良が突然いわきへ転勤になる。身体の不自由な姑をかかえ、子供たちの学校の問題もあるため、弥生は良に単身赴任を要求する。今まで専業主婦の弥生に全てを頼っていた良は不安を隠せない。弥生はこれをきっかけに夫との新しい関係を築けるのではないかと期待する。また娘のあかりは、弥生のような平凡な主婦になるのは嫌、女優になりたいと言い、家を出て行く。
- 小島家 (シリーズテーマ「姑との同居、小姑との同居」)
- 幸楽の店舗が古い木造から鉄筋のビルに変わる。2階は3世代2世帯が住める広い住居になる。五月は姑キミと完全同居し、小姑の久子家族とも同居することになる。幸楽の前に邦子が化粧品店を開く。キミは何かと久子や久子の子供たちを可愛がる。そして愛や眞には孫は平等であるべきだと辛くあたる。五月は子供たちの将来を守るため、キミに逆らうようになる。
- 高橋家 (シリーズテーマ「夫の脱サラ、親との同居」)
- 夫の亨が会社の処遇に不満を持ち、脱サラを図る。そのためにマンションを売り、母親の年子と同居すると言い出す。年子は親は親の生活を、子供は子供の生活をと理解を示した風であるが、実際に生活してみると様々な問題が発生する。亨の自然食品販売の事業は成功し、文子もそれに関心を持ち始める。
- 葉子 (シリーズテーマ「仕事か結婚か」)
- ハワイで暮らしていた葉子は洋次に捨てられ、失意のうちに帰国し岡倉家へ戻る。葉子との結婚を諦め一度は結婚した山口太郎も、やはり離婚していた。政子は二人を別れさせたことを後悔し、葉子を太郎の嫁にと望む。太郎も葉子が結婚後も仕事をすることに理解を示すが、葉子は結婚よりも仕事に打ち込む生活を選ぶ。
- 長子 (シリーズテーマ「バツイチの結婚」)
- 長子の夫遠山昌之が、連れ子の遊を残して突然死ぬ。昌之の兄から遺産相続放棄をさせられ、遠山家を追い出されてしまう。病院に就職した長子はそこで本間英作と出会う。英作は長子に惹かれるが、母の常子は強引に病院長の娘との縁談を進める。長子は昌之の兄の家で虐待されていた遊を手元に引き取る。英作は結婚式の当日、式場から逃げ出して長子に結婚を申し込む。遊は長崎県雲仙の裕福な叔母に引き取られる。
[編集] 第3シリーズ
- 岡倉夫婦
- 山口政子の事業が失敗し、おかくらは閉店せざるをえなくなる。新店舗購入の資金もなく、大吉は商売を諦める。葉子が自宅を改装して住宅地にある落ち着いた店としておかくらを再開することを提案する。改装の期間、大吉節子夫婦は暮らす場所を求めて娘たちの家を順番に訪れる。台所とリビングと和室を店舗用に改装し、新しいおかくらが開店する。
- 野田家
- 女子大を卒業したあかりは、単身赴任中の良の看病のため訪れたいわきで、梨農家の息子和夫と知り合う。弥生の反対にもかまわず、あかりは和夫と結婚する。いわきの工場が閉鎖されるのに伴い、良は東京へ戻ってくるが、仕事を持つ弥生とのすれ違いが目立つようになる。会社の再建のため、良は重役へと昇進する。一方武志は、大学進学を嫌い、好きな仕事をしたいと自動車修理工になるため家を出て行く。
- 小島家
- 五月は、相変わらず姑のキミと、離婚して出戻ってきた邦子の機嫌を伺いながら生活している。邦子は子供には父親が必要だと考え、妻のある立石一茂と不倫関係に陥る。立石との再婚を目指した邦子だったが、立石は癌にかかり、結局は死亡する。
- 高橋家
- 亨の母年子がアルツハイマーになる。文子は献身的に介護をするが、年子の状態は一向によくならない。
- 葉子
- 葉子はこれからは照明デザイナーよりも一級建築士の時代であると言い、資格取得に懸命になる。山口商事の業績悪化に伴い、山口太郎との婚約が破棄となる。
- 本間家
- 長子は英作と結婚し、大阪の本間病院で暮らすが常子とうまくいかず離婚覚悟で東京に戻ってくる。英作との二人だけの生活が始まるが、なにかにつけ常子が現れて本間家の嫁の立場を説く。
[編集] 第4シリーズ
- 岡倉夫婦
- 節子がニューヨーク旅行中に突然死亡する。近所に住む節子の親友タキがおかくらを手伝うことになる。一人になった大吉は深夜急に気分が悪くなり救急車で運ばれる。5人の子供たちはそれぞれ心配する。ハワイから珠子が大吉の70歳の古稀を祝うため帰国する。珠子はニューヨークから宛てた節子のメールを披露する。
- 野田家
- 武志は進学せず静岡の自動車整備工場に就職する。そして既に妊娠している佐枝と結婚する。弥生夫婦は自分たちの孫でない子供が生まれることに失望する。しかし、佐枝の気だての良さに気付き二人の子供の出産を祝福する。一方、あかりは秋葉家で過酷な農作業に従事していた。夫の和夫は水耕栽培に農家としての夢を賭ける。その資金をタキが出資するという。
- 小島家
- 眞はインターネットにのめりこみ、高校進学をしないと言い出す。久子家族が去った後には離婚した邦子家族が住んでいた。邦子は生活のためクレーン車の免許を取り働き始める。そこで離婚して一人暮らしの野々下と知り合い結婚する。母親に捨てられた野々下の娘の加津が現れる。野々下が引き取ることを邦子が拒否したため、五月夫婦が面倒を見ることになる。
- 高橋家
- 亨は自然食品の店をやめてハワイでホテル経営を始める。文子は亨と協議離婚する。しかし、望が起こす問題を文子一人では解決できない。そこへ亨の友人宗方が現れる。宗方は離婚した二人の仲を元に戻そうと画策する。望が別れた夫の亨と隠れて会っていることに文子は愕然とする。望の問題を話し合っていくうちに文子は亨ともう一度やりなおす気持ちになる。
- 葉子
- 葉子は太郎の妻美智と会う。美智は二人の交際を非難するどころか、自分が山口家の嫁として不出来なことを詫びる。葉子は美智に自分の仕事を手伝うことで視野を広げることを提案する。
- 本間家
- 長子は一人暮らしになった大吉を心配して一緒に暮らし始める。しかし、常子は英作を婿に取られたようで気持ちが納まらない。常子は神林と交際を始める。英作は母親が父親以外の男と付き合うことが許せずに悩む。常子は本間病院の跡継ぎとなるよう英作に何度なく強要していたが、妹の由紀が失恋を機に病院勤めをやめて本間病院に戻る。
[編集] 第5シリーズ
- 岡倉大吉とおかくら
- おかくらにタキの息子の青山久光が現れる。インドで絵を描いてきたというので、おかくらの店舗で個展を開く。タキは久光と葉子の結婚を危ぶみ、二人の結婚を阻止する。
- 野田家
- 良はリストラ担当重役として同僚社員の首切りを行う。そして自分自身も会社に辞表を出す。あかりは妊娠し病院に入るが、姑の満枝に甘えていると嫌味を言われる。出産を終えたあかりは息子勇気を連れて東京に戻る。水耕栽培の夢を捨てた和夫を許せず、離婚を決意する。
- 小島家
- 愛は親に隠れてコンパニオンのバイトを始める。そこで城代正則と知り合い交際を始める。最初は反対していた五月と勇であったが、勇が城代の父親に惚れ込んでしまい逆に愛に早く結婚するように勧めるまでになる。聖子はキミのご機嫌取りに励んでいたが、ある日銀行通帳と印鑑を渡された時に魔が差し、預金を引き出して逃亡する。眞はインターネットにはまったまま高校進学に悩む。ネットで知り合ったサチに説得され高校受験を決心する。眞は従兄弟の隆と同時期に受験するが、隆は落ちてしまう。隆は荒れて野々下を父親として認めないという。邦子は全て眞と五月が悪いと罵る。隆は高校に進まずに水道工事屋になるというが邦子は外聞が悪く、それを許さない。加津は眞の同級生で、父親に捨てられた森山壮太が気になる。
- 高橋家
- 文子は旅行代理店を開くために資格を取ろうとする。努力の結果、旅行業務取扱主任となった文子は望を大吉に預けて南米に視察旅行に出かける。亨は文子が旅行代理店を始めることに反対する。
- 葉子
- 葉子のところには太郎の母政子が押し掛けてきて同居する。太郎の嫁の美智と顔を合わせたくないからである。政子はお気に入りの宗方を葉子と結婚させて、3人で暮らすことを望んだ。一方、葉子はタキの息子久光に惹かれていく。
- 本間家
- 英作は妹夫婦が大阪の本間病院を継いだことで自分の不甲斐無さに悩む。由紀夫婦と暮らしていた常子が折り合いが合わずに東京に出てくる。一度は由紀と和解し大阪に戻るが、今度は由紀が常子とは一緒に暮らせないので病院を出て行くと長子夫婦のところに相談に来る。
[編集] 第6シリーズ
- 岡倉大吉とおかくら
- 大吉は行くあてのない森山壮太をおかくらで雇う。タキは調理師免許の試験を受けて合格する。壮太の父がおかくらを訪ねて来て、高校を続けさせたいという。しかし、壮太は立派な板前になることが夢だと言って断る。
- 野田家
- あかりは息子の勇気と二人で自立して生活するために、おむすびの移動販売を考える。元の夫和夫が現れて復縁を願うが頑として聞き入れない。良と弥生のごはんやは順調に営業していたが、突然良は経営困難になっている会社の女社長の手伝いをすると言って仙台へ行ってしまう。二人の仲を心配した良の母ハナは自ら説得して連れ帰ると仙台へ旅立つ。
- 小島家
- 五月のところへ健治が結婚するといって光子を連れてくる。やり手の光子は幸楽の弁当販売の得意先を増やし始める。眞と加津は行方不明になった森山壮太を見つけ出し、大吉に身の振り方を依頼する。ニューヨークから健治と久子の娘である加奈がやってきて幸楽をかき回す。久子の境遇が心配になったキミは単身ニューヨークに渡る。そして小さな喫茶店を開く開店資金として2000万円を渡す。それに不満を持った勇はバーのママ里美の元に毎晩通い続け、仕事に手がつかなくなってしまう。加津がインターネットに書いていた小説が認められ、単行本として出版される。大きな話題になり、幸楽にファンの客が押し寄せる。古い旅館で仲居をしている加津の母もその本を知り、加津と会うためにインターネットで連絡をとり始める。愛はアナウンサーを目指し、城代に英語のレッスンを頼む。そして両親に内緒で放送局にADとしてアルバイトに行く。
- 高橋家
- 望が自分の娘にストーカーをしていると金田利子が訴えてきた。実は音大を目指す友人同士だった。それを機会に文子と利子は仲良くなる。
- 葉子
- 葉子はいまだに政子と暮らしている。仕事の関係上、宗方との付き合いはあるが結婚までは踏み込めない。仕事以外のことに時間を取られることがいやなのである。宗方もそれを理解しつつも、葉子にプロポーズする。太郎の妻美智は自分の存在が太郎の邪魔になると考え、離婚を申し出る。しかし、太郎も葉子もその必要はないと美智を説得する。葉子は宗方のプロポーズを断る決心をする。
- 本間家
- 英作は病院をやめて救急センターで働いていた。しかし、激務のため身体をこわし入院する。常子は日向子を本間病院の後継ぎにしようと教育熱を上げていたが、由紀の妊娠を知り手のひらを返すように日向子への関心をなくす。由紀の夫伸彦は、出産と子育てのために仕事ができなくなる由紀の代わりに自分の姉を本間病院に入れるという。しかし、由紀も常子もそれを伸彦の本間病院の乗っ取りと疑う。
[編集] 第7シリーズ
- 岡倉大吉とおかくら
- おかくらに壮太の父が現れる。金持ちの会社経営者と再婚するので壮太を引き取りたいという。しかし、壮太は板前を続けたいと言って断る。葉子の結婚がとうとう決まり、岡倉の名前とおかくらの店を継ぐ者がなくなったため、大吉は意欲をなくし店を続けていくことを迷う。
- 野田家
- あかりの元へ和夫が訪れる。いわきの土地家屋は全て処分したので、これからは東京で一緒に暮らしたいという。しかし、あかりは固辞する。希望をなくし和夫は自殺を図る。孫の勇気が和夫を慕う姿を不憫に思い、弥生と良はごはんやで和夫を雇う。勇気が幼稚園に入りたいと願っていることを知り、和夫と弥生夫婦はあかりを説得するが、あかりは承知しない。やっとのことで勇気を幼稚園に入園させる。父親を慕う勇気を見ているうちに、いつしかあかりは和夫を許すようになる。あかりが和夫に復縁話を持ち出した時、和夫は自分の父親としての役目は終わったと言ってあかりのもとを去る。
- 小島家
- 健治のケータリング事業が伸びていた。しかし、無理な営業がたたってか食中毒事件に巻き込まれる。愛は銀行へ就職する。そして一人暮らしをしたいと家を出て行く。しかし銀行の上司とのセクハラ事件に巻き込まれ窓口業務をはずされたことで希望をなくし銀行をやめる。インターネットを使ったホームページ製作の小さな会社を仲間と作るが回転資金が用意できず倒産させる。失意の愛は城代正則との結婚を決断するが、城代は既に別の女性との結婚を決めていた。加津は母親と連絡を取っていたことを野々下に知られる。加津の母みのりは旅館をやめて東京に移り、老舗の和菓子屋に住み込みではたらく。そしてそこの女主人に気に入られる。キミは脳梗塞を患い不自由な身体になる。一緒にリハビリをしようと久子がアメリカから迎えに来る。
- 高橋家
- 音大を目指しているはずの望は路上ライブをやっていた。文子は驚くが、望は大学へは行かずにプロのミュージシャンになると言い出す。
- 葉子
- 葉子は仕事の便宜上、宗方と付き合い続けていた。しかし、政子や宗方との関係を清算しようとした時、宗方の膵臓ガンが発見される。病気を隠し通すために葉子は宗方との結婚を決意する。葉子の努力の甲斐あって、宗方の手術は成功し全快する。しかし結婚したとたん、政子と宗方の嫁としての役割を求める無言の圧力を感じ、葉子は宗方との結婚を後悔する。
- 本間家
- 大阪から由紀がやってきて、伸彦とその姉が本間病院の経理を一手に握り、利益を持ち出して姉名義の新しい病院を作っていると訴える。そして由紀は伸彦との離婚を決意する。常子は行き場を失い、神林からの求婚を受けることを決める。英作はそれが面白くない。長子は婿同様の気分で岡倉家で小さくなっている英作のために近所に小さなマンションを借りる。
[編集] 第8シリーズ
- 岡倉大吉とおかくら
- 勉が結婚のためおかくらを去る。翻訳家としての才能に限界を感じた長子がおかくらを手伝い始める。壮太の父が再婚相手の死をきっかけに自殺を図る。壮太はおかくらを辞めて、ホストになる。
- 野田家
- 良はごはんやでの仕事は終わったと言って、今後は自然を相手にできる庭師になるという。弥生もごはんやの仕事に疑問を持ち、結婚前に看護師だったことを生かして幼稚園でボランティアを始める。あかりは息子勇気の幼稚園の友達はるかを通じて、その父親浅田和久と知り合う。お互いに子供を持つ親ということで、二人は好意を抱き始める。
- 小島家
- 姑キミの代わりに幸楽の経理を見ると言って、アメリカから小姑の久子が帰ってくる。健治夫婦はケータリング事業を独立させて幸楽を出て行く。しかし、久子は裏で資金を健治に渡し、ケータリング事業の乗っ取りと健治との復縁を画策する。愛は派遣の仕事で忙しい毎日だったが、そこで知り合った田口誠と結婚しすぐに妊娠する。眞は同級生の吉野杏子と仲良くなり、あちこちに遊びに出かけるようになる。そんな眞を加津は妬ましく思い、悩みを募らせる。
- 高橋家
- 息子の望がハワイの大学に転学すると言って、日本から出て行く。一人になった文子は寂しさのあまりアルコール依存症になって荒れた生活を送る。友人の金田はそれを心配し大吉に相談する。
- 葉子
- 宗方との生活に不満を持った葉子は離婚を決意する。そして、仕事仲間の若い大原透と暮らし始める。すぐに妊娠するが、離婚直後なので婚姻届を出すことができない。妊娠中にも拘らず葉子は仕事三昧の生活を送り、周囲を心配させる。
- 本間家
- 長子は翻訳の仕事をやめて、おかくらを手伝う。大阪の本間病院の経営状況が悪化したため、常子は由紀に会いに大阪へ戻る。英作も東京の病院を辞めて本間病院の建て直しに奔走する。しかし、本間病院は倒産してしまう。倒産後、由紀は英作を頼って東京に移住する。
[編集] キャスト
- 岡倉家の人々
- 岡倉大吉:藤岡琢也(第1~7シリーズ)→宇津井健(第8シリーズ~)
- 森山珠子(大吉の姉):森光子(各シリーズで1~2回登場) ※クレジットは特別出演
- 小宮怜子(大吉と良い仲になる女性):池内淳子(第9シリーズ~)
- 「おかくら」の従業員とその関係者
- 野田家(長女・弥生の嫁ぎ先)の人々
- 野田弥生(大吉・節子の長女):長山藍子
- 野田良(弥生の夫):前田吟
- 野田武志(弥生・良の長男):岩渕健
- 野田佐枝(武志の妻):馬渕英俚可(第4シリーズ~)
- 野田良武(佐枝の長男):吉田理恩(第9シリーズ)
- 野田勇気(あかり・和夫の長男):山内秀馬(第5シリーズ~第8シリーズ途中)→渡邉奏人(第8シリーズ~)
- 北川幼稚園の関係者
- 北川智子(弥生がボランティアする保育園の保育士):水町レイコ(第7シリーズ~)
- 高野夏子(弥生がボランティアする保育園の保育士):市丸和代(第8シリーズ~)
- ※市丸は七重役で第3~4シリーズにも出演している。(下述)
- 竜村初子(北川幼稚園の専属医師):中原ひとみ(第6,9シリーズ)
- 小島家(次女・五月の嫁ぎ先)・幸楽の人々
- 幸楽の従業員
- 野々下家
- 大井家
- 戸田家
- 戸田司(加津の親友):東新良和(ジャニーズJr.)(第7シリーズ~)
- 勇の友人
- 中本源太(勇の友人・後にバンド仲間):山本コウタロー(第9シリーズ~)
- 川上哲也(勇の友人・後にバンド仲間):井之上隆志(第9シリーズ~)
- 高橋家(三女・文子の嫁ぎ先)の人々
- 大原家(四女・葉子の嫁ぎ先)の人々
- 宗方家
- 宗方直之(葉子の元夫):井上順(第4シリーズ~)
- 本間家(五女・長子の嫁ぎ先)の人々
- 本間長子(大吉・節子の五女):藤田朋子
- 本間英作(長子の夫):植草克秀(少年隊)(第2シリーズ~)
- 本間日向子(長子・英作の長女):土江海鈴(第3シリーズ)→高塚麻衣(第3シリーズ)→日野美紀(第4シリーズ)→大谷玲凪(第5シリーズ~)
- ナレーション
- 川本(第1シリーズ):石坂浩二
[編集] 過去の出演者
- 岡倉家関係の人々
- 岡倉節子(大吉の妻):山岡久乃(第1~3シリーズ)
- 立花ワカ(節子の叔母):杉村春子(第1シリーズ)※クレジットは特別出演
- 塚田咲枝(「おたふく」女将):三崎千恵子(第1~2シリーズ)
- 塚田文太(咲枝の息子):長谷川哲夫(第2シリーズ)
- ※長谷川は奥田(高橋年子担当の銀行員)役で第3シリーズにも出演している。
- 小出文平(「おかくら」元板前):横田進(第2~3シリーズ)
- 並木宗治(珠子の顧問弁護士):坂上忍(第4シリーズ)
- ※坂上は竹村光介(愛のクライアント)役で第7シリーズにも出演している。
- 青山久光(葉子の元婚約者、タキの長男):榎木孝明(第4~5シリーズ)
-
- 森山家関係
- 畠山智子(壮太の父・正造の再婚相手・故人):二木てるみ(第7シリーズ)
-
- 宮部・大川家関係
- 野田家関係の人々
-
- 秋葉家関係
-
- ごはんや関係
- 高山(「ごはんや」共同経営者):伊藤孝雄(第5シリーズ)
- 高山春子(高山の妻):寺田路恵(第5シリーズ)
- 菅野信夫(「ごはんや」共同経営者):剛たつひと(第5シリーズ)
- 菅野玲子(信夫の妻):上村香子(第5シリーズ)
- ※上村は松永昌子役で第8シリーズにも出演している。(下述)
-
- 浅田家
- 浅田和久(保育園に子供を預けている会社員):深江卓次(第8シリーズ)
- 浅田はるか(和久の娘):原にち佳(第8シリーズ)
-
- 武志の元上司
- 村上哲也(武志の勤める自動車整備工場の社長):江藤潤(第4シリーズ)
- 小島家・幸楽関係の人々
-
- 久子関係
-
- 邦子関係
-
- 「中華 幸楽」関係
-
- キミの友人関係
- トミ(キミの友人):大路三千緒(第6シリーズ)
- ふじ(キミの友人):たうみあきこ(第6シリーズ)
- 初子(キミの友人):宮内順子(第7シリーズ)
- 浪江(キミの友人):久松夕子(第7シリーズ)
-
- 隆の上司
- 北原(隆が勤める水道設備工業の社長):磯部勉(第5、7シリーズ)
- 加津関係
- 高橋家関係の人々
-
- 金田家
- 金田恵理(利子・典介の長女、望の親友・ガールフレンド):倉沢桃子(第6、7シリーズ)
-
- 山口家
- 山口美智(太郎の妻):一路真輝(第3~6シリーズ)
- 長子関係の人々
-
- 長子の友人
-
- 遠山家
- 遠山昌之(長子の元夫・故人):香川照之(第1シリーズ)
- 遠山遊(昌之の長女、現姓田村):山辺江梨(第1~2シリーズ)
- 遠山孝男(昌之の腹違いの兄):芹沢名人(第2シリーズ)
- 遠山茂子(孝男の妻):岡本茉利(第2シリーズ)
- ※岡本は加津の担任役で第5シリーズにも出演している。
-
- 田村家
- 田村綾子(遊の母方の伯母、雲仙の温泉旅館「半水盧」の女将):香川京子(第2シリーズ)
- 田村治茂(綾子の夫):小島秀哉(第2シリーズ)
- その他(物語の筋とはあまり関係のない人物など)
- 中野(立石一茂が入院していた病院の医師):津村鷹志(第3シリーズ)
- ※津村は荒川(加津をいじめた生徒の父親)役で第7シリーズにも出演している。
- 沢村(大吉が診てもらった医師):山口崇(第5シリーズ)
- 「おかくら」の常連客:須永慶(第4・6シリーズ)
- 呉服店の女将:野川由美子(第6シリーズ)
- AD(愛のバイト先のテレビ局の先輩AD):須藤公一(第6シリーズ)
- 田中(借金取り):渡辺哲(第7シリーズ)
- 原口(借金取り):春田純一(第7シリーズ)
- 勝田(勉の友人の板前):毒蝮三太夫(第7シリーズ)
- 時田(愛の上司)松澤一之(第7シリーズ)
- 小山(神林クリニックの患者):森康子(第7シリーズ)
- ※森は田口の結婚式の招待客役で第8シリーズにも出演している。
[編集] スタッフ
- 脚本:橋田壽賀子
- 音楽:羽田健太郎
- 演出(現在):清弘誠、竹之下寛次、荒井光明
- 演出(過去):井下靖央、川俣公明、山崎恆成、吉川厚志
- 演出補:山崎統司
- プロデューサー:石井ふく子、井下靖央(第3シリーズのみ)
- ディレクター:山田錦
- 技術:太田博
- カメラ:西舘博光
- 照明:今井尚人
- 音声:石鍋邦広
- 映像:荒井秀訓
- 音響効果:牧瀬能彦
- 編集:大塚民生
- 美術プロデューサー:矢郷進
- デザイン:椎葉禎介
- 装置:滝沢博史
- 操作:綱島広明
- 装飾:栗本誠治
- 衣裳:吉川茂雄、西留由起子
- メイク:中田マリ子、佐藤有紀
- 持道具:赤松慶人
- 番組宣伝:反町浩之
- スチル:加藤徹、龍田浩之、斉藤和己
- 和食所作指導:柳原尚之
- タイトル:篠原栄太
- 衣裳協力:鈴乃屋
- 協力:東通、アックス、緑山スタジオ・シティ
- 製作補:室谷拡
- 記録:市島恵子、稲葉明子
[編集] データ
[編集] 放送日・視聴率
[編集] 通常版
- 第1シリーズ:1990年10月11日~1991年9月26日(全48回、平均視聴率18.2%)
- 第2シリーズ:1993年4月15日~1994年3月31日(全49回、平均視聴率23.8%)
- 第3シリーズ:1996年4月4日~1997年3月27日(全50回、平均視聴率26.6%)
- 第4シリーズ:1998年10月1日~1999年9月30日(全51回、平均視聴率24.7%)
- 第5シリーズ:2000年10月5日~2001年9月27日(全50回、平均視聴率24.3%)
- このシリーズからハイビジョン制作
- 第6シリーズ:2002年4月4日~2003年3月27日(全51回、平均視聴率23.5%)
- 第7シリーズ:2004年4月1日~2005年3月31日(全51回、平均視聴率18.2%)
- 第8シリーズ:2006年4月6日~2007年3月29日(全50回、平均視聴率18.2%)
- 第9シリーズ・2008年4月3日~放送中
放送時間は、いずれも木曜午後9時~9時54分である。
第5シリーズまでは前シリーズ終了~次シリーズ開始までの間隔がまちまちだったが、第6シリーズ以降は西暦偶数年度に放送されるのが慣例となっている。
[編集] スペシャル版(単発放映)
- 1993年10月
- 1994年9月29日
- 1995年12月28日
- 1999年12月23日(視聴率23.0%)
- 2000年4月6日(視聴率20.9%)
- 2006年12月28日(「橋田壽賀子バラエティ 渡る世間は鬼ばかり・来年も続きますよSP」、視聴率14.8%)
他多数放映
[編集] 登場人物がよく言う台詞
「渡る世間は鬼ばかり」の登場人物は同じ台詞をよく使う。
- ほぼ全員 「いくら○○だからって△△って法(道理)はないでしょ(だろ)」「どういう風の吹き回し?」「骨身に染みる」「○○より他ない」「有難いと思ってる」「○○しても罰は当たらない」「申し訳ございません」「そんな○○な話ってある~!?」「高をくくる」「○○はもうたくさん」「波風をたてる」「ありゃしない」「インターネット」「道理がない」
- 岡倉5姉妹 「やっぱり岡倉が一番ね(主に実家に戻ってきたときに使う)」
- 岡倉大吉 「お金なら父さんが出してやるから」「いつでもうちに帰っておいで、お前1人ぐらい父さんが食べさせてやるから」「娘なんていらない」
- 岡倉節子 「娘5人も嫁にやるとろくなことありませんね」「娘なんて産むもんじゃありませんね」「ごはんこしらえても、おいしいと言って食べてくれるのは遊ちゃんだけね」「岡倉の跡継ぎは長子って決めてたのに」他多数
- 小島五月 「申し訳ありません、全部私が悪いんです」「愛!(眞!)おばあちゃんに向かってなんてこというの!!」「愛や眞に幸楽を継がせる気はありません」
- 小島キミ 「母親の教育が悪いせいだよ(孫の愛または眞がキミに反抗したとき、五月に対して向けられる決まり文句)」「二度とうちの敷居はまたがせないよ!」「五月、塩まいてやんな!」「馬鹿も休み休み言うんだね!」「嫁(五月)の尻に敷かれて、情けないったらありゃしないよ!(五月がキミに反抗したとき、勇に対して向けられる決まり文句)」他多数
- 小島 眞 「だってしょうがないじゃないか」「何でもかんでも母さんのせいにするなよ」「○○のやつ」(叔母(父の妹)である久子や邦子に対しても使うことがあるが、同じ叔母(伯母)である弥生や文子(母の姉や妹)たちの前では使うことはない)「よしてくれよ」「くそばばぁ」(キミに対して)
- 小島 勇 「ウォーキング」
- 小島久子・野々下邦子「母ちゃん、くやしいー」「遺産相続を放棄したって言うのに!」「母親の教育が悪いせいだよ(愛または眞が自分に反抗したとき、五月に対して向けられる決まり文句)」
- 野々下加津「一人で生きていくって決めたの!」「私には父さんも母さんもいないの!」「友達なんかいらない」「私には幸楽しかないの!」
- 高橋 望・野々下加津「愛姉ちゃん」「眞兄ちゃん」
- 高橋年子 「望は高橋家の孫です」
- 本間長子 「あたしはお父さんの世話をするためにこの家にいるのよ」
- 神林常子 「英作、長子さんとは別れなはれ」「わてな、××やて、こない思いますねんな」「へぇへぇ」「長子はん!」
- 大原葉子 「私、結婚に向いてないのよ」「山口のおかあさん」「一級建築士」「あたし離婚します」
- 青山タキ 「私は息子達とは縁を切りました」「とんでもございません」「差し出がましいようですが」「勝手させてもらう」
- 田島聖子 「女将さん(五月)、あたしの言ってる事、間違ってます?」「大きい女将さん(キミ)」「女将さん(キミ)、私悔しい!」
- その他、以下のような独特な言い回しがあるのも特徴である。
- 「こしらえる」-主に作る事を言う。老年
- 「○○の分際で」-主にキミが五月に対して言う。
- 「○○のお義母さん」-○○には苗字が入る。○○さんと苗字であまり言わない。
- 「○○のばあさん」‐大吉が、娘たちの姑をことを指す時に使う。(例:「幸楽のばあさん」)
- 「○○叔母(伯母)さん」-大吉の孫たちが母の妹(あるいは母の姉、父の妹)に対して使う言葉。
- 「岡倉へ帰らせて頂きます」- 岡倉家の娘5人は実家のことをわざわざ苗字で表現する。他の登場人物は実家の事を里や国と言うこともある。
- 「一流企業」「一流大学」「有名な私立中学/高校」- 世間で一般的に知名度の高い学校や企業のことを指す場合に用いる。この後「苦労して行ったって、親の思うどおりには、」「より職人になったほうが幸せに」と続く。
- 「あかりや武志」「愛や眞」「隆やミカ」「加奈や登」- 二人兄弟(兄妹etc)が登場することが多く、子供たちを纏めて表現する際には基本的に「○○や△△」のように“や”で結ぶ。
- 「ボーイフレンド」及び「ガールフレンド」- (特に子供たちの)異性の友人、もしくは恋人。間違っても「男友達/女友達」や「彼氏/彼女」は使わない。
- 「行って参ります」- 「行って来ます」とは言わない事が多い。
- 「ただいま帰りました」-学校や出前・市場、時には“だんなの遣い”から帰った時に使う。決して「ただいま」だけで済まさない。
- 「お元日」-1月1日のこと。「元日」「元旦」とは言わない。
- 「○○するの、○○したいのよ(○○するんだ、○○したいんだ)」-二度言う事で自分の意志を強調させる。
- 「私(俺)、○○することにする(○○になる)、もう決めたの!!(そう決めたんだ!!等)」- 新しく何かを始める人や考え方を変えた人が言うセリフ。「もう決めた」等は意思がとても強く「もう決めたことだから、何を言っても無駄だよ」の意味で、多くの場合は、他の人に言わず一人で勝手に物事を決めてしまうため、聞かされた人を唖然とさせる。
- 「○○するって決めたら、急に気が楽になった(これまでのことがバカバカしくなった)、こんなことなら、もっと早くに○○しとくんだった」- 離婚や会社を辞めるなど、何かを悩んでいて、物事を決意した場合などに使われ、言った本人は吹っ切れてる場合が多いが、たまにどうにでもなれと開き直って言う場合に使われる場合もある。
- 「やっと本当の夫婦になった気がする」- 夫婦間でトラブル(主に転職や引越しなど環境の変化)が生じて、それに反対していた妻(夫)が受け入れた後で第三者に対して自分たち夫婦のありようを説明した後で満足そうにつぶやく。既に何度もこのセリフを繰り返している夫婦もいるので、いつになったら本当の本当に「本当の夫婦」になれるのかは不明。
[編集] その他
- ドラマ内に登場した料理のレシピを紹介した書籍が飛鳥新社より発売されている。
- 橋田寿賀子ドラマ渡る世間は鬼ばかり お食事処「おかくら」レシピ ISBN 978-4870314948
- 橋田寿賀子ドラマ渡る世間は鬼ばかり 中華「幸楽」レシピ ISBN 978-4870314931
- 出演者
- TBS『関口宏の東京フレンドパークII』のスペシャル版に渡鬼ファミリーが隔年(2000年3月27日、2001年3月26日、2002年9月30日、2004年9月27日、2006年3月27日)で出演している。2006年放送分では、村田雄浩が「ビックチャレンジ」でダーツをスペシャル特別商品の「満干全席」の箇所に見事命中させた。
- 渡鬼人気に乗じて、久子役の沢田雅美と邦子役の東てる美が「悪魔シスターズ」というユニットでCDデビューしている。曲名は「あなたってパヤパヤ」。
- 岡倉大吉役の藤岡琢也が朝日放送の「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」にゲスト出演した際、料理の手つきが非常に不慣れだったため、上沼恵美子から「『おかくら』でのイメージと全然違うんですね!」と言われた。
- キャスト・スタッフ設定
- 第1シリーズから続いているキャスト・スタッフ表示は同局で1969年から放送されている長寿時代劇・水戸黄門の表示をモデルにしたものである。
- 岡倉家の家族構成のモデルは中田喜子の実家である。
- 登場人物に対する橋田の命名はかなり安易で記号的である。ちなみに主人公の姓は、高平(となりの芝生)、田倉(おしん)、高倉(大家族)、高原(いのち)、岡倉(渡鬼)、花村(女は度胸)、高倉(春よ、来い)、高倉(ハルとナツ 届かなかった手紙)と「高」「倉」の文字とあ行の音が多用されている。また小島家の子供は当初は「愛(あい)」と「眞(まこと)」とされたが放送開始時に「眞(しん)」に変更されたと言われる。また、愛が結婚したのは「誠(まこと)」だった。聖子の旧姓は「松田」であり、第5シリーズで神田正輝が出演し幸楽を訪れた時は二人の対面に不思議な緊張感があった。
- 第8シリーズ(2006年4月放送開始)では藤岡琢也が病気のため出演できず、大吉役は宇津井健に変更された(藤岡は2006年10月20日に死去)。重要人物が変更される事で本作品のイメージが大きく変わる事が予想されたが概ね好評であり、違和感無く大吉を演じている。
- シリーズが長期化し、家系図も複雑になっている。また、マンネリ化が進んでいる。「同じ話ばかりでつまらない」「もう潮時だ。いい加減終わらせたほうがいい」という意見が新聞の投書欄などで見られる(最終回の筋書きが既に作られているという話すらある)。これに関する話題は週刊新潮でも取り上げられた。しかし、TBSは比較的視聴率が高く安定しているのでスペシャルなどでつぶれることは少ない。
- シリーズが長期化しているため、前後のシリーズでいくつか設定に矛盾が生じている。代表例としては、人物の年齢設定がシリーズによって違うことがあげられる。弥生と五月の場合、第6シリーズでは3歳差だが、第7シリーズでは4歳差、第8シリーズでは2歳差、第9シリーズでは3歳差と変化している。このような年齢設定の混乱は他にも多くの人物で確認できる。
- 邦子と小川浩介の子供は当初、豊(堀裕晶)と忠(内田健一)の兄弟だったが、その後隆とミカの兄妹に変更された。これは現実世界を反映させている本作としては極めて異例である。
- ジャニーズ事務所所属タレントが4人出演しているが、同じ場面に出ることはほとんどない。植草克秀と長谷川純がおかくらで顔を合わせるのみである。
- 神林常子(京唄子)は、当初、助産婦(助産師)という設定だったが、いつの間にか、産婦人科の医師になっている。
- 山岡久乃の降板
- 第1シリーズから第3シリーズまで、番組の顔は山岡久乃演じる岡倉節子であった。第4シリーズ開始に伴い山岡が降板することとなり、物語は一変することとなった。TBSは山岡の降板にあたり、異例の「山岡降板説明記者会見」をマスコミに対して開いている。
- 第3シリーズ終了後、第4シリーズへの出演拒否の意思を貫く山岡に対し、プロデューサーの石井ふく子や、脚本の橋田壽賀子は何度も出演要請をするが、山岡の意思は変わらなかった。これに対し橋田は、TBSに「山岡さんなしではドラマが成り立たないので、もうこのドラマはやめましょう」との方針を伝えたが、TBSは納得せず、節子を死亡した設定にして脚本も作り変え、製作することとなった。
- 理由のはっきりしない山岡の突然の降板は、ワイドショーや週刊誌を中心に、世間を騒がすことになった。山岡と橋田の確執説や、山岡の橋田への報復説なども噂されることとなった。橋田が「山岡さんは私のことがよっぽどお嫌いなんでしょうね」などと不用意な発言をしたことも、報道が過熱する原因となった。
- 第4シリーズ放送開始後、山岡は癌であることを公表。世間からは「山岡さんは病気のために第4シリーズを降板した」と思われているが、病気にかかる前の第3シリーズ出演中の時点で、次シリーズ以降への出演意思はなかった。
- スポンサー関係
- 藤岡琢也がCMキャラクターを務めていたサンヨー食品(「サッポロ一番」のインスタント麺ブランドで知られる)とのコラボレーション商品が販売されていた。
- 「おかくら」等で出されるビールはアサヒビールのスーパードライが多いが、野田良役の前田吟が飲む場合にはCMに出演していた「ヱビスビール」が出された。同様に高橋亨が飲むビールも三田村邦彦がキリンビールの新潟限定商品「じょんのび」のCMに出ていたため「一番搾り」等であった。
- 第8シリーズ(2006年4月放送開始)でKDDIがスポンサーに加わり、作品中で使用される携帯電話がauの機種となった。使用されている機種はKDDI アドギャラリー内で見ることができる。さらに詳しい説明はドラマで使われるケータイたち 2007年冬編でも見ることができる。また宇津井健と中田喜子はこの番組内のみで流れるauの簡単ケータイのCMに出演している。
- 名前の由来
- ※ただし、一部のキャストは除く。
- 高橋文子(中田喜子)→若尾文子から
- 大原葉子(野村真美)→三原葉子から
- 本間英作(植草克秀)→佐藤栄作元首相から
- 野々下邦子(東てる美)→山田邦子から
- 田島聖子(中島唱子)→松田聖子から
- 立石一茂(橋爪淳)→長嶋一茂から
- 並木宗春(坂上忍)→徳川宗春から
- 山口美智(一路真輝)→山村美智から
- 宗方直之(井上順)→宗方勝巳から
- 戸田司(東新良和)→西田司から
- 戸田弓子(鶴田さやか)→福島弓子から
- 戸田弘行(若山騏一郎)→有吉弘行から
- 吉野東吾(篠田三郎)→志村東吾から
- 大井道隆(武岡淳一)→筒井道隆から
- 大井貴子(清水由紀)→白井貴子から
[編集] 放送局
- TBSテレビ (新作)および(再放送)
- JNN各局 (新作)および(再放送) 北海道放送など一部放送局は新作のみ。
- CS TBSチャンネル (再放送 ただし、第6シリーズ以降は再放送されていない)
- 福井放送 福井県にJNN系列の放送局がないため月曜9:55~に放送
- 秋田放送 秋田県にJNN系列の放送局がないため土曜16:00~16:54に放送
- KIKU-TV(ハワイ。地上波) 1年~1年半遅れ。毎週日曜20:00~。2007年10月21日から第8シリーズ放送(日時はいずれも現地時間)
[編集] 関連項目
- 幸楽ラーメン
- 渡鬼音頭
- カンフーくん - 泉ピン子が『幸楽』を模したラーメン屋『ニュー幸楽』の女将「泉ちゃん」役で出演。
- 日本のテレビドラマ一覧
- TBSテレビ番組一覧
- 日本国外で放送された日本のテレビドラマ(ハワイで英語字幕付放送されている。英語でのタイトルは"Making it through <シリーズ番号>)")
- 緑山スタジオ・シティ
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
芸能社会
(1990.7.5 - 9.27) |
渡る世間は鬼ばかり
第1シリーズ (1990.10.11 - 1991.9.26) |
次男次女ひとりっ子物語
(1991.10.17 - 12.26) |
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
家栽の人
(1993.1.7 - 1993.3.25) |
渡る世間は鬼ばかり
第2シリーズ (1993.4.15 - 1994.3.31) |
HOTEL 第3シリーズ
(1994.4.14 - 9.22) |
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
3年B組金八先生 第4シリーズ
(1995.10.12 - 1996.3.28) |
渡る世間は鬼ばかり
第3シリーズ (1996.4.4 - 1997.3.27) |
新幹線'97恋物語
(1997.4.3 - 6.26) |
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
ひとりぼっちの君に
(1998.7.2 - 9.17) |
渡る世間は鬼ばかり
第4シリーズ (1998.10.1 - 1999.9.30) |
3年B組金八先生 第5シリーズ
(1999.10.14 - 2000.3.30) |
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
20歳の結婚
(2000.7.6 - 9.14) |
渡る世間は鬼ばかり
第5シリーズ (2000.10.5 - 2001.9.27) |
3年B組金八先生 第6シリーズ
(2001.10.11 - 2002.3.28) |
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
3年B組金八先生 第6シリーズ
(2001.10.11 - 2002.3.28) |
渡る世間は鬼ばかり
第6シリーズ (2002.4.4 - 2003.3.27) |
ホットマン
(2003.4.10 - 6.5.) |
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
サラリーマン金太郎4
(2004.1.15 - 2004.3.18) |
渡る世間は鬼ばかり
第7シリーズ (2004.4.1 - 2005.3.31) |
夢で逢いましょう
(2005.4.14 - 2005.6.23) |
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
白夜行
(2006.1.12 - 2006.3.23) |
渡る世間は鬼ばかり
第8シリーズ (2006.4.6 - 2007.3.29) |
夫婦道
(2007.4.12 - 2007.6.21) |
TBS木曜9時枠の連続ドラマ | ||
3年B組金八先生 第8シリーズ
(2007.10.11 - 2008.3.20) |
渡る世間は鬼ばかり
第9シリーズ (2008.4.3 -) |
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