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有吉弘行 - Wikipedia

有吉弘行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

有吉 弘行
本名: 芸名と同じ
コンビ名: 猿岩石1994年2004年
事務所: 太田プロダクション
国籍: 日本
出身地: 広島県安芸郡
生年月日: 1974年5月31日(34歳)
活動時期: 1994年 - 現在

有吉 弘行ありよし ひろいき1974年5月31日 - )は、広島県安芸郡熊野町出身の太田プロダクション所属のタレントである(※名前の読みは「ひろゆき」ではない、詳しくは後述)。広島県立熊野高等学校卒業。実家は熊野筆の軸の部分を製造する工場。

目次

[編集] 来歴

1993年3月2日放映の、読売テレビEXテレビ』の企画「公開弟子審査会」でオール巨人の弟子として合格する。しかし、巨人の威圧感に緊張しすぎたのか、有吉のたどたどしい言葉遣いに「お前がしゃべると腹が立つわ!」と巨人が激怒し、わずか半年で破門される。猿岩石の解散の話(後述)の時は再び共演し、巨人が「お笑いコンビは最初から水と油」と論じたが、上記の話は一切言及していない。

1994年猿岩石としてデビュー。1996年に「進め!電波少年」のヒッチハイクの旅で話題になり、帰国後、大ブレイク。(詳細は猿岩石を参照。)

2004年3月に、相方の森脇和成との方向性との違いでコンビを解散。現在ピン芸人として活動している。

[編集] 人物

辛口コメントやモノマネを得意としている。ダンディ坂野つぶやきシローらと共に自らを「一発屋芸人」と称し、バラエティ番組などでのトークでは華やかだった昔と現在を自虐的に対比して笑いをとっている。また、今売れている若手芸人に対して「一発屋芸人にならないための方法」を伝授する指南役としてのゲスト出演も多い(「雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!」(テレビ朝日系列)、「くりぃむナントカ」(テレビ朝日系列)など)。

テレビやラジオだけに限らず、プライベートでもよく他人の悪口を多く語るという。「雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!」では、「有吉は新しい相方を見つけるべきか?」と言う話題で、カンニング竹山は有吉に「(相方を作るとしたら)まず人の悪口を言うのを止めた方が良い」とアドバイスした。

視聴者よりも芸人からのほうがウけるので、高田文夫氏からは「楽屋真打」と呼ばれている。また、島田紳助からは「世間は気付いてないが、有吉は賢くてオモロイ」と評されている[1]。昨今は「アメトーーク!」などで、そのトークに注目が集まっており、世のお笑いファンにも猿岩石当時とは違ったかたちで、手腕が認知されつつある。業界誌「日経エンタテインメント!」では「アドリブの面白さが世間に浸透しつつある」として「再評価芸人」として取り上げられた[2]

自ら「自分は変な顔。寄り目だけでなく鼻も口も、すべてのパーツが顔の真ん中に寄り過ぎている」と話す。

東京スポーツの食生活拝見のコーナーでは、肉しか食わない・酒を倒れるまで飲む・ヘビースモーカーその他、体に悪いことばかりして、医者から「いつ癌になっても不思議ではない」とお墨付きを頂いた。

上島竜兵を中心とする竜兵会の一員である。

[編集] ニックネームの命名

「アメトーーク!」2007年8月23日放送回において、有吉が品川庄司品川祐に対して、「人の話題に乗って笑いを取る」「自分の知っている知識を人に話さずにいられない」という芸風を揶揄して『おしゃべりクソ野郎』というニックネームを命名、この一連の流れが笑いを誘った。その後、他番組でも「有吉が品川のことを『おしゃべりクソ野郎』と呼んだ」というエピソードが多く語られるなど次第に反響は大きくなり、ついには2008年3月13日放送の同番組で、この「おしゃべりクソ野郎」が、アメトーーク年間流行語大賞に選ばれた。

品川はこの名前について「有吉さんと一緒だとまた『クソ野郎』と言われそうで怖くて喋れなくなる[3]」「この名前がついてから、アメトーークにアウェー感を感じるようになった[4]」などとテレビ番組では否定的に語っているものの、2008年2月28日付の品川のブログでは「有吉さんと『仲悪いんですか?』とか言う奴がいる。めんどくせぇ。本番中に悪口言われるのは、ありがたいんだよ。」とも語っており、ある程度は容認している。有吉自身は「(品川を)嫌いではないし普通に仲は良いが、雛壇などでしゃしゃり出てきて大きな声を出し、カメラを独占するところが鼻につく」と語っている[5]

その他、多くの芸人やタレントに対して毒を含んだニックネームを命名している。有吉の弁としては「世間一般の視聴者が持ってるイメージをお前らに教えてやってる」とのことである[6]

なお、有吉自身は小島よしおから「辛口クソ野郎、(略して)辛クソ兄さん」などと名付けられている[7]

[編集] 有吉がつけたニックネーム一覧

人名 ニックネーム 番組名
品川祐品川庄司 おしゃべりクソ野郎 雨上がり決死隊の
トーク番組アメトーーク!

テレビ朝日系列
庄司智春(品川庄司) 筋肉クソバカ野郎
徳井義実チュートリアル 変態ニヤケ男
福田充徳(チュートリアル) アブラムシ
ケンドーコバヤシ プロレスひげ野郎
MEGUMI おしゃべりオッパイ女
ワッキーペナルティ クソスベリ芸人
ヒデ(ペナルティ) ヒデさん
宮迫博之雨上がり決死隊 薄らハゲのくせに、クソナルシスト男
蛍原徹(雨上がり決死隊) へらちょんぺ
岩尾望フットボールアワー 生ゴミ
矢野勝也(矢野・兵動 ダミ声のボロ雑巾
兵動大樹(矢野・兵動) メスゴリラ
高橋茂雄サバンナ もと子の旦那
平畠啓史DonDokoDon 「頑張って下さい」
内村光良ウッチャンナンチャン 白めがね 内村さまぁ~ず
ミランカ
三村マサカズさまぁ~ず ポンコツ人間
大竹一樹(さまぁ~ず) 変態エロめがね
上島竜兵ダチョウ倶楽部 水死体
豚の死骸
ダチョ・リブレ
テレ朝チャンネル
肥後克広(ダチョウ倶楽部) 絞りカス
寺門ジモン(ダチョウ倶楽部) ポリバケツ
ノッチデンジャラス 取り柄なし人間
安田和博(デンジャラス) 万引き
土田晃之 理屈シャクレ
藤本敏史FUJIWARA ドロヘドロ 爆笑問題の検索ちゃん
(テレビ朝日系列)
原田泰造ネプチューン 浮気ゴリラ ネプリーグ
フジテレビ系列
井上和香 くちびるオバケ
岡田圭右ますだおかだ チャラすべり
増田英彦(ますだおかだ) 丸出し神経質
ビビる大木 黒豚チャーシュー

[編集] モノマネ

2005年秋、ものまねバトルに初出場。十八番のものまねの哀川翔がマイナーなモノマネを宴会でやるという設定のネタで、対戦相手のスピードワゴンを圧倒し78対22という大差をつけ勝利。ものまねバトルのレギュラーをつかみとる。(その後2007年正月「ものまねバトルベストアーティストアワード」にてこのネタでコント部門を受賞した。)2006年新春のものまねバトルに出演し、石原軍団のモノマネレパートリーが再び高評価をもらった。林家正蔵にも「猿岩石時代はそうでもなかったのに、有吉君にはこういう才能があったんだね。最高に面白かったです。」と大絶賛された。

ものまねバトルでは、自らのネタをいくら仕込んでもその場で忘れてしまうため、本番で見せるネタのほとんどがアドリブだという。しかし逆にそれが予想以上の面白さを呼び込むことがあり、「有吉ワールド」と称される。

ちなみにKEN-JIN DXにて細木数子のモノマネを披露。「地獄に堕ちるわよ」に加え、「殺すわよ」などオリジナルの言葉を繰り返し続けた。

[編集] レパートリー

[編集] エピソード

  • コンビ解消後は、猿岩石時代末期のレギュラー番組である広島ローカルRCC中国放送KEN-JIN DX」に多く出演。解散後も「KEN-JINバンド」には参加したが歌唱力は相方の森脇の方が数段上で、番組で「白い雲のように」を歌ったときは派手に音程を外して苦笑いする事もあった。
  • テレビ朝日系列「内村プロデュース」(内P)に準レギュラーとして多く出演していた。内Pでは番組内で多くのキャラクターを持った。(芸人の家に遊びに行く企画では必ず全裸で登場する猫男爵や、笑わせ王決定戦で絶対に笑わないことから笑わないキングなど。しかし、本人は笑い上戸ですぐに大笑いしてしまう)
  • 学校へ行こう』内の企画で、隠しカメラに全て撮られているとも知らずに、股間を露出したことがある(衣装の試着の為)。
  • ニッポン放送の『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』で高田文夫が病欠のときに中継レポーターに抜擢されている。予想外の面白さでリスナーはもちろん、業界からも大絶賛であった。2006年は2回しか出演していないのに、番組の忘年会に呼ばれている。
  • 名前の読みが「ひろゆき」ではなく「ひろいき」である理由は不明。ある雑誌の連載とラジオで「親父に聞くと言葉を濁す、きっと酔っ払って間違えて届けを書いたに違いない」と語ったことがある。その証拠に父親は「ひろゆき」と呼ぶ。
  • 2007年06月09日『虎の門』内の企画で、泡盛を飲むことがあり、なぜか飲む直前にゲロを吐いた。番組は生放送であったため、吐しゃ物は当然そのまま放送された。

[編集] 主な活動

猿岩石時代は「猿岩石」を参照の事。

[編集] TV

[編集] 映画

[編集] CD

[編集] DVD

  • 「死球~dead ball~ vol.2」
  • 「オレがやるよ ! それだったらオレがやるよ ! じゃあオレがやるよ ! どうぞ ! どうぞ ! どうぞ ! ~ダチョウ倶楽部のリアクション祭り~」
  • 「内村プロデュース」シリーズ
  • 「その時…上島が動いた」
  • 「ピエール靖子」
  • 「ダチョ・リブレ」
  • 「我々は有吉を訴える ~謎のヒッチハイク全記録~」
  • 「ノーマニフェスト for UESHIMA」

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 有吉個人的サイト・ブログ

[編集] 脚注

  1. ^王様のブランチ」(TBS)でのインタビューより
  2. ^ 2008年6月号
  3. ^ 2007年10月11日放送「アメトーーク!」で発言
  4. ^ 2008年3月27日放送「アメトーーク!」で発言
  5. ^ 2008年4月25日放送「カンニング竹山 生はダメラジオ
  6. ^ 2008年3月27日放送「アメトーーク!」で発言
  7. ^ 2008年1月31日放送「アメトーーク!」


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