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ピューと吹く!ジャガー - Wikipedia

ピューと吹く!ジャガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ピューと吹く!ジャガー
ジャンル ギャグ漫画
漫画: ピューと吹く!ジャガー
作者 うすた京介
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発売日 2001年9月4日-
発表期間 2000年 - 連載中
巻数 14巻(以下続刊)
ドラマCD: ピューと吹く!ジャガー
ジャガージュン市のオールナイト昼
発売元 集英社
レーベル 集英社ドラマCD
発売日 2004年2月10日
販売価格 2940円
その他 ISBN 4-08-905577-6
ジャガー
ピヨ彦
ハマー
高菜
藤原啓治
金丸淳一
小西克幸
笠木泉
ゲーム: ピューと吹く!ジャガー
明日のジャンプ
ゲームジャンル 育成、RPG
対応機種 プレイステーション2
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 2004年3月18日
ゲーム: ピューと吹く!ジャガー
ビョーと出る! メガネくん
ゲームジャンル アクション
対応機種 ゲームボーイアドバンス
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 2004年4月29日
ドラマCD: ピューと吹く!ジャガー
夏だウィンター! ガリフェス開催!
発売元 集英社
レーベル 集英社ドラマCD
発売日 2006年12月15日
販売価格 3360円
その他 ISBN 4-08-901150-7
ジャガー
ピヨ彦
ハマー
高菜
藤原啓治
金丸淳一
小西克幸
笠木泉
OVA: ピューと吹く!ジャガー
原作 うすた京介
アニメーション制作 蛙男商会
発売日 2007年
その他 巻数は全3巻
映画: ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE
監督 マッコイ斉藤
制作 笑軍様 オフィスクレッシェンド
封切日 2008年1月12日
上映時間 99分
コピーライト表記 ©2008 「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」製作委員会
ジャガー
ピヨ彦
ハマー
高菜
要潤
大村学
小木博明おぎやはぎ
高橋真唯
テンプレート使用方法 ノート
画像:Logo serie manga.png
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ピューと吹く!ジャガー』(ピューとふく! ジャガー)は、『週刊少年ジャンプ』誌上で2000年より連載中のうすた京介作のギャグ漫画。現在ジャンプ・コミックスから14巻までが発売されている。連載話数の単位は第○(○は数字)笛。

通常は『ジャンプ』の巻末に掲載される事が多く、ページ数も7ページと他の連載より少ない。連載初期の頃は近年の少年漫画誌では稀になったオール2色カラーで連載していたが後に白黒化。しかし現在でも周回・周年記念の際はオール2色カラーとなる。第15笛で巻頭カラーを飾ったのが現時点で唯一のカラー原稿例。変わった所では第58笛で巻頭でも巻末でもない頁位置に掲載されていた。

2007年『ジャンプ』26号にてガリプロダクション第2弾・第3弾企画として、DVDアニメ・実写映画化が同時発表された。実写版の主演は要潤。DVDアニメ版の製作は蛙男商会。実写版は2008年正月第二弾アミューズCQNほかにて公開。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

スター養成校・ガリクソンプロダクション(通称ガリプロ)のふえ科の講師である謎の笛吹き男・ジャガージュン市と、就職も大学も蹴りギタリストを志望して入学したがなぜかジャガージュン市に気に入られ、ふえ科に入ることになる「ピヨ彦」こと酒留清彦。そして楽しい仲間達が繰り広げる青春不条理ギャグ漫画。

序盤はうすたの前々作『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』同様非常にシュールな作風であったが、後にやや抑えられ、人の嫌な部分や痛々しい部分を掘り出して笑いの題材にすることが多くなる。また駄目な人間の脆さを屁理屈で繕う不合理さ(痛さ)を強調することで笑いにしており、主要登場人物のハマーをはじめ、「現実にいそうでいない駄目な人間」が頻出する。

時々、ギャグの一つとして「カリスマ整体師 あおすじ吾郎」「見聞きする!マス太郎」「ちょいワルウルトラのじじい」など、本編と無関係な劇中作が突然に掲載される。絵柄や展開をわざと稚拙・不条理にし、スクリーントーンも張らない事も多い。これが数話続くこともあるが、コアなファン以外には不評な実験作といった受け取られ方をしている。

登場人物が、心理的な衝撃を受けたり、「ボケ」に対して「ツッコミ」をいれる際の効果音として、作者の過去作品である『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『武士沢レシーブ』同様、「ガビーン」が頻繁に使われる。その他にも、シュールな効果音や擬音語が多用される。また『マサルさん』でも頻繁に登場した、作者独特のセンスによるポエム歌詞も健在である。

黙砂里(もっさり)市という架空の町が舞台となっているが、国立駅やふれあい橋(高幡不動駅近くの浅川に架かる橋)、また多摩川多摩動物公園のもじりと見られるものが登場する。

[編集] 登場人物

声 - ドラマCD、ゲーム版およびアニメDVD(実質はOVA)の担当声優、演 - 実写映画のキャスト

[編集] ふえ科メンバー

ジャガージュン市(ジャガー ジュンいち)
- 藤原啓治、演 - 要潤
物語の主人公。謎の笛吹き男で、通称はジャガー。常に逆立った赤毛が特徴。いつも笛の穴の形に開いた服と、マフラーを着用している。普段の一人称は「オレ」だが、自分の過去を語るときなど、たまに「ボク」になる。ガリプロに無理やり発足させたふえ科の講師だが、実際はただ寝ているだけのことが多い。性格は傍若無人で、常に周囲を振り回している。だが天性の魅力があり、交友関係はやくざからロボット、音楽プロデューサー、悪の組織に至るまで非常に幅広い。また、ウミウシの生態や相対性理論をピヨ彦に講義するなど、知的な部分を時折見せる。
ニャンピョウやクヤシスといった珍獣に興味があるようで、それらの生態にとても詳しく、コメット翔が会長を勤めるそれらの珍獣を見守り保護する会に入会している。
この世で最も白いものは牛乳だと信じ込んでいる。
幼少の記憶があまり無いが、ホテルリバーサイド研究所(通称「そふとくり〜む」)で育てられた模様。笛などに関する数々の特殊技能も、そふとくり〜むの教育によるものと思われる。組織の解体後、間池留に引き取られた。当時は表情がなく、何を考えているかわからなかったが、ある事件をきっかけに笑えるようになった。
笛の技術は驚異的で、「曲の情景を鮮明なイメージとして見せる」ほどの豊かな表現力の持ち主。また守護霊のようなものを出して戦わせたりもできる。しかし笛の教育番組に出演したときには全く笛を吹かなかった。またギターの腕前もピヨ彦以上で、同様の表現を見せることができる。またハマーのデビューシングルの作詞を手伝った際には20万枚の大ヒットを飛ばすなど、マルチな才能を見せる。
傍若無人で弱点など無いように見えるが、実は「ゴッサム歯科」の先生が子供の時から大の苦手で、大人になった今でも絶叫するほど怖がっている。
普段からの破天荒ぶりは実は意図的なボケでもあり、ピヨ彦からのツッコミが無かったり周囲から取り残された状態になると苛立ち不安感を募らせる。
酒留清彦(さけとめ きよひこ)
声 - 金丸淳一、演 - 大村学
もう一人の主人公。通称ピヨ彦。ギタリストを夢見て上京するも、何故かジャガーに気に入られ、ふえ科に在籍。ガリプロの生徒が住む「ガリ寮」でジャガーと同部屋。初登場時17歳。
ふえ科では主に漫画を読んでいる。
笛職人の息子だが、とあるトラウマにより笛と決別。ギターの腕は普段だらけている割に上達していっているようである。笛そのものに関する造詣の深さは天性のもので、ジャガーと父から勝手に笛界の未来を託されている。
山田サヤカをめぐってハマーと険悪な状態になる。
ビリヤードが大得意で、ビリヤード店店長からは尊敬の眼差しで「サッキー」と呼ばれ、専用キューを取っておいて貰っている程の腕前。いんていもうまい。
ジャガーらと一緒の時はツッコミ役の常識人だが、意外にも一人の時ほどテンションが高くなるタイプ。掃除の合間に箒をギター代わりに、ジャガー並の激しいリアクションを見せる。そうする事で定期的にストレスを解消しているとの事。
ハマー
声 - 小西克幸、演 - 小木博明
本名は浜渡浩満(はまわたり ひろみつ)。名前の漢字すべてにさんずいが含まれている。元ガリプロ・ヒップホップ術科講師で「ヒップホップ術」を教えていた。一人称は「拙者」。口癖は「YO」「…でござる」「○○殿」。1975年6月6日生まれで、初登場時26歳。忍者風の頭巾と面当て、黒のダウンジャケットをいつも身につけている。ジャガーと出会いヒップホップ科の講師を辞め、ふえ科に所属する。ふえ科では主に眉毛を抜いたりしている。
ガリ寮の屋根裏部屋に暮らしているが、その部屋にはベッドやエアコンがあり、ジャガーやピヨ彦よりもずいぶん豪華な部屋となっている。
中学時代は進級するにつれてどんどん落ちぶれていき、高校入試を一浪後に外国人が校長を務める「アレクサンダー流忍者学園」に入学。しかし忍者とは思えないほど鈍感。また、分身の術などさまざまな忍術を使えるものの、連載が進むにつれどんどん弱くなっている。また、目の下の傷は忍者学園での訓練中にハマーのせいで深手を負った影千代が、ハマーのサングラスに手を掛けた状態で倒れた時に出来たもの。
時々、山に行き、トレーニングをするものの途中であきらめて帰ってしまう。そのため、体力もさほどなく、体も引き締まっていない。
作中においても最低クラスとされる人格の持ち主(連載当初はジャガーに恋愛に関しての相談をするなど、まだマシなほうだった)で、自分の起こしたミスを長々と弁解するので周囲の人間に呆れられている。ナルシストかつ変態な趣味の持ち主であり、生まれついてのストーカー気質もある。マゾヒストでもあり、女性から罵声を浴びせられても落ち込むどころかむしろ喜ぶ。夜の9時に寝て昼の2時半に起きるような不規則な生活を送っているが、作者の一日よりは健康的らしい。
その性質は連載が進むにつれますます酷くなり、ふえ科全員に嫌われることとなる。それどころか幾度となく警察に連行されており、後輩の不動にすら罵られる。ただし縄抜けとピッキングと古雑誌を縛るのは得意。
大物音楽プロデューサー、つん子の目に留まり、「浜〜」として「なんかのさなぎ」でCDデビュー、なおプロデュースにはジャガーも関与していた。これがヒットして時の人となるが、自分で作詞・作曲した2ndシングル「サクセスしたけりゃ黙って俺についてこい。そう、俺がハマーだ。」は全く売れなかった。その後ビリーに誘われお笑いコンビを結成、ボケを担当するがビリーに比べるとかなり冷めている。
サヤカを始めとして可愛いらしい女性と見れば変態じみたアプローチを繰り返し、その度に酷い目に合う。しかし後述のビューティー田村とは少しずつだが良い雰囲気になりつつある。
後述するハミデントには常に最低の位置にランキングされており、セロハンテープよりも低い数値である。
白川高菜(しらかわ たかな)
声 - 笠木泉、演 - 高橋真唯
ガリプロ・アイドル科に所属。半ば引きこもり気味の女性で、趣味は専らインターネット(ふえ科でもやっている)。初登場時は18歳。極度のあがり症で、人に話掛けられると恥ずかしさをごまかすため、相手を罵ったり殴りつけたりする。加えて罵りが上手く、結果としてサディストとして振る舞う事で何故か相手を喜ばせる事が多い。ふえ科のメンバーでは、ジャガーとピヨ彦には気を許しているようである。
「チムリー」「夢〜眠(む〜みん)」など48のハンドルネームを持ち、ネットアイドルとしても活動する。「乙女」の集いであるオフ会ではロリータ・ファッションで出席し、ジャガーとオリジナル花言葉対決で互角に渡り合った。自身のホームページには、非常に独特な絵を掲載している。アイドルには憧れている為に、度々ポーズ研究なども行うが、どうしても恥ずかしさと自己嫌悪の悪循環から抜け出せずにいる。またバスアングラーでもあるらしく、釣り対決では大変な釣果を見せていた。
ガリプロの社長・増岡に気に入られ、テレビCMに出演したことがあるが、あがり症ゆえにCMの内容が次々変更され、結局放送禁止になった。ドラマの脇役としても出たがいろいろあり、どんどん内容をおかしくした。
高幡不動(たかはた ふどう)
声 - 田村慧
リコーダー奏者としての確かな技術と才能を持ち、有名な音楽大学に進学した。しかしその後ジャガーが出演した教育番組を見て衝撃を受け、一念発起して大学を辞めガリプロに入る。世界的に有名なリコーダーメーカーの社長の息子で、高級マンションに一人暮らしをし、学生とは思えない優雅な生活をしている。初登場時19歳。AB型。作中で山田さやかに続いて誕生日を迎えた。掲載された号から考え、誕生日は恐らく9月。
ジャガーを尊敬しているが、あまりの崇拝ぶりに疎まれている。また存在感がないため、本人がいない間にジャガー達に「しゃっく」と言うあだ名と、うろ覚えのイメージを作られた。しかしジャガー達にどれだけ蔑ろにされても「自分が未熟なせいだから」と反省するという生真面目な性格。ピヨ彦によれば彼の性格は「とことん自分を追い込むタイプ」。
ふえ科のメンバー全員に手描きの年賀状を送ったが、絵と文章の丁寧さにおいて露骨に格差をつけており、ジャガーへの年賀状はとても趣ある猪の絵を描いたが、ハマーへの年賀状は去年の戌年のハガキを適当に書き直して送っていた。
実は三ヶ月に一回ほど演奏会を開いており、そこではマスコミの取材を受けたり、音楽業界の大御所に声を掛けられたり、ファンから握手を求められたりしている。ふえ科における存在感の無さとは裏腹に、社会的には一番注目されている。そのおかげでふえ科メンバーに嫉妬され、誕生日をマトモに祝って貰えなかった。公式ファンブックでも彼に関するページは他の笛科メンバー4人に比べて少なく、しかも中途半端に編集されている。
上述の通り裕福な家庭であり実家は大規模な屋敷であるが、屋敷内や屋敷に入るまでの至る所に笛やトレーニング器具など体力の必要な装置を作動させないと開閉や移動ができないようになっており、訪れたジャガーとピヨ彦を家には入れるが時間がかかりすぎるため目的を達成する前に途中で帰られてしまった。
名前は、作者が上京して最初に住んだ場所が日野市高幡不動だったことに由来する。

[編集] サブキャラクター

ビリー
声 - うえだゆうじ
堅いリーゼントサングラスが特徴の男。本名不明。「ビリーゼントアタック」という、リーゼントを叩きつける技を持つ。
ガリプロに所属し、ガリ寮に住んでいた。外見は一昔前の不良だが、心優しい一面もあり、眠都を拾って育てていた。「パントマイム爆走研究会(略称:パン会)」という暴走族風の会に所属していたが、眠都のためにけじめをつけて脱退する。後にCGアイドル「G子」という共通の趣味があるハマーと意気投合し、仲良くなる。
公務員を目指しガリプロを辞め、リーゼントから普通の髪型となり、恋人をつくるなど更正しかけていたが、その後公務員試験に落ちて自暴自棄になり、髪型もリーゼントに戻り、不良時代の先輩のつてで悪徳業者の見習いになった。しかしハマーに叱責され、悪徳業者からは足を洗った。
再び公務員を目指すはずだったが、その後ハマーと漫才コンビを組んでお笑い芸人を目指すようになる。ビリーはツッコミを担当する。
酒留父字郎(さけとめ ちちじろう)/ハメ字郎
声 - うえだゆうじ
ピヨ彦の父で笛職人。かつて笛業界で名工と呼ばれていたが、「ひずみ」シリーズなどの珍笛制作販売により凄まじい非難を浴びる。しかしごく一部で人気を博し、「笛界のパブロ・ピカソ」と称されるカリスマとなった。長らく会社員との二束のわらじであったが、自身の作品のファンであるジャガーとの出会いをきっかけに退職し、笛職人として珍笛専門店「ピヨひこ堂」を経営している。
気分によって顔や態度が露骨に変わる。職人時は男らしいが、会社員時はすだれ頭に眼鏡が現れ、気弱な姿となる。
生活苦で、森の奥に生えていた謎のキノコ(だと思われる物体)を食べ、口から泡を吹いたり、意識不明になったりしたが、それと引き換えに、物凄い笛(まともな笛・珍笛両方)を制作する。
酒留母江(さけとめ ははえ)
ピヨ彦の母。あまり登場しない。ハメ字郎の奇行を文句一つつけずに見守る。
間池留(マイケル)
声 - うえだゆうじ
ジャガーの育ての父。どう見ても外国人で、片言で話すが、ジャガーは「漢字だから日本人だ」と言い張っている。
以前はホテルリバーサイド研究所(通称そふとくり〜む)の研究員であったが、組織の方針に反発し、施設で特殊教育を受けていた子供達を全員逃がす。その際、一番小さかったジャガーを引き取り育てていたらしい。
出張のために乗った飛行機が事故を起こし、その後遺症で体が透けるようになった。壁のすり抜け、お経や塩をまかれ蒸発(成仏)しかけ天井の染みになるなど、明らかに幽霊であるが、ジャガーは彼が幽霊であることに気付いておらず、指摘されても認めようとしない。
ママン
声 - 亜沙
間池留の妻で、ジャガーを育てた。昔の少女漫画みたいに、目がキラキラしている。
また、単行本2巻で「ジャガーさんのお母さんをマンガに出してください。」との読者の要望に対し、作者は「イヤです。」と答えている。
夢ノ森眠都(ゆめのもり みんと)/ハミデント・眠都/ハミィ
声 - 持山優美(ドラマCD)・熊田幸(アニメDVD)
ビリーが所有していたロボット。元はビリーの姉が300万円で購入してきたもの。飽きてゴミ捨て場に捨てられていたのをビリーが拾った。その後ジャガーがクワガタと間違えて取って来た。その時すでにビリーの姉によって「眠都」という名を貰っていたが、新たな「ご主人たま」と認識されたジャガーによって新たに「ハミデント(足の辺りに何かがはみ出していた事から)」という別名をつけられる。愛称は「ハミィ」。
攻撃力が高く、空も飛べ、足のつけねからコードを出して電流を流したりする。周囲の人間関係でランキング(ハミデントランキング)を作り、順位によって露骨に態度を変え、特にハマーを忌み嫌っている。現在は後述の七星みるくの家に居候中。みるくとは祖母と孫のような関係になっており、家の掃除を手伝おうとしたり、2人して若者風ファッションに身を包んでDJ.MUGANOのセミナーに出かけたりしている。
ビューティ田村( - たむら)
声 - 西村ちなみ
ギター科に所属している陰気な少女。ガリプロギタートーナメントでバイクにはねられながらも演奏し、観客の感動をさらったピヨ彦のやり方に便乗。しかし両肩を脱臼し演奏が出来ず不戦敗となる。ギターの腕前は謎。
その事がきっかけでピヨ彦に恋心を抱き、様々なアプローチを仕掛けているが、全くうまくいっていない。なお、本人は可愛く振る舞っているつもりだが、顔や仕草がどうしても怖くなるため、ピヨ彦には恐怖感を抱かれている。同じくストーカーであるハマーとはいささか気が合い、ふたりきりの時はラブコメディのような雰囲気になる。ちなみに実家の飼い犬はチワワのモンゴメリ。
作者の故郷にある美容院が名前の由来だが、同名の店舗が東京の高幡不動駅豊田駅国分寺エルなど様々な場所に存在する。声優田村ゆかりに似ているからと言う噂がネットに流れたこともあったが関連性は無い。
山田サヤカ(やまだ - )
ピヨ彦が製作したと設定されている珍笛のファンでピヨ彦堂に入り浸っている音大生でリコーダーをやっている。一時期辛くて音楽を止めようと思っていたところ珍笛と出会いやる気を取り戻した。ピヨ彦とハマーに好かれている。ピヨ彦とはバレンタインデーホワイトデーにチョコレートの贈答をする仲(しかし2007年以降のバレンタインには渡していない模様)。作品中数少ない常識人ではあるが、少し抜けたところもある。お笑い好き。苗字は作者がコミックの空きページで適当に付けられた(あまり使う予定じゃなかったため)。作者のせいであまりおしゃれな服を着せてもらっていない。
七星みるく(ななほし - )
ガリ寮の隣に住む一人暮らしの老婆。「死んだふり健康法」を実践しているところをジャガーとピヨ彦に発見され、以降親しくなる。
後にハマーが育児放棄したハミィを預かる。なお「七星みるく」はジャガーが勝手に付けた名であり、本名ではないが、自ら「みるく」と言うことが多い。ハミィと同居するようになってからは腰の痛みも治り、ビリーを投げ飛ばし、大柄な悪徳業者と渡り合うといった強さも見せた。
立っているよりも座っている時間の方が長い為、足の筋肉がそちらの方に適応し、今では「座ってさえいればアスリート並み」と医者から太鼓判を押される程に成長している。おばあちゃんの知恵袋と呼ぶべき頭脳プレーを見せる事もあり、それはジャガーによって「老婆知識袋(ろうばちしきたい)」と呼ばれている。
宇津久島福嗣(うつくしま ふくし)/内海マークシティ/マーク
服仕舞(福島県)出身。ジャガーとピヨ彦の左隣の部屋に引っ越してきたためガリプロの生徒であるが、所属は不明。ふえ科ではない。タツノオトシゴのようなペイントを顔に施し、左側だけ剃り上げたような長髪という風貌で、何を聞かれても一言も話さないため、ピヨ彦を畏怖させた。
実はなまりが恥ずかしいために話せないだけであり、後に自己紹介をしたが声が小さく、滑舌が悪かったために、ジャガーたちから内海マークシティ(略してマーク)と呼ばれることになる。その後標準アクセントを独自に勉強し、短い単語をつないで会話している。
地元では眼鏡をかけており、髪も実はかつらでその下は坊主頭。独特の存在感で、ロックバンド「真剣10代」を解散に追い込んだ。
テクニシャンさん
ジャガーの行きつけである東洋太平洋カット&パーマチャンピオンの店「順子」の美容師(下北沢にモデルとなった美容院がある)。通称「テクさん」。理容後には必ずひげがはえているが、実は顔をぬらして客の髪を切りながら自分の顔に付着させるという高度なテクニックを用いている。非常に涙もろい。
ミスパンティストッキング
「順子」に勤めるホステス風の女性。いつもタバコをふかしており、テクニシャンさん同様涙もろい。
ヘモグロビン伊藤( - いとう)
「順子」のメイクアップアーティスト。通称「ヘモさん」。メイク中に小声で禁句を連発する。

[編集] 「ジュライ」メンバー

保木渡流(ほぎ わたる)/ポギー
声 - 真殿光昭、演 - YURUKI
ビジュアル系人気ロックバンド「ジュライ」のベース兼作詞担当だったが、ジャガーとのポエム勝負に敗れて以来、なぜかジャガーに対抗心を燃やし徐々に道を踏み外していく。ジャガーと何度か関わる内に更におかしくなり、次第にジャガーを尊敬するようになる。正体を隠し「レスラー仮面」のキャラクターでジャガーと例文作成対決などを行っていたが、ついにはバンドへの戻り方を考えているうちにジュライから脱退させられる。
ジュライ脱退後はガリクソン増岡にポエムを認められ、手品をしながら悲惨なポエムを読む「ポギー司郎」や、怪談を交えた演奏やポエムを披露する「保木井死郎」といったキャラクターで音楽活動を行い、昔の知り合いのつてで生活をしていた。
その後パブロフの脱退で路頭に迷いかけていたアニソン・スペツナズと和解し、ジュライに再加入。居酒屋「ラビリンス」を開業した。
斎藤(さいとう)/スペツナズ
声 - 天田真人(ドラマCD)・小野和貴(アニメDVD)、演 - 武田裕光
ジュライのメンバー。アニソンとともに、修辞技法を駆使した回りくどい物言いを好む。結成時は顔が全く異なっており、メンバー同士で本名に「氏」を付けて呼び合う仲だった。
田尻(たじり)/アニソン
声 - 千葉一伸(ドラマCD)・松枝達矢(アニメDVD)
ジュライのメンバー。スペツナズ同様、結成時は顔やセンスがまったく違い、少し太っていた。
パブロフ
声 - 志村知幸
ポギーの代わりにジュライへ加入したメンバー。パブロフの加入後ジュライは売り上げを大きく伸ばしたため、アニソンとスペツナズを犬のように扱っていた。その後、ジュライを脱退しソロデビューする。

[編集] ガリクソンプロダクション関係者

三太夫セガール(さんだゆう - )
演 - なぎら健壱
ガリプロの職員。ピヨ彦がガリプロへの入学を考えていた際に巧みな話術によって彼を入学させることに成功した。しかしその直後ジャガーに声をかけた際、今度はジャガーの巧みな話術によって「給料をもらう」条件でジャガーはガリプロに入学した。いつもジャガーの強引さに屈している。ジョン太夫セガールの父親。
ジョン太夫セガール(じょんだゆう - )
声 - 長嶝高士
ガリプロの開運パワー研究科の講師で、三太夫セガールの息子。見た目は小太りの中年男性だが初登場時18歳。
意図的に不幸な状況を作り出すことで幸運になるという法則を利用した「ジョンダ流開運法」を実践している。結果的には不幸な目にあっているが、意地でも自分が不幸になっているとは認めない。「インチキ」と呼ばれることを非常に嫌っており、興奮すると「ヒエーッ」と叫ぶ。しげみちとは不仲で、おっさん呼ばわりし、顔を合わせるたびに張り合う。かるたの腕前はプロ級。
ガリクソン増岡( - ますおか)
声 - 中田譲治
ガリプロ社長。台詞の一部が必ずローマ字になる。指導は厳しいが、アイドル科の授業に現れた際、緊張のあまり傍若無人な態度を取った上暴力を振るった高菜に魅せられる。もみあげが栗のいがのような形になっており、高菜からは「栗山」などと呼ばれている。上戸矢こね子が大社長と言われたりと業界ではかなり地位の高い人物である。
乙女心ゆれ子(おとめごころ ゆれこ)
ガリプロの清掃員。41歳。コスプレに命を懸けており、不真面目なプレイを行う者には激怒する。ショックを受けると『ガラスの仮面』のようなリアクションを取る。後に変装の技術を生かし、万引Gメンとして働く。
ハマー・ザ・グレート
ハマーが講師を辞めた後しばらくして復活したヒップホップ科(後に「HipHоp科」)の講師。ハマーと容姿がかぶっているが本物とは違い女性に人気がある。しかしつん子には認められなかった。
ゴム美(ごむみ)
ガリプロの食堂に勤めている。料理の腕は確かだが、幽霊のような容姿ゆえに客に恐れられ、食堂の売り上げが激減した。なお、「ゴム美」は本名ではない。
上戸矢こね子(うえとや こねこ)
ガリクソン増岡が経営する事務所所属の国民的アイドル。増岡に気に入られている高菜を意識するようになる。

[編集] 元・ホテルリバーサイド研究所(通称「そふとくり〜む」)メンバー

ケミカルよしお
そふとくり〜むにいた子供の一人。通称「ケミお」。ざ行を「ズァ」行で発音する癖があり、語尾は「…ズェ」となる。ピアニカの使い手で、演奏によりイメージを具現化し「ピアニカマン」を出現させる(本人曰くピアニカマンは所謂「スタンド」みたいなものらしい)。組織に捕まり洗脳されジャガーに戦いを挑むも敗北し、洗脳を解かれる。その後はガリ寮の202号室(ジャガー達の隣、元ビリーの部屋)に住むことになる。
キングダム公平( - こうへい)
演 - カルーセル麻紀
そふとくり〜むのリーダー。通称「キム公」。ドラムの使い手で、ドラムの音を聞かせるだけで人を思いのままに操る能力を持つ。背が低く童顔で、頭に謎の切れ込みが入っている。だ行をら行で発音する。
悪に徹しきれない性格で正義感が強く、細かいことを長々と語りがちなので疎まれている。高幡不動を誘拐してジャガーたちをおびき寄せたが、逆に負けを認め早々にふえ科メンバーに溶け込む。その後ガリ寮の202号室に、洗脳が解けた元そふとくり〜むのメンバーと共に住む。
ペイズリー柄沢( - がらさわ)
元そふとくり〜むメンバーの一人。通称「ズリ沢」。テルミンの使い手で、時間の感覚を操る能力を持つ。色黒で体が大きく、目の瞳がない。「か」「さ」「で」を「くゎ」「すゎ」「どぇ」と発音する。礼儀正しく一見常識的な性格だが、卵に好意的らしく卵の「みゅん☆」に顔を赤らめ反応する。敗者復活祭で優勝した。
ファ●ク・ユー・ユー・ファッ●ンファ●ク卵( - らん)
元そふとくり〜むメンバーの一人。通称「卵ちゃん」。ハーモニックパイプの使い手で、相手の平衡感覚を狂わせる能力を持つ。髪はピンク色。かなりサディスティックな発言をするが、語尾の「みゅん☆」のおかげで何を言っても可愛く聞こえる。
コブラひさし
元そふとくり〜むメンバーの一人。カズーの使い手で、自分以外の人間をヘリウムガスを吸った時のような声にする能力を持つ。まともに人と話せず目も合わせようとしないが、腹の中ではかなり人を罵倒している。
しげみち
そふとくり〜むからの刺客。広島弁を話す。ヴィブラスラップの使い手で、背景に大きな目の模様を出現させる能力「目が怖い」を操るが、これといった攻撃手段はなく、非常に弱い。40歳で、折に触れて先輩風を吹かせようとする。ちなみに青ひげがとても濃い。元そふとくり〜むメンバーに弱そうな順から戦いを挑むがことごとく負け、言い訳をしている途中で激怒したキム公に説教されて負けを認める。ジョン太夫とは犬猿の仲で老け顔呼ばわりする。かるたの腕前はジョン太夫に勝るとも劣らない。
クサ・千里
そふとくり〜むからの刺客。鼻笛の使い手。ジャガーの偽者に扮して登場するが、髪形ぐらいしか似ていない。九州弁を話す。ごつく小さい体格をしていて臭い。
ジャガーからふえ仲間と認められ改心したが、結局は侮蔑された。
ちなみに能力は鼻がものすごくツーンとなる。

[編集] その他の登場人物

有希(ゆき)
下山美術短期大学の油絵科に通う19歳の女性。不良に絡まれているところをハマーに助けられ、片思いとなるが徐々に妄想が広がり、その妄想した姿とソルボンヌ・ソリマチ・ゴダードの姿が酷似していたため、交際することになる。
ソルボンヌ・ソリマチ・ゴダード
日本語をほとんど話せない外国人。ジャガーに頼まれ、有希に絡む不良を演じようとするが、成り行きで有希と交際することになる。
万一景(まん いっけい)
一流音大を目指すリコーダー吹き。ジャガーが気になり、ガリプロの学校見学会に来る。しかしそこでジャガーの意味不明な演奏を見て、あこがれていたことに恥ずかしくなり、元のように音大生を目指す。
桃山まみ子(ももやま まみこ)
子供番組「Oh! ウルトラママン」の主演女優。10分番組で、オーディションでまみ子が気に入った子供と共演する。オーディションを受けた眠都とジャガーを気に入り、すぐさま2人を出演させた。
セーヌ平松( - ひらまつ)
「Oh!ウルトラママン」の監督。眠都の脅しに負け2人を番組に出したが、顔を映さないよう編集した為、眠都に電流を流された。
高菜が出演したヨーグルトのCMも監督。しかしCMはすぐに放送禁止になった。
影千代(かげちよ)
演 - 板尾創路
ハマーのアレクサンダー流忍者学園時代の先輩で、ハマーを使い走りにしていた。スパイに憧れていたが、生活のためIT関連企業の社長になっている。妻の美鈴は美人で、ハマーにストーキングされた。忍者学園在学中にハマーの顔の目の下に傷を負わせた張本人で、これはハマーのありえない行動で双葉を庇い重傷を負ったせいであるが、自身も似たような状況で先輩に怪我を負わせた過去があるらしい。
顔は『忍者ハットリくん』に登場するケムマキケムゾウそのもの。
伴惰韻(ばん だいん)
気功師であり「ダイン式宇宙気功極意の光生体エネルギー開発アカデミー」の代表。霊能者も兼ねており、本人曰く気功も除霊も同じようなものらしい。名前は『聖戦士ダンバイン』のパロディ。
196笛で130話ぶりに登場した。効果音は「ダイ〜ン」(初登場時は「バァーンダイ〜ン」)。
ユニ
テーマパークを装った悪徳ペットショップ「ユニバーサんのわんわんスタジオジャパン」の受付嬢。ちなみにこのパークの入場料は1人1600円。
クレイジー犬( - けん)
「ユニバーサんのわんわんスタジオジャパン」店長。ユニの夫。妻を気安く呼ぶと怒る。犬と称して雑種の犬や猫、ハムスター、死んだエビなどを高額で売りつけようとするが、ジャガーとピヨ彦に出会い改心した。名前の由来はクレイジーケンバンド
ションボ〜リ山本( - やまもと)
第76笛のあらすじ紹介で「奇妙なあらすじ案内人」として登場した人物。その後「なんかのさなぎ」で涙する場面にも登場する他、第200笛に司会者役で登場している。
つん子(つんこ)
大手レコード会社の大物音楽プロデューサー。絶叫しながら鼻血や鼻水、耳水を出す「つん子レーダー」でスターの卵を発掘する。
つん子レーダーはハマー・ザ・グレートに反応せず、ハマーに反応。どうすればハマーをプロデュースできるのか分からず戸惑っていたが、ジャガーの「ダメさを押し出す」という発想に感動、「なんかのさなぎ」を共同でプロデュースした。その後もジャガーとは親交がある。つんく♂のパロディ。
無我野喬至(むがの きょうち)
毎年元日(ジャンプ連載時の回にあわせて)に「幸福セミナー」等といった怪しい講義を開いている、通称「愛の伝道師」。ジャガーたちは、毎年何故かこのイベントに巻き込まれている。しかし2006年のイベントで「ハッピーオーラ温泉」を生ステージで行い、公共の場で露出し、逮捕される(11巻参照)。後にDJ.MUGANOとして活動する。名前の由来は「無我の境地」。
G子(じーこ)
CGで作られたアイドル。定期的にライブが行われており、ハマーが熱中している。以前は、ビリーも熱中していた。
シューティングスター銀河( - ぎんが)
ガリプロギター科に所属、ガリプロギタリストトーナメントNo.1決定戦出場者の一人。通称「エレキの貴公子」。長髪で胸元をはだけた服を着用している男性。大会時は練習での怪我をごまかすため包帯のような衣装で出場する。
貴美子 ア・ラ・モード(きみこ - )
ギタリストトーナメント出場者。通称「エレキの帰国子女」。シューティングスター銀河をライバル視する。
MATAGI(マタギ)
ギタリストトーナメント出場者。通称「北海のコアファイター」。使用する方言がよく変わる。高校の時にバスケットボールの全国大会で2位の実績を残している。
ノーベル
ギタリストトーナメント出場者。通称「知識はすごい」。後にMATAGI、コンビ・ザ・シャツ、アレクサンドロシェフチェンコビッチ郎と共にサックス科を設立してリーダーとなるが、知識だけで技術はなかった。
トリオ・ザ・シャツ
ギタリストトーナメント出場者。通称「いっつもそろいのシャツ」。眼鏡をかけたAシャツ、パーマヘアーのBシャツ、紅一点のCシャツで構成されていたが、男女が三人集ったがゆえの複雑な事情によりAシャツが脱退して「コンビ・ザ・シャツ」となり、さらにその後CシャツがAシャツとよりを戻して脱退し「ひとり・ザ・シャツ」となる。
アレクサンドロシェフチェンコビッチ郎( - ろう)
ギタリストトーナメント出場者。通称「いっつもおんなじ服」。常に下手な絵柄で描かれているが、周囲が下手な絵になると一人だけリアルな絵柄になる。
蒲焼三太郎(かばやき さんたろう)
ギタリストトーナメントでピヨ彦と最初に対戦した人物。衣装は派手だが礼儀正しく、ギターは普通。
hide郎(ヒデろう)
ギタリストトーナメントでピヨ彦と決勝戦で対決。全裸にヘルメットというスタイルで登場し、激しく動きつつ股間を上手く隠して演奏する。
下皮(しもかわ)
ギタリストトーナメント前年度のNo.1。最後のNo.1決定戦でピヨ彦と対決。プロ並の演奏で熱狂した観衆の目を覚まさせた。
やく○(やくまる)
ジャガーの友人であり、ピヨ彦のアルバイト先である「フラワーショップY」の経営者。通称「やっくん」。どこからどう見てもやくざの親分。
政(まさ)と伸(のぶ)
フラワーショップYの店員で、どこからどうみてもやくざ。ジャガーを兄貴と慕う。アルバイトに入ったピヨ彦が店頭で一本も売れたことのない花を売ることに成功し、以降はピヨ彦のことも慕うようになる。
突吉込平(つっきち こむへい)
声 - うえだゆうじ
鳥取から凍狂に上京してきた青年で、「ツッコミ」に命を懸けている。作者は気に入っていたが、「多分もう出番はない」と言われた。その通り、現在までのところ一話しか登場していない。しかしドラマCD2には再び登場した。
ガンニョムおじさん
大きめロボ ガンニョム」の格好をしている中年男性の幽霊。生前ガンニョムの格好をした時、首の部分が思ったより細かったために窒息死したらしい。クリスマス・イブの日に現れピヨ彦に説教をするが、最後にいいことを言おうとした瞬間に夜が明け、消滅した。
阿部長巳(あべ おさみ)
地元商店街の男性。マゾヒストで、我慢することに命を懸けている。一時は我慢のし過ぎで、我慢を我慢するように宣告されるが、生き甲斐である我慢を我慢できずに再び我慢を行うようになった。名前の由来はなべおさみ
福本(ふくもと)
阿部と同じく地元商店街の男性。阿部と結託して「ガマン大会」を開催、賞品であるハワイ旅行を独占しようとした。大会では審判も務める。
山下肉男(やました にくお)
第200笛に「お〜いグルメだよ〜ん世界一決定戦」のジャガーの対戦相手として登場。ドレッシングに自信を持ち、市販のドレッシングを使用したジャガーと敢えて同じ料理を作り、ドレッシングの違いで勝負をする。しかしジャガーの使ったドレッシングが番組のスポンサーの商品「オシャレ汁」であったことから勝負に敗れる。
増戸台ロミオ(ますとだい - )
アレクサンダー流忍者学園時代のハマーの後輩。昔の少女マンガのようなキラキラした目が特徴的で、性格はごくまとも。公園で応急処置の本を読んでいる女性の気を引こうとするハマーに無理矢理つきあわされる。最終的には彼とその女性が良い雰囲気になったようである。名前の由来はジェット・リー主演の映画『ロミオ・マスト・ダイ』。
横山・ジャン=バティスト・まさお (よこやま - )
ジャガー終生の好敵手。「たて笛世界大会」で優勝するほどの強者。炎の竜のような笛「サラマンドラ」を扱い、ジャガーの笛「おっぺしゃん3号」と勝負する。しかし、ジャガーとピヨ彦の友情パワーの前に破れ、「サラマンドラ」もジャガーに奪われてしまう。

[編集] 動物

ニャンピョウ
のような顔とのような身体、羽根が生えており手には日本刀を持っている生き物。警戒心・戦闘力が非常に強く、そのため捕獲例・目撃例ともに少なく幻の珍獣とされている。実物は渋く、貫禄がある。日本に捕獲されてきたのも珍獣マニアに売られた妹を助けるためだった。元ネタはユン・ピョウ
クヤシス
とても小さく、両生類に近いといわれている生物。走るための無数の短い足と餌にしがみつくための4つの長い足をもっている。短い足で走ると相当な速さで走れるが、長い足が邪魔で実際はアブラムシくらいの速さでしか動けない。そのため天敵によく狙われ、絶滅寸前であるという、悲しい生態である。エサは主にミミズナメクジ、調子がよければセミカエルも食べるとされている。涙を流しながら「イヒッヒヒヒ」と鳴く鳴き声はまるで、悲しみを抑える為に必死で笑っているように見える事から「クヤシスの笑い泣き」と呼ばれている。食べると苦いらしい。
303笛で2匹がジャガーに保護されるが、1匹はもう1匹を捕獲しているときにジャガーの手の平で圧死し、もう1匹は餌のカエルに食べられてしまった。

[編集] 劇中作品・番外編の登場人物

ミッキキマス太郎
ミッキーマウスとっとこハム太郎ドラえもんのパロディ。セガールの帽子やビューティー田村の服にプリントされている。
マス太郎メインの話が「見聞きする!マス太郎」として224笛に掲載された。人間より大きく、人語を解するハムスターで、ナス太郎のペット。巨体と充血した目を駆使した威圧感で相手を圧倒し、飼い主にも容赦しない。また310笛でも「おおきいネズミだ!マス太郎」としてメインの話が掲載(2008年度の干支である鼠年を意識したものと思われる)。
あおすじ吾郎( - ごろう)
そい・そーす順平作の漫画「カリスマ整体師 あおすじ吾郎」の主人公。元高校球児の整体師。同じく元高校球児で、吾郎に整体を教えた貴一・シュナイダー(きいち - )とは友人でありライバルでもあったが、ささいな出来事から険悪な関係となり、闘うことになる。この内容が掲載された話は死ぬほど人気が無かったらしい。
野地じい(のじ - )
「Oh! ウルトラママン」の後番組「ちょいワルウルトラのじじい」の主人公。本名は野地ひできみち。「野地じい」は会社でのあだ名。ダメ商事の社員。唯一のとりえは腕が長いこと。その腕の長さを買われて入社したらしいが、仕事はできず、冴えない万年平社員。52歳で、離婚経験がある。趣味は化石集め。「ダメ社員変身プロジェクト」というテレビ番組の企画によって「ちょいワルウルトラのじじい」として生まれ変わり、ダメ商事のちょいワルNo.1として人気者ともなることができた。
ウルトラのじじいはジャンプフェスタの会場の人々が、アイデアを出して作ったキャラクターである。

[編集] その他

  • タイトルと挿絵は、読者やうすたの歴代担当、声優が描いていてバラエティーに富んでいる。『BLEACH』の久保帯人、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の天野明、『太臓もて王サーガ』の大亜門といった週刊少年ジャンプの連載陣にもタイトルと挿絵を描いてもらった事がある。
  • 2007年39号にて、『ギャグマンガ日和』の増田こうすけと互いの作品を一作描きあう企画を行った。過去に小畑健澤井啓夫がお互いの連載作品を描きあう企画があったがこちらは発表済みの話を描き直すだけであった。単行本では、ギャグマンガ日和の9巻にうすた版日和があり、作者コメントでも「僕の書いたピュ~と吹く!ジャガー」は、「ピュ~と吹く!ジャガー」のコミックスに載るらしい」と書いてあり、最新刊に掲載される模様。

以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 外部リンク

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