千葉競輪場
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千葉競輪場(ちばけいりんじょう)は千葉県千葉市中央区にある競輪場。主な主催は千葉市。実施は日本自転車競技会本部競技部(旧・南関東自転車競技会)。電話投票の競輪場コードは32#。実況は藤崎俊明、鈴木丈之(東京電設工業)が担当。1周は500mと直線が長い競輪場。
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[編集] 概要
1949年(昭和24年)8月31日に開設された。千葉公園の中に立地しておりバンク内にはテニスコートとミニサッカーグラウンドがあり、競輪非開催時に利用出来る。この為バンク内にある審判用カメラは邪魔にならないように開催毎に片付けられる。
千葉で行われたビックレースは、1977年には第20回オールスター競輪が、1972年・1975年・1976年・1981年・1984年・1987年・1996年・2000年には日本選手権競輪が開催された。
記念競輪 (GIII) は毎年8月下旬から9月の間に開催される「秋桜杯」。マスコットはライオンの姿をした「ライモン君」。
また現役時代「輪聖」と謳われた白鳥伸雄を称え白鳥伸雄杯が、競輪のGIレースの常連として活躍していた東出剛(2004年2月22日に胃癌のため39才で死去。)を称え東出剛メモリアルカップ・グランドチャンピオン500が開催されている。
[編集] バンク特徴
一周500mの直線の長いバンクだが、カントが緩い為か早めの先行が打たれる400mバンクに近いレースが繰り広げられる。捲りを決めるならバックストレッチで一気に仕掛けるしかなく、コーナーで仕掛けてもスピードは上がらず外にふくれる場合が多い。このため、先行選手へのハンデは500mバンクの割に少ないが、仕掛け所を逃さなければどの戦法の選手でも勝利のチャンスはある。
決まり手は差し-捲り残りや逃げ残りやズブズブが多いが、捲り-逃げ残りという残り目も見受けられる。その為か本線に人気が集中する極端なオッズは少ないと言え、筋違いなのに低配当なんてこともある。
[編集] アクセス
[編集] 場外車券売場
- サテライト鴨川 千葉県鴨川市上小原482-1
[編集] 他場との関係
同じ千葉県内にある松戸競輪場とは入場者の取り合いをおこさない様に本場開催の日程を調整しており、台風や降雪等で順延しない限り一緒に開催される事は無い。
これを利用し、車券販売窓口の係員や審判団(両競輪場とも日自競本部競技部に所属している)の共有を行っている。
[編集] 歴代記念競輪優勝者
年 | 優勝者 | 登録地 |
---|---|---|
2002年 | 會田正一 | 千葉 |
2003年 | 會田正一 | 千葉 |
2004年 | 武田豊樹 | 茨城 |
2005年 | 海老根恵太 | 千葉 |
2006年 | 濱口高彰 | 岐阜 |
2007年 | 井上昌己 | 長崎 |
- ※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。
[編集] エピソード
- 1973年4月9日の第7競走において、当時全ての公営競技において過去最高となる236万3180円という配当が出た。これは普通競走という特殊なレース形態(その競走に参加する選手の一人が、先頭誘導〔トップ引き〕を申し出たために、先頭誘導員がいなくなる競走。その申し出た選手は自動的に6番車となる。)で、通常は車券に絡むことがまず有り得ない6番車が、7名の大量落車を避けて2着に絡んだことにより、1着の7番と合わせて枠番連勝単式の組み合わせが5-5となってしまったためである。この記録は2002年5月30日に大井競馬場の第6競走で400万940円(三連単)という配当が出るまで29年余りに亘って大金字塔として君臨し続けた。なおこの金額は現在でも枠番連勝単式としては最高配当である。(現在の公営競技史上最高配当は2005年10月22日に東京競馬場の第12競走で記録された18,469,120円(三連単))
- 人口の多い千葉県中央部に位置し都心からのアクセスも悪くは無いのだが、近年集客力が急速に落ちており千葉市は一時、廃止を検討したが、「自助努力もせずに廃止するとは何事か」と反対され撤回した。そこで千葉市では販売窓口の大幅削減、スタンドの一部閉鎖等でコストを削減するとともに、少しでも入場者数を増やそうと市民に対してのPR活動を積極に行い千葉都市モノレールの切符を配布したりしている。
- 2006年からは松戸競輪場、平塚競輪場のナイター競走の場外発売を開始しており、将来のナイターでの本場開催を視野に入れている。
- 10年以上前から締切の音楽が5分前がベルリンの「Take my breath away」、3分前が高田みづえの「潮騒のメロディー」が使われており、ファンからは「癒し系締切音楽」と知られている。
[編集] 外部リンク
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