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マーガレット・スミス・コート - Wikipedia

マーガレット・スミス・コート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

全豪オープン会場にある「マーガレット・コート・アリーナ」
全豪オープン会場にある「マーガレット・コート・アリーナ」

マーガレット・スミス・コートMargaret Smith Court, 1942年7月16日 - )は、オーストラリアニューサウスウェールズ州出身の女子テニス選手。旧姓は「マーガレット・スミス」(Margaret Smith)であるが、バリー・コート(Barry Court)との結婚後、両方の姓を併用して「マーガレット・スミス・コート」夫人と名乗った。日本では単純に「マーガレット・コート」夫人と呼ばれることが多い。1970年に女子テニス史上2人目の「年間グランドスラム」を達成した選手で、4大大会優勝記録で女子歴代1位の「24勝」を樹立した。

マーガレット・スミスは本来左利きであったが、テニスでは右利きに直された。女子選手として体力をつけるため、早くから熱心に基礎体力トレーニングに打ち込み、当時の女子テニスに画期的な影響を与えている。1960年に地元の全豪選手権4大大会初優勝を飾り、以後同大会に前人未踏の7連覇を達成。1962年ウィンブルドンを除く4大大会年間3冠を獲得。ウィンブルドンには1963年に初優勝を飾っている。1967年にバリー・コートと結婚して「マーガレット・スミス・コート夫人」となり、この年は1年間競技を退いた。

1968年にテニス界は史上最大の転換期を迎え、プロ選手の4大大会出場を解禁する「オープン化」という措置を実施する。大会の名称も変更されて、全豪オープン全仏オープンウィンブルドン選手権全米オープンとなった。1968年以後のテニス記録は「オープン化時代」(Open Era)と呼ばれ、それ以前の時代とは明確に区別される。コート夫人はアマチュア選手として4大大会出場を続けてきたが、オープン化措置の実施後にプロ選手となった。この過渡期にはトーナメントにも変化が多く、1968年1969年には全米オープンが2度開催されている。1回目が正式な「オープン化時代大会」として公式記録となり、年末の12月に別途開催の「全米選手権」が行われた。1968年の場合、全米オープン選手権の公式記録には「オープン化時代大会」の優勝者バージニア・ウェードイギリス)の名前を記載する。そのため、コート夫人が制した2回目の「全米選手権」は公式優勝記録にならない。1969年の場合は「オープン化時代大会」優勝者としてのコート夫人の名前が公式記録になる。

1970年、マーガレット・スミス・コート夫人は女子テニス史上2人目の「年間グランドスラム」を達成する。女子選手初の年間グランドスラム達成者は、1953年モーリーン・コノリーアメリカ1934年 - 1969年)であった。コート夫人はコノリー以来「17年ぶり」の偉業達成となる。それから18年後、1988年シュテフィ・グラフ(当時西ドイツ)が女子3人目の年間グランドスラム達成者となった。グラフはこれを機会に、折に触れてコート夫人と比肩されるようになる。

コート夫人は1970年の年間グランドスラムに加えて、4大大会年間3冠も生涯通算「4度」達成し、1962年1965年1969年1973年に3冠王となった。それぞれの年に獲得できなかったタイトルは、1962年1969年1973年ウィンブルドンのみを落とし、1965年には全仏選手権のみを落としている。

1973年、コート夫人は31歳にして年間「102勝6敗」の驚異的な成績を挙げ、女子テニスツアーでも出場25大会のうち「18勝」の成績を挙げた。この年は4大大会でも自身4度目の年間3冠を獲得し、ウィンブルドンを除く3大会に優勝を飾っている。1975年に現役を引退し、1979年国際テニス殿堂入りを果たした。

彼女はまだ独身選手の「マーガレット・スミス」だった頃、1963年に同じオーストラリアケン・フレッチャー1940年 - 2006年)とペアを組んで、混合ダブルス部門の「年間グランドスラム」を達成したこともある。1970年の女子シングルス年間グランドスラムは、結婚後のことであった。2部門で年間グランドスラムを達成した選手は、テニスの歴史を通じてコート夫人ひとりだけである。

テニス競技の過渡期に活動した人であることから、コート夫人の優勝記録は種々に分類される。アマチュア選手として獲得したもの、「オープン化時代」以後に獲得したシングルス・タイトル92、プロ選手として獲得したシングルス・タイトル79などである。1歳年下のライバル、ビリー・ジーン・キング夫人(アメリカ)と並んで、コート夫人は長いテニス経歴を通じて絶大な強さを誇ってきた。

2000年全豪オープン開幕に先立ち、メルボルン市のナショナル・テニスセンターにて、「オープン化時代」(Open Era)の第1回大会として行われた1969年全豪オープン」の男女シングルス優勝者の功績を讃える式典が行われた。センター・コートには男子シングルス優勝者ロッド・レーバーを記念して「ロッド・レーバー・アリーナ」の名前を与え、隣の1番コートにはコート夫人にちなんだ「マーガレット・コート・アリーナ」の名前がつけられた。

1999年8月に現役を引退したシュテフィ・グラフの4大大会優勝記録が、通算「22勝」(全豪4、全仏6、ウィンブルドン7、全米5)で終わったため、グラフが“あと2”届かなかったコート夫人の通算24勝は、今なおテニス4大大会の最多優勝記録としてそびえ立っている。(グラフが最後の4大大会優勝を飾った1999年全仏オープンでは、コート夫人が彼女に優勝カップを贈呈した。)

[編集] 4大大会優勝

(注:1968年は12月に別途開催された2度目の「全米選手権」を制しているが、これは公式優勝記録にならない。)


大会 対戦相手 試合結果
1960年 全豪選手権 オーストラリアの旗 ジャン・レヘイン 7-5, 6-2
1961年 全豪選手権 オーストラリアの旗 ジャン・レヘイン 6-1, 6-4
1962年 全豪選手権 オーストラリアの旗 ジャン・レヘイン 6-0, 6-2
1962年 全仏選手権 オーストラリアの旗 レスリー・ターナー 6-3, 3-6, 7-5
1962年 全米選手権 アメリカ合衆国の旗 ダーリーン・ハード 9-7, 6-4
1963年 全豪選手権 オーストラリアの旗 ジャン・レヘイン 6-2, 6-2
1963年 ウィンブルドン選手権 アメリカ合衆国の旗 ビリー・ジーン・モフィット 6-3, 6-4
1964年 全豪選手権 オーストラリアの旗 レスリー・ターナー 6-3, 6-2
1964年 全仏選手権 ブラジルの旗 マリア・ブエノ 5-7, 6-1, 6-2
1965年 全豪選手権 ブラジルの旗 マリア・ブエノ 5-7, 6-3, 5-2 (途中棄権)
1965年 ウィンブルドン選手権 ブラジルの旗 マリア・ブエノ 6-4, 7-5
1965年 全米選手権 アメリカ合衆国の旗 ビリー・ジーン・モフィット 8-6, 7-5
1966年 全豪選手権 アメリカ合衆国の旗 ナンシー・リッチー 不戦勝
1969年 全豪オープン アメリカ合衆国の旗 ビリー・ジーン・キング 6-4, 6-1
1969年 全仏オープン イギリスの旗 アン・ヘイドン・ジョーンズ 6-1, 4-6, 6-3
1969年 全米オープン アメリカ合衆国の旗 ナンシー・リッチー 6-2, 6-2
1970年 全豪オープン オーストラリアの旗 ケリー・メルビル 6-1, 6-3
1970年 全仏オープン ドイツの旗 ヘルガ・ニーセン 6-2, 6-4
1970年 ウィンブルドン アメリカ合衆国の旗 ビリー・ジーン・キング 14-12, 11-9
1970年 全米オープン アメリカ合衆国の旗 ロージー・カザルス 6-2, 2-6, 6-1
1971年 全豪オープン オーストラリアの旗 イボンヌ・グーラゴング 2-6, 7-6, 7-5
1973年 全豪オープン オーストラリアの旗 イボンヌ・グーラゴング 6-4, 7-5
1973年 全仏オープン アメリカ合衆国の旗 クリス・エバート 6-7, 7-6, 6-4
1973年 全米オープン オーストラリアの旗 イボンヌ・グーラゴング 7-6, 5-7, 6-2


テニス4大大会女子シングルス優勝記録
順位 優勝回数 選手名
1位 24勝 オーストラリアの旗 マーガレット・スミス・コート
2位 22勝 ドイツの旗 シュテフィ・グラフ
3位 19勝 アメリカ合衆国の旗 ヘレン・ウィルス・ムーディ
4位タイ 18勝 アメリカ合衆国の旗 クリス・エバート | アメリカ合衆国の旗 マルチナ・ナブラチロワ
6位タイ 12勝 アメリカ合衆国の旗 ビリー・ジーン・キング | フランスの旗 スザンヌ・ランラン (注:国際大会以前の全仏選手権6勝を含む)
8位タイ 9勝 アメリカ合衆国の旗 モーリーン・コノリー | *ユーゴスラビアの旗アメリカ合衆国の旗 モニカ・セレシュ
*は現役選手

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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