ガジョン (SS-211)
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艦歴 | |
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発注: | |
起工: | |
進水: | 1941年1月25日 |
就役: | 1941年4月21日 |
退役: | |
その後: | 1944年4月18日に喪失 |
除籍: | |
性能諸元 | |
排水量: | 1,475トン |
全長: | 307 ft 2 in |
全幅: | 27 ft 3 in |
吃水: | 13 ft 3 in |
機関: | |
最大速: | 20ノット |
乗員: | 士官、兵員85名 |
兵装: | 3インチ砲1門 21インチ魚雷発射管10門 |
ガジョン (USS Gudgeon, SS-211) は、アメリカ海軍の潜水艦。タンバー級潜水艦の一隻。艦名はカワギスに因んで命名された。
[編集] 艦歴
ガジョンはカリフォルニア州ヴァレーオのメア・アイランド海軍造船所で起工した。1941年1月25日にウィリアム・S・パイ夫人によって命名、進水し、1941年4月21日に艦長エルトン・W・「ジョー」グレンフェル少佐の指揮下就役する。
カリフォルニア州沿岸での整調後、ガジョンは8月28日に出航し、ワシントン州シアトルを経由してアラスカに向かう。その巡航ではシトカ、コディアック、ダッチハーバーが海軍基地の建設に適しているか調査された。その後ハワイに向かい、10月10日に真珠湾潜水艦基地に到着する。続く2ヶ月にわたって訓練と作戦活動に従事し、12月7日の日本軍による真珠湾攻撃時にガジョンはラハイナ水道で特別訓練を行っていたが、直ちに基地へ帰還した。
ガジョンは1944年4月4日に12回目の哨戒に出航する。4月7日にジョンストン島沖で燃料を補給したがその後の消息は不明となった。1944年6月7日にガジョンは喪失したものと推定され、公式に宣言された。(1944年4月18日、硫黄島北西付近で横須賀航空隊の九七式飛行艇の爆雷攻撃で沈没し、艦長以下全員が戦死。)
ガジョンは3年の活動期間中に合計14隻の撃沈を確認した。その総トン数は71,372トン以上に上り、アメリカ潜水艦の中で第15位に記録される。
ガジョンは7回の哨戒に関して殊勲部隊章を受章した。ガジョンは第二次世界大戦の戦功で11個の従軍星章を受章した。
[編集] 関連項目
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