ガー (潜水艦)
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艦歴 | |
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発注: | |
起工: | |
進水: | 1940年11月7日 |
就役: | 1941年4月14日 |
退役: | 1945年12月11日 |
その後: | スクラップとして売却 |
除籍: | 1959年5月29日 |
性能諸元 | |
排水量: | 1,475トン |
全長: | 307 ft 2 in |
全幅: | 27 ft 3 in |
吃水: | 13 ft 3 in |
機関: | |
最大速: | 水上:20 ノット 水中:8.75 ノット |
乗員: | 士官、兵員59名 |
兵装: | 3インチ砲1門、50口径機銃2基 30口径機銃2基、21インチ魚雷発射管10門 |
ガー (USS Gar, SS-206) は、アメリカ海軍の潜水艦。タンバー級潜水艦の一隻。艦名は北米、中米を原産とする古代魚の一種であるガーに因んで命名された。
[編集] 艦歴
ガーはコネチカット州グロトンのエレクトリック・ボート社で起工した。1940年11月7日にペッティンギル夫人(ジョージ・T・ペッティンギル少将の妻)によって命名、進水し、1941年4月14日に艦長D・マクレガー少佐の指揮下コネチカット州ニューロンドンで就役する。
ニューハンプシャー州ポーツマスからニューロンドンにかけてのニューイングランド海岸地帯に沿って行われた整調後、ガーはニューロンドンを11月24日に出航し、1941年12月3日にパナマ運河を通過、真珠湾攻撃の三日後にサンディエゴに到着した。メア・アイランド海軍造船所で戦闘準備を行い、1942年1月15日に真珠湾に向けてサンフランシスコを出航する。ガーの最初の哨戒は2月2日から3月28日まで名古屋近辺、紀伊水道入口、瀬戸内海で行われた。3月13日にには伊豆諸島御蔵島沖の北太平洋で貨物船秩父丸(1,520トン)を撃沈した。
真珠湾でのオーバーホールの後、ガーは1945年4月2日に出航し戦争の残りをサイパン、グアム、マリアナ諸島での対潜訓練の目的艦任務に従事した。1945年8月7日にグアムのアプラ湾を出航しハワイ、サンフランシスコ、パナマ運河を経由して10月20日にポーツマスに到着する。ガーは1945年12月11日に退役し、予備役艦として1948年9月まで保管される。その後10月までかけてポーツマス海軍造船所でオーバーホールが行われ、海軍第4管区の予備役訓練艦としてオハイオ州クリーブランドに配属される。ミシシッピ川、シカゴ運河を経由して1948年11月28日にクリーブランドに到着し、訓練任務に従事する。ガーは1959年5月29日に除籍され、11月18日にアキューム・スクラップ・アンド・メタル社にスクラップとして売却された。
ガーは第二次世界大戦の戦功で11個の従軍星章を受章した。
[編集] 関連項目
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