ないしょのつぼみ
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ないしょのつぼみ | |
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ジャンル | 少女向け性教育漫画 |
漫画 | |
作者 | やぶうち優 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | (1-5期)主に小学五年生 (0期)主に小学四年生 |
レーベル | ちゃおコミックス |
発表期間 | 2004年 - 連載中 |
巻数 | 5冊 |
OVA | |
原作 | やぶうち優 |
監督 | しぎのあきら |
シリーズ構成 | 荒川稔久 |
キャラクターデザイン | 武内啓 |
アニメーション制作 | スタジオ旗艦 |
製作 | ないしょのつぼみ製作委員会 |
発表期間 | 2008年4月25日 - 2008年6月予定 |
話数 | 3話予定 |
コピーライト表記 | ©2007 やぶうち優・ 小学館・ないしょのつぼみ製作委員会 |
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『ないしょのつぼみ』は、やぶうち優による少女向け性教育漫画作品。またそれを原作としたOVAである。
目次 |
[編集] 概要
やぶうちが「小学五年生」(小学館)に「少女少年」を連載していた2003年の秋に、「小学五年生」編集部から「性教育をテーマにして、かわいい女の子が主人公で、ファンタジーを盛り込んだ新しい連載漫画を立ち上げてみませんか?」という提案を受け[1]、それに答える形で、主に「小学四年生」および「小学五年生」にて2004年度から連載が始まり、以降年度ごと、掲載誌ごとに登場人物と物語を一新する形で継続、シリーズ毎に"○期"または"第○期"と呼ばれる。
日常に入り込んで来た「すこし・不思議」な要素と恋愛話を軸に、主人公たちの心と身体の成長が描かれている。
単行本は、ちゃおコミックスより、1期~4期が1巻~4巻、0期が「ないしょのつぼみ-めばえ-」として刊行されている(2008年5月現在)。同じタイトルに巻数(0期の単行本のみ「-めばえ-」)が付く形式だが、1巻と「-めばえ-」を除いてそれぞれの巻に連続性はなく、主人公の名前がつぼみでありテーマが共通しているのみである。なお、雑誌掲載時のタイトルはいずれも"ないしょのつぼみ"で、副題や期数表記などは一切付いていない。
2005年4月、単行本第1巻発売時にAmazonやセブンアンドワイなどのネット通販などで特に男性層に爆発的に売れ[2]、一般週刊誌などでも話題となった。
2007年12月現在での累計発行部数は55万部[3]と、学年誌に掲載された女子向け漫画の単行本としては異例な売上げを見せている。
連載時には他の性教育企画が連続したページに掲載される事が多い(0期を除く)が、連動はしておらず、単行本にも併録はされていない。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 1期
「小学四年生」の2004年3月号、および「小学五年生」の2004年4月号から2005年3月号にかけて連載された。「やぶうち優ファンBOOK やぶうち優の♀♂(おんなのこおとこのこ)なお話」に書き下ろしで収録された番外編もある。
[編集] 1期のあらすじ
とある家庭の一人っ子として育った女の子立花つぼみは、ある時、母からお腹の中に赤ちゃんができた事を知らされる。ずっと前から弟妹を欲しがっていたつぼみは心から嬉しがり、友達の山吹八重と加藤麗愛にその事を話すものの、「つぼみの両親がエッチな事をした証拠」と麗愛から言われ、硬直してしまう。
「エッチな事ってどんな事だろう」と考えてしまったつぼみ。その時、いつの間にかつぼみのクラスにいた謎の少女遠藤沙耶がつぼみの目の前に現れ、声をかけてきた。つぼみはとっさに考え事を沙耶に話し、頼りがいのある言葉を沙耶からもらった。その後、つぼみと沙耶は深い絆で結ばれた友達になっていく。
弟妹が出来る事を嬉しがる間に、つぼみの体は知らない内に大人へ一歩ずつ近づいていった。初潮、体の悩み、男女の違い、そして恋を通して、つぼみは友達と共に成長していく。
[編集] 1期の登場人物
人名には草花の名前が入っている。
- 立花 つぼみ(たちばな つぼみ)
- 声 - 名塚佳織
- 小学5年生の女の子。少し内気で心優しい。近いうちに弟か妹が出来る事を心から楽しみにしている反面、クラスメイトの大胆な発言・行動や自分の体の成長に戸惑う多感な日々を送っている。その傍らで、クラスメイトの男の子(根本大樹)に惹かれはじめている。渋谷で八重たちとはぐれ、ロリコン青年に円山町のラブホテル街に連れ込まれそうになった際に沙耶に助けられている。なぜか頻繁に落し物をする。プールが大好き。家族構成は父と母。髪型はボブカット。誕生日は2月3日。
- 単行本裏表紙では11歳とされているが、小学5年生になった時点での年齢は10歳で、つぼみの誕生日は2月、物語は3学期に入った直後に終わっているので、作中で11歳だった期間は無い。作者曰く、初版の段で間違いだとは判っていたが、語呂が良いので2版以降も直していない、との事。
- 遠藤 沙耶(えんどう さや)
- 声 - 小清水亜美
- いつの間にかつぼみのクラスにいた謎の美少女。心身ともに大人びているためか、クラスメイトからは一目置かれているものの、近寄りがたいと言われる事もしばしば。つぼみにとっては頼れるお姉さんの様な友達で、つぼみに助言したりする。つぼみのことが好きらしいが、真意は不明。髪型は黒髪のロングヘア。やぶうちいわく私の理想の女の子像[4]。誕生日は12月24日。
- 山吹 八重(やまぶき やえ)
- 声 - 小林沙苗
- つぼみのクラスメイト。通称"八重ちん"。長身で少々やせ気味。髪型はショートカット。外見が男の子っぽく男女(おとこおんな)と言われる事がある。気にしている事は胸がない事。家族は両親と弟(名前は"蒼")、飼い猫。誕生日は5月28日。
- 加藤 麗愛(かとう れあ)
- 声 - 神田朱未
- 同じくつぼみのクラスメイト。通称"麗愛ぴ(れあぴ)"。かなりの耳年増で、性や恋愛に関してはクラスでも情報通。ただし、その情報はあまり正しくない。周りの目を恐れない大胆な発言でつぼみや八重を困らせている。性教育の授業の際に目を輝かせるなど、性知識に関してはとてつもなく貪欲である。背が小さく、ぽっちゃりとして太い体格が悩みの種。髪型はツインテール。誕生日は4月10日。
- 根本 大樹(ねもと だいき)
- 声 - 白石涼子
- つぼみたちのクラスの男子のリーダー格で、まじめな熱血漢。つぼみの事が気になっていて、落ち込んでいるつぼみに食玩の鳥のマスコットをあげたり、探し物をしているつぼみの手助けをしたりするが…。誕生日は12月11日。
- 久木 太(くき ふとし)
- 声 - 宮田幸季
- スケベな性格でおちゃらけているが、実は優しい、つぼみたちのクラスの男子。麗愛とは幼少時からケンカ友だちで、かなり前から彼女のことが好きだった。誕生日は8月8日。
- 苗字の読みは「くき」だが、連載時に苗字がはじめて出た第3話で、「ひさぎ」とルビが振られていた。単行本では直っている。
- 三枝 葉(さえぐさ よう)
- 声 - 斎賀みつき
- つぼみたちのクラスでルックスNo.1の男子。やたらとクール。歳の離れた姉がいる。周りには内緒で八重と付き合っている。スケベな行動をしている太に蹴りを入れる事もしばしば。誕生日は10月8日。
- 葉の姉(本名不明)
- 女性向け下着ショップの店員。体格はナイスバディだが、彼氏はいない。ブラジャーを買うか買わないか悩んでいる八重にアドバイスをしたり、沙耶の謎に気づいたりとつぼみ達にとっては身近な女性である。
- 第4期にも登場。
- 立花美咲(たちばな みさき)
- 声 - 中山さら
- つぼみの母。つぼみが小学5年生に進級する少し前に妊娠が分かり、一時は流産の危機に直面した事もあったが、危機を乗り越えた後は順調な妊娠生活を送っている。旧姓は遠藤。
- 美咲の名前はOVAにて明らかにされたもので、0・1期含めた漫画では名前の表記はない。
- 立花幹生(たちばな みきお)
- 声 - 金光祥浩
- つぼみの父。0期と比較して出番は少ないものの、美咲の入院や出産などといった作中の要所に登場する。
- 美咲と同様、幹生の名前はOVAにて明らかにされたもので、0・1期含めた漫画では名前の表記はない。
[編集] 2期
「小学四年生」の2005年2月号から3月号、および「小学五年生」の2005年4月号から2006年2月号にかけて連載された。
[編集] 2期のあらすじ
小学5年生の草壁つぼみは背が高く、運動神経が良いクラスから頼りにされる快活な女の子。
そんな彼女にもある一つの悩み事があった。その悩み事のわきどころは幼馴染の押井怜麻で、怜麻はつぼみのスカートをめくったりするなどのちょっかいを頻繁にし、つぼみの悩みの種になっていた。つぼみは怜麻と仲良くけんかしながら毎日を過ごす日々を送っていた。
そんなある日の事、つぼみと怜麻が部屋で遊んでいると、部屋の天井から不思議な穴が空き、そこから少年の格好をした異星人が現れた。
草壁つぼみを初めとした人間と、異星人クロウ・ゼット(地球での名前は草壁 縁)の交流、交流の傍らで心体ともに成長し、恋に芽生えていく草壁つぼみの姿が描かれる。
[編集] 2期の登場人物
人名は草花+家に関する物から付けられている。
- 草壁 つぼみ(くさかべ つぼみ)
- 元気で活発な小学5年生の女の子。髪型は両側が跳ねていてアホ毛を持ったセミロング。背が高く、お姉さんっぽい外見でクラスのみんなから頼りにされているが、周りのうわさにやや鈍感なところがある。突然現れた異星人の観察対象にされてしまう。運動神経がよく、小学4年生までは男子よりも走るのが速かった。学力は今一つで、テストの点数は何故かいつも76点。ブラジャーなどの大人っぽい物に憧れている。将来の夢はまだ特に思いついていない。『少女少年』の単行本を全巻持っている。家族構成は父と母。誕生日は11月4日。
- 草壁 縁(くさかべ えん)
- バル・コニー星から地球に住む人間の生態調査をするためにやって来た異星人。本名はクロウ・ゼット。外見は人間と一緒だが、身長は人間のサイズに合わせている模様。つぼみと怜麻以外の人間に記憶操作をして、乳児の時に死亡したつぼみの双子の兄に成りすましている。運動神経・学力は共に高く、女子にモテる。地球での誕生日はつぼみと同じ11月4日、という事になっている。
- 押井 怜麻(おしい れいま)
- つぼみのクラスメイト、かつ幼馴染でお隣さん。つぼみとは、部屋まで遊びに行ったり、携帯型ゲームで対戦して遊んだりしている。つぼみの事が好きで、パンツの覗き見やスカートめくり等のちょっかいを出したり、胸ポチではずかしい思いをしているところに服を貸したりしている。つぼみ以外の女の子に対しては、ストレートに優しい一面を見せている。つぼみには子供っぽく見られている。誕生日は3月1日。
- 連載時、名前の漢字が第9話までは「伶麻」になっていた。単行本や関連書籍では「怜麻」で統一されている。
- 河原 結花(かわら ゆか)
- つぼみたちのクラスメイト。メガネっ娘でマンガ好き。ストレートできつい物の言い方をする。着替える時も海に入る時もメガネを外さない。ハーフトップのブラジャーをつけている。縁にホの字。誕生日は7月9日。
- 苗字は作中には一度も出て来ず、「やぶうち優ファンBOOK」でのみ明らかにされている。単行本にもキャラクター紹介などのページが無いため、同書籍を読んでいないと苗字不明なまま読むしかない。
- 天上 円果(てんじょう まどか)
- つぼみたちのクラスメイト。私立中学校の進学を目指しているため、成績はクラスでもトップクラスだが、賢くはない。むしろ天然ボケ。性格や発想は子供っぽく、海であやしい若者たちに声をかけられた際に、警戒することなく普通に会話に応じてしまっている。髪型はツインテール。誕生日は9月14日。
- 苗字の読み「てんじょう」は、連載第9話で「あまかみ」とルビが振られていた。しかも、彼女の苗字は連載中、その1度しか登場しなかった。単行本では上記の読みに直っている。
- つぼみの母(本名不明)
- 専業主婦。過去に我が子を亡くすという母にとって最も悲しい出来事に出会ったものの、それにも負けずにつぼみの良き母として明るく頑張っている。縁の記憶操作にかかり、縁に対しても母として振舞っている。
[編集] 3期
「小学四年生」の2006年3月号、および「小学五年生」の2006年4月号から2007年2月号にかけて連載された。
[編集] 3期のあらすじ
椎名つぼみは絵を描くことが大好きな、幼さが残る女の子。
もうすぐ小学5年生になるつぼみは、5年生になったらシャープペンシルの使用が解禁される事を楽しみにしていた。5年生になる前のある日、つぼみは幼馴染でしっかり者の幹図と一緒に文房具屋へシャープペンシルを買いに行ったが、理想のシャープペンシルが見つからず、文房具屋を後にする。
文房具屋からの帰り道、つぼみと幹図は転んで写生用具が入っているカバンを落とした黒いコートと帽子の姿のお兄さんに出会う。一緒に拾い物をすると、チューリップが付いているかわいいシャープペンシルがつぼみの目に付き、つぼみはこのシャープペンシルをもらう事になった。
家に帰り、つぼみはそのシャープペンシルを使って絵を描いてみると、描いた絵がむくむくと浮かび、実体化して生き物のように動いてしまった。そんな不思議なシャープペンシルを手にいれたつぼみは、幹図を道連れにして、様々な波乱に満ちた出来事を起こしたり巻き込まれたりする。
[編集] 3期の登場人物
つぼみ以外の人名には、学校の教科に関する文字が入っている。
- 椎名 つぼみ(しいな つぼみ)
- 絵を描くのが好きな小学5年生の女の子。髪型はアホ毛が跳ねているショートカット。小5にしてレストランでお子様ランチを食べるなど、幼い性格。好奇心が旺盛で思った事はすぐに行動に移さないと気が済まないらしく、その行動が元で災難に会いそうなこともしばしば。与えられた物事に夢や甘い幻想を持ちがちで、その都度、幹図や母から忠告を受けている。家族構成は父と母だが、作中の独白から察するに、家庭面で少し複雑な事情がある模様。2月23日生まれのうお座。見知らぬお兄さんから不思議なシャープペンシルをもらう。
- 幹図(みきと)
- つぼみと仲良しの男の子、かつ幼馴染。普段から一緒に遊んだり、つぼみの部屋に普通に入ったりしている。つぼみ以外では唯一、不思議なシャープペンシルの事を知っている。常に冷静かつ勇敢で、窮地に陥ったつぼみのサポートを頻繁にしている。つぼみと比べると大人びた性格で物知りで、つぼみの無考えな行動を諌めたり、冷たい口調で話をしたりする事も多い。将来の夢は昆虫学者になって、昆虫の図鑑を自分の手で作ること。かに座。
- 育(いく)
- つぼみたちのクラスメイト。ロングヘアのメガネっ娘。少々男っぽい、ぶっきらぼうな口調で話す。つぼみ・育・紫音の中では一番背が高く、成長も早い。つぼみに対して、おねえさんっぽい口調で大胆に話をする事がある。2人の姉妹がいる。ChuChuの愛読者。将来の夢はマスコミ関係の仕事に就くこと。おひつじ座。
- 紫音(しおん)
- つぼみたちのクラスメイト。髪型はお団子頭。お父さんは「どんぐり舎」という出版社のえらい人らしい。自分の抱いている恋心に関して悩んでいる。意外と男子にモテるが、その事については関心がない模様。育と同様、ChuChuの愛読者。将来の夢は看護師か保育士になること。おうし座。
- お兄さん
- 名前は不明。つぼみに不思議なシャープペンシルをあげた人物。いつも真っ黒なコートと帽子を着用している謎多き二枚目青年。幹図と同じように、つぼみのサポートや助言を行うこともしばしば。つぼみが知る人物と似ているらしい。昔の職業は画家で、持ち物の一つであるスケッチブックに達筆な風景画を残している。
- 仁科 理志(にしな さとし)
- お兄さんに似たイケメンな男の子。ある日、つぼみの下駄箱にラブレターを入れた。
- つぼみの母(本名不明)
- 専業主婦。過去に何らかの複雑な事情があった模様で、小学生絵画展で入選を取って将来に甘い幻想を持ったつぼみに厳しい現実を言い「普通の嫁になってほしい」と保守的に忠告している。つぼみが下校してきた時に、仏壇に手を合わせて拝んでいる事が多い。
※つぼみと理志以外の主要登場人物の苗字は連載中明らかにされなかった。
[編集] 0期
「小学三年生」の2006年3月号、および「小学四年生」の2006年4月号から2007年2月号にかけて連載された。1期の前年の話で、物語世界や登場人物は共通している。やぶうち優の連載作品の中では「ぴゅあ♥ぴゅあ」と並んで主人公の年齢が最も若い。
「0期」というのは「1期の前だから」という事で作者サイトや関連書籍で用いられた呼称で、単行本は「ないしょのつぼみ-めばえ-」のタイトルで発売。
[編集] 0期の登場人物
基本的に1期の登場人物と同一である。
- 立花 つぼみ(たちばな つぼみ)
- 今作では小学4年生。ペットを飼いたいと思っていたらある日、部屋にインコが1羽迷い込んで来て、飼い主を探したものの、見つからず飼うことになった。その傍らで麗愛と共に、いちゃいちゃしたカップルを見た事で、キスや恋にほのかな関心を持つようになる。
- ピースケ(ぴーすけ)
- つぼみの家に迷い込んで来たコザクラインコ。体毛の色は黄緑で、顔の部分のみ朱色。ピースケの名前は元の飼い主が見つかるまでの仮のものとして、つぼみがオスかメスかを全く意識せずに名づけたもの。実際にはどうやらメスだった様で、卵を産んだ。飼い慣らされたためかよく人になつき、特につぼみの声掛けにはすぐに応答する。
- 山吹 八重(やまぶき やえ)
- 4年生の時もつぼみと同じクラス。学年の女子の中で最も背が高い。幼い頃から周囲に男の子と言われ、その事を気にしていた。
- 加藤 麗愛(かとう れあ)
- 同じく、つぼみと同じクラス。この頃からもう既に、恋愛や性に関する事柄に興味津々だった模様。
- 久木 太(くき ふとし)
- 同じく、つぼみたちと同じクラス。女の子をからかうのが大好きで、第1話でつぼみのスカートをめくっている。
- 1期と同様、連載時に苗字が初登場した時に、振り仮名が間違っていて、「ひさき」になっている(つぼみにそう呼ばれ、自らもそのように名乗ってしまっている)。これも単行本では直っている。
- 根本 大樹(ねもと だいき)
- 4年生の時はつぼみとは違うクラスで飼育委員をしていた。インコの飼い方や元の飼い主の探し方をアドバイスしてくれる。
- 三枝 葉(さえぐさ よう)
- 大樹と同じクラス。大樹や太とは幼稚園の頃からの友達。イケメン顔で女子にモテていたものの、「本当の自分を見ていない」と考えてしまい、いい思いをしていなかった。八重に人目ぼれをし、告白を試みる。
- 啄実(たくみ)
- つぼみの従兄弟。就職活動の下見のために山形からやってきて、つぼみの家に一週間泊まっていた。つぼみの初恋の相手。
- 立花幹生(たちばな みきお)
- つぼみの父。職業は典型的なサラリーマン。インターネットを使って、迷い込んで来たインコの種類を調べたり、巣箱を買ったりとピースケを飼っているつぼみのサポートをしている。
- 立花美咲(たちばな みさき)
- つぼみの母。作中に頻繁に登場し、母としての役割をこなしている。パート勤めをしている。作中の終盤に妊娠する。
※1期の主要登場人物中、遠藤沙耶は最終回にわずかに姿を見せたのみ。
[編集] 4期
「小学五年生」の2007年4月号から2008年3月号にかけて連載された。
[編集] 4期のあらすじ
新学期をむかえたある日、小鳥遊つぼみの元に、見知らぬ差出人のEメールが届く。差出人の名前は"MIRA☆"。
つぼみがはじめて通る道を通ってるとき、知らない人に「きみのお父さんが病院に運ばれた」と聞き、その人の車に乗ろうとしたのを、ある少女に止められた。
その少女は、つぼみの新学期からのクラスメイトだった。名前は未莱(みら)。Eメールの差出人と同一人物なのか、それとも…。
[編集] 4期の登場人物
登場人物名は、男が十二支、女が花・植物に関係している。
- 小鳥遊 つぼみ(たかなし つぼみ)
- 小学5年生の女の子。性格は明るく、好奇心が強いがやや臆病なところも。両親は共働きで、母親はいつも帰宅が遅い。髪型はボブカット。
- 辰牛(しんご)
- つぼみの幼馴染でクラスメイト。学校では女子に人気があるらしい。
- 大河(たいが)
- つぼみのクラスメイト。スミレとは幼馴染。
- スミレ(すみれ)
- つぼみの友達。受験を控えた姉と、趣味の合う中1の兄がいる。髪型はマッシュルームカット。
- 蓮華(れんげ)
- つぼみの友達。幼稚園にかよっている弟がいる。髪型はポニーテール。
- 未莱(みら)
- つぼみのクラスメイト。勇気があって頼りがいがある性格の女の子。つぼみが知らない人の車に乗ろうとしたのを止めた。髪型は長髪のツインテール。
- 小鳥遊 茉莉(たかなし まり)
- つぼみの母親。仕事が忙しく、つぼみとは同居しているにも関わらず滅多に顔をあわせられていない。
※つぼみ親子以外の登場人物の苗字は連載中明らかにされなかった。
[編集] 5期
「小学五年生」の2008年4月号から連載。
[編集] 5期の登場人物
- 相崎 つぼみ(あいざき つぼみ)
- 小学5年生の女の子。クラスメイトから「女なのにがさつ」だと言われる、父親と二人暮しの女の子。ある日突然、パラレルワールドからもう一人の自分が現れる。こちら側のつぼみは花形、向こう側は星形の髪飾りと部屋の目印を付けて区別している。
- 相崎 操(あいざき みさお)
- つぼみの父親。職業はSF作家。
- 朝倉 ちはる(あさくら ちはる)
- つぼみのクラスメイトで幼馴染の男の子。
- 筒井(つつい)※名前は不明
- つぼみのクラスメイトの男の子。知的で、相崎 操の作品のファン。
- 咲希(さき)
- つぼみと仲の良いクラスメイトの女の子。
- 菜摘(なつみ)
- つぼみと仲の良いクラスメイトの女の子。
[編集] 書誌情報
[編集] 単行本
小学館より「ちゃおコミックス」として刊行されている。
- 第1巻(2005年6月5日発行) ISBN 4-09-137079-9
- 第2巻(2006年6月5日発行) ISBN 4-09-130498-2
- 第3巻(2007年7月4日発行) ISBN 978-4-09-131235-8
- ないしょのつぼみ-めばえ-(2007年8月2日発行) ISBN 978-4-09-131249-5
- 第4巻(2008年5月3日発行) ISBN 978-4-09-131717-9
[編集] 関連書籍
- EVE★少女のたまご★
- 2000年度の「小学五年生」に連載。明確に性教育漫画として描かれている訳ではないが、「すこし・不思議」を軸に(今作の場合はロボット)主に小学5年生の子供達の心の成長を扱う点で共通している。
- やぶうち優ファンBOOK やぶうち優の♀♂(おんなのこおとこのこ)なお話(2006年3月)
- やぶうち優作品を、性教育マンガという区割りで特集した本。「ないしょのつぼみ」1期・2期のキャラ紹介、1期の番外編などを掲載。番外編は第5話と第6話の間にあたる話で、つぼみが5年生になって初めてのプール学習での出来事が描かれている。
いずれも小学館から刊行。
[編集] アニメ
0期の初版帯で、アニメ化の企画が2008年の春を目指して進行中であることが明かされた。1期を元にしたOVAが全3巻で発売予定。
[編集] 発売日
- OVA第1巻 2008年4月25日発売
- OVA第2巻 2008年5月30日発売
- OVA第3巻 2008年6月27日発売予定
[編集] スタッフ
- 監督:しぎのあきら
- シリーズ構成・脚本:荒川稔久
- 演出:中村圭三
- キャラクターデザイン・総作画監督:武内啓
- 作画監督:宇都木勇
- 美術監督:井上一宏
- 色彩設定:斉藤恵
- 色指定:近藤直登
- 撮影監督:西村徹也
- 編集:坂本雅紀(森田編集室)
- 音響監督:町田薫
- 音楽:UbiQuinta
- 音響効果:今野康之(スワラ・プロ)
- 音響制作:青二プロダクション
- 協力:小学館「小学五年生」編集部
- アニメーション制作:スタジオ旗艦
- 制作協力:スタジオエル
- 制作担当:斎藤剛広
- 製作:ないしょのつぼみ製作委員会
- 発売・販売:ハピネット
[編集] その他・備考
- 3期の物と同様の、描いた物が実体化するペンは、魔法少女物のマンガ・アニメ等でたびたび見受けられる。なお、2006年度小学五年生には、女の子が不思議な力で大人に変身する「ヒミツのわんタッチ」(作・兄崎ゆな)というマンガも連載されている。双方で示し合わせた訳ではないだろうが、一部では「2つ合わせるとアイドル要素を抜いたファンシーララ」と言われている。
- 初版に付いていた帯をはじめとして、単行本表紙には性教育を前面に出した売り文句が多用されている。また、その文面は漫画としての内容にあまり合致していない部分が見受けられる。例えば第2巻の帯では、性徴に関する疑問に答える本である旨を、草壁縁に台詞として言わせているが、彼は本編では教える側では無く教わる立場である。
- 少女向け性教育漫画のため、少年の体の変化はあまり詳しく描かれていない。1期と4期で勃起・精通・夢精等を取り上げ、3期では「男女の体つきの違い」というテーマでのみ軽く触れられている程度で、基本的には少女向けの内容が大半を占める。『少女少年』シリーズで、作者は少年が主人公の作品も巧みに描けることが証明されているので、少年向けに特化した性教育漫画を待望しているファンも存在する。
- 作品世界や登場人物が共通している1期と0期を除けば、概要にもある通り、各期ごとの連続性はない。ただ、「2期のつぼみの担任と同じ顔の教師が0期に登場している」「3期に出てくるある品に"6-1 河原"という記載があり、名字が2期の結花と一致する」ことから、同じ世界・同じ学校が舞台ではないか、という説もある。ただしこれは飽くまでも推測の域を出ない。
- 主人公は共通して、ツーサイドアップという髪の結び方をしている。
[編集] 脚注
- ^ インタビュー:「ないしょのつぼみ」原作者・やぶうち優さん 「あおらずリアルに伝えたい」 毎日jp 2008年4月20日
- ^ 性教育漫画『ないしょのつぼみ』その人気のヒミツとは R25.jp 2007年8月2日
- ^ キャラクター紹介&場面カット公開! やぶうち優原作『ないしょのつぼみ』がOVAで4月25日発売開始! gooアニメ
- ^ 「やぶうち優ファンBOOK やぶうち優の♀♂(おんなのこおとこのこ)なお話」97ページより