Wikipedia:雑多な内容を箇条書きした節を避ける
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
主題に関する雑多な内容について、箇条書きが連なる節は避けてください。
多くの不適切な記事で見受けられる特徴に、主題に関する説明、あるいは挿話や逸話、こういった内容を箇条書きした一覧だけで構成される節があります。具体的には「トリビア」「豆知識」「エピソード」「特徴」「略歴」「その他」等の節に多く見られますが、例に挙げたものに限らず多くの記事に見られます。文章は只列挙するだけでなく、一連の流れを持った文書となるようにきちんと組み上げましょう。
なお、スタイルマニュアルとはこうした内容が記事の中にどのように書かれるべきかを示すものであり、トリビアに代表される事項の羅列を記事に含めるべきかどうかとは無関係です。また、ここで言うトリビアとは雑多な内容を指しており、決して無駄な知識という意味ではありません。
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[編集] 理由と目的
雑多な事項を箇条書きにして一覧にまとめる手法は、新しい記事の発展に対して非常に有用な方法になります。特に不慣れな人にとっては記事の構築を考えずに追加したい内容を記述するだけで済むため、気軽にウィキペディアに貢献することが可能になるという利点があります。
しかしこのような節の成長を放置すると、前後の脈絡が存在しないため内容の流れが把握できなくなりますから、文意が乱雑になって読むのが大変になってしまいます。中には記事の主題から外れた事項がたったひとつだけ含まれていたせいで誤った方向性の記述が増えてしまう例もあります。
一番の理想は、調和した説明がスムーズな文脈と前後関係で成り立ち、それにより論理的に事項が並べられた記事なのです。
[編集] 実際の手引き
このような節を安易に除去してはいけません。それぞれの内容を系統立てて本文に織り込んでいきましょう。細かく分かれている文章は前後の接続を考慮しながら通常の文章として組み立て直します。
中には独立した節にしたり、関連項目の新しい節に入れる必要があるものもあるでしょう。上位概念の記事に転記するべき場合もありますし、その記事とほとんど無関係な内容であれば除去が必要になる場合もあります。
それぞれの内容を文脈に挿入するときに、新たに調査し直す必要性があることもあります。事項を羅列しただけの節において、憶測や事実無根の内容はもちろん、その他にもウィキペディアは何でないかという公式な方針から外れるものが含まれがちなので、これらは除去しなければなりません。ウィキペディアは推論や妄説、告発などの集積場ではありません。詳しくは基本方針とガイドラインを参照してください。
しかし忘れないでいて欲しいのは、こういった内容が必ずしもスタイルマニュアルから逸脱してるというわけではなく、あくまでもその書き方が問題になっているということです。
不明なことがあればノートで相談しましょう。他の編集者が投稿するときの手助けにもなります。修正すべき内容が広範囲に及ぶなど手に負えない場合はWikipedia:依頼と提案で他の人の力を借りることも出来ます。