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TVチャンピオン - Wikipedia

TVチャンピオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TVチャンピオン
ジャンル バラエティ番組
放送時間 毎週木曜日 19:30 - 20:54(84分)
放送期間 1992年4月16日 - 2006年9月21日
※現在は「TVチャンピオン2」として放送。
放送国 日本
制作局 テレビ東京
出演者 田中義剛松本明子中村有志
外部リンク 公式サイト

TVチャンピオンテレビチャンピオンTV Champion)は、テレビ東京 (TXN) で毎週木曜日19:30 - 20:54に放送されていた競技型バラエティー番組である。毎週、世の中のあらゆる事象をテーマとし、その道の達人たちが真剣勝負を繰り広げチャンピオンを決定する。

2006年10月にはアニメ『NARUTO -ナルト-』(現在は『NARUTO -ナルト- 疾風伝』)が毎週木曜日19時30分 - 19時57分に移動することから、この番組は2006年9月21日で終了し、2006年10月19日からは放送時間を1時間に再縮小して、『TVチャンピオン2』に移行した。

※BSジャパンでは過去に地上波で放送したものを継続放送している。(放送順は地上波と異なり、放送された時期が不規則)

(スタジオ収録のみハイビジョン制作。4:3SDロケーション収録映像の両サイドの空白部分にあるのは画面右側に選手権の名称が、左側には英文字による番組タイトルまたはテレビ東京のホームページアドレスを表示している)。

目次

[編集] 概要

1992年4月16日・木曜よる8時(20:00~20:54)に1時間枠として放送を開始し、1993年10月21日から90分枠(19:30~20:54)へと拡大した。

枠拡大の前後の期間では、番組の平均視聴率は15%越えを連発し、1993年10月21日放送「第2回 全国選抜和菓子職人選手権」では番組最高となる20.1%を記録している。(テレビ東京のバラエティー番組で視聴率20%越えを達成しているのは、この番組と『開運!なんでも鑑定団』だけである)

なお、歴代最低視聴率は1993年7月の衆議院総選挙後に放送された「全国政界・選挙通選手権」(1993年9月23日放送)が記録した2.7%である。

このことは、当時の裏番組にして日本テレビの人気番組だった木曜日の『木曜スペシャル』の終了、また当時土曜日で人気を博していた『マジカル頭脳パワー!!』の放送時間移動の一因となる。(『マジカル頭脳パワー!!』は1994年4月14日以降、木曜日19:54~20:54の放送となる)

末期は裏番組やマンネリ化の影響もあり、平均視聴率は7~8%前後で落ち着いていたが、それでも、放送期間は2006年9月までの14年半、放送回数も700回以上を数えた長寿番組である。なお、公式の見解として現在の『TVチャンピオン2』も『TVチャンピオン』の放送期間として含めているため、実質的な放送期間は現在までで15年を超えている。

[編集] 主な構成

主な構成は、司会者とゲストによるスタジオトーク(放送開始当初は司会者3人によるトーク)と、ロケーションでの競技VTRが、交互に展開されるというもの。一般公募などから審査・予選を勝ち抜いた複数名の挑戦者が、いくつかのラウンドの中でその人数を減らしていく。例外として、人の性格や技術を大きく直す、大きな物を製作する、マグロの一本釣りなど勝負に1週間以上かかる企画では一本勝負にする場合がある。また、一部の小学生対象企画では以前、ポイント制で全員最後まで残していた。いずれの場合も、最終的に1名のチャンピオンを決定する。

チャンピオンはエンディングでスタジオに登場し、競技にかける思いをコメントした後、司会者から優勝カップを受け取る。その映像がレリーフ風の静止画になってエンディング。静止画の上には「明日は君がチャンピオン」の字幕が入る。なお、初期でよく語っていて、ここ数年の放送で触れられることは少ないが、優勝者には賞金として50万円が贈呈される。これは第1回から続く伝統である。なお、この番組のチャンピオンは、後継番組『TVチャンピオン2』の「CLUB CHAMPION」のメンバーとなり、挑戦者からの戦いに応じる。

また、競技VTRにおいては、ナレーターおよびレポーターを設置している。レポーターは競技の全てに帯同し、司会・実況・インタビュアーなどVTR上の全ての進行を一手に担っている。ナレーターは競技説明や選手紹介に留まらず、演出方面への役割も欠かせないものとなっている。

番組の選手権名になる傾向として、以前(2001年頃)までは、どちらかというと「アイスクリーム王選手権」「スナック菓子通選手権」「鉄道王選手権」等といった特定の分野(商品)の深い知識を問うもの(いわゆる”オタク度”)が多かったが、ここ近年は、リフォーム、料理、園芸等の創作技術を競ったり、人間の性格や技術の修正、ペットのしつけの腕を競う大会が中心になりつつある。ただ近年でも「漢字王選手権」や「小学生地理王選手権」「文具王選手権」等は継続して行なわれる大会である。しかしながら2002年以降はたとえ二回目の放送であっても「第二回●●選手権」などとはタイトルに付かなくなったかわりに、「●●選手権II」といったつけ方に変わっている。

また基本的に選手は一般視聴者限定であるが、2002年の「アイドル料理女王選手権」など芸能人参加者(ただし個人として)や芸能人限定の企画も何度か放送されている。

主な芸能人参加者

[編集] 「ブランド」としての番組

「TVチャンピオン出場」あるいは「現(元)チャンピオン」としての肩書きのもと、各方面で活躍している人は多い。職人選手権のチャンピオンが所属・展開する店が繁盛したり、また主にオタクを対象とした○○通選手権のチャンピオンがその知識を活かして書いた雑誌記事・ガイドブックが評判となったりすることもある。中には魚通・さかなクン(宮沢正之)やラーメン王・石神秀幸のようにテレビ等のメディアで活躍する人もいる。

[編集] 必要不可欠な「演出」

さまざまな駆け引きの中に見える緊迫感や、思わず笑ってしまうようなハプニングなどのバラエティ要素を、レポーターやナレーターによって伝えている。 また時に競技にて使われるユニークなルールも番組のアクセントになっている。このためそのジャンルの大会の優勝者(優勝経験者)が必ずしもチャンピオンになるとは限らない。

[編集] エンディングで行うチャンピオンの儀式

初代・「チャンピオンパネル(王者の肖像)」 ※番組上の正式な呼び名はない。
モノクロ加工されたチャンピオンの写真パネルが番組の最後に映し出される。
この写真パネルは放送後2,3ヶ月程度、映画館を模したスタジオセット(当時)の通路側に飾られる。
2代目・「チャンピオンシート(王者の椅子)」
1997年10月16日放送分から2002年3月28日放送分まで使用。
番組リニューアルで、エンディングに優勝者がスタジオに登場するようになってから導入される。
観客席の後方上段に椅子があり、観客席の間に設けられた通路を通って椅子に着座する。
2000年4月6日放送分からは「あなたにとって○○とは?」に対する優勝者のコメントとともに観客席が2つに割れ、椅子へと続く階段が現れる演出が追加された。なおこの場面になるとエンディングテーマ曲が流れるが、場合によってはヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」が流れる回もある。
3代目・「王者の岩」
2002年4月18日放送分から2005年5月19日放送分まで使用。チャンピオンはスタジオセットのメインの背景の火山に開けられたドアからセットの裏に回り、火山の頂上に登って「王者の岩」を持ち上げる。その瞬間にチャンピオンの背後に大量の炭ガスが噴射される。(火山が噴火するような演出と思われる。しかし炭ガスの量は2004年以降回を重ねるほどに少なくなっている)
なお、使われていた王者の岩は2種類あり、1つ目は2002年4月18日・25日の放送で使用されたが、5月2日放送分以降で使用された2つ目は1つ目よりもサイズが大きいものになった。
4代目その1・「勝利の王冠」
2005年5月26日放送「クレイアニメ王選手権」、同8月4日放送「第5回ダンボール王」で使用。司会の松本明子が優勝者に王冠を被せる儀式。
4代目その2・「チャンピオンカップ」
2005年6月16日放送「美しい日本語王選手権」から使用、カップの形は勝利の王冠と同じ。勝利の王冠同様、司会の松本明子が優勝者にチャンピオンカップを贈呈する。

最後に「あなたにとって○○とは?」と聞かれて優勝者が答えて終わる。また、2005年5月19日の放送以前には番組の最後のカットにも優勝者からの言葉があり、テロップには「TVチャンピオン(TV-Champion):明日は君がチャンピオン」が付いていた。初期は田中、東の司会者2人が優勝者のモノクロ写真をスタジオで貼り付けてエンディング、最後のカットはモノクロ写真のアップでテロップが入る。

[編集] シンボルキャラクター

初代
名前は不明。ギリシャ神話のヘラクレスをデフォルメした感じのキャラクターで、頭には月桂冠を、手には優勝カップを携えている。
2代目
名前を「ぴかいちくん」という緑色の生物。太い矢印に手足が生えたような形をしている。キャラクターデザインは島崎光広。1994年4月7日放送分から2002年3月28日まで使用された。
3代目
名前は不明。Vの字が刻まれた王者の岩を持ち上げているキャラクターである。キャラクターデザインは対比地一正+DATATA。2002年4月18日放送分から2005年5月19日放送分まで使用された。なお、2代目の「TVチャンピオン」タイトルロゴはこのキャラクターよりも1回=1週間早く(2002年4月11日放送分:アイドル料理女王)披露された。
(司会者・ゲストの名前を表示する際のワンポイントCGに使われることもあった。)

2005年5月26日の放送から2006年9月21日の放送分まで使用したのは3代目になる「TVチャンピオン」タイトルロゴ、この変更とともにシンボルキャラクターも廃止された。3代目のロゴおよび新オープニングCGはケネックジャパンのデザインによるもので。司会者やゲストの名前を表示する時にロゴのテレビと王冠の部分が一緒に表示する、ロゴの王冠にはローマ字の「TVチャンピオン」の文字が入っている。「TVチャンピオン2」の初回から通算4代目になるタイトルロゴへと変更している。

[編集] 主な競技

大食い選手権
第一回目から2002年3月21日に放送された『元祖!全国大食い選手権(後編)東海道五十三次食べまくり決戦』まで行なわれていた最も代表的な競技(現在の状況については、「番組が世間に与えた影響」の項を参照)。
お花屋さん選手権
全国の花屋の中から選抜されたフローリストフラワーデザイナーが花屋さんに必要不可欠な知識や仕入れなどを競ったり、フラワーアレンジメントやブーケの制作を競い合い、作業の素早さや丁寧さまたセンスの良し悪し等から最も優れた花屋を決める競技である。第一回目はフラワーアレンジメント選手権というネーミングでデザインを審査員が採点してチャンピオンが決まる競技形式をとっていたが回を増すごとに改良され、2003年1月23日に放送された第5回『お花屋さん選手権 百花繚乱!!二日間売り上げ決戦』では実際に街角で作品を販売、売り上げの多い者が優勝するという競技が行われた。
手先が器用選手権
その名の通り、一番手先が器用な人を決める競技である。初期の頃は、1円玉を立ててドミノを完成させたり、小さいサイコロをピラミッド状に積み上げたりする競技が多かったが、後期は決勝戦にプルプルラビリンスと呼ばれる、電流イライラ棒を小さくしたような装置を誰がいち早くクリアできるかを競っていた。余りにも競技の難易度が高かった為、2度の「チャンピオンなし」が発生。(後述)
コロコロからくり装置王選手権
ルーブ・ゴールドバーグ・マシンのことを番組内ではコロコロからくり装置と呼ぶ。ボールや水、木材や板金等を組み合わせ、人間の手で簡単にできる事を、わざわざ壮大な装置でやるという競技。例として、ミルクコーヒーをゴムの原理で動くスプーンで混ぜてカフェラテを作ったり、プリンを、ボウリングの球で角を潰して皿に盛るなどというものがある(輪ゴムクラフト王選手権の決勝ラウンドでも同じような競技が行われた。輪ゴムを利用したからくり装置である)。第一回から第三回まで、連続で「埼玉 板金職人チーム」が出場している。
プロモデラー王選手権
フィギュアジオラマ制作を専門とする人が集う競技。トップクラスの人材が参加し、神業的な作品を披露するため、視聴者の間では人気の高い競技である。特に歴代チャンピオン山田卓司と特撮も手がける名モデラー・寒河江弘が対戦した回は歴代屈指の名勝負として誉れ高い。
ダンボール王選手権
ダンボールを利用した作品で勝負する。2003年7月3日2004年6月10日の大会の第1ラウンドでは、ダンボールで出来たレーシングカーを造り、実際にレースをして勝敗を決めるという競技もあった。
甘味(女)王選手権
スウィーツや菓子に関する知識に自信のある甘党選手達が集う。男女混合の大会もあれば、女性選手限定の『甘味女王』大会もある。菓子の店名と名前を当てるクイズでは問題の菓子を完食してからでないと回答権が得られないため、菓子をできるだけ速く(そして美しく)口に入れる数々の技が生まれた。
もちつき王選手権
新年最初に行なわれる競技。日本全国から選りすぐりのもちつき名人や達人が集結し、もちつきの競争やもち料理等でチャンピオンを決める。奈良県奈良市和菓子店中谷堂が2005、2006年2連覇。
ペーパークラフト王選手権
ペーパークラフトによる技術でチャンピオンを決める。通常のペーパークラフトは小型の作品が一般的だが、決勝戦となると、高さ1メートル以上の壮大な作品を製作する事もある。
親子漢字王選手権
親子で、漢字による様々な知識を、問題などで競う。しかし、不正により放送中止となった回がある。(後述)
発泡スチロール王選手権
競技内容は、「ダンボール王選手権」とほぼ似ている。当番組では、発泡スチロールの事を「変幻自在の白い恋人」と異名を付けていた。
小学生IQ王選手権
クイズ番組ブームの中、開催された競技。大人でも首を傾げる程のなぞなぞやパズルの難問を選手達は難なく正解していった。
レゴブロック王選手権
世界的に有名なパズルブロック「レゴ」。これを利用した作品を多数手掛けた人達が集う競技である。第2回の大会の決勝ラウンドでは、レゴブロックの本場であるデンマークまで行き、そこに住んでいるデンマーク選手2名と対決した。この時の優勝トロフィーはレゴブロックで出来ていた。
ゆるキャラ日本一決定戦
全国のふるさとや名産品などをアピールするゆる~いキャラクターを略してゆるキャラと呼ぶ。その頂点を決める戦い。全国8ヶ所で地方予選が行われ、161人が参加した。そして審査の結果30人が全国大会に進んだ。全国大会では耐久レースやバトルロイヤルなどが行われた。
回転すし職人選手権
回転すしの職人がその技術を競った。特に早握り対決では、相手が握ったお寿司を食べて妨害する事が許された為、選手がなりふり構わずに相手の寿司を食い潰す姿が視聴者の笑いを誘った。
ドールハウス王選手権
色々な建物をモデルとして、どのドールハウスがよく出来ているかを競うのが基本的なルール。本物により近づけるように一点一点細かく作っている為、「手先が器用選手権」の選手並の器用さが必要とされる。
氷彫刻王選手権
氷のブロックを削って、作品を作る。美術的な作品も多く、「手先が器用選手権」のような、慎重かつ細かい作業で作られる彫刻もある。
アキバ王選手権
秋葉系ブームを受けて行われた、実際の秋葉系オタク達によるオタク知識を競う競技。
アニメキャラのセリフから作品名とキャラクター名を答え、声優本人からご褒美をもらう、秋葉原のディープスポットを巡り問題に答える、出場者自慢のお宝のオタク系審査員による採点、渋谷系ギャルやキャバクラ嬢等オタクとは縁遠い女性から抽選で当たった女性をファイナルまで残った出場者でそれぞれプロデュースし、巫女さん等オタク好みに変身させ、集まったオタクの前で披露し投票してもらう等でチャンピオンを決めた。
マグロ漁師王決定戦
青森県大間町を舞台にマグロの一本釣りで勝負。ルールは10日間で一番重いマグロを釣り上げた選手が優勝。一本勝負で行われる。なおこの選手権は2時間スペシャルとして放送された(TVチャンピオン2でも2時間スペシャルで放送)。
引越し屋さん選手権
家具を運ぶリレー競技やダンボール早作り対決などの競技が行われた。なおこの選手権は各企業3名の代表のチーム戦。松本サカイアークダックなどが出場した。
特殊メイク王選手権
特殊メイクアーティストJIROが神業のごとく、ゾンビや老化などの特殊メイクを施した。

また、「サンドアート王選手権」や「氷彫刻王選手権」などの決勝ラウンドで、会場付近の住民が、選手達に応援の差し入れを出す事がある。

[編集] 番組でのエピソード・珍事

チャンピオンが出なかった回
2001年8月23日に放送された「手先が器用選手権」黄 跟宝vs原口高陽vs樊 星涛、2003年11月27日に放送された「新・手先が器用選手権II」紀藤英智vs前田 中(まえだ・あたる)では、決勝の競技をクリアした人が現れなかったため「チャンピオンなし」という結果になった。
正誤判定ミス1
2004年7月29日放送「小学生なぞなぞIQ王選手権」の決勝ラウンドで、「重さの異なる偽物のコインをはかりを使って判別する問題」が出題された。この中である選手が出した答え(内容的には不正解)を、判定チームのミスにより(必ずしも確実に判別できる解法ではないにも関わらず)正解としてしまうことがあった。(詳しくは番組HP参照)結果的にこの選手のワンサイドゲームで決勝が終了したためか、後日事情が説明された際も大事には至らず、順位に影響は出ていない。なお、この選手は2004年11月の第2回大会でも優勝し2連覇を達成している。また、2005年5月5日の「親子なぞなぞIQ王選手権」では、彼の母と妹がペアを組んで出場、こちらもチャンピオンに輝いている。
正誤判定ミス2
2005年6月16日放送「なでしこ中高生 美しい日本語王選手権」の決勝ラウンドで、両者優勝にリーチをかけた場面で「わずかに明けた夜明けを何と呼ぶか?」という早押し問題が出題された。この問題に対し、最初に解答権を得た解答者が「曙」と答え不正解となり、その後もう一方の解答者が「東雲」と答えこれが正解、優勝となった。しかし、後日専門家の意見で「曙」でも不正解とは言い切れないことが判明したため、番組側は「曙」と答えた準優勝の選手に対して「優勝と同等の表彰を行う」とした(準優勝した選手のブログによると、優勝者と同額の賞金50万円が支払われたようである)。
やらせ?
2000年春に放送予定だった「親子漢字王選手権」で、あまりにも解答者の正解率が高いため製作者側の判断でわざと不正解させるという事件があった(おそらくラウンド順位の決定後に、不正解の画を取りたかった製作者サイドの意向が働いたものと思われる。そのため、一般的なやらせとは多少性質が異なると言える)。このことや収録が深夜に及んだことなどで選手側から抗議を受けた結果として、この回は収録はされたものの放送中止となってしまった。
選手権違いの問題?
「少年マンガ王選手権」において声を聴いて声優を当てる問題が出題されているが、アニメとマンガは似て非なる別物であり当然純粋にマンガのみの知識に長けている者には解からなくて当然の問題である。かつてアニメはテレビ漫画と呼ばれていた時代があり、その事により混同する者もいるのかもしれないが、これは明らかに製作サイドの凡ミスと云える。問題は「TARAKOさん」「キートン山田さん」と(両名はアニメ「ちびまる子ちゃん」の声優として登場、この作品の原作は少女漫画であり、この事でも選手権の趣旨から大きく外れた物となっている)アニメファンなら誰でも解かる問題であった。

[編集] 番組が世間に与えた影響

  • 大食い(フードファイト)を世に知らしめたのはこの番組の影響が大きい。番組の真似をして中学生が死亡する事故が起き、影響により『TVチャンピオン』での「大食い」シリーズ(BSジャパンの時差放送では「大食い」以外の別のシリーズに差し替え)とTBSテレビ系「フードバトルクラブ」の放送が打ち切られた。その後2005年4月11日に『TVチャンピオン』枠ではなく『月曜エンタぁテイメント』枠内で「元祖!大食い王決定戦」(「月曜エンタぁテイメント」としてではなく単発タイトルとして放送)として約3年間の沈黙を破り復活した。なお、同番組と後継番組では大食いを取り扱わないことになっている。(類似の企画として、「デカ盛り王選手権」を行っている。大量の食べ物を食べる競技も含まれるが、こちらも早食いはさせないことになっており、デカ盛りの店舗の知識などにも幅を広げて大食いを連想させないようにしている。)
  • 大改造!!劇的ビフォーアフター』(ABCテレビテレビ朝日系)に代表される、リフォーム番組ブームの元は、リフォーム王選手権がルーツである。
  • 和歌山ラーメンを全国区にさせたのは、ラーメン王選手権の特別編として1998年元日に放送された「日本一うまいラーメン決定戦!」がきっかけである。
  • 番組の最後で使われている「あなたにとって○○とは?」のフレーズについて歴史を辿ると、このフレーズが使われたシーンは1994年頃まで遡ることができる。今でこそ他局のトーク番組などでも使われることが多いこのフレーズが広まった背景には、番組の影響もあるといえそうである。
  • 1995年に放送された「中高生お菓子名人選手権」のチャンピオン・柳迫さやかが、後に森永乳業に入社。デザート製作に専念し、現在小売店などで販売の「とろふわプリン プティポ」を手掛けたことが話題となった(現在では、普通味のプリンや「抹茶味」の他に「いちご味」「キャラメル味」「ロイヤルミルクティー味」が販売されている)。
    • これに関連して、発売から半年経った2005年9月中旬ごろ、パッケージに“「TVチャンピオン」菓子作り名人になった私が作りました。”という文言を入れたところ売り上げが3ヶ月で60%近い伸びを示した、というエピソードが残っている。
  • 2005年9月15日放送のアキバ王選手権チャンピオン・寺尾幸紘が会長を務める「秋葉原研究会」(下の外部リンク参照)のメディア露出が増えたのは、アキバ王選手権がきっかけであると思われる(アキバ王選手権放送以降にメディア露出が増えている為)。他、ツンデレメイドアホ毛が世間に広まったのもここからと思える。

[編集] 一時期で終了した企画

スタジオゲストの優勝者予想
決勝が始まる前にスタジオのゲストが、残った選手の中から「誰が優勝するか?」を予想する企画。予想が的中すると視聴者1人に10万円分の商品券がプレゼントされる。
1995年4月6日から1996年9月19日まで放送。
「2本立て、3本立て」
「1ラウンド、または1時間弱」で決着がつく選手権を1回の放送で2つないし3つ放送するというもの。1ジャンルあたりのオンエア時間が短いこと以外、基本のフォーマットには変わりがなかった(ただし、選手の紹介ロケVTRがカットされる場合あり)。
1996年1月4日から5月2日の間に、合計5回・11ジャンルの選手権が放送された(1996年1月4日放送分のみ「3本立て」、それ以外は「2本立て」であった)。
「私にかかってきなさい!」
「マニアックすぎる技を持つ達人を紹介し、その対戦相手を募集する」のコンセプトのもとに、“奇人変人”な方々を紹介するロケコーナー。番組の冒頭10~15分、選手権本編からは先行して流れ、「ちくわ笛達人」「バブルリング達人」「けん玉達人」などが紹介された。出演者はアメリカザリガニパッション屋良
2005年9月29日から12月1日放送分の間に、合計8回放送された。

[編集] 出演者

[編集] スタジオMC

  • 田中義剛(1992年4月16日~2006年9月21日)
  • 松本明子(1992年4月16日~2000年3月30日、9月28日~2006年9月21日)
  • 大橋未歩(テレビ東京アナウンサー・2005年4月21日から進行役)
ほか毎週ゲストが1人(1組)出演する。
  • 東ちづる(1992年4月16日~1995年3月30日)
  • マルシア(2000年4月6日~9月28日/松本の産休時に代理司会を務めた)

[編集] ラウンドMC

以前は「レポーター」「ロケMC」など呼称がバラバラだったが、2005年5月26日放送分から「ラウンドMC」に統一された。これまで番組において、このラウンドMCを務めた芸能人は70人以上に及び、司会の田中義剛松本明子もまれにラウンドMCとしてロケに参加することがあった。(この項では、10回以上ロケに参加したラウンドMCを記録していく。)なお、MCが持っているマイクには毎回競技にちなんだデコレーションをされているが、しない場合もある。

  • 中村有志 - 番組1年目からMCとして起用され、現在までの出演回数は280回以上を数える。自分が出てない選手権にも詳しく、まさに「TVチャンピオンの生き字引」的存在。
  • デビット伊東 - 1997年頃までMCとして起用される。当時は中村有志とのツートップ的存在だった。第3回プロモデラー王選手権にて山田卓司のコメントに涙する場面が印象的。
  • 彦摩呂 - 番組初期から起用されている数少ない一人。大工王やラーメン王など看板企画を何度も担当しており実力は折り紙つきだが、ここ2年はグルメレポーター業が多忙のためか番組には出演していなかった。しかし最終回となった2006年9月21日の「小学生料理人選手権」で、2つの料理から1つを選ぶというグルメ番組とだまされて日本料理店で選手の作った料理を食べるという審査員役で登場した。ただしドッキリで呼んだため、TVチャンピオンの審査であることを知ったのは結果が出た後である。
  • 山崎まさやジョーダンズ) - 2002年頃から起用された。番組終了直前では一番起用頻度が多かった。
  • 松本明子 - 番組初期からスタジオ出演とともにたびたび起用されたが、1995年春のスタジオ司会昇格によりラウンドMCからは一線を退いた。大食い選手権は第5回まで松本がロケMCとして出演していた。TVチャンピオン2へ移行後は再びラウンドMCとして出演する事も多々ある。
  • 梶原しげる - 主に「コロコロからくり装置王」など、実況が必要となる選手権で起用されることが多い。
  • 石本武士ドロンズ石本) - 「やせさせ王」や海外ロケものなど、長期収録の選手権で起用されることが多い。
  • 辻よしなり - 「小学生料理名人」や「小学生IQなぞなぞ王」など、未成年限定の選手権で起用されることが多い。
  • ミスターちん - 主に「ケーキ職人」やリフォーム系選手権で起用されることが多い。こちらもレポーター業の多忙のためか、番組末期は出演していなかった。
  • 乱一世 - 番組初期を支えた一人。1997年頃から出演しなくなり、2002年の「アイドル料理名人」に起用されたのが最後である。
  • 佐藤正宏
  • 住田隆ビシバシステム
  • 斉木しげる
  • 木之元亮
  • つるの剛士

[編集] ナレーター

  • 田中信夫 選手の表情など
  • 関口伸 主にルール説明や、選手紹介、正解発表
2005年5月26日放送分から、両ナレーターの名前はエンディングでのスタッフテロップで表示されるようになった。以前はVTRの途中に表示されていた。

[編集] 関連書籍

放映された内容を元に、番組本としては次の3冊が刊行されている。

  • 大食い入門 ISBN 4-7897-0911-6 ソニーマガジンズ刊 1994年10月発行
    • 第1回~第4回頃までの選手や登場した店の紹介。
  • TVチャンピオンへの道!! ISBN 4-88718-370-4 データハウス刊 1997年7月発行
    • 番組で誕生した“通もの”チャンピオン20人にスポットを当て、選手権当時を振り返ったインタビュー等を掲載。また、チャンピオンおすすめの商品・スポットなどやコレクションの様子なども載っている。
  • TVチャンピオン 大食い選手権 ISBN 4-575-29349-0 双葉社刊 2002年3月発行
    • 当時の大食い選手権で活躍していた選手たちへのインタビューや大食い選手権の裏側、過去の大食い選手権の歴史等をまとめている。

この他、「ぴあ」との共同企画でパンや横浜中華街の本を出版するなど多数。

[編集] ネット局

[編集] 備考

  • TXN6局と独立U局4局は同時ネット(TXN6局のうち1~2局は不定期にローカルの特番・野球中継などが入る場合があり、別時間・日時で代替放送。)。
  • BSジャパンでは毎週日曜日19:30~20:54(JST)(当該時間帯にプロ野球中継がある場合は日曜日の昼間帯または土曜日に繰り上げて放送される)に、1年以上前の内容を地上波の放送順ではないが地上波の放送終了後も継続して放送している(兵庫県京都府の、テレビ大阪の視聴不可地域、テレビ北海道の視聴不可地域宗谷支庁根室支庁釧路支庁網走支庁の全域(一部でケーブルテレビを通じて視聴できる地域はある)と上川支庁留萌支庁の各一部、打ち切りになった山梨県(実際にはケーブルテレビを通じて、県内のほとんどの地域でテレビ東京を視聴している)と、沖縄県大東諸島先島諸島でも視聴できる)。
  • 海外でも、ハワイで、NGN(Nippon Golden Network。ケーブルTVの日本語専門チャンネル)が、約1年近く遅れの番組を、英語字幕付で放送しており(毎週現地時間水曜20:35~21:15 CMなし 日本で1回の放送を2回に分けて放送)、アメリカ本土やカナダなどでも、テレビジャパンを通じ、2005年10月から放送が開始されている(遅れ期間は不明)。
  • ネット局によっては、青森テレビや山陰放送など、編成の都合から1時間に編集して放送する局がある。
  • テレビ東京では2000年頃まで毎週金曜日の午後1時頃の時間帯に、再放送されていた時期があったがここ近年は放映されていない。
  • 佐賀県では、平野部の大部分でTVQが受信できるほか、その他の地域でもケーブルテレビを通じて、TVQを視聴している所も多い。

[編集] スタッフ

  • テーマ曲:ヘンデル「ハレルヤ」
  • 構成:藤岡俊幸
  • CG:ケネックジャパン(2005/5/26放送分から)
  • プロデューサー:永井宏明(テレビ東京)、斉藤勇(テレビ東京)/酒井英樹(零クリエイト)、久保和也(ホールマン)、新美信二(ホールマン)、安西義裕(GUTS)
  • チーフプロデューサー:多田暁(テレビ東京)
  • 製作著作:テレビ東京(TV TOKYO)

[編集] 歴代エンディングテーマ曲

[編集] 番組に関する豆知識

  • 『TVチャンピオン』の源流は、1980年代後半より同局の『日曜ビッグスペシャル』(後の『日曜ビッグバラエティ』)内で数回に亘って放送された大食い選手権にある。一般人が大食いという才能を存分に発揮したこの番組が、現在の『TVチャンピオン』の礎となった。『TVチャンピオン』の初回放送も大食い選手権だった。当時のナレーターは広川太一郎関口伸。広川は選手の表情をクールで淡々とした口調で語り、関口は紹介等の語りを担当した。この手法は、現在でも生かされている。
  • 日本テレビで放送されていた『EXテレビ』の「新番組ダービー」で、上岡龍太郎島田紳助が口を揃えて「この番組は1年と持たず終わるだろう」と発言していたが、予想とは裏腹に、1年どころか14年半も放送された長寿番組となった。2人は『マジカル頭脳パワー!!』についても同様の発言をして、後で謝っていた。
  • 物を作る競技の場合、最終決戦時の残り時間を示すデジタルカウンターは出場者の都合で収録中に止めることがある。
  • 現在番組で使われているゼッケンは布の上からシールを貼って作っているが、以前は布に直接レタリングして作られることが多かった。ある出場者の出演記によると、ゼッケン1枚を作るのに3万円かかったそうである。
  • コスプレ王選手権」の際、当初は他の選手権と同様の大判のゼッケンが用意されたが、衣装が見えなくなるとの配慮からか、この回だけは小型のハート型にフリルレースのついた名札に改められている。
  • 特撮関係の選手権になるとゼッケンにヒーローまたは悪役っぽいオプションのヒラヒラが付く。
  • ゼッケンは記念として貰えるため、チャンピオン以外でも元参加者が放送局を問わず他の番組で披露している姿が時折見受けられる。
  • ラウンドの紹介音はサイバーコップアイキャッチの音が使われていた。

[編集] 関連項目

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[編集] 番組の入れ替わり

テレビ東京 木曜19時台後半枠(1993年10月-2006年9月)
前番組 番組名 次番組
TVチャンピオン
テレビ東京 木曜20時台枠(1992年4月以降)
TVチャンピオン
他の言語


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