秘密結社鷹の爪
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『秘密結社 鷹の爪』(ひみつけっしゃ たかのつめ)は、蛙男商会による、Macromedia Flashで制作されたアニメ。
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[編集] 概要
THE FROGMAN SHOW放映用に製作された、蛙男商会の完全新作である。
菅井君と家族石と同じく、監督、作画、更には声優までもほとんどFROGMAN一人が手がけている。女性キャラクターや子供の声はホンマキョウコ(本間恭子)や高松えりな、荻堂れいかが担当する。第9話では、同じFROGMAN作品である『菅井君と家族石』と夢の競演をしたことがある。
2007年3月17日より、世界初となる全編Flash制作の劇場版映画『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE~総統は二度死ぬ~』が公開。詳細は、THE FROGMAN SHOW#劇場版の項を参照。
2008年5月31日(TOHOシネマズ六本木ヒルズのみ2008年5月24日)より、映画第2弾「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE2~私を愛した黒烏龍茶~」が公開された。副題には映画史上初めてネーミングライツが採用され、「黒烏龍茶」の名称は命名権を購入したサントリーの商品名に由来する。なお、1作目、2作目共に副題は映画『007シリーズ』の副題のパロディである。副題決定前の仮題は、主要キャラクターである吉田君の出身地に掛けて「島根より愛を込めて(仮名)」と「島根は鳥取の左側です(仮名)」だった。
制作者自らYouTubeにTV版第1話、第5話、第7話、第10話を投稿しており、動画へのリンクが作者の公式ホームページより張られている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] あらすじ
心優しい総統率いる、間抜けな悪の秘密結社「鷹の爪団」が世界征服を目指して様々な作戦を考えるものの、最後には、非常識で正義の味方とは名ばかりのヒーロー、デラックスファイターに倒されてしまう。
そんな日常を愉快に描いた脱力ギャグコメディ。
[編集] 主な登場キャラクター
[編集] 鷹の爪団
- 表向きはベンチャー企業と名乗っているが、正体は世界征服を企む秘密結社である。
- アジトは東京都千代田区麹町のとあるアパートで、団員はそこで共同生活をしている。THE FROGMAN SHOWの放映当時、この作品を製作したDLEの所在地が当時麹町だった(現在は四番町に移転)。アパートでありながら、大掛かりな怪人製造マシンが収まっている。
- 元々は「竜の爪団」という名前だったが、第一話のデラックスファイター襲撃で大打撃を受けたのを契機に組織を刷新、現在の名前となった。
- 総統
- 鷹の爪団の総統。55歳。間の抜けた所はあるが、吉田や博士よりはしっかりしている。人一倍臆病で涙もろいが、誰もが幸せに生きられる世界を作る為に世界征服を企む。本人が語るには世界征服に取り組んで23年とのことである。劇場版で離婚した妻と息子がいる事が明らかになった。味噌汁は薄味が好み。
- コピー機メーカーのアメリカ法人で働いていた際、納品にNASAへ出向いたところ、NASA職員にスペースシャトルに無理やり乗せられてキラー衛星を目撃してしまう。これをきっかけに「誰もが幸せに生きられる世界を作る為」と世界征服を目指すようになった。
- 前身組織「竜の爪団」(パイロット版では「蜘蛛の巣団」)をデラックスファイターによって壊滅させられ、その後組織名を鷹の爪団に改めて現在に至っている。
- この時、吉田とフィリップ以外の戦闘員を失っているが、これは総統曰く「死んだのではなく田舎に帰った」とのことで、彼らは最終話でいつの間にか再登場している。
- 総統のイメージは、チキチキマシン猛レースのブラック魔王だったと作者が公言している。[1]
- 吉田君
- 24歳。菅井君と家族石からの使い回しキャラクター。鷹の爪団の戦闘主任で、怪人製造マシン完成後は怪人製造の担当主任も務める。竜の爪団の頃から戦闘員教育係として組織に参加していた古参メンバーでもある、お母さん思いの青年。
- 第9話では、竜の爪団に入団する以前は国内最大手の鳩会社に就職していたと語っている。
- 島根県吉田村(現・同県雲南市)の出身で、この設定を活かし、島根県庁からは「しまねSuper大使」に任命された。
- 好きな食べ物はカレーライスとカツ丼で、中学時代はバスケットボール部に所属していたが背が低く、幼少時代から全く身長が変わっていない。
- 両手を鉤爪のような形にして体の前に出し、手首を上下に振りながら「た~か~の~つ~め~~」と呻く「鷹の爪ポーズ」の考案者であり、このポーズは作品を象徴するものになっている。
- H本を読む時、「お、お、お母さーん」「ミ、ミツコーっ」など、興奮して身近な女性の名前を叫ぶ癖がある。
- フィリップ
- 27歳。鷹の爪団の契約社員。吉田と同じく、菅井君と家族石からの使い回しキャラクター。島根から上京してきた。吉田に強制的に組織に入れられたらしい。元パンテラのボーカリスト、フィリップ(フィル)・アンセルモをモチーフにしたパロディキャラクターである。
- 頭を丸刈りにし、赤色のタンクトップを着用して、腕全体に入れ墨を彫り込んだ容姿で、常にファックサインを向けている。体つきがたくましく、一見頼りがいがある様に見えるが、性格は気弱で、マイクを使わないと話せない小心者である。しかし、少年時代は髪型をリーゼントにセットし、バイクを乗り回し破壊活動をする、体格や風貌に似合った典型的な不良であった。
- 総統が「夢のぞき機」でフィリップの夢を覗いた際、正義のヒーロー「デラックスフィリップ」になりたいという願望を知られてクビにされたが、第10話で総統と吉田を助け、再び鷹の爪団に戻った。
- 第4話で、4話製作の半年後の2006年10月20日に死ぬと予言される。その予言のとおり、劇場版で総統を救おうとしてフェンダーミラー将軍の老人化光線を浴び墓石になってしまった。その後、レオナルド博士の手により、スイッチ一つで幽霊になったり人間になったりする半霊半人にされてしまった。
- 大型スピーカーで増幅した絶叫をぶつけるデス声が特技。飛来するミサイルや刑務所の壁すら破壊するほどの威力があるが、総統の命令で、テレビ放映時には禁じ手にされていた。
- メンバーの中では最もまともな思考を持つが、組織の誰からも理解されていおらず、総統からは「ダメな奴は何をやってもダメ」と言われている。
- 劇場版一作目のラストで吉田がフィリップの死亡届を書いていたが、その名前が総統の生き別れた息子と同じ名前である事が判明する。
- レオナルド博士
- 40歳。誕生日は6月6日。鷹の爪団のマッドサイエンティスト。本名はレオナルド・デカ・ヴィンチで、レオナルド・ダ・ヴィンチの子孫。外見や行動はどう見てもクマだが、人間である。べらんめえ口調で口が悪く、鷹の爪団の中では最も凶暴で、見た目の事を言われると脊髄反射的に激怒し、襲い掛かる習性がある。
- 長年怪人製造の研究に携わり、低コストで容易な怪人開発を可能にした。また、機械や兵器の開発能力にも長けており、不法投棄されたゴミでロボットを作成したり、100円ショップで売っている材料だけで宇宙船を作ることが出来る天才。
- 外見と名前の元ネタはレオナルド熊で、博士が鷹の爪のポーズの後に「イシクラッ」と言うのは、レオナルド熊が一番長くコンビとして連れ添ってきた相方石倉三郎から取られている。
- 第9話で菅井家の5人に皮を剥がされた上に食材として食われてしまい、残骸が集まって再生したが、小さくなってしまった。劇場版ではいつの間にか元の姿に戻っている。
- レオナルド博士とキリン村のなかまたちにも起用され、登場している。
- タワーレコード渋谷店にて催されたトークショーでは、 博士を模した着ぐるみが披露された。
- 菩薩峠君
- 4歳。謎の超能力少年。人の身動きを取れなくしたり出来るが、実力は未知数である。左利き。
- 作者のブログによると、菩薩峠のモデルはオタマジャクシだという。
- 大きな目に紫の肌と、特徴のある顔をしている。言葉が未発達で、「パパ」など簡単な単語しか喋れない。
- 生物化学兵器としてフェンダーミラー将軍の生物化学研究所に監禁されていたが、そこへ忍びこんだ総統たちと出会い脱出、その後鷹の爪団の一員になる。
- 第10話で鷹の爪団員が機動隊に確保されている間に、フェンダーミラー将軍の部下の研究員に再び連れ去られ監禁されてしまうが、別室にて腕を拘束され捕まっていたデラックスファイターを助け、自力で脱出した。
- なぜか総統を「パパ」と呼んで慕っていたが、最終話で無事本物のパパとママに再会し、菩薩峠が母親似だったことが判明する。
- キミドリガメ(鷹の亀くん)
- 4話から登場。元々はただのミドリガメだったが、ある日突然黄緑色になってしまった、二本足で立つ謎の亀。
- 鷹の爪団はこの亀をテレビに紹介させ、関連グッズの売り上げや見物料を稼ぐと同時に知名度を全国的に広めることに成功した。
- 最終話で、吉田が菩薩峠に別れのプレゼントとして贈った。
[編集] デラックスファイター一家
- デラックスファイター
- 42歳。世界各国で活躍する正義の味方。金持ちのセレブで、全長が高層ビルを遥かに凌駕する豪邸に住んでいる。他のテレビアニメや特撮作品のヒーロー同様、人々に尊敬されている。
- 戦う相手の目の前に現れた瞬間、問答無用で必殺技デラックスボンバーを繰り出す。鷹の爪団はそれによりアジトが破壊されてしまうことを防ぐため、示談金交渉で事を終わらせようとしているが、貪欲な性格のため、デラックスファイターは提示された金額やプラズマテレビなどの特典に納得がいかない場合、デラックスボンバーで脅迫する事も厭わない。
- 非常に短気で、人が何か自分にとって嫌な言動をとると、たとえ子供や老人の場合でも撃つが、かなり世間の目を気にしており、日本の首相やアメリカの大統領等は絶対に撃たない。
- 戦闘中はもとより、日常生活においても必ず顔の一部を隠すヘルメットを着用しており、家族にも着用を強制している。入浴中以外はヘルメットをとることはないが、素顔を見せる事に抵抗はないらしく、鷹の爪団のメンバーと温泉に入浴した時、堂々と素顔を見せていた。このとき頭部の生え際が後退しているのが目撃されている。
- 声優の渡辺久美子から、関西ローカルのラジオ番組のケロロとギロロの地球侵略ラヂオ2007年12月1日放送の第87回放送分内で「なんとかマン」と言われてしまった事がある。
- 劇場版第2作目では、報道記者や民家人に偽ヒーローだと誤解されてしまい、デラックスカンパニーはMr.Aに乗っ取られ、デラックスボンバーまで打てなくなってしまった、その後島根で田舎生活していたが鷹の爪団が日本を救ったので、誤解は解け、デラックスカンパニーは元に戻った。
- 劇中で声がFROGMAN本人に最も近いキャラクターの一人。
- デラックスヨメ
- 36歳。デラックスファイターの嫁だが、遊興癖があり、家を空けていることが多い。講談社刊「蛙男商会の本」によると、フランス系ナイジェリア人で、モロッコ、カサブランカでデラックスファイターと出会ったらしい。
- デラックスドウター
- 16歳。デラックス夫妻の長女。デラックスボンバーを撃てる。
- 反抗期を迎え、ユニフォームを拒否するなどして父親に反発していたが、後に和解する。
- デラックスサン
- 12歳。デラックス夫妻の長男で、ドウターの弟にあたる。
- 周囲に無関心で常にテレビゲームに興じているが、最終回で正義に目覚め、鷹の爪団と共闘して父を救い出そうとする。
[編集] 鷹の爪団の怪人たち
- タンス男
- レオナルド博士の開発した怪人製造マシンで、実験的にタンスと男を合体させて作った怪人。タンスにした理由は博士曰く「男は引き出しが多いほうがいい」から。しかし、マシンは最初は非生物と生物の合体が上手く出来なかったため、外見は普通のタンスだが中身が一目見た総統が泣き出すほどグロテスクな姿となってしまう。その後牛男となってしまった吉田とフィリップを元に戻す際に分離の実験台に使ったが失敗、タンスからは分離したもののバイオハザードに出てきてもおかしくない位グロテスクな怪物になってしまった。
- 何故か、3話に登場する生物化学研究所も「同じような失敗をして」タンス男を作ってしまっている。
- 一度博士に倒されたもののその後も頻繁に登場し、古墳GALのコフィーにまで登場した。
- 牛男
- 総統が古代ギリシャにいたという怪物ミノタウロスから閃いた怪人。雄牛の様な強靭な肉体と、人間の高い知能を兼ね備えたパワフル且つインテリジェンスな怪人(総統談)を作ろうとした。
- 吉田はその素材として島根和牛を連れて来るが、フィリップと一緒に牛をマシンの中へ入れた時に魔が差した博士がマシンを起動してしまい吉田とフィリップと牛が合体した怪人になってしまう。その姿は胴が牛で頭部がフィリップの頭、尻尾の先に吉田の頭が付いているという物だった。その後元に戻すために分離を試みるが、吉田は元に戻ったもののフィリップと牛が入れ替わってしまった。
- ももちゃん
- 博士が最初に分離実験を行った怪人、分離ではなく縦に切断されている。
- SHIMAZAKI TOWSON
- 怪人製造の担当主任となった吉田と、レオナルド博士によって作られた怪人の一体。島崎藤村とローソンの看板が合体している。
- その姿は島崎藤村の頭の上にSHIMAZAKI TOWSONと書かれたローソンの看板が乗っているという物。実質的には背景として登場した為、能力や特徴などの詳細は不明。最終話に再登場したときは看板がモザイク処理されていたが、初登場時は普通に表示されていた。
- 吉田達はこの他にも幾つかの怪人を作ったが、全て総統に「どいつもこいつもガラクタばかりだな。」と言われてしまった。
- マーライオン怪人
- 正式な名前は不明。体は人間、頭はマーライオンという出で立ちをしている。前に立った人間に「マイナスイオン足りてる?」と言って口から水を吹きかける。
- 総統には他の怪人よりはマシに見えたようだが、前に立った為水を吹きかけられてしまい、これも没になった。
- 全天候型怪人 4WD男
- 吉田が4WDと人間を合体させて作った怪人。どんな悪条件でもタフに行動出来る怪人との事で、見た目は強そうに見える。
- しかし力任せに走り回る以外には何も出来ず、四つん這いになっていて、総統に「生き物として退化している。」と言われ失敗作となってしまった。
- FR男
- 吉田が作った怪人の一体。見た目はスーツを着たサラリーマン風の男。足だけで歩くのが売りだが、総統に「普通だ!」と突っ込まれてしまう。因みに下半身がない。結局この怪人も失敗作になってしまった。
- スチームボーイ
- 吉田が加湿器と人間を合体させて作った怪人。見た目は普通の男。
- 口から吐息のように水蒸気を吹きだして加湿する。吉田によると冬などに役立つらしい。結局これも失敗作になってしまった。
- バッタライダー
- 吉田がバッタとライダーを合体させて作った怪人。「子供向け番組に出てくるような怪人はいないのか?」と総統に言われた吉田が出してきた。
- 仮面ライダーに類似しているためなのか、覆面部分にはモザイクが掛けられている。総統にも「権利関係が面倒な怪人は却下じゃ。」と失敗作にされてしまった。
- 大空男
- 吉田が大空と男を合体させて作ったでっかい夢を背負っていそうな(総統談)怪人。これまでの怪人は大体がネガティブで短絡的で直情的で了見が狭いという問題があった為、吉田が高い志を持ち、物事を俯瞰で捉える事ができ、大きい心を持った怪人なら大きな仕事を成し遂げられるのでは?と思って作った。
- 期待通り商店街を活性化させたりと大きな仕事を成し遂げそうだったが、それを見込んだ辰巳コンツェルンの総裁・辰巳重郎太に引き抜かれ、鷹の爪団を去っていってしまった。
- カマイタチ
- 3話の時点での吉田の最新作。名前どおり鎌とイタチを合体させた物。しかし合成が上手く行かず、複数の固体が作られた。
- 中には釜を合成した物(しかも女装している)もいたが、結局どれも失敗作に終わった。
- ファンキーモンキーベイビーズ
- 6話で吉田が一匹七万円の猿と八王子とラップを合体させて作った怪人で三匹いる。すごくブレイクしそうな気がして作ったらしい。ラップが上手いが、総統は「怪人で何のブレイクを狙ったんだ?」「ラップが上手くても世界征服には何も関係ない。」と言って捨てさせてしまった。
- しかしその後大手レコード会社と契約してメジャーデビューしたらしく、9話で再登場した時には若者の間で大ブレイクしていた。総統は手離さなければ良かったと悔しがったものの、その時にはもう後の祭りであった。
- 植物人間 緑山祐一郎
- DVD収録のTV未放映エピソードに登場。これまでの怪人に食費などの維持費がかかり過ぎた為、食費のかからない光合成のみで生きていける怪人として作られた。
- 近所の空き地から抜いてきた雑草と人間を合体させて作られており、外見は緑色の肌をした人間。水と光と二酸化炭素さえあれば大丈夫だが、冬には枯れてしまうらしい。
- 元が草なだけに他の植物と会話でき、スーパーで店頭に並べられている野菜と喧嘩したりした。その後かつて自分が生えていた空き地で初恋の相手である草花と再会する。
[編集] 各話ゲスト
- その他のゲストキャラクター
- 辰巳重郎太
- 第3話に登場した辰巳コンツェルンの総裁。容姿は電脳戦士 土管くんの熊手川校長だが、別人である。
- 鷹の爪団が怪人製造マシンで作った怪人「大空男」を、商店街を活性化させた功績を見込んで、引き抜いていった。
- フェンダーミラー将軍
- 第3話より登場した某国の将軍。
- 総統とは違い、自分のためだけに世界征服を企てる悪役。
- 菩薩峠を誘拐した張本人で、最終話で鷹の爪団に成敗されるが、劇場版ではサイボーグとして復活し、自らのクローン数体と共に再び世界征服を企てようとする。
- 研究員
- 第3話より登場したフェンダーミラー将軍の部下で、その名の通り菩薩峠が監禁されていた生物化学研究所の研究員である。第10話では、児童福祉施設の職員に成りすまし再び菩薩峠君を誘拐した。
- 大家さん
- 鷹の爪団の住んでいるアパートの大家。劇場版にて、瀕死状態の総統に人工呼吸をする際、総統に惚れてしまった。
- 劇場版で正義に目覚め、鷹の爪団と共闘して世界を救おうとする。
- 水鳥先生
- 第7話に登場した美人の校長先生。実は、タンス男が化けた姿。
- 熊谷
- 第7話に登場したスクールバスの運転手。作者の過去作品「宇宙食堂味よし」「社長と私」からの使い回しキャラクター。
- 黒手形ドボルザーク
- 菅井家
- 第9話に登場した、島根県在住の5人の黒人家族。
- 吉田が東京の会社で働いていることを聞き30日以上歩いて東京へやってきた。
- 詳細は、菅井君と家族石を参照。
[編集] 博士の作り出したメカ
- 怪人製造マシン
- 博士が劇中で初めて作ったマシン第1号。中に入れたものを生物・非生物に関わらずとにかく合体させて怪人にしてしまう。
- 初期型は生物と非生物の合体が不可能、分離が不完全という事など欠陥があったが、改良された。
- 総統の指示により博士と吉田が前述の通りさまざまな怪人を作ったが、どれも使えずガラクタ怪人になった。
- 外見は兜の形をしている。
- 若返り・老化マシン
- 博士が「怪人製造マシン」の次に作ったマシン第2号。マシン中に入った生物の年齢を操作でき、その年齢になった場合の記憶や性格なども忠実に再現される。
- デラックスファイターが子供とお年寄りには手を出せないと勘違いした総統が、団員の年齢を操作して送り込もうとしたが、実際には、若い頃ヤンキーだったフィリップや年をとって認知症にかかった吉田を使いこなせず、失敗に終わった。
- 外見は若返りマシンはドラえもん、老化マシンはサザエさんの波平に似ており、若返り・老化に成功した際、マシンがそれぞれ「のび太~」、「カツオ~」と言う。
- 夢のぞき機
- 自分がどう思われているか不安になった総統が、団員たちの夢を覗くのに使った機械で、他人が寝ているとき、その夢に実際に入り込んで体験することができる。
- 不法投棄撃退合体ロボ ソダイ量産型
- 博士が総統の故郷に不法投棄された粗大ゴミから作った巨大ロボット。
- 材料が余ったらしく、無意味に670体量産された。
- なぜか操縦席が4つもあり、4人乗り込んでバラバラに操縦する必要がある。自動操縦モードもあるが、目を離すと勝手に胴上げを始めたり、股間に顔をうずめてしまうといった行動を取る。
- 最終話と劇場版第1作目にも登場しており、劇場版第1作目ではフェンダーミラー将軍のクローンに破壊されるが、3Dとなってパワーアップした。フェンダーミラーのクローンも倒したが、このパワーアップには大幅な予算がかかったという。
- 空中要塞 鷹の手
- 最終話と劇場版で登場した、鷹の爪団の最終兵器。
- 小さなプロペラ機の状態から、ボタンひとつで巨大な手をかたどった要塞に変形する。劇場版では変形シーンはない。
- デラックスボンバーを増幅する機能で、フェンダーミラー将軍のデスボール(デススター型の要塞)を粉砕した。
- 劇場版では復活したフェンダーミラー将軍のピースボールに粉々に粉砕されてしまうが、その兵器は何機か作られ、一部は実写になっている。
- 夜逃げマシーン
- 劇場版のみ登場。
- 大家さんから逃げる為にトラックを改造した。
- 出力を最大にすると。宇宙に飛んでしまう、しかし、大気圏突入は不可能である。
- 宇宙戦艦 鷹の船
- 夜逃げマシンと同様劇場版のみ登場の宇宙戦艦。
- 夜逃げマシンの状態から、ボタンひとつで巨大な宇宙戦艦に変形する。ミサイルやレーザー等を武装している。
- その強さは空中要塞鷹の手を超える。ただし、この状態では3分間しか持たず、3分後には自動的に夜逃げマシンに戻ってしまう。デザインは鷹の爪第1話に登場した「ドラゴンヘッド」がモチーフになっている
- 宇宙戦艦 鷹の船(NGデザイン)
- 劇場特報(30秒版)と未完成披露試写会(2007年2月17日開催)のみ登場。
- NGデザインとなった鷹の船のNGバージョンで、戦艦自体の前頭部分は「わが青春のアルカディア」に出ててきた宇宙海賊船アルカディア号に、後頭は宇宙戦艦ヤマトに似せられているほか、客車部分が銀河鉄道999に似せられている。
- スーパーセントウロボ
- 劇場版第2弾のみ登場。
- 新幹線よりも速く走り、ジェット機よりも速く飛び、葬儀屋よりも親切。すごいスーパーロボットだが、吉田君の聞き間違いで戦闘ロボが銭湯ロボにとして作られてしまった。
[編集] 各話タイトル
- 第1話「参上!鷹の爪団」
- 第2話「怪人製造マシン」
- 第3話「菩薩峠くん登場」
- 第4話「俺たちに明日はない」
- 第5話「夢で愛して」
- 第6話「ちょい悪ファイター」
- 第7話「愛を止めないで」
- 第8話「鷹の爪の休日」
- 第9話「さよなら博士」
- 第10話「クリスマス大作戦」(TV未放送)
- 第11話「ファイナルアタック前編」
- 第12話「ファイナルアタック後編」
[編集] 関連項目
- 蛙男商会
- DLE
- 東宝-劇場版続編の配給協力。
- THE FROGMAN SHOW
- FROGMAN
- 古墳GALのコフィー
- 蛙男商会のホラーナイト
- レオナルド博士とキリン村のなかまたち-日本トイザらスとDLEとの共同作品
- W51H - 公式サイトにて東貴博とコラボレーション企画。
- ヤマダ電機-総統と吉田が『ヤマダ電機LABI1なんば店』のCMに出演している。
- サントリー-鷹の爪のメンバー全員の出演する『カクタスX』という新商品のCMが制作さた。特設サイトでCMのNGシーンなども見られる。
- トイザらス-CMにレオナルド博士が出演。
- TOHOシネマズ-劇場内でのマナー(鉄の掟)として登場。
- ケロロ軍曹-何度かコラボレーションをした事がある。
[編集] 劇場版のみの見どころ
- バジェットゲージ・システム
- 後どれくらい予算が残っているかを示すシステム。お金のかかる3Dシーンなどがあるたびに急激に低下して資金難に陥ったことを示し、以降のシーンで突如品質が低下するといったジョークの伏線になる。プロダクト・プレイスメントで広告費が入るとゲージが上昇して資金繰りの回復を示すが、画面が宣伝用商品だらけになってしまう。
- 告白タイム
- 恋人同士で来た観客のためにが設けられたもので、この間に告白ができる。
- モチベーションゲージ・システム(未採用)
- スタッフのやる気を示す、モチベーションゲージの採用する予定だったが結局、未採用に終わった。
- リラックスタイム
- 劇場版第2弾に採用するのタイム。一人でもリラックスできるよう設けられた。
[編集] 脚注
- ^ FROGMAN氏(蛙男) スーパーロングインタビュー!、映画秘宝.com